世界中の人々に安全・安心を提供する!? 火災報知機を作るだけに留まらない「ホーチキ」に突撃取材! #ほんとにいい会社見つけ隊!
知名度や商品認知度などのイメージに縛られず、働きがいのある「本当にいい会社」を探していくこの企画。
今回、我々の調査に協力してくれるのは総合防災メーカー「ホーチキ株式会社」。みんなが普段から目にしている、あの「火災報知機」の製造、販売、設置をしている会社です。実は業績も絶好調で、ビジネスも多岐にわたり、国内も海外も成長中!社員への福利厚生も手厚いとのウワサが……!
その真相を探るべく、学生3人がホーチキ本社に突撃! 事業の強みや働き方について徹底取材してみました!
▼INDEX
1.ホーチキってどんな会社? ビジネスが超安定しているワケは……
2.ホーチキの火災報知機の進化ポイントと今後の課題
3.ホーチキが目立たない=安心できる社会! そのココロは……
4.残業は月平均23時間、雇用保険料は100%会社負担! 驚きの福利厚生制度
5.「経済と就活」のプロ!セカニチ南さんの「取材後記」&「就活攻略アドバイス」
取材に参加した学生たち!
左から岩崎さん(大2)、宮下さん(大2)、高橋さん(大1)
「学生目線で気になること全部聞いちゃいます!!!」
取材に応えてくれたのはこのふたり!
ホーチキ株式会社 人事部 キャリア開発チーム
左から遠藤さん、長峰さん
▼ホーチキってどんな会社? ビジネスが超安定しているワケは……
ホーチキといえば火災報知機、というイメージだけでなく、世界中の人々に安全・安心を提供する会社ってことをちゃんと伝えるのが課題だなって感じていて、そこも含めて今日は学生さんの疑問になんでも答えていくので、気軽にいろいろ聞いてくださいね。
私たちが扱う火災報知機などを取り付けなければならない決まりになっているので、ビジネスとして非常に安定していることが最大の強みだと言えますね。
例えばデパートなどには防災センターというものがあって、有事の際はそこで働いている方々が火災報知機を扱うわけですが、どんな人でも分かりやすく、使いやすいように「ユニバーサルデザイン」を早期から導入しています。
しかも我々の場合、火災報知設備も消火設備も防犯設備も全てまとめて点検できる、という強みもあります。ホーチキ以外の防災設備を使っている場合、防災はA社、防犯はB社……といった具合に別々に点検してもらう必要がありますが、我々はそれぞれの部署から担当者を出せるので、余計な手間がかからないんです。
▼ホーチキの火災報知機の進化ポイントと今後の課題
火災報知機や防犯設備は有事の際に機能するものですが、いざというときはどうしても慌ててしまいがち。そんなときも正しく扱えるよう音声案内が流れたり、色覚障害の方でも識別しやすい色使いにこだわったりするなど、操作性を向上させています。
昔は「このエリアで火事が起きました」と広くアナウンスしていたものが、今はどの建物のどのフロアで火事が起きているかといった詳細がすぐにわかるし、ピンポイントで消火もできるようになっているんですよ。
管理会社さんや防災センターの方などから「すごく使いやすいよ」「ここはこう書いた方がわかりやすい」といったフィードバックはしっかりと受け取っていますし、そこで得た知見は関連部署にシェアし、製品づくりに活かしています。
なかには「あまり家の中に知らない人を入れたくない」という方もいるのですが、点検は法律で義務付けられているのと、なにかあったときに製品が正しく動くかの確認もしなければなりません。
今ではインターホンを通して家の火災報知機が正常に動くかどうかがわかる製品も生まれましたが、やはりまだまだ定期点検の大切さについては理解されていないという点は課題だと思います。
ホーチキはすでに世界129の国と地域に展開しているのですが、今後もさらに多くの国へ広げていきたいと思っています。
例えば火災をもっと早期発見できるようにして、その火災情報を瞬時に、建物の管理人や警備員に知らせるなど、今のIT技術を使いながらもっと新しい機能を追求していきたいと思っています。
▼ホーチキが目立たない=安心できる社会! そのココロは……
変わらない安心の日常を守るという意味では、社会の基盤を支えるインフラ系の仕組みに携わりたいという人も多い傾向ですね。
皮肉なことに、ホーチキは何か災害が起きたときに注目される会社ですが、うちが普段目立たないということは、やっぱりそれだけ安心な世の中だということ。そうやって社会に安全・安心を提供する企業はなかなかないので、そういうところも魅力だと思いますね。
評価会議というものがあって、そこで若手社員たちが第三者から評価されているのを聞くと、すごく嬉しくなっちゃいます。自分の息子や娘が成長した感覚になりますね(笑)
研修を終えた新入社員たちにアンケートを取っても、みんなが必ず「先輩社員が優しかった」って書いてくれるんですよ。
この業界はどんな人でもゼロスタートですから、ちゃんとした研修制度もありますし、そこで中途・新卒関係なく仲良くなれる環境になっています。
ホーチキはサクセッションプラン(組織上、重要なポジションの後継者を配置、育成する計画)もしっかりしていますし、必ずしも海外転勤=出世コースではありません。
ただ、代表的な例を挙げると、まずは営業で基礎を学んで、その後に海外で働いて、その後にコーポレート部分に携わる……といたったような複数の部署を経験するのが、いわゆる出世コースに乗るためのわかりやすいキャリアにはなりますね。
そのタイミングで異動したければ調整しますし、そのままの部署で働きたいということであれば異動してもらう必要はありません。絶対に本人の希望が叶うというものではないんですけどね。
今年は2人の希望者から申し込みがあって、2人とも海外転勤が決まりました。グローバル人材は今後さらに増やしていきたいと考えているので、海外に積極的な方がうちを志望してくれると嬉しいですね。
▼残業は月平均23時間、雇用保険料は100%会社負担! 驚きの福利厚生制度
何をもってワークライフバランスとするかは人それぞれですが、いずれにしてもホーチキはあらゆるオーダーに応えられる企業だとは思います。
あと、当社は総合職採用ですが、職種か勤務地の少なくともどちらかは、本人の希望に沿うよう初期配属も最大限考慮をしています。そのほうが本人もモチベーションを高くして仕事をしてくれますからね。
ホーチキは社員に家賃補助を出していますが、なんと持ち家を買った人にも毎月手当を支給しているんですよ。上場企業の中でも、ここまで手厚い制度がある企業はあまりないと思います。
うちの社員もあまり気づいていないのですが、実は雇用保険料を100%会社が負担しています。普通の会社だと、毎月保険料として給与から天引きしている企業が大半なので、100%会社負担は珍しい制度だと思いますね。
家を買ったり、子どもが生まれたりしても、福利厚生がしっかりしていれば安心して次のステップへ踏み出せます。
それくらい安定したビジネスをしているという証拠ですね。
最後の質問になるのですが、2023年に新社長に交代されたと思いますが、その後の変化はなにかありましたか?
そういうこともあって、すごくロジカルというか、数字的にもわかりやすく筋の通った経営計画が立てられるようになったかもしれません。
社員同士もとても仲が良いですしね。
▼まとめイラスト
~ホーチキのココがほんとにいいトコロ!~
ほんとにいい会社? 隊長がレビュー!
取材に同席した「経済と就活」のプロ!
“ほんとにいい会社見つけ隊・隊長”はこんな人
セカニチ(南 祐貴)
2012年に大手広告代理店に入社し、約6年勤めたのち自由になるため退職・起業。同時に、経済や投資をわかりやすく解説する「#世界最速で日経新聞を解説する男(セカニチ)」を開始。マイナビ・ジチタイワークス等の就活・キャリア・資産運用セミナーにて満足度90%を超える人気講師。年間のセミナー視聴者数は延べ5万人以上。各SNSで毎日発信中、総フォロワー数は10万人を超える。著書に『世界一面白くてお金になる経済講座』『未来がヤバい日本でお金を稼ぐとっておきの方法』
目黒駅から非常にアクセスの良い場所にあるホーチキさまの本社へ。
日本最初(!)の火災報知機である「MM式火災報知機」を生み出した会社。なんと1918 (大正7)年創業です!
本社には歴代の製品がズラリと並んでおり、圧巻でした。普通に生きているだけでは火災報知機という存在には気付きにくいですが、100年以上も日本の安全・安心を提供してきた歴史を感じ胸が熱くなりました。
株価を見ても、目を見張るほど業績が絶好調なホーチキさま。
なぜここまで業績が好調なのか?
インタビューの中で非常に印象に残ったことが「3点」ありました。
1.「相手を思う気持ち」
国内の大規模市場シェアNo.1(※)。25年3月に最高益の見込み。非常に強い事業です。
ずばり、株価(業績)が絶好調の理由は? 自社独自の強みは?
↓
「分かりやすさ/使いやすさ」。
これが競合と比べて、市場シェアが高い理由のひとつだと述べられていました。
事故や災害など、緊急時に必要な仕組みだからこそ、誰でも使えるようにしなくてはいけない。「誰でも容易に使えること」が、自社の強みであると。
ホーチキさまの根幹には「相手を思う気持ち」があるからこそ、徹底的な気配りや仕組み作りがされているのだなぁと実感しました。まさに本物の強さを感じました。
2.「透明性」
広報/人事の皆さまが真摯な姿勢で、我々の質問に答えてくださいました。
絶好調の決算であることはIR資料を見れば一目でわかるものの「なぜ好調か」は素人にはわかりにくいもの。広報/人事の皆さまは「学生が読んでも分かる言葉」で、包み隠さず真剣に説明してくださっていた姿が印象的でした。
株式市場においても「透明性」を重視する会社は健全に伸びていく傾向が強いです。
3.「幸福度&満足度」
製品の特徴や魅力を語る社員の皆さまのイキイキとした表情が印象的でした。
ムダな残業が無いように、合理的で健全な働き方。そして、「良い待遇」も両立されている。
社員の満足度も非常に高いそうです。なんと羨ましいことか…!
「知らない優良企業」を、知らないまま就職活動が終わってしまうのは非常にもったいないこと。将来有望な学生の皆さまには、業績も強い"真の優良企業"をぜひ見逃さないようにしてほしいですね。学生の皆さまを応援しています。
※出典:富士経済「2023セキュリティ関連市場の将来展望」をもとにホーチキにて算出。金額ベースシェア。
最も大切なことは「理解」をすること。
日本で初めての火災報知機メーカーでありながら、今もなお防災業界を牽引しているメーカーの風格を感じました。業績が強いからこそ、懐の広さがある。
だからこそ「社風や文化」を理解することが最も重要です。
◆新入社員の気持ちに寄り添ってくれる優しさを知ろう。
「勤務地」または「職種」のどちらかは希望に沿うように最大限考慮をしている、と述べられていたことが印象的でした。
会社側が素晴らしい気配りをしてくれるのだから、我々はしっかりと「理解」をしたうえで志望動機/志望職種/志望の勤務地を伝えたいですね。
◆社員さんのお話を聞こう。
BtoBのメーカーは、普通に生活していても理解しにくいことがほとんど。
「志望動機/志望職種を考えよう!」と思って、自宅の机にかじりついていても、何も進展はありません。
【社員さんと会って理解を深めること】が最重要です。
最初は誰でも知識が無くて当たり前。恥ずかしがることはありません。
まずは説明会やインターンなどを活用して、現役社員さんとお話し、会社/製品/社員の皆さまへの理解を深めましょう。
◆広い視野を持とう。
私たちが何気なく使っている、駅や商業施設。よ~く観察すると、あちこちにホーチキさまの製品(火災報知機など)が有ることに気付きます。「知らない間に、我々の安全・安心が守られている」と気づけたら、それは一生使える財産になるでしょう。観察は非常に大切。
日頃から"良い観察"が習慣化すると、きっと人生に役立つはず。そのような広い視野を持っているステキな人物を、ホーチキさまは求めていると感じます。
ぜひ皆さまには良い習慣を身に付けていただきたいです。
応援していますね♪
■会社概要
ホーチキは日本初の火災報知機メーカーとして「世の中の人々の人命や財産を火災から守る」ことを使命に、100年以上に亘り日本の防災業界をリードしてきました。
現在は火災報知事業を軸に、消火、セキュリティ、システムソリューションと事業領域を広げ、研究開発・製造から販売・施工・メンテナンスに至るまで一貫して取り組んでいます。
■採用コンセプト
変化のスピードが早い現代において、これからも世の中に必要とされる企業であり続ける為には、培った伝統は大切にしながらも、私たちは変わり続けなければいけません。そして、変わり続ける為には新しい力が必要です。
▶求める人財像
“情熱があり、積極的に行動できるひと”
■キャンペーン
▶オープン・カンパニーのご案内
ホーチキ(株)【東証プライム上場】のオープン・カンパニー&キャリア教育等 | マイナビ2026 (mynavi.jp)
▶マイナビ主催合同説明会のご案内
10月5日 理系学生のためのインターンシップ&キャリア発見フェア 東京会場 - マイナビ2026 (mynavi.jp)
10月20日 理系学生のためのインターンシップ&キャリア発見フェア 仙台会場 - マイナビ2026 (mynavi.jp)
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提供:ホーチキ株式会社