【一分の隙無し】2024J1リーグ 第23節 サガン鳥栖(A) レビュー | BB blog

【一分の隙無し】2024J1リーグ 第23節 サガン鳥栖(A) レビュー

レビュー

苦手駅スタで、付け入る隙を見せず、完勝。
好調鳥栖を相手にシーズンダブル達成。
リーグ2位に浮上。三冠達成時の勢いが出てきた。

試合結果

スコア

G大阪vs鳥栖
20
1前半0
1後半0
19min 坂本
84min ジェバリ
得点者

スタッツ

G大阪鳥栖
14
(8)
シュート数
(枠内)
13
(7)
1.27ゴール期待値0.94
376パス成功数497
48%ボール支配率52%
117.1走行距離(㎞)123.3
140スプリント回数154
出典:J STATs
  • シュート数、ポゼッションは、ほぼ互角。
  • ゴールに直結するチャンスの数は、期待値1.27と、ガンバが上回った。
    期待値を上回る2得点で、決定力も文句なし。

スタメン

(選手交代)64min山下→アラーノ、ウェルトン→倉田、81min坂本→ジェバリ、宇佐美→松田、93min黒川→江川

  • FWは宇佐美-坂本、WGはウェルトン-山下の
    機動力重視のユニットに戻した。
  • ベンチ枠は、倉田が勝ち取る。
  • 鳥栖はヒアンがベンチ外。長沼の出停に加えて、これもラッキー。

試合内容

  • 「4-2-3-1」のミラーゲーム。
    全ての面で、ガンバの質的優位が出た試合となった。
  • 前半早々に坂本のゴールで先制すると、後半は鳥栖に支配される時間が長かったが
    最後はジェバリのダメ押しゴールで、2-0の快勝。
  • ハイプレスで、調子を取り戻した鳥栖。
    予想通り、富樫を先頭に、前から激しく奪いに来る。
    しかし、そこはガンバが完全に一枚上手だった。
    CBの持ち上がりと、宇佐美のレイオフをうまく使いながら
    易々とアタッキングサードまで、ボールを持ちあがる。
    すると前半19分、山下が宇佐美のワンツーから、ポケットを攻略すると
    クロスに、坂本が上手く合わせて先制!
  • 鳥栖も横山の個の力を前面に押し出し、反撃を試みるも
    左、左、また左と、攻撃がワンパターン。
    逆にガンバは、両WGの突破力を生かし、ピッチを広く使いながら
    鳥栖を圧倒。前半は、一方的なガンバペース。
  • だが後半に入ると、試合を落ち着かせようと、ペースを落としたガンバが
    鳥栖の勢いに飲み込まれる。
    中原を入れ、右でも起点ができた鳥栖から、全くボールを奪えない。
    早々に足が止まり、ガス欠になりかけたところで、今度はガンバが
    圧倒的な選手層の違いを、見せつける。
    まずは63分に両WGを入れ替えると、倉田がプレスのスイッチャーとなり
    ハイプレスが復活。一気に流れを取り戻すと、とどめは81分。
    FWのユニットを、宇佐美-坂本から、ジェバリーアラーノにチェンジ。
    鳥栖も清武を投入し、必死の抵抗を試みるが、そもそもの選手の格が違いすぎる。
    83分、ショートカウンターから、ジェバリのゴラッソで仕上げ。
    ガンバが、非情なまでに上位の力を見せつけ、勝点3を手にした。

採点

GK一森6.0さすがの足元。ハイプレスを無効化。
DF半田5.5横山に手こずったが、最後はやらせず、粘り勝ち。
DF中谷 6.0ヒヤリの場面も、ファウルをしっかりアピール。
DF福岡6.0制空権を掌握。山下への好フィード連発。
DF黒川6.0守備で狙われるのは、もう慣れた。ほぼ完封。
MF山下6.5ピンポイントクロスで先制点を演出。プレスバックも◎。
MFダワン 6.0ここぞの攻撃参加は脅威。依然、絶好調。
MF鈴木6.0プレス回避、セカンド回収と、チームの心臓。
FWウェルトン4.5運動量少なく、守備で穴に。リフレッシュ必要。
FW坂本 MOM6.5大黒師匠ばりのワンタッチゴール。試合を決めた。
FW宇佐美6.5全てはここから。自在に動き、攻撃を回し続けた。
MF→倉田6.5プレスのスイッチャーとなり、流れを引き戻した。
MF→アラーノ5.5トップ下もできるポリバレント性は、貴重。
FW→ジェバリ6.5苦しい時間帯で、チームを救うゴラッソ。
DF→松田時間短く評価無し。
DF→江川時間短く評価無し。
Cポヤトス6.5ポヤトスガンバの型が完成。さあ、高みに導いてくれ!

注目プレー

19分、坂本の先制弾。

ガンバの質の高さが、ぎっしり詰まった、完璧な崩し。

①まずは、毎度素晴らしい、中谷の縦パスで攻撃開始。
 鳥栖の2ndラインを、縦パス一本で易々突破。

②宇佐美のレイオフ。
 この試合、何度も見せており、非常に効果的なプレーだったが
 ここでも、鈴木のスピードを生かせるよう、絶妙な位置に落としている。

③山下と宇佐美のワンツー。
 もはや説明不要。
 ガンバの7番と、スピードスターの以心伝心で、易々とポケット攻略。

④坂本のコース取り
 山下がクロスを上げる瞬間に、山崎の前に飛び出し、木村の背後へ。
 これぞ得点感覚。令和の大黒。

ガンバサポで良かったと、心から思える至福の瞬間。

次節へ向けて

町田戦のショックを振り払う、公式戦3連勝。
しかも前半戦とは、内容も段違いに良くなっている。
中谷、一森頼みで、最少得点差で逃げ切っていた前半戦と違い
強力なタレントを生かした攻撃力で、コンスタントに複数得点獲れるようになってきた。

次節は湘南。
アウェーでは、内容で圧倒されたが、あの時のガンバとは全く違う。
桁違いの火力を見せつけ、中断前のリーグを勝利で締めくくる。

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