今回は、テニス選手ラケットを大事にしないのはなぜ?破壊する理由を調査!と題してお届けします。
2022年の「全仏オープン」で、イリーナ・ベグ選手(ルーマニア)が、自身のプレーへの苛立ちからベンチへ投げつけたラケットが観客の子供を直撃するという衝撃的なニュースが有りました。
これまでの試合で、何度か観てきたテニス選手によるラケットの投げつけ。
あまり気持ちの良いものではなく、その上危険な行為ですね。
では、テニス選手はなぜラケットを大事にしないのか?
ラケットを破壊する理由について調査していきます。
テニス選手がラケットを大事にしないのはなぜ?
ラケット叩きつけはジョコビッチ時々やる。 pic.twitter.com/NVkzz3YoyG
— Nobuko (@madameHERMES) September 12, 2021
ここでは、テニス選手ラケットを大事にしないのはなぜ?と題してお届けしていきます。
過去にも何度も観た、テニス選手のラケット破壊の瞬間。
ラケットを大事にしないのは、なぜなのでしょうか?
テニス選手はなぜラケットを大事にしないのか?
「なぜラケットを大事にしないのか?」このように書くと少し語弊がありますね。
トップ選手になればなるほど、ラケットのみならず、ウェアやシューズに至るまで、道具を大事にしない選手はいないはずです。
特にラケットは、スポンサーであるスポーツメーカーの開発担当者との綿密な打ち合わせを繰り返し、改良を重ねた最高のものを使用している、その上自分の手となる一番大切な道具です。
ラケットの重さ、ガットの張り具合まで、繊細な調整によって出来上がったものを大事にしないはずは無いですね。
決して肯定はできませんが、私たちは試合中に怒りに任せてラケットを叩きつける選手のその瞬間しか観ておらず、ここに至るまでの選手とラケットの関わり方を見れていないことを少し考慮する必要があるように思います。
SNSの声は?
早朝だから言うけど
テニスラケットを破壊するのを肯定や擁護する人。それはめずらしいことではなくストレス云々で、、と色んな人がツイートしてるけど、そもそもペナルティがあることを普通だと言うのか?もしこれが是だと言うなら、自分の子供に是の理由を説明できるの?できないよね。
知らんけど
— セブ二キ (@slot777slot777_) July 10, 2023
テニス🎾って、ラケット叩きつけたりストレス発散するのに道具に八つ当たりする選手多いけど。
仕方ないって捉え方が多いけど、他の種目で見たことがあまりなくて。
なぜテニスだけで起こり得るんだろう?🤔— ゆう/コトトロ@6/4.5福岡らぶフェス参戦! (@maybe_he_will) May 27, 2022
道具とか大事にする人やから、スポーツやったらバットとかグローブとか投げたり、ラケット叩きつけたりとか。稀に動画で見るのは楽器投げたり足蹴にしたりとか。それ、あんたの商売道具ちゃうんかいな?って物凄く不快。1番嫌いな人間は某エセ日本人テニスプレーヤーです。
— まりるり@もはや職場が家 (@ameri_gorgeous) March 3, 2022
SNSでの反応を見ていると、競技の特性上、ある程度は理解できるという意見や、全く理解できず不快な気持ちになるという全く逆の意見もあり、見方としては半々という感じでした。
次では、このあたりの声についてもう少し掘り下げていきたいと思います。
テニス選手がラケットを破壊する理由を調査
テニスやってた奴にラケット叩きつけたり折ったりするあの行動と態度が嫌いって言うたら、それくらい感情的になるスポーツなんや!って言われたけど錦織も大坂も道具を大切にしないから応援しない。ほら見ろこんなことなるやんけ!子どもが見れるねん!正当化すんな! pic.twitter.com/J8bGX4HiO5
— TJ (@protsumi) May 27, 2022
ここでは、テニス選手がラケットを破壊する理由を調査していきます。
先程、SNSで色々な意見が出ていたテニス選手のラケットの破壊。
その理由を調査していきます。
テニス選手によるラケットの破壊の理由は?
一番の理由としては「個人競技ゆえ」との理由とする意見が多いようです。
- 集団競技と違い、チームメートとコミュニケーションを取る事ができない
- ベンチには誰もおらず、基本的にスタンドにいるコーチと革する機会も無い
- 感情のはけ口となるのが、唯一ラケットだけ
常に、一人で自分との戦い、試合中のプレッシャーや、ストレスのコントロールがしにくい事が原因のようです。
全く褒められた行為では無いのですが、ラケットを破壊した後のプレー・パフォーマンスにも選手により様々な影響があるようです。
- マレー選手のように、ラケットやベンチを破壊するほどキレて、集中力を高めるタイプ
- ワウリンカ選手のように、ラケットを折ってキレてしまうと、集中力が戻らないタイプ
このように、ラケットを破壊した後のプレーへの影響に差はありますが、試合中のストレスのコントロールができなくなり、ついラケットにあたってしまうようです。
他には、テニスというスポーツの過酷さが挙げられます。
- 相手の動き、試合の展開、体力の温存、全てを瞬時に一人で判断する
- 6ゲーム先取を3セット取るまで行う試合時間の長さ(5時間超えもある)
- スタミナの消耗で、集中力が切れやすい
- プレーでのミス、観客のガヤ、暑さ
- 海外ツアーでの、慣れない食事・環境・言葉など
- 監督やチームメイトが、近くにいない孤独感
バドミントン・卓球・野球・サッカーなど、他のスポーツと比較しても、個人に掛かる負担の大きさは計り知れないものがあります。
だからといって、許される行為ではありませんが、このような理由があるということを少しご理解ください。
テニス選手によるラケットの破壊は無くせるか?
結論から言うと、出来上がった競技の特性上、現時点では難しそうです。
- 試合時間を短くする
- 罰金の金額を上げる
- コートを屋内にする
- コーチをコート内に入れる
ラケットの破壊を無くす為の策として、これらが挙げられます。
ですが、
- 時間を短くして楽になると、メンタル面での戦いが無くなり面白くない
- 罰金の金額を上げても「払えば破壊してもいい」との考えになる
- コートを屋内にするとコスト面で難しい
このような結果となりかなり難しいですね。
出来そうなのは、コーチをコートに入れることですが、もしかすると逆に集中力が掛けてしまう選手が多くなるかもわかりません。
テニス選手によるラケットの破壊へのペナルティは?
ラケットの破壊などに対しては、各大会毎の規定があります。
マナーの悪い選手は、コードバイオレーションとして罰金を支払うという決まりがあるんですね。
トッププロの場合には、ポイントやゲームを失うだけでなく、150万円以上の罰金を支払わされることもあります。
大会での規定の他に、スポンサーとの契約もあります。
錦織選手は、スポンサー料として年間2億5000万円で契約をしているといわれていますが、ラケット破壊等の場合、10%の違約金が発生するとのことです。
商品のイメージを大切にしているスポンサーにとって、ラケットの破壊はネガティブなイメージを与える為、違約金を指定しているようです。
まとめ
アルトマイヤーがイライラしてます😅ラケット叩きつけは初めて見たかも? pic.twitter.com/NjlE6x7rtb
— 杏子(kyoko) (@shapo_fan) August 24, 2020
今回は、テニス選手ラケットを大事にしないのはなぜ?破壊する理由を調査!と題してお届けしてきましたがいかがでしたか?
テニス選手は、ラケットを大事にしていないのではなく、大事にしているということをご説明しました。
また、テニス選手が、ラケットを破壊する理由を調査しましたが、テニスというスポーツが「個人競技であるがゆえ」、常に、一人で自分との戦い、試合中のプレッシャーや、ストレスのコントロールがしにくい事が原因だということもわかりました。
ラケットを破壊する行為は、褒められるものでは無いですが、今回の内容を少し頭に入れて頂いて観戦して頂けると、少し違う見方をしてもらえるかもわかりません。