Galettes and Biscuits ~イギリス菓子のある毎日~
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残った材料で


毎月のレッスンが終わると
いつも手元に残るのが大量の材料
レッスンの回数は前もって分かっているのだから
ちょうど足りるだけ買えばいいのだけれど
そこは心配性のわたしのこと
ついつい多めに買ってしまう

もしかしたらレッスン中 私がボウルをひっくり返したり
何か入れ忘れたりしちゃって
やり直すかもしれないし
レッスンが始まる前も試作を何回するか分からない
~試作というのは、レシピ(配合や作り方)というより
どれくらいの分量でどのサイズの型で作ると
一度のオーブンで焼ける数やタイミング
お持ちかえりの量や試食の量などがちょうどいいかな、などの調整~
結局
余ったら余ったで使えるからいいや、と沢山用意してしまいます


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今せっせと消費に励んでいるのは
先月のレッスン(チェルシーバンズとイヴズプディング)で使った
強力粉とりんご🍎🍏

強力粉で何を焼こうかなぁ~
久しぶりにティーケーキかな

ティーケーキはサルタナと軽くミックススパイスが入ったシンプルなパン
平たく丸く焼くのがお約束
朝食にもいいけれど
ティールームでは昔からスコーンと並んでお茶菓子として人気です
半分にスライスして軽くトーストしたところに
バターをたっぷり塗っていただくもの

甘みやフィリングの量など
チェルシーバンズ>ホットクロスバンズ>ティーケーキ
の順にあっさりになっていくので
初めて食べた人は 「何これただのレーズンパンよね」
どうしてこれがお茶菓子?と思うに違いない
でも食べ慣れてくると このほのかなサルタナの甘味とスパイスの香り
たっぷりのバターという組み合わせが
スコーンとクロテッドクリームまでは重くていらないなぁというときに
まさにぴったりなのです
胃袋が年をとればとるほど
わたしにもどんどんこの良さが分かってきました
以前は何が何でもスコーンを選んでいただろう場面で
ティーケーキを選ぶ自分自身にたまに驚いている(笑)

残った材料で_a0107981_13213226.jpg
お次はりんご
スーパーで何袋も何袋も買ってくるのは大変なので
(いいのが売ってないと焦っちゃうし)
ついつい箱で注文してしまいます
紅玉にブラムリーにふじetc...
ふじはチャツネに
冷蔵庫に入れておいても意外と日持ちのしない紅玉はタルトタタンに決定
今回は簡単バージョン

若かりし頃(もう若くなかったかな、、)リッツで習ったスタイル
普通に銅の大きなマンケ型で焼くタイプの他にもう一種
実習で作ったそれはお一人様用バージョン
半円形のシリコン型で焼くのですが 
それがとってもお手軽なので気に入って今もよく作ります

残った材料で_a0107981_13213257.jpg

シリコン型にキャラメルを注ぎ
半割のりんごを入れて
しばしりんごに火が通るまでオーブンでベイク
その後ぺストリーをのせてもう一度焼けばもう完成☆
りんごには深めに切り込みを入れておくので
中までしっかりキャラメル風味が染み込んでいます
外す際もつるんととれるし 何よりそのサイズ感がいい
一度に2~3個くらい軽く食べられちゃう(笑) 
沢山作っておかないと 秒でなくなっちゃう危険なタタン

残った材料で_a0107981_13213261.jpg

ようやく晴れたこの週末は庭仕事
夏から気になっていたいくつかの事
もう大分朽ち果てていた花台を作り直し
はげはげになっていたベンチのペンキ塗り(茶色→ブルーグリーン)
そして物置小屋の屋根の張替え
まるで味付け海苔みたいにぺろぺろになっていたそれをはがし
おニューの(死語??)屋根材を貼っていきます
これできっとしばらくは雨漏りもせずに頑張ってくれるはず

気持ちよく(途中ボンドが足りなくなって買いに走ったりはあったけれど)庭仕事を終えた後は
遅めのお庭ランチ
サーモンとマッシュルームのタルトの他に
件のティーケーキやタタンなどを並べ

ようやくお庭で食べられる季節だねー
なんて言いながら食べ始めました☕

残った材料で_a0107981_13213282.jpg
ら、
なんとそこに招かざる客が、、

小さなスズメバチが1匹ぶーーーーんとやって来たのです
勧められてもいないのにお行儀知らずな彼女は席に着き
真っ先にお気に召したようなのはタルトのサーモン
お次はエンパイアビスケットのラズベリージャム

もう~~~~~~~!!
おちおち落ち着いて食べられやしない
同席はどうにも無理なので
早々にこちらが席移動
急にご馳走が目の前から消えた彼女は当惑したようにキョロキョロブーーーンとしばし周回後
他のご馳走を探しに飛んでゆきました
やれやれ、、
結局、また移動するのも面倒になり
平和に室内でのお茶となったのでした

お陰で、以前から友人にこれ観て~と言われていた
Clarkson’s Farm(ジェレミー・クラークソン農家になる)を沢山観ることができたので
まあいいか、、
そんなありきたりで平和な週末
もとい、
ありがたく平和な週末


# by lesgalettes | 2024-11-06 10:29 | イギリスのおいしいもの | Comments(0)

Halloween


気付くとハロウィーンも跨いで11月に突入
11月と聞くとなんだか12月がその陰ににちらついて
大して用事が詰まっているわけでもないのになんだか
気だけ忙しなく落ちつかなくなってしまうのはわたしだけ??

この季節、毎年思い出して作るのがソウルケーキ
軽くスパイスを効かせた
しっかり厚みも歯応えもあるビスケット
伝統的にAllhallowtideと呼ばれる
10月31日、11月1日、11月2日の期間に作られていたもの
(詳しくはこちらを)


Halloween_a0107981_15415050.jpg

この3日間はある意味イギリスのお盆のような期間(と勝手に思っている、、)
聖人や殉教者はじめ、死者の魂に祈りを捧げる時(昔は)
またケルト文化では
10月31日の日没が一年の終わりの時
11月からが新しい年
11月1日とその前日をSamhain祭として祝う風習があり
やはりこの日はお盆のように先祖の魂が帰ってくる日
ご先祖様はいいけれど
悪霊その他悪い魂もこの日はうろうろするそう~
悪い魂を遠ざけるために焚火をたき
ご先祖様のためにご馳走を用意したりしてその日を祝ったのだとか

Halloween_a0107981_15415010.jpg
ソウルケーキはそんなご馳走の一つ
一見ジンジャーブレッドっぽいけれど
ジンジャーは入っていないのでジンジャーブレッド本に入れてあげれなかった可哀そうな子


下の写真はソーケーキと呼ばれるもの
やはりこの季節に
ダービーシャー周辺で食べられてきたお菓子
こちらはジンジャーが入ったジンジャーブレッドの一種

Halloween_a0107981_21372465.jpg

小麦粉の代わりにオーツを細かく挽いたものを使う
ヨークシャー地方で言うところのパーキン
パーキンは今もヨークシャー地方に行くと時々見かけるけれど
ソーケーキはもう消えてしまったお菓子
大好きなアリソン・アトリーの本に出てくる作り方から再現したこれは
私のジンジャーブレッド本にも載せているのでご興味ある方は作ってみても楽しいかも

とにかく素朴です
ほろっと崩れるオーツの食感
独特の噛み応え
そこにかすかにオレンジピールが感じられるのがこのレシピのいいところ
幼いアトリーは温かい牛乳の入ったマグとこのソーケーキを手に
寒空の中 ボンファイアーの花火を見上げたのだとか

それと遅くなりましたが
チャリティーお茶会で皆さんからお預かりした寄付金の領収書が届きました
今年も暑い最中のご協力 本当にありがとうございました

Halloween_a0107981_15415059.jpg
世の中どこもかしこも大変なところだらけ
のほほんと暮らしている身には
罪悪感で直視を避けたくなるニュースばかり
その自分の罪悪感軽減のためにやっているのではないかと
また別の罪悪感を感じながらやっている謎のチャリティーお茶会(^^;)ですが
これからも続けていきますので
お付き合いいただければ幸いです☆

🍂

そうは言っても与えらえた人生楽しまなきゃ嘘
わたしも引き続き 1日1日大切に楽しんでいきます^^
皆さんもどうぞ
どうぞよい1日をお過ごしください
3連休ですね!


☆★お知らせ★☆
12月のレッスンのメニューと日程をUPいたしました
お申し込み開始は11月13(水)21時~になります



# by lesgalettes | 2024-11-02 15:39 | イギリスのおいしいもの | Comments(0)

秋のおやきドライブ


久しぶりのおやき旅110.png
このブログを長年ご覧になってくださる方にはおなじみの
長野アニューアルおやきドライブ
去年はいけなかったので2年ぶりかな

一言でおやきと言っても
蒸したふわっとしたタイプから、むちっとしたもの
焼いたタイプの中でもソフトなものからガシッとタイプ
形もほぼ球形のものから平たいものまでとにかく千差万別
長年食べ歩いて
好きなタイプは相当絞られてきたので
最近はあまり冒険せずに好きなお店をメインにめぐります

まずは安曇野インターそばにあるこちらのお店

秋のおやきドライブ_a0107981_10095047.jpg

石焼きのがっしりタイプ
手作りしている様子も垣間見えるライブ感も楽しい
粉の味がしっかりして
あ~小麦粉を食べている、という幸せ感に包まれるおやき

お店の脇の離れで焼き立てを頬張る至福の瞬間

秋のおやきドライブ_a0107981_10095168.jpg

立ち上がるころには
いっぱい買ったはずなのに
もうちょっと追加注文しようかな、と毎回思っている(笑)

最初にわたしがおやきに開眼したのはご近所さんからいただいた八坂のおやき
おやきと言えば、小ぶりのふんわりとしたタイプしか知らなかった頃
そのガチガチに固いソフトボールサイズの物体にまずは驚愕
一つ目を食べ終わった頃には恋に落ちていたのでした(笑)
それからおやき行脚が始まり
生坂村の灰焼きおやきにはまります

秋のおやきドライブ_a0107981_10093919.jpg

年々少なくなっている生坂村の灰焼きおやき屋さん
今はたった2軒
ずっとずっと続けてね、、と願いつつ通っています
大きな大きなそのおやき
ひとつひとつじっくり灰の中にうずめて焼くことなんと40分
一日頑張っても200個焼くのが限界とのこと
なので予約必須です

秋のおやきドライブ_a0107981_10093948.jpg
熱々を通り越す熱々
割った瞬間溢れる湯気
美味しいものだらけの今のご時世だけれど
寒い時に食べるこのおやきほど
純粋な喜びに浸れる食事はなかなかない、
と個人的には思っています^^
粉と野菜が好きだからかなぁ
あ、具はシーズンによりけりで
ナスだったり、ミックス(キャベツや人参など)だったり
切り干し大根だったり 基本的にはお野菜です

秋のおやきドライブ_a0107981_10162504.jpg
安曇野にあるこちらのお店は↑
がちがちタイプとは程遠いもちもちのうす~い生地のおやきですが
その中にぎゅうぎゅうに包まれた大量のひじきやおからなどの具が圧巻☆
ここも必ず立ち寄るおやき屋さんのひとつ

今回は急遽、他にもいくつかこれまで訪れたことのなかった
安曇野周辺のおやき屋さんに立ち寄ってみます
秋のおやきドライブ_a0107981_10184346.jpg
というのも
お目当てのおやき屋さんにいくつかふられてしまったから
そのうちの一軒
生坂村の「かあさんち」はいつものつもりで寄ってみたら
そこだけ、どこからこんなに人が沸いたの?と思うほどの大行列
なんでも最近テレビ(マツコの知らない世界)で紹介されたらしく、、
行列は不得手なので
「きっとみんな来年には忘れているよね、、」
と、その場を後にしたのでした

だから今回の収穫はいつもよりちょっと少なめかな ↓
秋のおやきドライブ_a0107981_10093960.jpg

この日はおやき巡りの後にもう一つのお楽しみが♪
安曇野で週に一日だけオープンしているVRONYさんのベーグル♡
とにかくビックリするくらい美味しい(好み過ぎる)
この日のラインナップも赤ワインクリームチーズにきのこクリーム
チーズ&ハーブにコーヒーマロンetc...
夜中からベーグルを焼いてお疲れなのは分かっているはずなのに
図々しく長居してお喋り
あー楽しかったなぁ♡


秋のおやきドライブ_a0107981_10162211.jpg

お菓子や本を作っていて良かったと思う大きなひとつ
この仕事をしていなかったから絶対出会えるはずのなかった
素適な人たちと出会う機会が得られること
その方たちの生き方や考え方を通して
またひとつ世界を広げてもらえる

筆不精だし 出不精だし
面倒くさがりだし あまり気が付くタイプじゃないし
会話もへた
面白いことも言えないし
根本的に人付き合いは得意な方ではないけれど
会いたいと思う人とは
いつも先延ばしにせずに会っておいた方がいいと
コロナの時に肝に銘じたはずだけれど忘れかけていたそのことを
VRONYさんとお喋りしながら
また思い出したのでした

秋のおやきドライブ_a0107981_10094095.jpg
夜は乗鞍高原でお泊り
自然いっぱい山の中の一軒家で
自分では作れない手間暇かけた美味しい食事と
居心地の良い空間に浸ってリフレッシュ

翌朝
聞いたことのない鳴き声の鳥がいるなぁなんて窓の外を覗いたら
お猿さんたちの集団が目の前で大はしゃぎしていました(笑)
子ザルがいっぱい。。
秋のおやきドライブ_a0107981_10100320.jpg
10月末の乗鞍高原は
紅葉の真っ盛り
この日お天気は今一歩だったけれど
その分しっとり潤った木々が美しく
思わずしげしげと眺めいる

秋のおやきドライブ_a0107981_10093891.jpg
しばし散策
こんな風にしっとり紅葉を楽しんだのは初めてかも

真っ赤や黄色に色づいた紅葉は言わずもがな、だけれど
なめし革色になった朴の葉のやたらに生真面目な葉脈や
枝にかろうじでぶら下がっている虫喰いだらけの最後の一枚
雨に濡れて寒そうにしているイチイの赤い実なんかに妙に魅かれるんだから
年をとるって、
こういうことなのかなぁ

秋のおやきドライブ_a0107981_10093991.jpg

今回密かに期待していたベニテングタケには結局会えずじまい
「またおいで」ってことだと勝手に解釈
何でも自分に都合よく図々しく変換できるようになったのも
年を重ねたお陰

🍂🍂🍂

こんな秋の週末小トリップ




# by lesgalettes | 2024-10-29 15:27 | 日常 | Comments(0)

チェルシーバンズレッスン


今月のレッスンはチェルシーバンズ
6月に訪れたイギリスでずっと気になっていたケンブリッジのチェルシーバンズで有名なお店に行けたので
満を持して?のチェルシーバンズ
チェルシーバンズレッスン_a0107981_16343202.jpg
フィッツビリーズののチェルシーバンズは生地が薄くて巻き多め↑
スパイスは控えめ
上下からシロップをうっています

ひとくちにチェルシーバンズと言ってもお店によって千差万別
色々食べ比べてみた結果
今回レッスンで作るのは
わたし好みの、生地はそこそこふんわり
スパイスはしっかりタイプ
ぐるぐるが多いと見た目はちょっと格好いいけれど
それより食べた時の生地とフィリングのバランス重視でいきます☆

チェルシーバンズレッスン_a0107981_16343496.jpg
チェルシーバンズは
ロンドンのチェルシー地区周辺で1700年代から売られていたという
超~~~ご長寿バンズ
当然のことながら、その当時の写真もレシピも残っていないので
今のものと同じ姿かどうかは定かではありませんが
とにかくイギリスで愛され続けている甘いパンです

これを作りながら頭に浮かぶのは
若かりし日好きだったシナボンのシナモンロール
今も好きだけれど
それより
ずっと大人味
生地にはミックススパイスとレモンの皮のすりおろしを練り込み
巻き込むフィリングにも
たっぷりのミックススパイスとドライフルーツが入ります
(もちろんたっぷりのバターとブラウンシュガーも)


チェルシーバンズレッスン_a0107981_16343339.jpg

チェルシーバンズの見た目の特徴は
そのぐるぐる模様とちぎりパン的にお隣さんとくっついた姿

ロールケーキのようにカットした生地を少しギャップを空けて並べて置き
発酵後にキュッとくっついた姿になるようにします
たまにそれぞれ独立させて焼くパターンもあるけれど
わたしは断然この Tear and Share(ちぎって分ける)スタイル
くっついていた部分を割く瞬間にぴろり~と伸びる生地
その部分の何とも言えないしっとりとした柔らかさ
このパンの醍醐味の一つ♡
チェルシーバンズレッスン_a0107981_16343424.jpg
一回りずつ大きくなっていく姿を見るときのみんなの歓声もまた嬉しい♡

さて、一次発酵と2時発酵の間にもう一品
イブズプディングを作ります

10月のレッスンには毎年できるだけりんごものを入れるようにしています🍏🍎
イギリスのフルーツを使うお菓子の中でも
りんごを使ったお菓子が本当に好きだから
ブラムリーや紅玉など酸味の効いたりんごが沢山あるこの季節
作らずにはいられない

イブズプディングはその名前から想像がつくように
りんごを使ったプディング

チェルシーバンズレッスン_a0107981_16343484.jpg
さっと加熱したりんごを器にたっぷり敷き詰め
ヴィクトリアケーキのような簡単スポンジ生地をのせて焼き上げます

今回はブラムリーアップル(イギリスでよく使うクッキングアップル)と紅玉のミックス
ブラムリーだけでもそれはそれで酸味が効いて美味しいけれど
すぐに煮溶けてりんごの食感がゼロで寂しいので
ふじや紅玉など他のりんごと合わせると
酸味と甘み、食感のバランスが最高に☆
もちろんどんなりんごでも美味しくは出来ますが折角いろいろ手に入る10月なので


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りんごの美味しい蒸気を吸ってふんわりと膨らんだスポンジケーキ
その下でとろけるように柔らかくなったアップルフィリング
大きなスプーンを入れた瞬間
立ち上がる湯気と香りに幸せな気持ちに浸れる、素朴だけれど最高のデザートです
りんごを使ったお菓子の中でトップ3に入るかな
そしてこのお菓子をさらに至福にしてくれるのがカスタード

今回はイギリス家庭の定番 Bird'sカスタード
牛乳とちょっぴりのお砂糖を加えて加熱すればあっという間に
とろとろ温かなカスタードソースができる優れもの
もちろん卵も入っていないし
インスタントだし
お菓子教室なのに手抜きもいいところじゃない!
と思われそうだけれど
ある意味これ以上イギリス的なものはない
イギリス家庭菓子のリアルな味を伝えるのが我が家のスタイルなのでご理解を。。。
きっとみんなしてくれていると思うけれど(笑)
チェルシーバンズレッスン_a0107981_16364755.jpg
お茶のお供にも
もちろん朝ごはんにも嬉しいチェルシーバンズ
またの名をスティッキーバンズ
焼き上がりにたっぷりペトペトの甘~いグレーズを塗るから~
一人だったら絶対指をなめちゃうパン(笑)

イギリス的な力の抜けた適当パン作り
パンって意外と簡単!
そう思ってもらえたら嬉しいな、と
イギリスの友人に彼女のパンの作り方を教えてもらった時
ほんとう~~~に驚くほどおおざっぱで目から鱗がポロり
それからわたしのパン作りに対するハードルがどんと下がり
楽しめるようになったので^^


# by lesgalettes | 2024-10-25 15:58 | レッスン | Comments(0)

アップルパイピクニック🍏



今シーズン初のアップルパイ
今は家にりんごが溢れているので
紅玉で作ろうか、フジで作ろうか
はたまたミックスもいいななんて悩んだけれど
まずはやっぱりブラムリーオンリーで🍏


アップルパイピクニック🍏_a0107981_21225960.jpg

刻んだりんごにデメララシュガーとコーンスターチ
それにシナモンをちょっぴり加え
ショートクラストぺストリーに詰め込みます
あとはオーブンにお任せ


アップルパイピクニック🍏_a0107981_21230040.jpg

そうそう、この前イギリスのアンティークフェアで見つけた
ヴィクトリア時代のクリンパーを使ってみよう

150年前の人たちはこれを使ってどんなパイを作っていたんだろう
どんなキッチンでどんなオーブンだったんだろう
美味しくできたかな
みんな喜んでくれたかな
そんなことを考えながら


アップルパイピクニック🍏_a0107981_21225921.jpg
アップルパイを焼いている間にもう一品
マーマイトとチーズのぐるぐるスコーン
パイが焼きあがるラスト15分の辺りでオーブンに一緒に入れれば
スコーンとパイが同時に完成☆

熱々のそれをバスケットに詰め込んで
いざ出発
アップルパイピクニック🍏_a0107981_21274878.jpg
今日は初めての公園
こんなに近く(車で30分くらいはかかるけれど)に
こんなに広々した人もまばらないい場所があったなんて
ここに越してきて早20年ちょっと
ついつい行き慣れた場所に行ってしまうけれど
まだまだ素敵なピクニックスポットはあるのかもしれない


アップルパイピクニック🍏_a0107981_21274846.jpg

この日はちょっぴり風強DAY
満開の秋桜がずーっとリズムをとるように揺れている🌸🌸

まだほの温かいアップルパイにミルクティー
そしてマーマイトの塩気が効いたスコーン
これはエンドレス
気付いたらアップルパイは残り1/3くらい
ふたりで全部食べきれそうな勢い(笑)

アップルパイピクニック🍏_a0107981_21274994.jpg
これからあと何回秋を迎えられるか
それは誰にも分からないから
あれは来年の秋にしよう、そんなことは思わないで
楽しみ切るつもり満々の今年の秋🍂





# by lesgalettes | 2024-10-21 15:34 | ピクニック | Comments(0)


お菓子教室 「Galettes and Biscuits」 の日常 ☆


by lesgalettes

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ガレット アンド ビスケット

シンプルで温かいイギリス菓子の魅力を伝えるべく 宇都宮から発信中☆ これまで見たことの無いお菓子に出会えるかも☆
詳しくは こちらを↓

Galettes and Biscuits
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