鍋料理は、寒い季節には欠かせない人気の料理です。
鍋料理にはさまざまな具材があり、何を選べばよいのか迷ってしまうこともありますよね。
このページでは、鍋料理に使われる具材のおすすめを、王道から変わり種まで一覧でまとめて紹介します。
具材の選び方のポイントや、冷凍保存する方法も解説しますので、鍋料理のアイデアを広げたい方はぜひ参考にしてください。
王道の鍋具材まとめ一覧
まずは王道、定番の鍋具材です。
野菜部門
定番の鍋具材、まずは野菜から見ていきましょう。
白菜
白菜は鍋のベースとなる定番野菜ですよね。
きざんだものは冷凍保存もできるので、安いときにまるごと買って冷凍しておくのもおすすめです。
ネギ(白ネギ、長ネギ、玉ねぎ)
ネギ類は白菜につぐ定番食材ではないでしょうか。
ネギ類も冷凍できるため、まとめて処理して冷凍保存してくおくと便利です。
豆腐
豆腐はどんな鍋にも合う定番食材で、鍋料理にはなくてはならないものですね。
絹豆腐か木綿豆腐かによっても味わいが変わりますし、たまには専門店のものを買って贅沢してみるのもおすすめです。
きのこ(えのき、しめじ、しいたけ等)
きのこ類は安価でかさ増しになるので、食べ盛りのお子さんがいる家庭では重宝する定番食材です。
不溶性食物繊維が豊富で栄養的にもぜひ取り入れたいですね。
冷凍保存もできます。
キャベツ
白菜の代わりとしても使える定番鍋食材です。
特にもつ鍋には、キャベツが基本です。
きざんだものは冷凍できますよ。
こんにゃく(しらたき含む)
食物繊維が豊富で、ダイエット中の方にもおすすめの具材がこんにゃくです。
こんにゃくも安価なので、かさ増し食材としても使えます。
大根
鍋料理といえば葉物野菜が定番ですが、大根など根菜類も鍋にはぴったり。
たんざく切りや半月切りなど切り方によっても見た目や味わいが変わります。
春菊
春菊は鍋料理の定番食材ですね。
独特の苦味があるので苦手な人もいますが、この苦味が好きという人も多いのではないでしょうか?
水菜
水菜も鍋に入れる葉物野菜としてはおすすめです。
水菜が主役になる「はりはり鍋」もありますが、それ以外のどんな寄せ鍋にも合う食材です。
にんじん
にんじんは彩りを加えたい際に重宝する定番鍋具材です。
花型など飾り切りにしても食卓が華やぎますね。
ごぼう
鍋料理に入れる定番の根菜としてはごぼうもおすすめ。
ささがきにすると火の通りが早いですし、食べやすいのでたっぷり食物繊維が摂れますよ。
もやし
もやしは下処理不要で準備がラクな鍋具材です。
安価で栄養豊富なのもありがたいですね。豆もやしを使うのも食べごたえがあっていいですよ。
油揚げ(うすあげ、厚揚げ)
油揚げが鍋に入ると、食べごたえが出ます。
薄揚げをきざんで野菜と一緒に食べるのも良いですし、厚揚げなら豆腐と違って崩れにくいというメリットがありますよ。
ニラ
ニラは独特の風味が魅力の鍋具材で、モツ鍋には欠かせない食材です。
もちろんモツ鍋以外に入れても良いでしょう。特に、味が濃いめの鍋つゆにはよく合う食材です。
小松菜
小松菜も、鍋に入れるとおいしい具材です。
葉物野菜の中では安価で売られていることが多いので、日常的に食べる鍋具材として重宝します。
肉・海鮮部門
野菜に続いて、次は肉・海鮮類です。
豚肉(しゃぶしゃぶ)
豚肉はしゃぶしゃぶ用の薄切り肉が便利で人気です。
下処理不要ですぐ鍋に入れられるのがありがたいですよね。
バラ、ロース、ももなど部位によっても味が異なるのでバリエーションが楽しめます。
鶏肉(鶏もも肉)
鍋料理の定番といえば鶏もも肉も外せません。
もも肉から出るジューシーな脂で鍋つゆ全体がおいしくなりますよね。
カット済のものを買えば準備の手間もかからないという点も魅力です。
鱈(たら)
魚介類の定番鍋具材といえば、鱈(たら)。
値段も安いので、普段の鍋料理には重宝する食材です。
鍋用に小さくカットされたものも売られていますね。
つくね、つみれ、肉団子
つくね、つみれ、肉団子なども定番の鍋具材です。
歯ごたえのある肉類や、骨があるかもしれない魚類が食べられない幼児さんでも、つくねやつみれなら食べやすいです。
牛肉(牛しゃぶ)
牛しゃぶも人気があります。
豚しゃぶに比べるとマイナーですが、牛肉はやっぱり特別感がありますよね。
ホルモン(もつ鍋)
ホルモンはモツ鍋の具材として人気があります。
安いものから少し高級なものまでさまざまなホルモンが売られています。
鮭
1年を通して安定して安価な鮭は、鍋に入れてもおいしい定番具材です。
鱈と同様、鍋用に小さくカットされたものも売られているので、使いやすいですよね。
かに
特別な日に食べたい鍋料理といえば、かにすきですよね。
冬になるとかにのお取り寄せをする方も多いのではないでしょうか。
ふるさと納税の返礼品としても人気の食材です。
えび
えびは、鍋料理に入れたい定番の海鮮食材です。
彩りも良くなりますし、頭付きのえびなら見た目も豪華な印象になります。
1カキ
カキも、鍋料理に入っているとうれしい海鮮食材です。
鍋用のむき身を買えば手間がかからず準備がラクなのもいいですね。
〆(しめ)、主食部門
定番具材まとめ、最後は〆(しめ)、主食部門です。
ごはん(雑炊)
ごはんがやっぱり定番ですね。
おなかいっぱいでも、最後の雑炊はつい食べてしまうという方も多いのではないでしょうか。
餅(餅、しゃぶしゃぶ餅、餅巾着)
餅も、鍋具材として人気です。
しゃぶしゃぶできるスライス餅や、薄揚げに入った餅巾着もいいですし、お正月の残りのお餅を入れるというご家庭も多いのではないでしょうか。
餃子
鍋具材としては変わり種だった餃子も、最近は定番化しているのではないでしょうか?
野菜も肉も同時に摂れるので実は栄養バランスもいいです。
うどん
うどんが好きな方なら、〆もうどんがいいという人が多いですよね。
ゆでめんであれば入れて少し温めるだけですぐ食べられるのも魅力です。
ラーメン(中華麺)
〆にはラーメン(中華麺)を入れるという人も少なくありません。
最近は鍋用のラーメンも売られています。
葛切り、マロニーちゃん
葛切りやマロニーちゃんは鍋の定番具材です。
〆ではなくはじめから入っていて、好きな方はつい食べすぎてしまうことも多いのではないでしょうか?
変わり種の鍋具材まとめ一覧
ここからは、鍋具材の変わり種を紹介していきます。
ちょっと冒険してみたい人はチェックしてみてくださいね。
トマト
「トマト鍋」という言葉があるぐらい、やや定番化してきた変わり種食材です。
トマトそのものをカットして入れてもおいしいですし、トマトソースを使って鍋つゆにしてもおいしいですよ。
カマンベールチーズ
トマト鍋など洋風の鍋に特に合うのがカマンベールチーズです。
とろける様子を見れば食卓も盛り上がります。
ブロッコリー
意外と、使い勝手が良いのがブロッコリーです。
洋風の鍋にはもちろん合いますが、和風の鍋でも自然で、おいしくいただけます。
スペアリブ
骨付きの豚肉であるスペアリブは、鍋に入れるとだしの味が出て、おいしさが深まります。
食べごたえもありますし、豪華な食卓になるのでおすすめですよ。
ソーセージ
ソーセージは意外と鍋に合う具材です。
しかもお徳用のソーセージなど安価なものも売られているので、普段の鍋料理にはぜひ活用したいですね。
サバ缶(水煮、味噌煮など)
サバ缶は、鍋に入れるとサバのだしで味に深みが出ます。
缶詰なので常温で長期保存ができますし、値段も安く、栄養価も高いです。
不足しがちな栄養素であるDHAやEPAも摂れますよ。
パクチー
好き嫌いは分かれますが、パクチーもおすすめの鍋具材です。
パクチーを入れるだけで一気に味の雰囲気が変わりますが、えびやレモンなども入れてトムヤムクン風にしてもよいですね。
アボカド
変わり種の鍋具材としては、アボカドもおすすめです。
特に、まだ固いアボカドがあれば、加熱することで食べやすくなるので鍋に入れるといいですよ。
レモン、みかん
レモンやみかんといった柑橘類は、変わり種ですが鍋によく合います。
ポン酢が好きな方であれば、レモンやみかんが入ったフルーティーな味は好みに合うと思います。
スパゲティ、マカロニ
〆の食材として、スパゲティやマカロニを入れてみるのもおすすめです。
通常のパスタはゆで時間がやや長いですが、2~3分で茹でられる早ゆでパスタを使うと便利ですよ。
冷凍保存できる鍋具材まとめ一覧
鍋にはさまざまな食材を入れたいものですが、1人暮らしや少人数の家庭だと、食材が余ってしまいますよね。
冷凍できる食材を使えば、まとめて処理して冷凍保存できます。
冷凍しておくと鍋の準備もラクになりますよ。
肉・海鮮全般は冷凍できます。1回分ずつ小分けにして冷凍しておくと便利です。
主食系の食材も、冷凍もしくは常温で長期保存可能なものが多いです。主食系の食材の保存については後述します。
まずは、冷凍できるのか迷ってしまう、野菜の鍋具材について、冷凍できるものを紹介します。
冷凍保存できる野菜一覧
- 白菜
- ネギ(白ネギ、長ネギ、玉ねぎ)
- きのこ
- キャベツ
- 大根
- 春菊
- 水菜
- にんじん
- ごぼう
- もやし
- うすあげ
- ニラ
- 小松菜
いずれも、すぐに使える状態にカットしてから冷凍してください。
市販のカット野菜ミックスのように、数種類の野菜をミックスした状態で1回分ずつ袋に入れて冷凍するのがおすすめです。
主食系食材の保存方法は冷凍か常温で
ごはんやうどんなど主食系の食材は以下の方法で保存できますよ。
- ごはん(雑炊):1食分ずつラップで包んで冷凍保存可(できればさらにフリーザーバッグに入れる)
- 餅(餅、しゃぶしゃぶ餅、餅巾着):冷凍保存可
- 餃子:冷凍餃子を使うor1個ずつバラして冷凍
- うどん:冷凍うどんを使うorゆでめんを冷凍
- ラーメン:乾麺タイプなら常温で長期保存可
- 葛切り、マロニーちゃん:常温で長期保存可
鍋具材の入れる順番の基本
鍋具材を入れる基本をおさらいしておきましょう。
入れる順番の基本は以下の通りです。
- 葉物野菜以外の野菜
- 肉・海鮮類、葛きり、豆腐
- マロニー
- 葉物野菜
白菜や根菜類など、火が通るのに時間がかかる野菜をはじめに入れて、火にかけます。
煮立ったら日を弱めて、肉類や海鮮類を入れます。
鶏肉は火が通るのに時間がかかるので、野菜と一緒に始めに入れてしまってもかまいません。
葛切りはあらかじめ下茹でしておく場合は最後に入れますが、面倒な場合は肉類と同じくらいのタイミングで鍋に入れましょう。
マロニーを入れる場合は、湯で時間が5分程度かかることを想定した上で、肉類・海鮮類にだいたい火が通ったタイミングで入れます。
最後に、春菊や水菜、小松菜など2分程度で火が通る葉物野菜を入れます。
豆腐を入れるタイミングはお好みで。
じっくり煮込みたい人ははじめに、温める程度でいい人は最後に入れてください。
簡単に作れる鍋つゆのアイデア
鍋つゆはいろんな種類がありますが、自宅にある調味料を使って簡単な鍋つゆを作ることもできます。
その一例を紹介します。
- 水炊き
- だしつゆ
- 鶏がらだしつゆ
- 豆乳鍋つゆ
- トマト鍋つゆ
水炊き
- 水 800cc
- 顆粒だしの素 小さじ1(5cc)
水炊きはもっともシンプルな寄せ鍋の形で、だし汁だけで作ります。
もちろん、丁寧に昆布やかつおぶしでだしをとっても良いのですが、簡単に作るならだしの素を混ぜるだけでできますよ。
だしつゆ
- 水 800cc
- 白だしorめんつゆ 100~200cc
めんつゆは3倍~4倍濃縮タイプを使ってください。
白だしやめんつゆは、味を見ながら微調整しやすいです。
鶏がらだしつゆ
- 水 800cc
- 鶏がらスープの素 大さじ1~2(15cc~30cc)
鶏がらスープの素を使うと中華風の鍋つゆができます。
ごま油を一回し加えたり、チューブのニンニクを加えてもおいしいですよ。
豆乳鍋つゆ
- 豆乳 500cc
- 水 200cc
- 白だし 100cc
豆乳の割合を増やせば濃厚に、減らせばあっさりとした仕上がりになります。
すりごまを加えたり、みそを加えてコクを出してもおいしいです。
トマト鍋つゆ
- カットトマト缶 1缶(400g程度)
- 水 400cc
- コンソメキューブ 2~3個(顆粒なら小さじ2~3)
缶詰のトマトを使えば、意外と簡単にトマト鍋つゆが作れます。
さらに、お好みの乾燥ハーブを加えると味に深みが出ますよ。
まとめ
鍋の具材には、王道から変わり種までさまざまなバリエーションがあります。
いつも同じ具材ばかりでは飽きてしまうので、たまにこのページを見て、普段と違う具材に挑戦してもらえたらと思います。
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