12月7日。1年の滞在可能期間の150日を満了しネパールを出国。
第二の故郷でもあるタイに帰って来ました。
インドやネパールを長期間回ると誰しもが改めてタイの居心地の良さに気づきます。
空港に到着した途端に何とも言えない万能感が湧いて来るのです。
前回のブログでも書きましたが今年は実に移動が多い1年でした。
どのくらいの旅の軌跡だったのかは下記の記事でどうぞ。
今年ももう12月となりました。ボクにとっては過去イチ旅をした1年です。こんな旅をすることはもうないかもしれないので忘備録代わりに1年を振り返ってみます。アジアの街を縦横無尽に駆け抜けた2023年。どうぞお付き合い下さいませ。[…]
バンコクのドンムアン空港に降りる
久しぶりにタイに戻ってきました。
長い長い旅を終えてやっとホームにたどり着いた気分。
空港内のセブンイレブンでおにぎりとウインナー。
それに缶ビールを2本。
キャリーケースをテーブルにして先ずはおにぎりを一口。
あまりの美味しさに涙が滲むほどです。
日本の味には程遠いのですがスパイスまみれの食生活にうんざりしていたボクにはたまらないごちそうでした。
タイの居心地の良さ
改めて気づくのはタイという国の居心地の良さです。
程よく近代化されほぼ日本と変わらない暮らしが出来ます。
とは言っても外国なので全く同じという訳には行きませんがインドやネパールに比べるとその便利さは比較にならないほど。
こうして真夜中でもコンビニでおにぎりが買えてビールを飲めるなんてあり得ない快適さ。
加えて人が優しい。
そして流れる時間がたおやか。
常に気を張り周囲に気を配らなければならないインドの旅に比べると天と地の差ほどもあります。
タイの空港に降りた時に湧き上がる不思議な万能感はそんなところから湧いてくるのかも知れません。
ネパールから持ち込んだ風邪で倒れる
バンコクのアパートにたどり着き荷解きをすることもなくシャワーを浴びてそのまま倒れ込むようにして眠りました。
ネパールを出国する2日ほど前から寒気と咳とくしゃみに悩まされていました。
これはヤバいかもと思いつつ行き先はタイ。
もう何があっても大丈夫と言う安心感がありました。
しかし明くる日目を覚ますと風邪と思われる症状は悪化しておりそのまま1週間ほど寝込むことになります。
タイには無い風邪の総合感冒薬
発熱はないし医者に掛かるほどでも無いだろうと思い近所の薬局へ。
症状を説明し風邪の総合感冒薬が欲しい旨を伝えるとそういう薬はないとの返答。
タイでは症状別の薬はあっても総合的な風邪薬はないということを初めて知りました。
とりあえず症状が酷かった咳止めと鼻水の薬を買い様子を見ることに。
薬を飲むと確かに効きますが体調は上向くことなく横になり身体の免疫力が治してくれるのを待つしかありません。
海外に居て「寝込む」と言うのは精神的にも辛いものがあります。
まんじりともせず時間の経過を待つしかありません。
いっそのこと熱が上がり酷い風邪の症状で医者に掛かり注射や処方薬を飲む方が楽なのも知れません。
海外での体調管理の難しさ
折しもネパールは寒さも厳しくなってくる12月。
加えて暖房器具がほとんどない国です。
朝晩の冷え込みは長袖を着込み厚手のジャケットを羽織らないと寒さで耐えられません。
そこから気温30度を超えるタイに移動したのですから身体がついてこないのも分かります。
こんな時に体調を崩しがちなんですね。
どれほどこまめに脱いだり着たりを繰り返していても一日三食をきっちり食べるようにしていても疲れが溜まり知らずのうちに免疫が落ちていることには中々気づけなかったりします。
海外を長く旅をしていて一番感じるのは体調管理の難しさ。
基本は三食しっかり食べて夜はぐっすり眠ること。
これが出来て初めて体調管理のスタートライン。
この基本を守る規則正しい生活は日本に居ても中々難しいもの。
それが全く環境の違う海外となれば更に難易度が上がります。
すべてを諦めて休むことの大切さ
これは日本で暮らそうが海外を旅していようが同じです。
色々と日々の雑事や心配事がありますが先ずは全ての思考を止める。
そして何も考えず休む。食べる。そして眠る。
これが中々に難しいことなのですが結果として一番早く楽になれます。
一週間を過ぎてやっと体調も上向き加減になって来ました。
全てを諦めきれずに細々とした日々の雑事にかまけているとまだまだ長引いたことでしょう。
後はどこで自分を動かし始めるのか。
ここも見極めが肝心で勝手な思い込みで動き出すとまた振り出しに戻ります。
もう一休み。
年末に向けてやらなければならないことは山ほどありますが身体の声をよく聞いてタイでのスタートを切りたいと思っています。
「海外一人旅!」響きは凄く憧れるんだけど初心者の私にははハードルが高いなぁ。そう感じる方も多いかもしれません。エスニック雑貨バイヤーとしてアジアを自由自在に泳ぎ回るボクも初めてパスポートを取り海外へ一人旅に出かけたのは30歳を超え[…]