インド旅行と検索するとサジェストに現れるいくつかの検索語句。
まぁまぁのネガティブワードが並んでいて皆さんインド旅行に行くべきか止めるべきかお悩みのご様子。
ボクはエスニック雑貨バイヤーとしてインドとは20年を超える付き合いです。
去年は6ヶ月間デリーを起点にジャイサルメールまでのラジャスタン地方を彷徨いました。
今年も半年を過ぎ7ヶ月目のインドでこの記事を書いています。
インドのヤバい部分も楽しい部分も粋も甘いも十分に知っているつもりです。
そんなボクがインド旅行を考えている方に向けてこの記事を書きました。
読み終えた後にインド旅行に行くのか止めるのか?
それはあなた次第なのです。
インド旅行はヤバい!5つの注意点
インド旅行はタイなどの東南アジア諸国に比べると大分ハードルが上がります。
街はゴミだらけで劣悪な衛生環境。
ウソばかり付いてスキあらばボケッとの金をだまし取ろうとするインド人。
胃腸が悲鳴を上げるスパイスの効いた食事。
日本とは全く異なる環境です。
インドを旅する心構えについても書いています。
インドは一筋縄ではいかない厄介な国です。まずはビザの取得からはじまりチケットを取り忙しい毎日のスケジュールを調整しやっと取れた休日。期待に胸を膨らませていざインドへ!空港が大分きれいになったので油断しますが世界中の旅人が集まるメイ[…]
劣悪な衛生環境
街はゴミだらけで場所によっては悪臭が漂います。
女性の方は特にトイレはホテル以外で使えるところはないと思いましょう。
そのホテルの部屋とてネズミやゴ◯ブリが出るのは日常茶飯事。
水道水も決してきれいとは言えないので歯磨き後のうがいの水でさえミネラルウォーターを使う人もいるくらいです。
日本から見たらとんでもない衛生環境なのです。
ボクらがデリー病と言っている原因不明の発熱や下痢に襲われる方も少なくありません。
無菌室のような日本から雑菌だらけのインドに降り立ちその洗礼を受けるのです。
食べ物が合わない
これはボクのことでもあります。
スパイスの効いた辛い食べ物が主流です。
インド人は3食カレーを食べるって本当ですか?
3食どころか入院食までカレーなんですよ。
スパイスの効いた辛い食べ物が苦手な方は覚悟を決めなければインド旅行はできません。
ボクはインドで倒れて2度入院しています。
その時の様子は下記の記事で。
インドで入院しました。中々ない経験です。この記事ではその時の入院の様子を書きました。インドはインドでインドの病院はやはりインドの病院でしがありませんでした。万が一これを読んでいるアナタがインドで入院する羽目になった場合この記事がきっと役立[…]
インドは広い!移動が大変
インドはタイのように観光地がコンパクトにまとまっていません。
どこへ移動するにも体力・気力ともに削られるのです。
必ずと言っていいほど遅れる列車。
時間通りに飛ばない飛行機。
飛行機の国内便のセキュリティチェックも非常に厳しく軍服を着た兵士が隅々まで調べます。
特にPCやカメラやその周辺機器などそこまで調べるかと言うレベルでチェックされます。
ボクが今まで没収された物の中で驚いたのは紙テープです。
拘束具として受け取られたのだと思います。
詐欺やボッタクリは日常茶飯事
詐欺師が言葉巧みに旅行代理店に連れ込み何かを購入するまで軟禁状態と言うのはよく聞く話。
列車に乗ろうとニューデリー駅に向かえばその列車は事故で運休になったとウソを吹き込み割高のチケットを買わせようとする詐欺師集団。
街中の移動の強い味方リキシャとて通常運賃の2倍3倍のボッタクリは当たり前。
相場を知っていたとしてもインド人と同じローカルプライスで乗るのは不可能です。
1日中そういったインド人と粘り強く交渉するのがインドの旅です。
女性は性犯罪に注意!
インドは残念なことにレイプ大国とウワサされます。
実際一日あたりのレイプ件数は100件以上。
その内の一人にならないとは限らないのです。
旅の基本とも言われる肌の露出は控える。
夜遅くまでハメを外して遊び歩かない。
夜は一人で乗り物に乗らない。
たったこれだけでも危険な目に合う確立はグンと下がります。
インド旅行を考えている女性の方は本当に注意して下さい。
インドは街中も危険がいっぱい
危険がいっぱいと言うか危険だらけです。
常に緊張感を持って街を歩かないと直ぐにトラブルに見舞われるでしょう。
スマホを見ながら歩くなどもっての外。
交通事故は気をつけていても向こうからやってきたりします。
しつこい客引きや詐欺師にスリ集団。
常に周囲に注意を払いましょう。
お腹を壊す食べ物
インド旅行で一番重要なのは体調の管理。
特に食事には気をつけて下さい。
飲み物に入っている氷でお腹を壊すのはよく聞く話。
また生野菜を洗った水にも注意。
路上の食べ物も手を出さない方が良いです。
食事は屋根と壁のある食堂やレストランとりましょう。
交通事故
インドの交通ルールはメチャクチャです。
ルールなど内にも等しく道路を渡る時も最新の注意が必要。
日本のように車が止まってくれることはありません。
歩きスマホなどはもっての外で常に周囲の状況を把握するようにして下さい。
ちょっとした不注意で交通事故に見舞われます。
野生動物
首都デリーでさえ日常的に動物を目にします。
ウシ・ウマ・サル・イヌ・リスなどまだまだ居ます。
インド旅行で特に注意したいのはイヌとサル。
うっかり噛まれたりすると狂犬病にかかります。
万が一噛まれた場合は直ぐに病院へ。
狂犬病は一度発症すると死に至る確立は100%。
動物には決して近づいてはいけません。
インド人の性格
インド人は好奇心が強く人懐っこい性格で議論を好みます。
親日家も多く日本人には友好的ですが油断は禁物。
早口のインド英語でまくしたてられボッタクられれるのは日常茶飯事。
ウソも平気でつくし時間にもルーズな上絶対に謝りません。
街中でカタコトの日本語で近寄ってくるインド人には特に注意。
一番良いのは声をかけられても無視してその場を立ち去ることです。
これがトラブルから身を守る一番の方法。
言葉に不安のある方は尚のこと相手のペースに巻き込まれないようにして下さい。
インド旅行はヤバいのか?行くかやめるか?ボクはこう考える
インドは確かにヤバい国です。
何度も酷い目にあったし2度倒れて入院までしています。
出来れば避けて通りたい国インド。
しかしその何倍も魅力のある国でもあります。
「エキサイティング・インディア」
微笑みの国タイランドと同様にインドにはそんな冠が付きます。
エキサイティングで魅力溢れる国がインドなのです。
あなたがインドを訪れたとき沢山の災難が降りかかるかもしれません。
しかし何事にも代え難い素晴らしい経験と思い出が得られます。
ここまで読み進めてくれたあなたがインドの大地に立つことをボクは願っています。
インドを旅行するにあたり全くその通りだなと思った文章があります。
地球の歩き方に掲載されている文章でボクも何度も噛みしめるように読みました。
下記に記しこの記事の締めくくりとします。
いざ!インドへ。
インド。それは人間の森。木に触れないで森を抜けることができないように、人に出会わずインドを旅することはできない。インドにはこういうたとえがある。
地球の歩き方 インド
深い森を歩く人がいるとしよう。その人が、木々のざわめきを、小鳥の語らいを心楽しく聞き、周りの自然に溶け込んだように自由に歩き回れば、そこで幸せな1日を過ごすだろう。
だがその人が、例えば毒蛇に出会うことばかり恐れ、歩きながら不安と憎しみの気持ちを周りにふりまけば、それが蛇を刺激して呼び寄せる結果になり、まさに恐れていたように毒蛇に噛まれることになる。
さあ、旅立ちのとき、魂まっ裸のトリップを!
謎めいた言葉で、インドはキミに呼びかけている・・・・・。
さあ、いらっしゃい!わたしは実は、あなたなのだ。
先日半年にも及ぶインド旅行からバンコクに戻って来ました。ボクはエスニック雑貨バイヤーと言う仕事柄インドとは20年以上の付き合いになります。しかし半年にも及ぶインド旅行は初めての経験。その長期に渡るインド旅行で気づいた日本から持って[…]