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【舞台】草彅剛が13年ぶりにシス・カンパニー『シラの恋文』出演! とある施設にやって来る新参者・志羅の物語

執筆者:GLOW編集部

草彅剛さんの主演舞台『シラの恋文』のビジュアルが完成! 特設サイトもオープンしています! 年末年始、舞台という芸術を楽しみたい!


☑『シラの恋文』ビジュアルが到着!

舞台『シラの恋文』は、劇作家の北村想さんとシス・カンパニーが、構想から執筆完成に至るまで多くの意見を交換し、長い年月をかけて練り上げてきたオリジナル戯曲。主演の草彅剛さんは、『K2』(2010年、堤真一との二人芝居)以来、13年ぶりにシス・カンパニー公演に出演します。北村さんは、演劇史に輝く名作『寿歌(ほぎうた)』を筆頭に、どこか人を煙に巻くようなユーモアが滲む軽妙な台詞術から一転、不思議な透明感を湛えた叙情豊かな世界観へと導く作風で、現代演劇を代表する劇作家。小説やエッセイも手掛けています。
シス・カンパニー公演との関係も長く、「日本文学シアター」という人気シリーズでは、太宰治、夏目漱石、江戸川乱歩といった文豪や名作へのオマージュをオリジナルへと昇華させた作品を全6作発表。最近では、宮沢賢治とその妹をモチーフにした『ケンジトシ』を創作。その「大人の童話」とも言えるような瑞々しい感性で、劇場空間を別世界に変容させてきました。

☑シラノ・ド・ベルジュラックをイメージ?

『シラの恋文』はフランスの劇作家であるエドモン・ロスタンの戯曲にも描かれ、17 世紀に実在した人物で剣豪でもあった「シラノ・ド・ベルジュラック」から着想を得ているとか。自身の容貌に悩むがゆえに、ある女性への恋心をひた隠し、別の若者の恋路の手助けのために恋文を代筆する、というのがロスタンの戯曲での主人公「シラノ」ですが、実在のシラノは、いくつかの戯曲を残している劇作家、文筆家であり、武勇伝も残している剣豪にして哲学者、科学者だったそう。これまで、作品ごとに様々なお芝居で魅了してきた草彅さんの表現で、どんなシラノが観られるのか楽しみです。
演出は、「日本文学シアター」シリーズなど、これまでにも多くの北村作品演出を手がけ、俳優としても活躍する寺十吾さん。どこかノスタルジーを感じさせる演出アプローチで、作品を彩ります。近年は、翻訳戯曲から商業演劇まで幅広いジャンルの作品演出を手がけている寺十の手腕と、北村さんの戯曲との融合にも注目です。

【ストーリー】

この物語は、ある晴れた日に、「鐘谷志羅(かなたにしら)」(演:草彅さん)という男が、テンガロンハットを手に、古めかしい手提げの旅行鞄を抱えて、坂道を上って来るところから始まります。坂道を上り切った、海が一番美しく見える場所に建つのは、結核療養施設・サナトリウムで、志羅はそこにやってきた「新参者」でした。この施設には、さまざまな事情を抱えた住人たちや職員たちが志羅を待ち受けています。そして、ここで志羅には、ある運命の出会いが……。

『シラの恋文』
作:北村想(きたむら・そう)  演出:寺十吾(じつなし・さとる)
出 演:草彅剛、大原櫻子、工藤阿須加、鈴木浩介、西尾まり、明星真由美、中井千聖、宮下雄也、田山涼成、段田安則

[SCHEDULE]
☑京都公演:2023年12月9日(土)~12月17日(日)京都劇場
京都公演事務局 TEL:0570-055-899(11:00~18:00 日祝休業)
☑福岡公演:2023年12月22日(金)~12月28日(木)キャナルシティ劇場
福岡公演事務局 TEL:0570-052-050(平日12:00~15:00)
☑東京公演:2024年 1月 7日(日)~1月28日(日) 日本青年館ホール
シス・カンパニー TEL:03-5423-5906(平日11:00~19:00)

[一般前売開始日]2023年10月29日(日)

この記事を書いた人

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