2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧 - 関内関外日記

2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧

2月29日、雪。

気づいたら、すばらしいロードバイクには二ヶ月も乗っていないし、すばらしい写真機にも一ヶ月くらい触っていないような気がした。写真ブロガーとかいう人たちは、雪が降るというと雪を撮ることばかり考えるという。そんな人たちを見ならうわけではないが、…

パチンコ玉と発煙筒、女性自身のアナーキズムについて

ヤマザキ、天皇を撃て!―“皇居パチンコ事件”陳述書 (1972年)作者: 奥崎謙三出版社/メーカー: 三一書房発売日: 1972メディア: ?購入: 1人 この商品を含むブログを見る 僕のおじいさんはチッソの社員です - 関内関外日記(跡地) こないだちょっと奥崎のインタ…

鈴木邦男『新右翼 民族派の歴史と現在』を読む

新右翼―民族派の歴史と現在作者: 鈴木邦男出版社/メーカー: 彩流社発売日: 2005/04メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 18回この商品を含むブログ (4件) を見る 1990年の本である。ふと図書館で目に入ったので手にとってみたが、「現在」ではねえだろうな、…

エンドレスヘイト〜『朝日平吾の鬱屈』を読む

「早稲田大学中退、朝日平吾」 「ただの人間には興味がありません。この中に真の義人、真正の日本人、大正維新を実行すべき天命を有する青年志士がいたら、あたしのところに来なさい。以上」 上記は引用者の捏造(引用とは言わない)。朝日平吾の鬱屈 (双書Z…

昭和初期のシンプル・ライフ 飯塚友一郎『腰越帖』を読む

映画の帰り、伊勢佐木町の古本屋で目に入った『腰越帖』の三文字。俺は津西の育ちではあるが、腰越小学校とかいうところに通っていたこともあって、思わず手に取る。見返しを見ると源義経の「腰越状」らしき一瞬直筆かと思える筆文字あって、それならば興味…

カナリアを殺すな! 俺は、お前が大嫌いだ!

わたしは、ワタミ株式会社の社長であり、また数々の事業を展開されておられる渡邉美樹氏に対して、声を大にして言いたいことがあって、この場でひとつ、言いたいことを言わせてもらうつもりであります。 俺は、お前が大嫌いだ! ただ、これであります。みな…

昭和四年の【人生をかけている】男たち 「近代犯罪科学月報 第一報」を読む

俺は古い本や雑誌が好きだ。戦中、戦前の本や雑誌だ。とはいえ蒐集家というわけでもなく、なんとなく古本屋で数百円で安売りされているのを見ると手にとってしまうというていどだ。それで、だいたい買ったことに満足して、パラパラとめくって当時の広告など…

おれの昭和史と『〈民主〉と〈愛国〉』

考えてみれば、「戦後」とは、現代の人びとがもっとも知らない時代の一つである。なぜ知らないのかといえば、「もうわかってる」と、安易に考えすぎているからだろう。 ―「あとがき」より 〈民主〉と〈愛国〉―戦後日本のナショナリズムと公共性作者: 小熊英…

ひーちゃんと恵方巻

100円ローソンでくそ長いコロンを買った。恵方巻のかぶりつき便乗品の売れ残りだ。こんなものまでかぶりつけという。 ……と、いかにも作られた風習であるところの恵方巻とかいうものに冷淡な気持ちにもなってしまうわけだが、ちょっとこないだ「金元寿子×イカ…

人間的と非人間的、あるいは極刑の極みについて

大月被告は最高裁に統計が残る66年以降、犯行時の年齢が最も若い死刑確定者になるとみられる。第一小法廷は「犯行時少年だったことなどを十分考慮しても、死刑はやむを得ない」と言及。判決を踏まえ、少年による凶悪犯罪の裁判では、犯行時の年齢や立ち直…

チェコの手袋

この冬がはじまってしばらくしたころ、ろくに使える手袋がないことに気づいた。そこでおれはチェコ軍のデッドストックだかという革の手袋を買ったのだった。 おれは動物愛護団体がなんと言おうと革製品が好きだ。冬にはお気に入りの羊革のコート2着を順繰り…

映画『天皇ごっこ 見沢知廉・たった一人の革命』を観た

http://www.tenno-gokko.com/ http://www.jackandbetty.net/tenno-gokko.html おれが見沢知廉を知ったのはすばらしいクソ雑誌『GON!』誌上か、別冊宝島の刑務所もののいずれかだったと思う。『GON!』誌上では、粛清事件の被害者を埋めた現場でヌードダンサー…

君は国民歌『緑の山河』を知っているか?

小熊英二の『<民主>と<愛国>』という分厚い本を読んでいて、戦後直後のマルクス主義、革新系における「民族」主義みたいな話があって、その例として、日教組が公募して作った国民歌『緑の山河』が紹介されていた。歌詞は以下の通りである。 戦争超えて …

「うつ」誘発、たんぱく質? エピジェネティクスってなんぞね?

愛知県心身障害者コロニー発達障害研究所(春日井市)は、体内のたんぱく質の一種に、恐怖や不安の増幅、ストレスによる活動低下など、うつ症状を誘発する働きがあることを突き止めた。 http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20120217-OYT1T00116.htm とか…

女性にNTR趣味ありやなしや

wikipedia:寝取られ NTRとは (ネトラレとは) [単語記事] - ニコニコ大百科 俺にはいわゆる寝取られ願望、寝取られ趣味、寝取られ嗜好がある。いっぱしのNTR者と自覚している。それが、あまりにも強いため、進んでNTR物質を摂取しないように自制させているく…

基本知識なくても本読むよ〜『日本人は思想したか』

日本人は思想したか (新潮文庫)作者: 吉本隆明,中沢新一,梅原猛出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1998/12メディア: 文庫 クリック: 4回この商品を含むブログ (23件) を見る 借りて読んだのはハードカバー版。目次パラパラめくってここのところの日本の起源っ…

インターネットにはゴミが少なすぎる

人生とは何ぞやということは、かつて哲学史上の主題であった。そしてそれに対する種々の解答が、いわゆる大哲学者らによって提出された。 大杉栄 ―1920年『労働運動』六月号掲載 以下同 昨夜はひさしぶりにスリープスプリント、すなわち睡眠時無呼吸症候群者…

もう時間がないから俺は最強で無敵にならなければならない

1月も早々に年度末がはじまってしまって意外な気がした。去年は3月の大地震もあってあいまいになってしまったが、それほど忙しくなかった。妙な話ではある。どこか自分の知らないところで同業他社が死んでこちらに仕事が流れてきているのか。しかし、いずれ…

フライパンを買いに来るお客様に子供靴をお買い上げいただく方法

ei perustu tositapahtumiin あれは、僕がとある鉄道系の百貨店に勤めはじめて三ヶ月くらい経ったころのことだ。研修もひととおり終えて、たまに鏡にうつる自分を見れば、ちょっとはデパート店員らしくもあり、それがなぜかすこし面映く感じはじめたころだ。…

神経伝達物質から金を取るのは許されるのか?

10万も20万も支払ってる人は、もはや「面白さ」ではなく「錯誤」や「射幸性」にお金を払っています。 モバイルSNSゲームが儲かる本当の理由。かーずSPはなぜ15万もつぎ込んだのか? - Togetter おれはいま、抗うつ剤であるとかロングやショートの抗不安剤…

『柳田国男論・丸山真男論』を読んだのこと

柳田国男論・丸山真男論 (ちくま学芸文庫)作者: 吉本隆明出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2001/09メディア: 文庫 クリック: 11回この商品を含むブログ (14件) を見る●例によってこのところの日本の起源論的な興味から手に取った。 ●じつはきのうだらだら感…

『単一民族神話の起源<日本人>の自画像の系譜』を読んで

単一民族神話の起源―「日本人」の自画像の系譜作者: 小熊英二出版社/メーカー: 新曜社発売日: 1995/07/01メディア: ハードカバー購入: 9人 クリック: 103回この商品を含むブログ (91件) を見る 大日本帝国は単一民族の国家でもなく、民族主義の国でもない。…

襲名アルヒーフ、あるいは消えた三遊亭楽太郎の謎について

中村勘太郎改め六代目中村勘九郎襲名披露の「二月大歌舞伎」が2日、東京・新橋演舞場で初日を迎えた。 勘九郎 亡き祖父・芝翫さんに誓う「芸道に努力、精進」― スポニチ Sponichi Annex 芸能 ●この話題をワイドショーで見て思い浮かんだことなど。灰皿テキ…

2012冬・このごろのアニメのことなど覚書

●『偽物語』はすごい見てる。前作『化物語』はなんかとっつきにくい感じがして一話で切っていたのを、そのあとたまたま最終回だけ見てモロハマりした。原作は知らない。あと俺は斎藤千和さんびいきなので。 ●『モーレツ宇宙海賊』はいまのところ二話まで見て…

世界のおもしろ政党名探してみた

http://sankei.jp.msn.com/world/news/120202/kor12020219330005-n1.htm 韓国の与党ハンナラ党は2日、党名を「セヌリ(新しい国、新しい世の中)党」に改めた。 この記事を読んで、「あれ、アメリカの政党だって共和党だの民主党だの訳すのに、韓国の政党は…

僕のおじいさんはチッソの社員です

2012-01-30 ●こちらを読んでいろいろ考えたこと。……のつもりだったけど、だんだんと内容が逸れていっていつもの話になるので、読む必要はないです。 ●整理つかず、矛盾も多くてどう接続していいかわからないので箇条書き。 ●ついこないだ『健康帝国ナチス』…