ボクはエスニック雑貨バイヤーと言う仕事柄仕入れでアジアの街を縦横無尽に歩きます。
完全な趣味ではありますがアジアの写真を撮るのが好きで仕入れ旅の間中右手にデジタル一眼レフカメラをぶら下げています。
アジアの人々の屈託のない笑顔や薄暗く細い路地裏を撮るのが大好きなのです。
本記事ではそんなボクが海外旅行のおすすめカメラをご紹介します。
「海外旅行に持って行くカメラはスマホで十分なんじゃないの?」
はい。今のスマホはカメラの性能も上がり旅行の記録写真であればそれで構いません。
しかしスマホでは撮れない写真と言うのが確実にあります。
その辺のお話はこちらの記事に書きましたのでご併せてどうぞ!
最近はスマホのカメラも進化してずい分と画質が良くなりました。海外旅行に重たい一眼レフカメラを持っていくのはもはや時代遅れなのかもしれません。しかし一眼レフカメラでしか撮れない写真というのは確実にあります。折角の海外旅行。スマホのカ[…]
海外旅行に持って行くべきカメラの条件
一番大事なのはカメラの重さ
これはボクも100gいや50g単位で拘りがあります。
重いカメラだとどうしても持ち出すのが億劫になってしまいがち。
折角買ったカメラも写真を撮るために持ち歩かなければ全く意味がありません。
そして旅行の間中持ち歩くわけですから軽量であることが大正義なのです。
操作が簡単で直ぐに撮れるカメラ
プロのカメラマンが使うような複雑な操作が必要なカメラでは写真を撮ること自体が苦痛になります。
またシャッタースピードや絞りやISO感度と言った専門的な知識も必要です。
ある程度直感的に操作出来てカメラ任せでもそれなりの写真が撮れるカメラが良いです。
限られた時間の中で慣れない土地を回るのですからココロが動いた「一瞬」は逃したくないもの。
海外旅行においてもう一度同じ風景や場面に出くわすことはほぼありません。
その「一瞬」を確実に写し取るためにも操作が簡単であることが大切です。
スマホでは撮れない写真が撮れる
「海外旅行に持って行くカメラはスマホで良いのか?」でも書きましたがスマホでは撮れない写真というのは確実にあります。
これだけスマホのカメラの性能が上がってもデジタル一眼レフカメラやミラーレスカメラが無くならないのには理由があるのです。
背景をボカした奥行きのある写真に仕上げる
バックパッカーの聖地と呼ばれるタイのカオサンロードで撮った一枚です。
カメラを片手に路地裏を歩いていると入れ墨が入ったオトコの大きな背中が目に止まりました。
「写真を撮って良いか?」と声を掛けると左手を上げて人差し指を2回クイックイッと。
無言でしたが撮影許可が下りたのでシャッターを押しました。
手下にマッサージをさせながら悠々と過ごす大きなオトコの背中です。
広角で面白い画角を狙う
インドの路地裏で子供達が遊んでいる小さな広場に出くわしました。
ボクも子供達と遊びながら夢中でシャッターを押した一枚です。
この子との距離は恐らく40cm程。
広角ならではの歪を逆手に取った面白い写真に仕上がりました。
動きの早い子供達の一瞬を捉えこの様な画角で写真を撮るのはスマホでは不可能です。
動画撮影にも強いカメラ
最近はSNSやYou Tubeに動画を投稿する方も増えています。
そういう方は動画に特化したアクションカメラを選択肢に入れてもいいでしょう。
アクションカメラは単体だとモニターが小さいのでしっかり写真を撮るのには不向きですが動画がメインで写真はオマケと言う考え方ならばアクションカメラを選ぶのが正解です。
しっかり写真も撮りたいし動画も綺麗な画像で残したいのであればカメラとアクションカメラの2台持ちがベストな選択です。
海外旅行におすすめのカメラ
スマートフォンのカメラの性能が上がったことからスマホでも十分綺麗な写真が撮れます。
しかし先にも書いたようにカメラでなければ撮れない写真と言うのは確実にあります。
自分用に海外旅行の思い出を写真で残すのだけならスマートフォンのカメラで十分です。
しかしSNSなどで「人のココロを動かす写真」はやはりカメラで撮らなければ中々伝わりません。
ボクの体験から自分で海外旅行に持ち出すならこれだろうなと言うおすすめのカメラを選びました。
海外旅行に持って行くカメラでお悩みの方はご参考下さい。
海外旅行用のおすすめのコンデジ
コンデジを持って行く最大の利点は最重要課題の軽量コンパクトな点にあります。
その分デジタル一眼の様にレンズ交換が出来ないので凝った写真には不向きです。
ある程度の画質でスマートフォンよりワンランク上のカメラと言った位置づけです。
RICOH GR III(257g)
写真が趣味の方なら誰もが知っている超有名コンデジの名機です。
出てくる写真はコンデジとは思えないほどの迫力。
ボクがコンデジをおすすめするならリコーのRICOH GR III一択です。
スマートフォンのカメラとの大きな違いはイメージセンサーの大きさです。
簡単に言ってしまうと「カメラの目」とも呼ばれるイメージセンサーは大きいほど良い写真が撮れます。
一般的なスマートホンのカメラに比べRICOH GR IIIは13倍の面積のAPS-Cイメージセンサーを搭載しています。
そしてAPS-Cより更に大きいイメージセンサーがフルサイズとなります。
イメージセンサーが大きい利点は以下の3つです。
・階調が豊かで美しい
・暗所に強い
これだけで「写真の質」そのものが違うことが伝わるのではないでしょうか?
またRICOH GR IIIが搭載しているレンズは28mmと言う広い範囲を撮れる広角よりのレンズです。
海外旅行で切り取りたい空間を丸ごと写せる良い画角である所もおすすめポイントです。
もちろんマクロ撮影も可能な万能カメラなので海外旅行に持って行くカメラとして自信を持っておすすめします。
Canon PowerShot G7 X Mark III(304g)
写真だけではなく動画も撮りたいという方にオススメのコンデジです。
4K動画にもしっかりと対応しており手ぶれ補正も着いているので美しい海外旅行の風景を動画で撮影することが可能です。
またYou Tubeと連携しライブ配信を楽しむことが出来るのが大きなポイント。
動画を非公開設定にしておけば撮影した動画をYou Tubeに保存しておくという使い方も可能。
SDカードの容量を気にせずYou Tubeをストレージ代わりに使い動画撮影出来るのは大きなメリットでしょう。
タイムラプスにも対応しています。
全体的にバランスの取れたカメラで操作も分かりやすく写真も動画も両方撮りたいと言う方におすすめします。
海外旅行におすすめのデジタル一眼レフカメラ
デジタル一眼レフカメラのメリットと言えばレンズが交換出来ること。
またフルサイズであればその画質の美しさは誰もが認めるところでしょう。
しかしデメリットとして重くかさばると言う点が挙げられます。
交換レンズを持ち歩くと慣れば尚の事。
ある程度写真を本気で撮ろうと考えている方は別ですが海外旅行に向いているカメラとは決して言えないかもしれません。
しかしAPS-Cカメラやミラーレスカメラとなれば話は別。
本格的な写真撮影におすすめのデジタル一眼レフカメラをご紹介します。
フルサイズ デジタル一眼レフカメラ
王道とも言うべきフルサイズの一眼レフカメラ。
デメリットは重さとボディが大きく嵩張ることです。
ボクはCanon EOS 6Dと言うモデルにEF17-40mm F4L広角ズーム一本で撮っています。
どちらも古いモデルなので状態の良い中古で揃えるのが良いでしょう。
Canon EOS 6D MarkII(765g)
フルサイズのデジタル一眼レフカメラであれば断然このモデルがおすすめです。
理由はこの手のフルサイズデジタル一眼レフカメラでは世界最軽量。
価格と画質と重さのバランスが取れたモデルでデジタル一眼レフカメラのフルサイズならこれ一択と言ってもいいほど。
ファインダーを覗いて被写体に集中し本気で写真を撮りたい方向けのカメラです。
スマートフォンと連携しリアルタイムでSNSに投稿したり遠隔でシャッターを切ったり出来るのも魅力。
フルサイズ ミラーレスカメラ
ミラーレスカメラの最大のメリットは一眼に比べボディがコンパクトで軽いこと。
その上画質はフルサイズのままなので現在の主流はミラーレスカメラになりつつあります。
しかし価格がそれなりにしますので本気で写真を撮りたい方向けとなります。
ソニー(SONY) α7C ILCE-7C(424g)
フルサイズのミラーレスカメラをおすすめするならSONYのα(アルファ)一択です。
CanonやNikonと言った歴史あるカメラメーカーを抜き今では人気ナンバーワン。
追従するオートフォーカス性能は目を見張る物があり他社を寄せ付けません。
海外旅行に置いて突発的に現れる被写体に対しても十分対応できます。
動画もしっかり撮りたい方向けのアクションカメラ
最近はSNSだけではなくYou Tubeに動画をアップする方も多くなりました。
ここまでご紹介して来たカメラはあくまでも写真がメインです。
動画の撮影をしっかりやりたい方はやはりアクションカメラを選択するべきでしょう。
GoPro HERO12 Black(153g)
2023年現在のGopro最上機種で「5.3K」と言う解像度は圧倒的でクラス最高となります。
海外旅行で訪れる街の風景を撮るのには十分過ぎるほどの高画質。
また撮影可能時間も5時間と心配なバッテリーの持ちも十分と言えるでしょう。
アクションカメラと言えばまず思い浮かぶのはGoProと言うほど有名なカメラなので買って間違いなしのモデルです。
水深10メートルまでの防水機能もついているので水辺のアクティビティもしっかり撮影可能です。
広角寄りの画角も使いやすくアクションカメラ初心者の方にもおすすめ出来ます。
DJI Osmo Pocket 3(179g)
アクションカメラはGoPro派とこのOsmo Pocket派に別れますがボクはこちらのOsmo Pocket派です。
主に手持ちでの撮影が多いので形状が握りやすく安定するOsmo Pocketを選択しました。
正直どちらを選んでも構いません。
屋外でのアクティビティ重視の方はGoPro。
市街地や観光地での撮影がメインならOsmo Pocketと言ったところでしょうか。
ボクはアジアの路地裏や市街地などを初代のOsmo Pocetで動画撮影していますがジンバルも効いておりとてもスムーズで美しい4K動画が撮れています。
以前のOsmo Pocketの難点としてモニターが小さく映像確認と操作がし辛いことが挙げられていました。
しかしOsmo Poket3はモニターを回転させることによりこの問題を解決しています。
カメラをレンタルするという手もあり!
頻繁に海外旅行に行けない方は旅行中だけカメラをレンタルするという手もあります。
本格的なカメラを買うには費用が高額です。
また既にカメラを持っていて「あのレンズ撮ってみたい!」という方にもレンタルを考えても良いでしょう。
費用も抑えることが出来ますしその分本来の目的である海外旅行のホテルのランクを上げたり食事をちょっと贅沢にしたり。
カメラやレンズをレンタルで済ませてればそちらに予算を回せます。
また既にカメラを持っている方も高額なレンズなど買って失敗する前にレンタルで試してみると言う使い方も大いにありです。
海外旅行のおすすめカメラはこれで決まり!まとめ
SNSの進化とともに写真や動画を楽しむ人が格段に増えました。
スマートフォンの性能アップが一役買っているのでは言うまでもありません。
ポケットに収まるスマートフォンは確かに海外旅行には欠かせないアイデムです。
しかし本格的な写真や動画を撮るにはやはり物足りなさは否めません。
ボクは海外旅行の間中片時も右手からフルサイズのカメラを手放すことはありません。
正直言って重いかさばるしでうんざりすることもしばしば(笑)
しかし撮った写真を現像してみるとやはりスマホから出てくる絵とは段違いなのです。
本記事「海外旅行のおすすめカメラはコレで決まり!」が参考となり一人でも多くの方が海外旅行の写真や動画楽しんでくれることを願います。
最近はスマホのカメラも進化してずい分と画質が良くなりました。海外旅行に重たい一眼レフカメラを持っていくのはもはや時代遅れなのかもしれません。しかし一眼レフカメラでしか撮れない写真というのは確実にあります。折角の海外旅行。スマホのカ[…]