ジロネン見たくて明石まで(2020.11.18)
2020年 11月 21日
仕事の谷間で休みを1日取れる状況になりました。うちの奥さんも関東に行っていて不在だし、さてどうしようと考えて、兵庫県明石市の池に来ているというオジロトウネンを見に行くことにしました。もっとも僕はこの辺りで探鳥した経験がなく場所も全くわからないのでTwitterのフォロワーさんに教えて頂いた池に朝から出かけました。
オジロトウネンは地味な鳥ですが、僕は過去、稲敷で2回見ただけなのでイメージがはっきり持ててないのです。アイリングがあった、脚が暗い黄緑色だった、、といった断片的なイメージはあるのですがいわゆる「Jizz」というところまで達していません。そこでしっかり観察したいと思ったのです。
さて、その池に行ってみますと思ったより広くてカモはたくさんいますがシギチがいる気配がありません。
眺めているとシギが一羽飛び立って(何故か?)僕の近くに降り立ちました。タカブシギです。警戒心の強い印象があるタカブシギですがなぜか近くで見れました。
カモはコガモ、オカヨシガモ、キンクロハジロ、オナガガモ、ハシビロガモ、カルガモ、オオバンなど。コガモ♂がエクリプス抜けで面白い羽衣をしています。この子は翼鏡を見せてくれました。
双眼鏡で動く点を見つけました。スコープで見るとコチドリ風とトウネン風の鳥ですが、池の反対側であまりに遠くて識別できません。困ったなーと思っていると彼らは飛び立って池の中央付近に降りました。(それでも50mは離れていますが)
スコープで見て「トウネンとは全然羽衣が違う」と思いました。コオバシギ幼鳥のようなサブターミナルバンドがあるように見えましたし、アイリングも見えます。ただ脚の色が光線の加減か脚の汚れか黒にしか見えません。観察しているうちに身繕いをしてくれて外側尾羽2枚が白いのが見えました(写真に撮れず残念。もっともスコープ見ながら写真は撮れないので仕方ないですが)。脚色だけは確認したいよなーと思いつつ観察を続けてやっと黄緑色を確認できたのはかなり時間が経ってからでした。写真だと結構はっきりわかりますがスコープでの眼視観察だとわかりにくかったです。
この動画、換算1680mm手持ち撮影ですのでブレがありますが、一声鳴いてくれたりスサーしてくれたりしました。
コチドリも絶対にイカルチドリではない、という確信をなかなか持てませんでした(もちろん環境やクチバシの長さからコチドリだろうと思いましたが)。黄色い細いアイリングを確認するまで結構時間がかかりました。これも写真では結構はっきりわかりますね。
こうやってオジロトウネンと並ぶと大きさからもコチドリとわかるわけですが。。
そんなこんなで観察を1時間ほど楽しんだので他の溜池も回ることにしました。溜池ごとに個性があって、枯れた蓮でいっぱいで鳥影のない池やきれいに水面は抜けているのにカモが一羽もいない池もあります。
こちらの池ではアオサギが大きな魚を捕まえていました。
こちらの池は水位が下がっておりコガモが歩いていました。
この池は何も鳥がおらずどうしてかなー、とぼんやり眺めているとイソシギがこちらに飛んできました。抜き足差し足で隠れつつすれ違いざま写真を撮りました。近かったです。ここで溜池エリアを抜けて農地エリアに向かいました。
ここの農地はだだっ広くて三島江とか巨椋干拓みたいな感じです。縦横に走っている農道は舗装されていて幅も広く観察に適していますが「一般車通行禁止」の看板があるので入れません。残念ですが、ポイントをわからないまま徒歩で回るには広すぎます。
野焼きをしている田んぼがあってヒバリが飛び回っていました。
--------
関西でも越冬シギチがいるポイントは他にもあるのでしょうが、僕は不勉強でそのポイントを知りません。関東なら稲敷に行けば必ず見られると思うのですが。。もっとも僕は全く知らないところをイチから回るのも結構好きなので(ボウズの危険性極めて大ですが)今回も初めての探鳥地を楽しんで回りました。
またおいおい新しい探鳥地も開拓してみたいと思います。
by george-redstart
| 2020-11-21 14:56
| その他
|
Comments(0)