伏見向島「たんぼラグビー」に700人超 地域振興と活性化を目指し今年も - 伏見経済新聞
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伏見向島「たんぼラグビー」に700人超 地域振興と活性化を目指し今年も

天候にも恵まれ老若男女が泥にまみれた

天候にも恵まれ老若男女が泥にまみれた

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 伏見向島地区で6月16日、「第5回 たんぼラグビー in 京都・向島」が行われた。

たんぼラグビーの様子

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 たんぼラグビーは田植え前の水を張った泥田で行う球技で、子どもから大人まで年齢・性別を問わず楽しめるのが特徴。試合時間は5分間、プレーヤーは4人で、試合中は自由に何度でも交代することができる。向島地区の巨椋池(おぐらいけ)干拓地の広大な農地における同イベントは、この時期の風物詩となっている。

 京都市立向島秀蓮小中学校の吹奏楽部がファンファーレを演奏し、龍谷大学と京都文教大学の学生がボランティアで参加するなど、同大会は伏見区内の学校や学生との連携も積極的に行っている。

 大会には30チーム、319人がエントリーし、参加者の家族やスタッフ、見物客を合わせると約700人以上が参加。上田純子伏見区長をはじめ伏見工業高校元監督の山口良治さん、元ラグビー日本代表の細川隆弘さんも駆け付けた。地元伏見のコミュニティーFM「FM845」がプレーの様子を実況するなどして大会を盛り上げた。

 大会はチャンピオンカテゴリー(向島巨椋池カップ)とエンジョイカテゴリー(向島エンジョイカップ)に分かれ、参加者は泥だらけになって汗を流した。試合以外にも、子どもが田んぼや自然に触れられるようにかるたを用いた遊び「どろんこカルタ」を行うなどした。

 今回、「月の桂& Miss SAKE」チームとして大会に参加した南侑里さんは「ソフトボール経験者で体育会系ということもあり、試合開始の合図とともにスイッチが入ってしまい、メークなどお構いなしに思い切り田んぼに飛び込んでいた。皆さんの応援の声がよく聞こえてうれしかった」とはにかんだ。

 チャンピオンカテゴリーでは初めて決勝に駒を進めた「大トロ」と大会4連覇中の「ぶりばりーず」が激突。接戦をものにした「ぶりばりーず」が大会5連覇を飾った。

 大会実行委員長の宮本直嗣さんは「予報では雨も心配されていたが、好天に恵まれて良かった。逆に熱中症などが心配だったが無事に終わってホッとしている。地域に恩返しできるよう、これからも大会を、より素晴らしいものにしていきたい」と意気込む。

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