TOEICテスト英文法プラチナ講義はTOEIC初心者から中級者に非常に有効な英文法参考書です。
この記事では以下のような内容を紹介していきます。
- TOEICテスト英文法プラチナ講義の特徴
- TOEICテスト英文法プラチナ講義の内容
- TOEICテスト英文法プラチナ講義の評判
- TOEICテスト英文法プラチナ講義の勉強法
- TOEICテスト英文法プラチナ講義を読んだ感想
- TOEICテスト英文法プラチナ講義の次に解くべき問題集
- TOEIC初心者から中級者で英文法の参考書を探している人
- TOEICテスト英文法プラチナ講義の購入を検討している人
- TOEICテスト英文法プラチナ講義の内容や評判などを知りたい人
TOEICテスト英文法プラチナ講義の概要
TOEICテスト英文法プラチナ講義とは
TOEICテスト英文法プラチナ講義とは、TOEIC初心者から中級者向けに作られたTOEIC英文法の参考書です。
具体的には後で説明しますが、初心者向けに文法用語などが少なく、講義形式でわかりやすいのが特徴です。また、TOEICに必要な文法項目に絞ってあるので、無駄がありません。
ただわかりやすいだけでなく、重要なところはしっかり深掘りしているので、TOEIC700点レベルくらいの中級者にも効果があるはずです。
TOEICの文法参考書には「文法特急」など有名なものが多いですが、それに負けないくらいプラチナ講義は優れています。
TOEICテスト英文法プラチナ講義の著者
TOEICテスト英文法プラチナ講義の著者はTOEIC満点講師の濱崎潤之輔さん、通称HUMMERさんです。
TOEICを毎回受験して満点を70回以上取得している超実力派で、NHKラジオの「ラジオ英会話」や「入門ビジネス英語」にも連載を持っています。
また、TOEICテスト英文法プラチナ講義の他にもTOEIC参考書を数多く執筆していて、乗りに乗っているTOEIC講師です。
TOEICテスト英文法プラチナ講義の内容
TOEICテスト英文法プラチナ講義の内容を説明していきます。
テーマごとに分かれた全8Chapter
TOEICテスト英文法プラチナ講義は全8Chapterに分かれています。
Chapterごとにテーマがありますが、全てTOEICのスコアアップに直結する内容になっています。主に扱う文法項目は名詞と動詞に関連する項目ですが、仮定法や分詞構文なども丁寧に解説してあります。
Chapter0「はじめに頭に入れておくこと」の内容は、TOEIC初心者~中級者には必見です。Chapter0は短いChapterですが、TOEICリーディングをする際の心構えについて書いてあるので、非常に重要です。
各Chapterにあるプラチナセンテンスが秀逸!
Chapter0以外の各Chapterにはプラチナセンテンスと呼ばれる英文があります。
プラチナセンテンスとは、各Chapterで学んだことがふんだんに盛り込まれた英文で、暗記することが推奨されています。
なぜプラチナセンテンスを暗記するのが良いかというと、使われているボキャブラリーやプラチナセンテンスそのものが、TOEICに頻出するからです。つまり覚えるだけで、スコアアップにダイレクトにつながるのです。
プラチナセンテンスはジャパンタイムズ公式サイトでシリアルコードを調べた上で、audiobook.jpというサイトで無料で音声ダウンロードできます。
音声を聞いたり、書籍で見たり、口ずさんだりして、プラチナセンテンスを覚えましょう。
なお、audiobook.jpでダウンロードするには無料会員登録が必要です。
章末チェックでChapterの内容を確認
Chapterの最後に章末チェック問題が載っています。Chapterの内容を覚えていれば、解ける問題がほとんどです。
TOEICテスト英文法プラチナ講義の特徴
TOEICテスト英文法プラチナ講義の特徴について説明していきます。
文法だけでなくリーディング全体に効果がある
上で軽く説明しましたが、Chapter0に書いてあるリーディングの際の姿勢、つまり「英語の文をカタマリで捉える」と「飾りを取り除いてみる」ことは、文法問題だけでなくパート7の長文問題などでも大切です。
まず、英文を単語単位で捉えているとどうしても単語の意味に引きずられて、英文の意味が把握できません。木を見て森を見ずになってしまうわけです。その点、英文の中を機能別に区切ってカタマリにして読むと英文が正確に速く読むことができます。
また「飾りを取り除く」=余計な修飾語句を取り除いてみることで、主語・述語・目的語・補語などの英文の骨格が簡単に見えるようになります。
英文の骨格が見えれば、英文の意味もイメージしやすくなり、リーディングにも好影響が出るというわけです。
講義形式で理解しやすい
TOEICテスト英文法プラチナ講義は、基本的に講義形式で進んでいくので理解が進みます。
英文法は暗記事項と理論で覚える項目とで分かれますが、理論で覚えられるところは理論で覚えた方が丸暗記より長期間記憶できますし、何より覚えるのが簡単です。
講義形式だと、文法を理論的に覚えることができるので、初心者でも文法を覚えるのが苦にならないはずです。
最低限の文法用語しか使われていない
TOEICテスト英文法プラチナ講義では最低限の文法用語しか使われていません。
使うとしても、中学で学ぶような英文法の用語ばかりですので、TOEIC初心者でもわかるはずです。
文法問題だけでなく語彙問題にも役立つ
Chapter7は「語彙問題で狙われる語句」を扱っています。
TOEICテストでは文法力と同じくらい語彙力が重要です。そこでTOEICテスト英文法プラチナ講義のChapter7では、TOEIC語彙問題頻出語彙を200語と、それぞれの語句にプラチナセンテンスを付けて、解説しています。
これだけで語彙問題が完璧になるわけではないのですが、語彙問題が苦手な人には非常に有効な内容です。
TOEICテスト英文法プラチナ講義の評判
Twitterでの評判
まず、Twitterでの評判です。
評価は高いようです。
Amazonでのレビュー
続いて、Amazonでのレビューを紹介します。
中学に学んだ文法も解くための必須スキルです、しかし、今から中学の教科書を読み確認するのは時間のムダまた丸暗記で覚えただけで、疑問に思っていた事が解説されていて、より深く理解できます。
公式問題集よりも丁寧な解説が付いた、最新問題に対応した参考書です。
文法は基礎となるものですから、しっかりと理解するためにはとても役に立ちます。
公式問題集で十分という人なら、解説が冗長に感じるかもしれません。
今更中学の事を学び直すと言うより、基礎がしっかり出来ているか確認するぐらいのつもりで学べる、丁寧な解説の参考書です。
Amazonより
TOEICで点数をアップさせるための英文法のポイントが書かれていたと思います。
説明もわかりやすいです。
ただ、英語初心者がよんだ場合は内容が理解できないと思います。
おそらくTOEIC450点ぐらいの方ならなんとか読みすすめることができるのではないかと思いました。
TOEIC700点ぐらいの方が文法の再確認をするための教材として手軽に使えます。
最後のパート7では語彙問題で狙われる語句がまとめてあるので、これだけさっくり覚えても役立ちます。
また、一生懸命やれば2週間程度で終わらせることができる本です。
手軽に息抜きの教材としてもいいかもしれません。
Amazonより
総じて、評価は高いようです。
TOEICテスト英文法プラチナ講義のおすすめ勉強法
TOEICテスト英文法プラチナ講義のおすすめ勉強法を説明していきます。
中学英文法は前提として覚えておく
TOEIC初心者から読めるTOEICテスト英文法プラチナ講義ですが、さすがに中学英文法の知識は必要です。
もし中学英文法が怪しいという場合は、次の参考書を読んでみてください。HUMMERさんが書いた参考書です。
この1冊を覚えれば、TOEICテスト英文法プラチナ講義も理解しやすくなります。
Chapter0から勉強する
当然と言えば当然ですが、Chapter0から順に勉強するのがおすすめです。
なぜかというと、Chapter0にはリーディングの基本が書いてあるので、その後のChapterの英文を読む際に役立つからです。Chapter0の方法で以降のChapterもリーディングしていくようにしましょう。
そうすれば、TOEICテスト英文法プラチナ講義を読み終える頃には、文法の力だけでなくリーディング力も身に付いているはずです。
プラチナセンテンスはしっかり覚える
各章にあるプラチナセンテンスは暗記してしまうのがおすすめです。
プラチナセンテンスを暗記するだけで正解できるようになる文法問題がTOEICでは出題されますし、プラチナセンテンスで使われているボキャブラリーもTOEICでは必須のものばかりだからです。
また、TOEICとは関係ありませんが、プラチナセンテンスを覚えるとライティングの力も付きます。TOEICのスコアが最終目標という人には関係ありませんが、ほとんどの人はTOEICで学んだことを実務で活用することが目標だと思います。
ライティングの力は実務では必要になる場合が多いと思いますので、ぜひこの機会に身に付けておきましょう。
TOEICテスト英文法プラチナ講義を読んだ感想
結論から言うと、TOEICテスト英文法プラチナ講義はTOEICテスト対策に非常に役に立つ文法参考書だと思います。
その理由として、TOEICに頻出の文法項目を重点的におさえてあることが一つ。
また、文法だけでなく、リーディングの力も身に付くこともおすすめできる理由の一つです。
プラチナセンテンスも、暗記さえしてしまえばリスニング・リーディング・ライティングなどあらゆる分野の基礎力になります。
もちろん、デメリットがないわけではありません。
主なデメリットは、
- 掲載されている問題数が少なめ
- 内容はわかりやすいが、難易度が易しめ
- 語彙問題対策もあるが、これだけでは足りない
などです。
しかし、そうしたデメリットは他に問題集を解くなどして解消できます。TOEIC初心者から700点くらいの人にとって、TOEICテスト英文法プラチナ講義は目標スコアを突破するブレークスルーのきっかけになる可能性が高いと思います。
TOEICテスト英文法プラチナ講義の次に解くべき問題集
TOEICテスト英文法プラチナ講義の次に読むべき文法参考書を一冊紹介します。
TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問
TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問はTOEIC文法問題が1049問載っているボリュームたっぷりの問題集です。英文法プラチナ講義の問題数の少なさをカバーするさらに難易度の高い問題が載っています。
また、TOEICテスト英文法プラチナ講義では扱われなかった分野の問題も載っているので、TOEICテストでどんな文法項目を問われても正答できる文法力が付きます。
TOEICテスト英文法プラチナ講義の次につなげるべき問題集です。
TOEICテスト英文法プラチナ講義で英語力を伸ばそう
TOEICテスト英文法プラチナ講義をここまで紹介してきました。
TOEICテスト英文法プラチナ講義は、英文法の力だけでなく、リーディングなどにも応用できる力が付く参考書です。
自信を持っておすすめします。