Galettes and Biscuits ~イギリス菓子のある毎日~
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チャリティーお茶会 2024



先週の木曜~土曜日まで行っていたチャリティーお茶会
数えてみたら、
おや、今回でちょうど10回目
イギリスから帰ってすぐ
東日本大震災のためのチャリティーとして始めたのは12〜3年前の年のことだけど
コロナのせいで集まることのできなかった数年があったからな…

まずは
今回も沢山の方にご参加いただき
多くの寄付を集めることが出来ました
ありがとうございます112.png

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毎度のことですが
何をするわけではなく
ただただお茶を飲みイギリス菓子を食べ
お喋りする会
たとえチャリティーとはいえ
皆さん貴重な時間を使って来てくださるので
お菓子は心行くまで楽しんでもらいたい
だから
王道のケーキから珍しいものまで山と用意します
「きゃ〜美味しそう♥」
その一言で疲れも吹き飛びますし^^

前にも参加されたことのある方は 
今度こそ全制覇!と
攻略法を考えなら食べています(笑)


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前回のブログで紹介した
・メレンゲベルガモットケーキ
・バターミルクレイヤーケーキ
・スポンジフラン
・グーズベリーとエルダーフラワーのタルト
・ビーツローフ
の他に
・ボイルドオレンジケーキ
・ノーベイクチーズケーキ with ストロベリーソース
・ビネガーケーキ withプラム&ヤウルトシャンティ
・ローズショートブレッド
・NICEビスケット
などが並びます

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お口直しのセイボリーには
・サマーベジタブルガレット
・チーズオリーブスコーンwith ペアチャツネ
・ライ麦クリスプ/オーツケーキ with ビートルートフムス&ババガヌーシュ

あとは
自家製エルダーフラワーコーディアルに
もちろんスコーンも
スコーンはプレーンとジンジャー&チョコレートの2種
ルバーブジンジャージャムと贅沢にも食べ放題!のクロテッドクリームを添えて

わたしはみんなのお皿を見るのがいつも楽しみ♡
皆、お皿にこれでもかと山盛りにのせて
「もうのらない~~」って
狭い部屋のこと、
5歩でまた取りに来れるのにね(笑)

チャリティーお茶会 2024_a0107981_10222629.jpg


ところで、こんなクリームたっぷりの贅沢ができるのは
中沢乳業さんがこの小さなチャリティーに協賛してくださったおかげ
工場直送のクロテッドクリームは驚くほどなめらか
足を向けて寝れません
心より、ありがとうございます<(_ _)>
どれもイギリスで売っているのと変わらない味
おかげでイギリスらしいお菓子を沢山作ることができました


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ひとしきり食べ、飲み
お腹が満たされた頃
先程テーブルに乗り切らなかった冷たいプディングも登場

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それは
チョコバナナトライフルの日もあれば
パッションフルーツのパヴロヴァの日も
どちらもお腹が一杯でもつい手が出るお菓子
(あ、わたしの場合は、ですが)

毎回お茶会の時に用意するのがオリジナルグッズ
この売り上げも参加費と共に寄付となります
今回作ったのは小さなジュートバッグ
グレーと緑色の2カラー
コンビニなんかのちょっとしたお買い物のときや
お菓子を入れてプレゼントするにもちょうどいいサイズ
他にも以前作った
オリジナルの木のスプーンやエプロンも並びました


チャリティーお茶会 2024_a0107981_10222522.jpg
そして今回は
いつもレッスンにいらして下さっているIさんが
スペシャル可愛いニットのコースターやティーコジーを是非チャリティーにと
沢山ご準備してくださいました
コースターは何と120枚!
夏物、冬物、どれも可愛くって選ぶのが大変★
ありがとうございます、ばっかりで語彙がなくて嫌になっちゃうけれど
他にこれ以上適切な言葉が見つからないのだから仕方がない
ありがとうございます!!

これらのグッズの売り上げ含めて
今回はトータル195,600円もの寄付が集まりました
どこに寄付するかはここのところ
あまりにも大変なところが目に入りすぎてどうにも選べないので
UNHCR (国連の難民支援機関)に委ねます
今一番必要としているところに使ってくださると思うので
どんなにわずかのお金でも
家を失い故郷を追われ 行くところも帰るところもない人たちの
食料や薬、毛布の足しにはなるはずだから
コロナの時 
家から出るなと言われて
最初は家族とも会えないとか レッスンも出来ないとかいろいろ思ったけれど
次に思ったのは
その引き籠ることの出来る安心安全な「家」があることの有難さ
「家」が大好きなわたしにとって 
家は心の拠り所
安心して眠る場所があって初めて 人間明日への希望や元気が湧くと思うのに
その家がなく、
何年も難民として彷徨っている人たちの数は今世界に1憶2千万とも3千万とも(日本の全人口と同じくらい!)
泣いているのは大抵
わたしたちと同じ
ただ普通の穏やかな生活がしたいとだけ思っている人たち


そうそう、お茶会のケーキ
一番人気はメレンゲベルガモットケーキまたはバターミルクレイヤーケーキ
そして次点はボイルドオレンジケーキ🍊
3番はノーベイクチーズケーキ でした^^


☆★お知らせ★☆
10月のレッスンの日程UPしました。
お申し込み開始は9月16日(月)21時になります。

# by lesgalettes | 2024-09-07 23:21 | アフタヌーンティー&ティー | Comments(0)

チャリティーお茶会2024(準備編)


先週は年に一度のチャリティーお茶会ウィーク
(ほんとうはもっとやりたいのだけれど
気付くとあっという間に1年経っている!)

超大型台風が近づいているというので
出来るかどうか怪しいと思いつつも
粛々と準備に勤しんでいました
ただし
お菓子はやっぱり直前に作りたいので
早めに出来るその他の準備
先ずはお片付け


チャリティーお茶会2024(準備編)_a0107981_11503945.jpg

我が家は二人暮らしのわりに
やたらと椅子とテーブルが多いので
お客さんがたくさん来てもそれなりに席はあるのですが
ふだんはその椅子やソファーの上に本やらなにやらが山と積んである
これではお客さまは座れない
せっせと本を二階に運び
スペース作り
テーブルの上の余計な雑貨も片付けないと!

あとは〜
この後台風が来るなら今のうちにお買い物
大量に使うお菓子の材料類
果物やお野菜は直前じゃないとダメだけど 卵や牛乳などは買っておける
でもその前にまずは
冷蔵庫の整理!


チャリティーお茶会2024(準備編)_a0107981_11504029.jpg
お茶会で何が一番苦労するって
冷蔵庫スペースの確保
何せ暑い暑い夏なので
作ったケーキは出来れば全部冷蔵庫に入れておきたい
いつもより直径も高さもある大きめサイズのものが
6ホール、7ホール、8ホール・・・
しかも冷蔵庫にはお茶会4回ラウンド分の
生クリームにクロテッドクリーム・牛乳に卵にフルーツなども大量に入っているから
とにかくタイト
だからお茶会前の必要不可欠な準備は
冷蔵庫をとことん空にすること
大掃除にもなっていいけれど。。。

チャリティーお茶会2024(準備編)_a0107981_11503909.jpg
お菓子で出来る準備も少しはあります
タルトならぺストリーを作って型に敷いてそのまま冷凍
そうしておけば 
必要な時、すぐに空焼き出来るから
今回はグーズベリーとエルダーフラワーのタルトだったので
空焼きしている間に
フランジパーヌを作ってグーズベリーをのせて焼けば完成☆

ビスケットやクラッカー類は数日前に焼いておいてもOK
当日焼きたいものの計量や型の準備もしておける
スコーンに関しては前日の夜
ラブイン(粉とバターをサラサラにする)までして冷蔵庫に入れておきます

クリームをサンドするようなケーキ類は前日に焼いて
当日仕上げ

チャリティーお茶会2024(準備編)_a0107981_11504070.jpg
上の写真はメレンゲケーキ
スポンジ生地の上にメレンゲをのせて焼いたものを重ねます
サクサクのメレンゲとスポンジのコントラストが楽しい
今回間にサンドしたのは
クレームフレーシュと生クリーム半々でホイップしたものと
ベルガモットカード
香り、味わい、食感、すべてのハーモニーが楽しいケーキ

でも何から何まで手作りしていると大変!
手を抜けるところは抜きます
イギリス風に^^

下の写真は先日イギリスで買ってきたレディメイドのスポンジフランケースと
上掛け用ジェリーパウダー

チャリティーお茶会2024(準備編)_a0107981_11503932.jpg


このフランケースにジャムを塗って
プラムと桃を煮たもの敷き詰めジェリーを流して完成☆
この怪しげな紫色はプラムから。。。
これはこれでイギリスのインスタント的な味で楽しい(笑)

下の写真の3段になっているケーキは
バターミルクレイヤーケーキ

チャリティーお茶会2024(準備編)_a0107981_11503973.jpg
バターミルクを入れてしっとり食感に焼き上げたスポンジに
間にはやはり
クレームフレーシュ入りのクリームとベルガモットカードをサンド
これも好評だったお菓子の一つ

ケーキ類は毎日少しずつ違います
一緒の方が楽だけれど
それだと作るのが飽きちゃうから(笑)

心配していた台風は結局宇都宮には影響なく
お茶会を無事終えて
昨日はお部屋のリカバリー
バンティングを外したり
避難していた本類が戻ってきたり
あっという間にまた生活感いっぱいのいつもの我が家
でも、そこはかと漂う祭りの後の静けさ。。。

お茶会の様子は次回に☆


# by lesgalettes | 2024-09-03 08:11 | アフタヌーンティー&ティー | Comments(0)

夏休みベイキング



もう8月も終わろうというのに
まだまだ夏休み気分の抜けない毎日
これまで8月は
オーブンをまわしてイギリス菓子を食べるにはちょっと暑いよね、ということで毎年夏休みにしてきましたが~
もう、「ちょっと暑い」どころの話ではありません
絶対地球がおかしい。。
8月だけじゃなくって
7月~9月夏休みにしなくちゃならないんじゃなかろうか。。

ここは確か北緯36度の宇都宮のはずだけれど
赤道そばのパプアニューギニアに行った方が避暑になる
(首都のポートモレスビーの8月の最高気温は30℃、最低23℃ですって)
いやいやここはフィジーかアンティグアバーブーダ
ふだんは着ないような常夏色の服を着てマインドコントロール
バカンスとばかりにのんべんだらりと引き籠って過ごしていました

そんなある日嬉しいお誘い
「長野の山のうちに泊まりに来ませんか?」
二つ返事で「お邪魔します~~~!」

夏休みベイキング_a0107981_13334103.jpg
山の中ほどにあるそのおうちは
「これでも今年は暑いの」と言っていたけれど
エアコンがなくとも充分快適に過ごせる素敵な気温
エアコンなしで最後に寝たのはいつのことだろう?

さて、
お土産リクエストはスコーン
もちろんお出掛け直前に焼き上げます
どのスコーンにするか決まらなかったので
とりあえず、プレーンとチェリーそしてチョコレート&ウォルナッツ

おまけに作ったのは
ライムとポピーシードのトレイベイク

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ジャムタルトに
グーズベリーやラズベリー、ブルーベリーを焼き込んだミニタルト
常温で置いておいても大丈夫そうなものをいくつか

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自然いっぱいフルーツいっぱいの長野はやはりいいところ
山も星もきれいだし
そうだ、
もう少し涼しくなったら
おやきも食べに来なくっちゃ!


夏休み
時間があったので久しぶりに
ず~っとサボっていた「イギリスおかし百科」の記事を書いてみました
今のロンドンをいろんな視点から届ける情報サイトあぶそる~とロンドン
スタート時からこのコラムを書いているのでもうすぐ丸10年

夏休みベイキング_a0107981_13334146.jpg

今回の記事は「Harrow Buns」というお菓子について
実物はもちろん
他の本でも見つけたことがない珍しいお菓子
(見た目はいたって普通だけれど)

夏休みベイキング_a0107981_13334055.jpg
今回は
このお菓子についてはもちろんですが
イギリスの小さじ大さじ事情についても書いてみました

夏休みベイキング_a0107981_13334156.jpg
お手隙の折にでも


近頃 流れは instagramやYouTubeにTicTok
こういう文章多めのブログやコラムなどは面倒と思われるかもしれないけれど
わたしはやっぱりアナログ昭和人間
へたな写真と まどろっこしい文章と自分で認識しつつも
イギリス菓子について
もうしばらく、なんやかやと書いていくんだろうな、と改めて思う夏休み後半なのでした

オーブンじゃなくて
パソコンに向かっていても暑い気がする~~🥵!


# by lesgalettes | 2024-08-30 13:33 | イギリスのおいしいもの | Comments(0)

イギリス旅2024初夏〆

イギリス旅
毎回目的はあるようなないような、、
今回は基本的に何も予定や予約を入れず のんびりしよう!
それが多分目的でした

地元の食材を買い
好きな時間に起きて
キッチンで食事やお菓子を作り
お庭で朝ご飯を食べ お茶をし
夕方からはまた庭でビールやサイダーを飲みながらまったり
それが出来ればいいかな、と

イギリス旅2024初夏〆_a0107981_10234307.jpg
↑ここはお屋敷に併設されたポッシュなファームショップ

お野菜も粉類もいい感じ↓
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この日はファームで買ってきたルバーブと小麦粉を使って
ルバーブクランブル
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あまりに立派なルバーブに買わずにはいられなかったので☆

残っていたプラムも加えたら
とっても綺麗な赤いクランブルに ↓
イギリス旅2024初夏〆_a0107981_10234463.jpg
添えるのはエクストラThickクリーム
乳脂肪分はダブルクリームと変わりませんが
濃度が強くなるよう調整されているので
泡だてずそのままプディングに添えれます
写真の一番右下に写っているのがそれ↓

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クロテッドクリームよりはちょっと緩いくらい↑

今回はここぞとばかりに色々な乳製品を買って食べまくり
同時に食べ比べると違いがよくわかります
それにしてもどれもこれも美味しすぎ!
どんなに食べても何故か胸焼けしらず🤭

イギリス旅2024初夏〆_a0107981_10234101.jpg

お出掛けはミニマム (にしたつもり)
でもここだけは外せない、と思っていたのが
Bury St Edmunds
ここの セントエドマンズベリー大聖堂 にどうしても行ってみたくって



イギリス旅2024初夏〆_a0107981_17054378.jpg

1000年の歴史を持つ大聖堂は想像どおり
それ以上に荘厳
もう一度ゆっくり訪れたいと思った教会は久しぶり
(教会はだんだんどれも同じに見えてくる。。なんて日頃思っているから)

多分もう一度来ると思う

イギリス旅2024初夏〆_a0107981_17054373.jpg

天井から降ってくるように 
空間全てを満たすように響き渡るパイプオルガンの音
あと2時間くらい座っていたかった

後ろ髪をひかれながら教会を出ると
そこに広がるのはなんとも不思議な光景
遺跡に少しずつ飲み込まれるつつあるような建物や
緑の芝生の上にすっくと立つ遺跡はまるで化石になった巨人のよう

イギリス旅2024初夏〆_a0107981_15064249.jpg
ここはベリーセントエドマンズアビー跡
かつてイングランド屈指の規模を誇った寺院
ヘンリー八世の命により1539年にお取り潰しとなり
今はその面影が残るのみですが
公園になっているので、500年の時の流れに想いを馳せながら憩うことができます
本を読んだり寝そべったり 
散歩を楽しんだり、皆思い思いにくつろいでいる様子が印象的
リスさんもフレンドリー🐿️

当時の寺院の様子はイングリッシュヘリテージのサイトで知ることができます


楽しいのは名所旧跡のある街ばかりとは限りません
隣近所の小さな町や村も歩いてみるといい事がいっぱい☆

小さなベイカリーでは食べたかった地方のお菓子を見つけたり
金物屋さんでは欲しかったキッチン用品を発見☆嬉々としていたら
お店のご主人からはなんでまたこんな何もない町に来たんだい?って珍しがられ
地元情報をいっぱい貰えたり(笑)


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急いで通り過ぎていたら見すごしていた景色
計画してなかったからこそ出会えた
沢山の小さな事・モノ・人
さもないことだけれど印象深く心に残っているそれらは
多分この旅一番の収穫物

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さて、きりがないので
この辺りで今回の旅のお話しはひとまず終了
有名どころをを観光しなくとも
特にスペシャルなことをしなくとも
旅は書きたいことが
伝えたい景色が山のよう⛰️
長々とお付き合いありがとうございました^^

次の旅はいつかな☆



# by lesgalettes | 2024-08-26 08:53 | イギリス散歩 | Comments(0)

イギリス旅2024初夏 その11



イギリス旅の楽しみの一つ
アンティークフェア
いつもどこかで開かれているアンティークフェア
10個くらいテーブルが並ぶ村の集会場の小さなものから
何千というストールが立ち並ぶ大きなものまで千差万別
通っていると 大きなフェアはどこの会場に行っても同じ顔ぶれ(ストールホルダー)が多いことに気付くはず
ましてや同じ会場なら場所も大体同じところにいるから分かりやすい
自分の好きな系統の商品を売っているな、と顔を見ると見たことのある人が立っている(笑)

お外のスペースはどこまでも広く
お天気さえ良ければお散歩気分で気持ちいい

イギリス旅2024初夏 その11_a0107981_14322022.jpg
今回は廻ったのは3フェア
一度スコールのような通り雨が来たけれど
皆慣れたもの
商品はびしょびしょなのに
自分たちだけバンの中に入ってお茶を飲んでいる
食器なんかは拭けばきれいになっていいかもしれないけれど
大きなソファとか ぬいぐるみとか本とか
ぐしょぐしょだけれどいいの??ってこちらの方が心配になっちゃう
夏の通り雨の後は大抵ギラっと太陽が顔を出して一気に乾かしてくれるからいいのか?
アンティークだから
錆びようが
よれよれになろうが それがかえって味になるとか?
その辺のおおらかさ(適当さ)が素晴らしいと毎回思う

家具やガーデニング用品などの大物が並ぶ外会場に対し
室内会場は小さめサイズのちょっといいものが並びます
もちろんガラクタ類も多数

イギリス旅2024初夏 その11_a0107981_14321950.jpg
何十万円もするリアル骨董品もあれば
一個数百円のヴィンテージものまでありとあらゆる物・モノ・ものに溢れた室内
お宝の価値は人それぞれ
値段じゃない
他人から見たら それ持って帰って一体どうするの??というものを
ほんとうに嬉しそうに抱えて歩いている人の多いこと!

一見ジャンク品に見えるけど実はとっても高価なものもあります
例えば下の写真に写っているMcDougall'sやBorwick's のエナメル看板
やっぱり雨にぬれてもお構いなしだけれど
ひとつ350~400ポンド
つまり7~8万円
こういう昔の看板はものによっては一桁上がることもザラ

イギリス旅2024初夏 その11_a0107981_14371970.jpg

歩き疲れたら
というより欲望と戦い疲れたら(欲しいもの全部買っていたら大変ですから)
ひと休み
お腹を満たして 冷静になって今一度ここまで見てきたものを思い起こします
それはほんとうに欲しいのか
日本までえいこら背負って帰るに値するのか
迷いなしに欲しいものはその場で購入しているので
どうしようかなぁというものは
ここで取捨選択
さっきのお店まで戻るか戻らざるか、、


イギリス旅2024初夏 その11_a0107981_14322061.jpg
広場にはサンドイッチやフィッシュ&チップスなどを売るフードカーがいます
みな思い思いに 
頭に先ほど見てきた何かを思い浮かべながらの休憩タイム

コロナ前より確実に上がっているアンティーク相場と品薄感
そしてポンド高
今回もあまり触手が伸びなかったなぁ~
なんて思っていました

が、帰国を翌日に控えたある日
荷物を整理しようと居間に広げたら
あら、それなりにある、かも?

イギリス旅2024初夏 その11_a0107981_14341263.jpg
でも結局
ヒースローで計ってみると
重量制限にはまだまだ余裕がある状態
なんだあれとあれを買っても大丈夫だったな、なんて思いながら機上の人となったのでした

が、
しか~し!
家について広げてみたら あるわあるわ
部屋が狭いから多く見えるのかしら?なんて一瞬自分をごまかしてみたけれど
やっぱりまぁまぁな量

イギリス旅2024初夏 その11_a0107981_14321828.jpg
多くはどうでもいい(わたしにとってはどうでもある)食材と
ヴィンテージの道具類

お気に入りは下の写真のモノたち↓

イギリス旅2024初夏 その11_a0107981_14321847.jpg
50年代に流行ったボーダー入りの大きなブラウンベティ
使いやすそうなローリングピンに ブレッドボード
ヴィンテージのスパートゥル(ポリッジを混ぜる棒)に
ヴィクトリアンのぺストリージガー
わたしが買うものの多くは実用用
飾るだけなんてもったいない
お洒落じゃないけれど 使い込まれていい味の出たものばかり
もう今から新品を使い始めても、ここまではきっと使い込めないから
時を買ったと思えば安いもの(?)
右下のピューターのお皿にのっているのは
陶器製のエスカルゴ殻
1ダース持っていて もっと欲しいなぁとずっと思っていたものの
フランスに行っても最近はなかなか見つけられなかったので
これは今回見つけた時 かなり嬉しかったものの一つ(笑)
エスカルゴの殻を嬉々として両手のひらいっぱいにのせて笑みを浮かべている日本人は
やはり他所の人から見たら風変りなのかもしれない
わざわざイギリスのアンティークフェアに来て
それフランスのだし
カタツムリ家で食べるのって🐌🐌🐌

下の写真の右上に写っているスナッファー付きのキャンドルホルダーも
一目見た時から手を離さなかったもののひとつ
これを持って暗い寝室に入っていく様子が
火を消す様子が目に浮かぶようで

イギリス旅2024初夏 その11_a0107981_14321866.jpg

ビートン婦人の家政書も今から120年も前のものにしてはかなり状態がいい
天邪鬼なわたしはビートン婦人の大大ファンという訳ではないけれど
それでもなお
こうしてページを繰ると
160年経っても皆に愛される本を纏めた女性に
やはり敬服
だって23歳から25歳の間ですよ
わたしなんて結婚はおろか、ただホゲホゲしてた時分ですから~

28歳でその短い生涯を閉じた彼女
160年後に日本で自分の本が読まれているとは天国で驚いているに違いない
加筆訂正もう一度自分にさせて~とか思っているかも

 


# by lesgalettes | 2024-08-22 09:57 | イギリス散歩 | Comments(0)


お菓子教室 「Galettes and Biscuits」 の日常 ☆


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ガレット アンド ビスケット

シンプルで温かいイギリス菓子の魅力を伝えるべく 宇都宮から発信中☆ これまで見たことの無いお菓子に出会えるかも☆
詳しくは こちらを↓

Galettes and Biscuits
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