えっ!? 分別したのに燃やされてる? プラゴミに訪れた「真のリサイクル」とは | キャリア・生き方・将来を考える | 仕事を知る | マイナビ 学生の窓口

えっ!? 分別したのに燃やされてる? プラゴミに訪れた「真のリサイクル」とは

編集部:ベッシー

PR 提供:DIC株式会社
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知っていましたか? 分別して集められたプラスチックごみって、日本ではほとんどがほかのごみと一緒に燃やされているんです。

そう聞くと「せっかく分別しているのにリサイクルされてないの?」と思うかもしれませんが、リサイクル自体はされています。
プラスチックはもともと石油から作られているため、「ごみを焼却する燃料」として燃やされていることが、日本のプラスチックごみリサイクルの大半を占めるのが現状です。

そんな現状を改善していこうと、化学メーカーでは「真のリサイクル」への取り組みが始まっています。それは、プラスチックをリサイクルし、また別のプラスチック材料に生まれ変わらせるという「マテリアルリサイクル」。みなさんの身近な“お菓子袋”に起こった構造革命のストーリーに迫ります。

第1話:お菓子袋って分別しても燃やされてるって知ってた?

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お菓子袋の構造が複雑ってどういうこと? 詳しく知りたいあなたのための補足解説

ポテトチップスの袋をイメージしてみましょう。

パッと見1枚のフィルムに見えるお菓子袋ですが、実は香りを外に逃がさないことや、空気の出入りを少なくして劣化を遅くすること――つまり、お菓子を「おいしく、長く保存する」ために、かつては複数の異なるフィルムを組み合わせて作られていました。
しかし、この構造には、純度の高いプラスチック材料へのリサイクルが難しいという課題もありました。
そのため、せっかく分別したお菓子袋のほとんどは、燃料として焼却炉で燃やされているのです。

複数のフィルムを組み合わせるからリサイクルが難しい。ならば、同一のフィルムで同じ機能を持たせられないか? というテーマが、今の化学メーカーの開発トレンドである「モノマテリアル化」(単一素材化)。

印刷インキと有機顔料で世界トップシェアの化学メーカー・DIC(ディーアイシー)が開発した「PASLIM(パスリム)」は、モノマテリアル化による「リサイクルしやすさ」と「おいしく、長く保存する機能」を両立し、消費期限が伸びてフードロスの削減にも貢献している、すごい「サステナブル製品」なのです。

そんな「PASLIM」の開発秘話。さらに迫っていきましょう!


第2話:エコで高性能な接着剤が完成! のはずが……?  

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DICの研究チームの雰囲気って? ホントのところを補足解説

玉上さんは、「開発した『PASLIM』は性能を満たすスゴイ製品なのに、お客様の反応が悪い」と上司の相良さんに不満をぶつけていました。

DICでは、大きな目標を決めると、研究の方針や進め方はある程度個人に任せよう、という雰囲気が根付いている研究チームが多いです。
自主的に考えた方法に沿って研究が進められる自由がある一方で、悩んだり行き詰まったりすれば気軽に上司に相談可能。
自分で考えた研究方針の良し悪しの判断だけでなく、「なぜその判断に至ったのか」の理由も併せてアドバイスしてくれるため、考え方の成長にも繋がります。
また、重大な判断や、最終的な責任は上司が持ってくれるという安心感があるのも、自由に仕事を進めやすいポイント。

ただ、上司のサポートがあっても製品化の道は難しいもの。
研究室の中だけでわからないことが出てきたとき、どのように解決していくのか? は、次のお話で。


第3話:お客様に使ってもらえなかった理由・・・必要なのは○○だった!

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企業研究者であっても、大事なのは「お客様の顔」

研究室でわからないことが出てきたら、お客さんのもとに足を運ぶのがDICのスタイル。
お客さんの工場立ち会いによって、「PASLIM」の大量生産の難しさが際立っていたことに気づけたのです。

かつてのPASLIMには、空気を通しにくい「特殊材料+接着樹脂」が使われていました。この特殊材料は空気の遮断性能は高いものの、取り扱いに手間がかかることや、製品の見た目が悪くなるというネガティブな要素が大きく、結局不採用に。
そこで、思い切って特殊材料をなくし、接着樹脂だけでPASLIMを作ることを決断! でも性能が悪くなるのでは?いえ、心配無用。実はDICは、高い樹脂合成技術をもつ化学メーカー。その長年培ってきた技術をフル活用し、接着樹脂だけで、お客さんの求める性能を実現させました。
つまり今のPASLIMは、「高い技術力をもつDIC」が、「お客様を第一に考えた」ことで、実現した製品なのです! 

開発はここでゴール!と思いきや、DICの研究開発チームにはさらなる重要な仕事が!?
気になるラストへGO!!!


第4話:企業研究者の最も重要な仕事は開発後にやってくる!?

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マンガで語りきれない企業研究者の“やりがい”補足解説!

「研究していたものが製品化される」は、研究者の大きな喜びの瞬間です。長い時間をかけて開発していた製品がひとつのゴールを迎えると同時に、ここからが研究者のボーナスタイムの始まり。
DICでは、開発された製品について、国内外のお客さんを相手にした展示会や技術試作の場などで説明の機会があります。ここでは、喜びの声をいただけたり、さらなる開発意欲を刺激するようなフィードバックがもらえたり、新たな課題に気づかせてもらえたりと、良い刺激がたっぷり。
また、店先に並ぶような製品を開発することも多く、流通量の多い製品を開発できた先には、それまでの社会課題解決への貢献を実感として得られる場面が待っています。

「環境問題に直接アプローチできる製品開発」ができることは、サステナブル社会を目指すDIC研究者のやりがいのひとつなのです。

化学メーカー・DICの5つの重点事業領域の一つ、「サステナブルパッケージ」。皆さんの身の回りにあるパンやお菓子、飲料などのパッケージには、実はDICのパッケージ材料が数多く使われており、そして日々進化しています。

マンガで紹介してきた酸素バリア接着剤「PASLIM」は、DICの経営ビジョン「彩りと快適を提供し、人と地球の未来をより良いものに - Color & Comfort -」のもと、人にも地球環境にもやさしいサステナブルな製品として開発されました。

身の回りにあふれる食品パッケージは、私たちが口にする食品を安全で衛生的に保つ、日常生活において欠かせないものである一方、ごみを減らしリサイクルしやすくすることへのニーズが高まっています。そこで登場したのが、食品を「おいしく、長く保存」できることでフードロスの削減にも貢献しながら、モノマテリアル化によって「真のリサイクル」を実現できる接着剤「PASLIM」

もちろん「PASLIM」だけでなく、DICでは印刷インキ、フィルム、接着剤などのさまざまなパッケージ材料の開発を通じて、食の安全や環境問題の解決に力を注いでいます。
みなさんもDICと一緒にサステナブルな社会づくりを考えていきませんか?

包むを代えると、世界が変わる パッケージの進化がもたらす理想の地球環境 - DIC株式会社

提供:DIC株式会社

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