2期生実習作品 – 東京藝術大学大学院映像研究科映画専攻

東京藝術大学大学院映像研究科映画専攻

  
  • JP
  • EN

ARCHIVE

  1. 2期生実習作品

2期生実習作品


GW実習作品



遊撃
2006年/16分/スタンダード/ステレオ/カラー
監督:濱口竜介


居酒屋で他愛もない話をしている男女5名の学生。ケイイチは先輩のマコトに思いを告げるが、マコトにはその気はない。マコトは、ケイイチがゲイであることは誰にも言わない、自分にもゲイの友人がいるが何も変わらない、と付け加える。店を出てそのまま海に向かう5人。明け方の浜辺、皆のいる前で、ケイイチは、改めてマコトに好きだと伝える。再び断るマコトに対して、ケイイチは「もし障がいが自分の中にしかないなら、勇気を出して自分を受け入れてほしい」と懇願する。

出演:土屋裕樹 工藤渉 山岡麻依子 千葉茜 北浦正之

監督・脚本:濱口竜介 / 製作:佐々木靖之 塩原史子 / 撮影:湯澤祐一 / 美術:小林美香 松崎雅 / 録音:光地拓郎 / 編集:山本良子 / 助監督:山田卓 瀬田なつき



NO RETURN
2006年/14分/スタンダード/ステレオ/カラー
監督:船曳真珠


高校生のヨシムラは、隣人への嫌がらせを目的としてベランダで大音量のラジオを流すようになった母、そして次第に歩けなくなっていく自らの身体に悩まされ、その境遇を本にしてくれないかとタムラという男に何度も手紙を出していた。隣人とは、同じ学校の後輩、タケダ一家。ヨシムラはタケダから、タケダの母がヨシムラの母の迷惑行為をビデオにおさめており、裁判沙汰になるかもしれないと告げられる。ヨシムラはそのことを母に告げるが、母は聞く耳を持たず、事態は悪化していく。

出演:丹波俊明 武藤容子 羽田知史 高柳健人 粂秀明

監督・脚本・編集:船曳真珠 / 撮影:小林英彦 大堀太輔 / 美術:田中浩二 菅野あゆみ / 録音:横山昌吾 多和田紘希 / 助監督:山本良子 吉井和之



もうひとつの顔
2006年/14分/スタンダード/ステレオ/カラー
監督:吉田雄一郎


キハラは、失踪した先生から「娘を救って欲しい」と頼まれ、森にある屋敷を訪ねる。屋敷にいた先生の娘ヨウコは、助けなど必要ない、ここには一人で住んでいると告げる。しかし、帰り際に屋敷の2階に人影を見たキハラは、再び屋敷に忍び込み、顔面の左半分をマスクで隠したヨウコの双子の妹と出会う。妹は顔のアザが原因で、姉のヨウコに監禁されているのだ。キハラは、ヨウコの目を盗んで妹を解放しようとするが、追いかけてきたヨウコはキハラに腕のアザを見せ「顔を治しても無駄、私たちの血を絶やさない限り、この呪いは永遠に続く」と告げる。

出演:小田部千夏 成田耕祐 五十嵐文暢

監督・脚本:吉田雄一郎 / 製作:藤井智 東條真努香 / 撮影・照明:山本大輔 長谷海平 / 美術:五十嵐文暢 成田耕祐
録音:草刈悠子 三塚公子 / 編集:横山昌吾 / 助監督:山田咲



不確実な果実
2006年/19分/スタンダード/ステレオ/カラー
監督:山田咲


産婦人科医の成美は、生まれてくる子供がダウン症である可能性があると判断された妊婦の検診をしていた。血液検査でその確率が分かり、羊水検査で染色体を調べればより正確に調べられるが、羊水検査をすると1/100の確率で流産をしてしまう。成美は、自らも同じ境遇に立たされた妊婦でありながら、夫の洋平にはそれをうまく相談できずにいた。産むべきか産まざるべきかを判断する22週目が迫り、夫ともすれ違う中、成美は決断を迫られる。

出演:内田量子 杉本凌士 安田美香 大迫茂生 高橋重治 徳原晋一 東條真努香 佐藤洋一 宮崎真紀

監督・脚本:山田咲 / 製作:藤井智 東條真努香 / 撮影・照明:成田耕祐 草刈悠子 / 美術:三塚公子 山本大輔
録音:長谷海平 五十嵐文暢 / 編集:山崎梓 / 整音:大堀太輔 / 助監督:吉田雄一郎



港の話
2006年/18分/スタンダード/ステレオ/カラー
監督:瀬田なつき


2006年5月、生田港は親戚の葬式で地元に帰ってきた際、ある知人女性に再会する。生田は、1997年に自らの兄が恋人と起こした連続銀行強盗事件のインタビューを受けるため、その女性の家を借りる。その女性は、事件のもう一人の犯人である生田兄の恋人の妹だった。お互いが加害者家族でありながら、かたや結婚を決め、新しい生活を歩み出そうとしている女性に対し、自暴自棄になっている生田は「不公平だ」と納得がいかず、女性に食ってかかる。

出演:岡部尚 木下美紗都 宮田亜紀 圓若創 長山天丼

監督・脚本・編集:瀬田なつき / 制作:塩原史子 小林美香 / 撮影・照明:佐々木靖之 光地拓郎 / 美術:松崎雅 山田卓
録音・整音:草刈悠子 犬塚昭和 三好紗恵 / 助監督:濱口竜介 山崎梓 湯澤祐一



見えない痕
2006年/15分/スタンダード/ステレオ/カラー
監督:吉井和之


財布を拾って交番に届けたユキオの家に、夜、友人のタジマが尋ねてくる。タジマは女性を連れており、今日は行くところがないので家を貸して欲しいとお願いする。渋々了解するユキオだったが、翌朝、家には昨日タジマが連れていた眼帯の女性だけが寝ていた。行くところがないという女性を放っておけずに付き合ううちに、女性から連絡先を渡される。家に帰ると、タジマから「ああいう可哀想な子には優しくしてやった方がいい、お前はいいやつだから」と留守電が入っている。タジマは女性と再会する。

出演:齋藤晃一 熊澤未央 川口陽介

監督・脚本:吉井和之 / 制作:小林英彦 / 撮影・照明:横山昌吾 菅野あゆみnbsp;/ 美術:石川麻子 多和田紘希
録音・整音:大堀太輔 山本良子 / 編集:長谷海平 / 助監督:船曳真珠 田中浩二


夏期16mm実習作品



記憶の香り
2006年/27分/スタンダード/モノラル/カラー/16mm
監督:濱口竜介


前島豊は決まりきった毎日を過ごすサラリーマン。ある日、前島はいつものバスから、バス停で何かを待つ少女を見かける。それ以来、前島の心からその少女が離れない。雨の強く降る朝、濡れながら何かを待ち続ける少女を見て、前島はバスを降り、傘を差しかける。しかし、少女は前島に何の関心も示さない。その日から前島の周囲では何かが狂い始める…

出演:藤川俊生 河井青葉 根岸結衣 藤間美穂 高橋重治 大石三知子 渡辺海渡

監督:濱口竜介 / 脚本:小林美香 / 製作:東條真努香 / 撮影:佐々木靖之 / 照明:長谷海平 大吉信隆 / 美術:田中浩二
録音・整音:草刈悠子 / 編集:筒井武文 / 記録・衣裳:山崎梓 / 音楽:和田春 / 助監督:船曳真珠 野原位



夜の彼方
2006年/26分/スタンダード/モノラル/カラー/16mm
監督:船曳真珠


かつて人を殺めたヤクザ(畠)は夜街の賑わいを避けるようにナイトクラブの送迎係としての生活を送っていた。車窓越しのくぐもった喧騒、深夜の首都高速、そして彼を不器用ながらも気遣うホステス(ケイ)の存在が彼を取り巻く全てである。そんなある日、謙太と名乗る少年が現れる。記憶の彼方に消し去った少年の存在は、単調ではあるが確かなリズムを刻みつつある畠の生活に小さな揺らぎを引き起こしていく。

出演:米村亮太郎 玄覺悠子 植村宏司

監督:船曳真珠 / 脚本:五十嵐文暢 / 製作:藤井智 五十嵐文暢 / 撮影:山本大輔 / 照明:宮本亮 金林剛 / 録音・整音:大堀大輔
美術:三塚公子 / ヘアメイク:大野真理江 / 編集:山崎梓 / 助監督:吉田雄一郎 成田耕祐 高木幹也



発酵する日
2006年/24分/スタンダード/モノラル/カラー/16mm
監督:吉田雄一郎


家や塾では優等生を演じる少年・ユウタの唯一の心の拠り所は、ゴミ山でゴミを漁ること。ある日、ユウタはゴミ山でエリという名の不思議なハーフの少女と出会う。一方、街で火事が多発する裏では、カナという少女の姿があった。ユウタ、エリ、カナ、三人の少年少女たちの孤独な魂がぶつかりあう。

出演:尾原祐樹 SONIA 後町有香

監督:吉田雄一郎 / 脚本:山本大輔 / 製作:藤井智 山田卓 / 撮影・照明:小林英彦 / 美術:三塚公子 / 録音・整音:光地拓郎
記録・編集:山本良子 / 音楽:山本清香 / 助監督:濱口竜介 高杉考宏



LARGO
2006年/34分/スタンダード/モノラル/カラー/16mm
監督:山田咲


あるところに父親らしさに自信がない父親がいた。彼はタイミングを窺い、持てる限りの勇気を使って日々子供達にアプローチしていた。そんな父親はある夜、自宅裏の空き地での集団暴行を目撃する。無関係な若者のケンカと片付け、何とはなしに最後まで見ていたが実はそこでは息子が殺されていた。「家族」という言葉に言い知れない不安を抱く全ての人へこの映画を贈ります。

出演:井上肇 高橋真子 森岡龍

監督:山田咲 / 脚本:成田耕祐 / 製作:塩原史子 / 撮影:湯澤祐一 / 照明:吉川忠宏 / 美術:江口久美子 田中浩二
録音・整音:大堀大輔 / スタイリスト:碓井章訓 / 編集:筒井武文 / 助監督:瀬田なつき 福本明日香



dirk horse
2006年/35分/スタンダード/モノラル/カラー/16mm
監督:瀬田なつき


とあるマンションでの話。マナミの彼氏がケンカの最中本棚の下敷きになって死んだ。マナミの逃げた鍵の開いたままの部屋に、上の階に住む女子高生とピザ屋が鉢合わせ。やがてマナミが戻ってくると、死体が動きだし、4人で奇妙な時間を過ごすことになる。

出演:遠山智子 白石真也 熊野野映

監督・脚本:瀬田なつき / 脚本:小林美香 / 製作:東條真努香 / 撮影:湯澤祐一 / 照明:飯岡幸子 秋山恵二郎
美術:江口久美子 松崎雅 田中浩二 / 記録・メイク:山崎梓 / 録音・整音:光地拓郎 / 編集:長谷海平 / 助監督:吉井和之 山田卓



花乞食
2006年/34分/スタンダード/モノラル/カラー/16mm
監督:吉井和之


「俺のように、なるな!」。やっとこの言葉によって自らを完全否定したホームレスは花が咲き誇っていたシャッターの内に消滅する。共同生活を共に過ごす家出少年に名前をつけ、家族であることを望んだホームレス。彼が少年へ最期に与えたこの言葉はやがて少年を現実へ向かわせ、消滅したホームレス自身の肉体は花のように再生へと向かう。家を失い、家族を持たない、名前すら忘れられたホームレスはかくして『花乞食』となる。

出演:高萩裕司 佐藤文彦 清水浩治 菊池しのぶ 山田麻衣子

監督:吉井和之 / 脚本:多和田紘希 / 製作:塩原史子 / 撮影:山本大輔 / 照明:久保田智 / 美術:田中浩二
録音・整音:草刈悠子 / 記録・編集:横山昌吾 / 音楽:大城嘉彦 / 助監督:山田咲 大須賀康之


長編実習作品



SOLARIS
2007年/90分/シネマスコープ/ステレオ/カラー
監督:濱口竜介


ソラリスは宇宙の果てに浮かぶ海に覆われた惑星であり、赤と青の二つの太陽の周りを公転している。ソラリスの海は、それ自体が一つの生命体であり「思考する海」であると考えられている。多くの研究者がソラリスの海との接触を図るべく地球からソラリスに向かった。しかし発見以来100年の間、ソラリスの海は沈黙を保ち続けている。細々と研究の続けられるソラリス・ステーションに、若き研究者・高野健二が到着する。そこで彼が見たものは廃墟のようなステーションと、海に浮かぶ巨大な赤ん坊だった…

出演:松田賢二 前田綾花 渋川清彦 酒井健太郎 平井賢治

監督・脚本:濱口竜介 / 原作:スタニスワフ・レム『ソラリスの陽のもとに』 / 製作:藤井智 塩原史子 東條真努香 成田耕祐 山田卓 石川麻子
撮影:佐々木靖之 / 照明:湯澤祐一 / VE:山本大輔 / 美術:田中浩二 / 小道具・衣装:三塚公子 / メイク:知野香那子 / 特殊メイク:船曳真珠
録音:草刈悠子 / 音響効果:光地拓郎 / 音楽:山之内貴子 / 編集:山本良子 / VFX:小林英彦 / CG:五十嵐文暢 / 合成:山崎梓
タイトル:徳田津奈子 / グラフィックデザイナー:DAIS / 助監督:吉田雄一郎 山田咲 吉井和之 瀬田なつき 船曳真珠


オムニバス実習作品



夕映え少女
2007年/100分/アメリカンビスタ/ステレオ/カラー
監督:山田咲 / 瀬田なつき / 吉田雄一郎 / 船曳真珠


おんなごころの不思議を描いた、川端康成の初期短篇集『夕映え少女』原作の4篇からなるオムニバス映画。
恋人の博士が目の前で焼死した女助手は、一人で生きていくことを決意する。(『イタリアの歌』)
許嫁を親友に譲ろうとしながら嫉妬に苛まれる女性の不思議な心理。(『むすめごころ』)
三味線弾きや踊り子として歓楽街に生きる三姉妹は強い絆で結ばれていた。(『浅草の姉妹』)
心中した少女に戸惑う大人たちの姿を、登場人物としての川端康成の視点で描く。(『夕映え少女』)

エグゼクティブ・プロデューサー:柴田一成 / プロデューサー:塩原史子 藤井智 / 原作:川端康成『夕映え少女』

『イタリアの歌』
出演:吉高由里子 りりィ 高橋和也
監督:山田咲 / 脚本:小林美香 / 撮影・照明:佐々木靖之 / 美術:田中浩二 / 録音・整音:大堀太輔
編集:横山昌吾 / 衣装:目代博昭 横山亜由美 / 音楽:阿部海太郎 / タイトル・デザイン:佐々木圭子 / 助監督:酒井耕

『むすめごころ』
出演:山田麻衣子 高橋真唯 尾崎左知 岡部尚 定者羅奈 柏原収史
監督:瀬田なつき / 脚本:菅野あゆみ / 撮影:山本大輔 / 照明:北川喜雄 / 美術:三塚公子 / 録音:草刈悠子
編集:山崎梓 / 衣装:杉山敦子 / ヘアメイク:宮本真奈美 / 整音:光地拓郎 / 音楽:山本清香世武裕子
タイトル・デザイン:金子大吾 / 助監督:加藤直輝 福本明日香 濱口竜介

『浅草の姉妹』
出演:波瑠 韓英恵 三村恭代 河合龍之介
監督:吉田雄一郎 / 脚本:山田卓 菅野あゆみ / 撮影:小林英彦 / 照明:佐々木靖之 / 美術:田中浩二 / 録音・整音:光地拓郎
編集:長谷海平 / 衣装:目代博昭 横山亜由美 / ヘアメイク:池尾直子 / 音楽:新内剛士 山本清香 / 活動弁士:山田広野 / タイトル・デザイン:佐々木圭子 / 助監督:吉井和之

『夕映え少女』
出演:田口トモロヲ 宝積有香 五十嵐令子 円城寺あや いしのようこ
監督:船曳真珠 / 脚本:多和田紘希 / 撮影:湯澤祐一 / 照明:馬場一幸 / 美術:三塚公子 / 録音:草刈悠子
編集:山本良子 / 衣装:杉山敦子 / ヘアメイク:飯田ユミ / 効果:橋本正明 / 音楽:SAWAN・JOSHI / タイトル・デザイン:金子大吾 / 助監督:濱口竜介 / 

映画祭
第12回JPPA AWARDS
学生部門エディティング分野審査員奨励賞
日本
釜山アジア短編映画祭 Extreme Short部門
Minsong Extreme Short Award
韓国
高崎映画映画祭 日本

修了制作作品



PASSION
2008年/115分/16:9/ステレオ/カラー
監督:濱口竜介


結婚を間近に控えた一組のカップル。仲間の祝うパーティーの席上で、期せずして男の過去の浮気が発覚する。男と女は別れ、それぞれの夜を過ごす。等身大の20代男女が、夜の横浜を舞台に繰り広げる軽佻浮薄な恋模様、にも形而上学的な愛に関する考察、にも見える。
彼らの辿り着いた結論に対して起こるは感動か、嘲笑か。

出演:河井青葉 岡本竜汰 占部房子 岡部尚 渋川清彦

監督・脚本:濱口竜介 / 製作:藤井智 / 撮影:湯澤祐一 / 照明:佐々木靖之 / 美術:安宅紀史 岩本浩典 / 録音・整音:草刈悠子 / 編集:山本良子
ヘアメイク:西田美香(atelier ism®︎) 宮崎絵里(atelier ism®︎) 白田美澄紀(atelier ism®︎) / 音楽:GEROGE GERSHWIN / 題字:徳田津奈子 / 助監督:野原位

映画祭
第56回サンセバスチャン国際映画祭 スペイン
第9回東京フィルメックス(コンペティション) 日本
カルロビバリ映画祭 チェコ
ソウル日本映画祭 韓国
cinemanira フィリピン
ヨコハマ国際映像祭 日本
高崎映画映画祭 日本
第13回JPPA AWARDS
カテゴリーⅠ部門(ドラマ)エディティング・審査員奨励賞
日本

 



錨をなげろ
2008年/60分/スタンダード/モノラル/カラー
監督:船曳真珠


母を亡くした少年・雄仁は、奇妙な振る舞いで周囲から疎まれている。義理の妹の直美だけが雄仁の特殊な能力のことを知っている。雄仁は直美と惹かれ合う。しかし彼の力は、人に危害を及ぼす忌まわしいものだった。雄仁は直美と一緒に家を出て行くが・・・。のっぴきならない愛の行方を10年の月日の中で描く異色SF。

出演:広瀬斗史輝 新木優子 井上肇 古畑勝隆 足立昌弥 比嘉愛 杉山彦々 鬼界浩巳

監督・脚本:船曳真珠 / プロデューサー:堀越謙三 / 制作担当:阿部史嗣 / 撮影・照明:佐々木靖之 / 美術:三塚公子 / 録音:草刈悠子 / 編集:山崎梓
整音:光地拓郎 / 音楽:俺はこんなもんじゃない / 衣装:久山めぐみ / メイク:吉崎沙世子 / 効果:帆苅幸雄 / 助監督:奥定正掌 山田咲 新垣一平



second coming
2008年/35分/アメリカンビスタ/ステレオ/カラー
監督:吉田雄一郎


少女マリの平穏な日常は、謎の少年と出会って以来狂い始める。姿を消していた叔父が再びマリの前に現れ告げる
地球は既に宇宙人の支配下にあり、マリは宇宙人と人間のハーフなのだ、と。
一方、少年は、宇宙人であるマリの叔父から人間を解放する「鍵」を奪い、逃げているのだという。半信半疑のマリの前に、いる筈のないマリの姉が現れる。日常が反転してゆく中、マリが向かう先は。

出演:寉岡萌希 塚田健太 石津悠 佐野和宏 山本百花

監督・脚本:吉田雄一郎 / 製作:湯澤祐一 / 撮影・照明:小林英彦 / 録音:光地拓郎 / 美術:田中浩二 / 編集:山本良子
音楽:清水博志 / 脚本協力:成田耕祐 / 助監督:濱口竜介



アンナの物語
2008年/68分/16:9/ステレオ/カラー
監督:山田咲


怒りの感情がコントロールされた近未来の都市から脱走を図った一人の少女が孤島に流れ着く・・・。そして当の感情コントロール薬を開発した博士に拾われ妻となり、過去を消されて穏やかな日常が手に入り、別人になって全く新しい人生が始まる。そして思いがけなく信じられない事件が起こって、たくさんの人が傷ついて、真相が明らかになって、結局彼女は恋をして・・・
そしてこれは喜劇である!

出演:桃生亜希子 螢雪次朗 吉岡睦雄 田村泰二郎 木村翠

監督・脚本:山田咲 / 撮影監督:小林英彦 / 録音:大堀太輔 / 美術:田中浩二 / 編集:長谷海平
衣装:大橋礼子 / ヘアメイク:吉崎沙世子 / 制作:阿部史嗣 / 特殊メイク:船曳真珠 / 助監督:土屋圭



彼方からの手紙
2008年/85分/16:9/ステレオ/カラー
監督:瀬田なつき


吉永が働く不動産屋に訪れた少女。吉永は彼女の頼みで、彼女がかつて住んでいた家へ付き添う事になる。空き家にはまだ人の気配があり、そこにあったビデオに映っていたものを見た彼は、奇想天外な出来事に飲まれて行く。やがて、吉永と彼女は再び日常に戻っていくのだが・・・。ポップでカラフル、若干切ない彼方へのロードムービー。

出演:スズキジュンペイ 朝倉あき 三村恭代 西脇彩華 伊藤海

監督・脚本・編集:瀬田なつき / 製作:堀越謙三 / 撮影・照明:佐々木靖之 / 美術:安宅紀史 高木理己 / 録音:草刈悠子 / 編集:山崎梓 佐々木靖之
衣裳:半田さち子 / メイク:西田美香 / 音楽:木下美紗都(WEATHER/HEADZ) / 音響効果:橋本正明 / 制作担当:酒井耕 / キャスティング:濱口竜介 / 助監督:加藤直輝

映画祭
大阪アジアン映画祭 日本
田辺弁慶映画祭(コンペティション部門) 日本


緑川の底
2008年/73分/16:9/ステレオ/カラー
監督:吉井和之


クラスメートからオカマとなじられる少年と、オトコオンナと野次られる少女がいた。二人の名はミキオとトキコ。間もなくトキコは転校してしまう。それから10年、町に舞い戻ったトキコはミキオを訪ねる。その再会が静止した時間を揺り動かし、過去の終わりへと物語が動き出す。

出演:松田祥一 紺谷みえこ 長島優斗 沢木ルカ

監督・脚本:吉井和之 / 脚本:多和田絋希 / 製作:高橋陵 横手三佐子 / 撮影・照明:山本大輔
美術:田中浩二 / 編集:横山昌吾 / 音響デザイン:森永泰弘 / ヘアメイク:宮崎絵里(atelier ism®︎) / 助監督:許幹人

RECENT NEWS