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【ゲリラ豪雨と雹(ひょう)多発!】なぜ夏でも氷の粒「雹」が降ってくるの? #もやもや解決ゼミ

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なんで雹(ひょう)が降ってくるの?

日常に潜む「お悩み・ギモン」=「もやもや」を学術的に解決するもやもや解決ゼミ。今回は「雹(ひょう)」がテーマです。

夏に多い局地的大雨ですが、激しい雷と共に雹が降ることがあります。では、気温が高い中で、氷の粒が溶けずに降ってくるのはなぜなのでしょうか?

なぜ氷の塊が降ってくるのか

気象庁によると、「雹は積乱雲(入道雲)の中にある小さな氷の粒が大きくなり、地面に降る現象」とのことです。

積乱雲の中には強い上昇気流が発生しており、雲の中にある小さな氷の粒は上昇気流に支えられてなかなか落ちません。氷の粒は積乱雲の中で他の粒とぶつかり合い、次第に直径2センチほどの大きなものへと成長します。

大きくなった氷の粒は上昇気流でも支えきれなくなり、地面へと落下。これが「雹」ができる仕組みです。

雹はみかんやソフトボールといった大きなサイズになることもあります。巨大な雹は家屋やクルマ、農作物などに大きな被害をもたらすことがあり注意が必要です。

夏でも降る理由は?

通常、雲から落ちてくる氷の粒は、落下して地面に到達するまでの間に溶けて水になります。つまり「雨」となって降ってくるのです。しかし、氷の粒が大きいと、落下する間に溶け切らず、雹として地上に降り注ぎます。

春や夏といった気温が高い季節でも雹が降るのは、気温が高くても溶け切らないほど大きな氷の粒が積乱雲の中で作られるからです。

ちなみに、気象庁によると、「雹」が多いのは春や秋。夏に大きな積乱雲が発生して雹が降ることもありますが、上空の気温が高いため、春や秋と比べると雹は少ないようです。また、積乱雲が発生しにくい季節でも氷の粒が降ることがありますが、直径5mm未満の小さい氷の粒は雹ではなく霰(あられ)です。


◇けつろん!

通常、雲から落下した氷の粒は溶けて雨になってしまいますが、大きく成長した粒は溶け切らず、雹として地面に降ります。秋にも多い現象のため、これからの季節は注意が必要です。こまめに天気予報をチェックしておきましょう。


参照元:気象庁『はれるんライブラリー』「どうして「ひょう」が降るの?」
https://www.jma.go.jp/jma/kids/kids/faq/a3_22.html

文:大西トタン@dcp
編集:学生の窓口編集部

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