やっぱり決められた。パトリックに2度目の恩返し被弾。
石毛のゴラッソも空砲に。連勝ならず。
試合結果
スコア
G大阪 | vs | 京都 |
1 | - | 2 |
1 | 前半 | 1 |
0 | 後半 | 1 |
37min 石毛 | 得点者 | 22min 豊川 82min パトリック |
スタメン
(選手交代) 66min石毛→宇佐美、75min福田→杉山、82minダワン→山本理仁、ジェバリ→武蔵
- 前節からの変更は、杉山→福田のみ。
GKは、壁を一つ乗り越えた谷が、今節もゴールマウスを守る。 - 前節途中出場の宇佐美は、今節もベンチスタート。
試合内容
- 序盤から、お互いのやりたいサッカーがぶつかり合う展開。
京都の激しい前からのプレスに対し、ガンバはGKから丁寧にビルドアップ。
谷は、繋ぐ場面と、大きく蹴る場面をうまく使い分け、京都のプレスをいなして
序盤はガンバの時間帯が続く。 - 福田、アラーノの両WGが幅を取り、ピッチを広く使って、逆サイドのスペースへ
展開する得意の攻め方で、チャンスを創出。
8分にはアラーノから、ジェバリがワンタッチで逆サイドのスペースへ流し、福田が
決定機を迎えるも決めきれない。 - すると22分、京都がワンチャンスをものにする。
クリアボールを回収した京都が、右サイドの井上に展開。
井上が、早いタイミングでクロスを入れると、豊川が飛び込んで先制。
DFの人数は揃っていたが、体制が整う前にボールを入れられ、うまく対応できなかった。 - 失点直後にバタつく悪癖が顔を出し、自陣に押し込まれピンチの連続。
ここで、谷が成長した姿を見せる。
ニアゾーンに侵入した川崎がシュート。豊川も詰めていたが、大きく外に弾き出しクリア。
続くCKも、フリーで川崎が合わせるも、スーパーセーブ。 - これで勢いを取り戻したガンバは、左右に大きな展開で、京都を押し込んでいく。
迎えた37分、左サイドを黒川が持ち上がり、福田から逆サイドのアラーノへ。
アラーノのクロスのこぼれ球を、石毛がダイレクトでスーパーミドル!同点!
42分にも黒川のクロスに、ダワンが強烈なヘッドを合わせるも
わずかにポストをかすめる。 - 後半に入ると、セカンドを奪い合う五分五分の展開が続く。
57分には、ジェバリがうまく収めて、右サイドのスペースへ展開。
アラーノが持ち上がり、ライン間にポジションを取ったジェバリへ、クロスが収まるも
シュートまではいけず。 - ここで両チームのベンチが動く。
まず京都が、半田に完封され、いいところのなかった木下に代え、パトリックを投入。
逆にガンバは、MVP級の働きを見せた石毛に代え、宇佐美を投入。
この選手交代が、大きく明暗を分けた。 - パトリックは持ち前のフィジカルで制空権を掌握し、前線の起点に。
逆に宇佐美は運動量が無く、ボールを引き出すことも、収めることもできない。
守備も緩いため、前線からのプレスが効かなくなり、完全に流れは京都へ。 - さらにここまで良い活躍を見せていた福田が、接触プレーで再び左肩を脱臼。
流れが悪くなる中で迎えた82分、かつての盟友にとどめを刺される。
三浦が、パウリーニョのプレスを受け、自陣で痛恨のロスト。
このボールをつながれ、パトリックに谷が股間を抜かれ、追加点献上。 - 追いつきたいガンバだが、宇佐美、武蔵は前線でボールを収められず、起点を作れない。
87分にはギョンウォンが、アフター気味のスライディングで一発レッド。
これでジ・エンド。
王者川崎を撃破した良い流れは生かせず、連勝とはならなかった。
採点
GK | 谷 | 5.5 | ビルドアップは安定。スーパーセーブも見せたが、1本は止めたかった。 |
DF | 半田 | 6 | 守備で違いを見せ、対面の木下を完封。 |
DF | 三浦 | 4.5 | 唯一のロストが致命傷。フィードが冴えていただけに悔しい。 |
DF | ギョンウォン | 5 | 退場の判定は厳しすぎたが。。ゲームの幕を引いた。 |
DF | 黒川 | 6 | 不調のチームにあって出色の出来。最後シュートが決まっていれば。 |
MF | 石毛 | 6.5 | 月間ベストゴール確定のゴラッソ。スタメンは手中に。 |
MF | ラヴィ | 5.5 | パスに精彩を欠く。次節ルヴァンは休養が必要。 |
MF | ダワン | 6 | あわやの豪快ヘッド魅せるも決まらず。 |
FW | アラーノ | 6 | WGの動きをマスター。幅を取り、スペースを作り出す。 |
FW | ジェバリ | 5.5 | 今日も良く収めて起点にはなったが、フィニッシュに行けず。 |
FW | 福田 | 5.5 | 14番対決は見ごたえあったが、無念の負傷退場。脱臼癖が心配。 |
MF | →宇佐美 | 4.5 | ただただ緩い守備で、流れを手放した。何がしたかった? |
FW | →杉山 | 5 | 裏抜けでチャンスメイクも、もっと仕掛けたい。 |
MF | →理仁 | ー | 時間短く評価無し。 |
FW | →武蔵 | ー | 時間短く評価無し。 |
C | ポヤトス | 5 | 宇佐美投入が悪手に。交代の意図が伝わっていたか。 |
注目プレー
石毛の先制弾につながる攻撃。
狙いである逆サイドへの大きな展開が、この場面でも機能した。
GKからのビルドアップ。
谷はボールをセットし、前方へ大きくフィードすると見せかけ、左サイドの黒川へ速いパス。
黒川は、プレスに来たIHを剥がすと、ドリブルで持ち上がる。
対する京都は、全体を自陣の右サイドへスライドさせ、中央を閉める。
サイドへ追い込んで、ボールを奪いに来るが、黒川からボールを受けた福田は
逆サイドの広大なスペースへ、大きくサイドチェンジ。
サイドで幅を取っていたアラーノが、このスペースに侵入し、中央へクロス。
最終的に、クロスを跳ね返したこぼれ球を、後方から走りこんだ石毛がミドルで仕留めた。
同サイドで人数をかけて、逆サイドにスペースを作って、3人目がスペースを使う形。
ポヤトスが仕込んだ攻撃の形が、またしても結果を出したシーン。
次節へ向けて
評価の難しい敗戦。
決して悪い内容ではなかったが、勝ち点を手にすることはできなかった。
いわゆる、決めるところで決めていないと、という典型的な展開。
ビルドアップも、攻撃パターンも、仕込めているし、結果も出ている。
問題は、それらを帳消しにする軽い失点。
2失点目は、ビルドアップにチャレンジするうえでのリスクとして割り切るとしても
1失点目のような、一瞬エアポケットに入ってしまうような失点は、改善したいところ。
そして今節は、交代で入った選手が全く機能しなかった。
次節は、山見、食野といった、ベンチ外で出番に飢えている選手の反発力に期待したい。
トレーニングで、青黒のユニフォームが似合う身体を手に入れよう!
プロテイン/サプリは、圧倒的コスパの「MY PROTEIN」
コメント