暑い夏の到来!この季節、冷たいビールはたまらないですよね。
毎年ふるさと納税でお得に缶ビールをまとめ買いをしている、という方も多いのではないでしょうか。
ですが、大量にストックしたタイミングで、お中元やお祝いなどで缶ビールを箱でいただいてしまった、なんていう経験はありませんか?
そうなると、缶ビールがいつまで保存できるのか、期限までに飲みきれるのか不安になってしまいますよね。
こちらの記事では、缶ビールの賞味期限や正しい保存方法について詳しく解説していきます。
また、賞味期限が切れた缶ビールは飲めるのか、期限切れの缶ビールの活用方法なども紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください!
缶ビールの賞味期限を解説!
缶ビールに記載されているのは「賞味期限」というもの。
製造からおよそ9か月程のものが多いようです。
食品には「賞味期限」や「消費期限」という表記がありますが、これらはいったいどういうものなのでしょうか。
まずはその違いと意味について詳しく解説していきます。
1.賞味期限と消費期限の違い
賞味期限とは「品質が変わらずにおいしく食べられる期限」のことで、傷みにくいお菓子や缶詰などの食品に記載される期限です。
品質を保証する期間ですので、賞味期限を過ぎたからといってすぐに食べることができなくなるわけではありません。
一方、消費期限とは「安全に食べられる期限」のことで、傷みやすいお弁当やサンドイッチなどに記載されます。
賞味期限とは異なり、消費期限は過ぎたら食べないほうがよい、というものです。
全く違う意味になりますので、食品を購入する際には注意して見るようにしてください。
それでは、次の項目で缶ビールの賞味期限について詳しく解説していきます。
2.缶ビールの賞味期限はどれくらい?
日本で販売されている大手ビールメーカーの缶ビールの賞味期限は、ほとんどが製造から9か月~12ヶ月です。
大手メーカー以外のものになると、店舗やネットなどでは多種多様な缶ビールが販売されており、それぞれ賞味期限が異なっています。
日本各地で作られているクラフトビールや、ドイツビールなど海外製品については賞味期限が短く、1週間程しか無いものも。
逆に、ワインのように寝かせることで風味が増すベルギービールの場合、10年以上の貯蔵が可能で、そもそも賞味期限が無いといわれるものもあります。
日本の大手ビールメーカー以外の缶ビールを購入する場合は、表記されている賞味期限を必ず確認するようにしましょう!
大手ビールメーカー各社の賞味期限に対する考え方を紹介!
大手ビールメーカー各社の賞味期限は製造から9か月~12か月程。
それぞれ賞味期限に対してどのような見解を持っているのか見ていきましょう。
アサヒ
流通過程や保管状況によっても差がありますが、ビール類は、暗く涼しいところに保管すれば、9ヶ月ほどおいしくお飲みいただけます。
賞味期限が過ぎてしまっても、容器が密閉されていれば衛生面では問題ありません。
ただし、時間の経過とともに風味が落ちてしまいますので、賞味期限に関わらずお早めにお飲みください。
キリン
期間内であれば美味しく召しあがっていただけますが、保管の際は以下のポイントにお気をつけください。
1.日光を避ける
2.高温・低温の場所に置かない
3.塩分・油に注意
4.強いショックを与えない
サントリー
ですから、期限を過ぎてもすぐに飲めなくなるわけではありません。
ただ、ビールは出来たてが一番美味しく、また、商品毎の個性や味わいなどもよりお楽しみいただくことができます。
時間の経過と共に新鮮な風味も徐々に変わってきますので、できるだけ早い時期にお召し上がりいただくことをおすすめします。
サッポロ
ただし、ビール類は新鮮なうちに飲む方が美味しいものですので、賞味期限内でもできるだけ早くお飲みください。
時間の経過とともに味わいが変化してしまうだけでなく、濁り、成分の析出等の現象が出てくることがあります。
このように、各社とも同様の見解で、期限を過ぎてもすぐに飲めなくなるわけではありませんが、ビールが新鮮なうちに飲むようにおすすめされています。
期限内でもできるだけ早く飲みきることが、新鮮なビールを美味しくいただく秘訣ですね。
とはいえ、期限内に飲みきることが難しいということもあります。
実際のところ、缶ビールは賞味期限が切れてからどれくらいまで飲めるのか、次の項目で詳しく見ていきます。
賞味期限が切れた缶ビールはいつまで飲める?
賞味期限が切れたとしてもすぐに飲めなくなるわけではない、と各社公式にも記載されていますが、いつまで飲めるのかについてはハッキリと記載されていません。
ここで、オリオンの公式サイトの情報を見てみましょう。
この期限は、余裕を持たせて設定されていますので、賞味期限を多少過ぎた商品をお飲みになられても衛生面では問題ありません。
しかし、ビール類はより新鮮な方が美味しいものになりますので、なるべく早くお召し上がりいただくようお願い申し上げます。
未開封であれば衛生面では問題ありませんが、ビールの鮮度はどんどん落ちていくので、美味しく飲めなくなっていくということです。
鮮度が落ちてしまったビール、たとえ飲める状態であったとしても、美味しくないのであれば飲みたくないですよね。
では、どれくらいの期間であれば美味しく飲めるのか、賞味期限切れから3ヶ月を目安に見てみましょう。
賞味期限から3ヶ月程の缶ビール
各社とも品質を保てる賞味期限は余裕を持って設定しているようです。
このことからも、賞味期限が切れてから3ヶ月程、つまり製造から12か月程までであれば、問題なく美味しく飲めます。
ただし、これは未開封で正しく保存していることが前提の条件です。
保存環境によっては賞味期限内であったとしてもビールの状態が変化してしまう可能性があります。
ビールを美味しく飲むためにも、各社の公式サイトでアナウンスされているように、できるだけ早めに飲みきってしまうほうがよさそうです。
賞味期限から3ヶ月以上経過した缶ビール
3ヶ月以上が経過すると、保存状態が良かったとしてもビールの鮮度はどんどん落ちていきます。
あくまで目安になりますので普通に飲めるものもありますが、中には濁りが出たり、酸味が強くなって風味が変化してしまうものも。
炭酸が薄くなってしまう場合もあるようですので、そうなるとビールとしてはやはり美味しいとは言えませんよね。
賞味期限から3ヶ月以上経過した缶ビールは、状態によって美味しく飲めない場合がありますので、飲むのはおすすめしません。
賞味期限から3ヶ月が目安になりますので、美味しくビールを飲むための参考にしてみてください!
缶ビールの正しい保存方法
賞味期限の前提条件となるのが「正しく保存した状態」であること。
大容量の蓋つきの缶ビールなど、開封して飲みきれなかった場合は賞味期限が適用されませんので、冷蔵庫に入れて1~2日以内に飲みきるようにしましょう。
では、この4つのポイントをおさえたうえで、缶ビールを保存する方法を詳しく解説していきます!
冷蔵保存
ビールが一番おいしく飲める飲み頃の温度は4℃~8℃。
冷蔵庫に入れればだいたい飲み頃の温度で保存できますので、缶ビールの保存に一番適しているのは冷蔵庫の中ということになります。
冷蔵庫に入れる場合の注意点は2つ。
まず1つ目は、他の食材と触れて缶に塩分や油が付かないようにすること。
缶ビールのアルミ缶は塩分や油が付くと腐食して穴が開いてしまうことがありますので、庫内で他の食材に触れないように保存してください。
2つ目は、冷蔵庫のドアポケットに置かないこと。
冷蔵庫のドアは頻繁に開け閉めする場所ですので、温度の変化や開閉のショックでビールに刺激を与え続けて劣化に繋がってしまうのです。
できれば庫内の奥にまとめて保存するようにしましょう。
常温保存
缶ビールを箱で購入した場合、全てを冷蔵庫に入れるのは難しいので、すぐに飲む分以外は箱のまま保管しておくことが多いと思います。
その場合は常温での保存になりますが、直射日光のあたらない冷暗所に置くようにしてください。
ビールの保存には温度が大きく影響しますので、季節によって室温が30度を超えたり、逆に氷点下になるような場所は保存に適していません。
ビールの鮮度を守るためにも、できるだけ常温(20℃前後)が保たれるように注意して保存しましょう。
また、クラフトビールなどで生きたビール酵母を使用しているものの場合、冷蔵保存が必須となります。
缶に「要冷蔵」の記載がある缶ビールについては、常温では保存せず必ず冷蔵庫に入れるようにしてくださいね。
冷凍庫には入れないように!
常温保存してあった缶ビールを急いで冷やすために冷凍庫に・・・という方法はおすすめできません。
炭酸ガスを含む缶ビールを冷凍庫に入れてそのままにしてしまうと、ビールが凍る際に缶が膨張して破裂する恐れがあります。
また、温度が低すぎるため、ビールの風味が落ちたりに濁りが発生することも。
美味しく飲むためにも、ビールは冷凍庫に入れず、冷蔵庫で冷やすようにしてくださいね。
常温保存してあった缶ビールを冷凍庫に移し、飲み頃の状態まで冷えるには4~5時間かかります。
飲みたいときに冷えた缶ビールが無い・・・なんてことがないように、冷蔵庫の缶ビールストックは常にチェックしておきましょう!
賞味期限切れの缶ビールの活用方法を紹介!
賞味期限が切れて味が落ちたり炭酸が抜けたり、美味しく飲めなくなってしまったビール、でも捨てるのはもったいないですよね。
大容量缶のビールが飲みきれず余ってしまい、結局飲めずに捨ててしまうということもあるのではないでしょうか。
ビールにはそのまま飲む以外にも様々な使い道がありますので、無駄にせず活用できる方法を紹介していきます。
料理に活用する
ビールには肉を柔らかくする効果や、肉の臭みを抑える効果が。
肉の下処理でビールに付け込んだり、ビールで煮込むことで、肉が格段に柔らかくなります。
また、ビールの炭酸は天ぷらなど揚げ物の衣をサクサクに仕上げてくれるので、必要な水の量の半分をビールに替えるだけで食感の良い揚げ物が作れますよ!
他にも、ビールと砂糖・塩で野菜を漬け込む「ビール漬け」や、ビールでご飯を炊く「ビール炊き込みご飯」など、様々な料理に活用可能です。
ビールならではの風味と苦味が絶妙に美味しいので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
料理にビールを使用する場合、開封してから日数の経過してしまった傷んでいるビールは使用しないようにしてくださいね。
美容に活用する
ビールにはビタミンやミネラルなどの栄養素が豊富に含まれていますので、直接肌に使用することで美肌効果やリラックス効果を得ることができます。
手軽でおすすめなのは、ビールの本場ドイツの宿泊施設等でも人気の「ビール風呂」。
お湯をはったバスタブに缶ビール1本を入れ、20分程ゆっくりと浸かるだけでOKです。
ビールに含まれる成分や炭酸は美肌効果が期待でき、お湯から立ち上る甘い香りでリラクゼーションを楽しめますよ!
こちらの活用法についても、傷んでしまったビールは使用しないように注意してください。
掃除に活用する
ビールに含まれるビタミンEやアルコールは、固まった油汚れをや焦げ付きを分解して柔らかくする効果があります。
キッチンの軽い汚れであれば、ビールを含ませたタオルやペーパーで擦るだけ。
コンロのしっかり固まった油汚れの場合は、ビールを含ませたキッチンペーパー等を汚れの上に乗せてしばらく置き、拭き取れば簡単にきれいになります。
鍋の汚れなどにも効果的なので、キッチン用品のメンテナンスにも活用してみてください。
また、ビールのアルコール成分の除菌効果も有効です。
ビールには消臭効果もあるため、アルコールによる除菌と合わせて、冷蔵庫内の掃除などにも最適ですよ!
害虫のトラップに活用する
夏になると何処からともなく現れて飛び回る小さな虫「コバエ」、困りますよね。
なんとビールを使ってコバエを一網打尽にする「コバエトラップ」が作れてしまうのです。
このコバエトラップの作り方は簡単。
口の広い湯飲みなどの器に飲み残しのビールを入れ、食器用洗剤を1滴加えたものをキッチンの隅のほうに置くだけ!
トラップにかかったコバエからさらに繁殖してしまうこともあるので、1週間を目安に中身を入れ替えるようにしましょう。
その後の処理を考えると、紙コップや紙皿を使用するほうが良いかもしれませんね。
コバエはアルコール臭や発酵臭だけでなく甘いニオイにも引かれるので、ハチミツを少し加えるのも効果的ですよ!
傷んでしまったビールの見分け方
保存状態が悪いまま日数がだいぶ経ってしまった缶ビールは、中身の状態が変化して傷んでしまう可能性があります。
また、開封済みの缶ビールはどんどん劣化していき傷むのも早く、冷蔵庫に入れてあっても飲めなくなってしまうことも。
ここでは、傷んでしまったビールの見分け方を解説していきます。
ビールの濁りや色の変化がある
ビールの酵母には防腐効果があるため、未開封で正しく保存してあれば衛生的に問題ないと言われています。
ですが、直射日光に当たる30℃を超えるような気温が高すぎる場所や、氷点下にまで気温が下がる場所に保管していると、見た目にもわかる変化が起きてしまうようです。
ビールが濁って沈殿物が多く見られるものや、いつも飲んでいるビールよりも色が濃くなっているものは飲むのを避けるようにしましょう。
缶ビールはコップに注いで飲むほうが美味しいと言われています。
美味しく飲むためというのはもちろん、ストックしてあるビールの変化を知ることができるように、コップに注いで飲むようにするのがおすすめです。
ビールの臭いや味の変化
未開封であっても賞味期限が切れて鮮度が落ちてしまった缶ビールは、風味が変わり酸味が強く出ることがあります。
そうなると衛生的に問題ないとしても美味しく飲むことはできません。
特に、ビールを直射日光の当たる高温の場所に置いてしまった場合、成分が酸化して濡れたダンボールのような「酸化臭」が出ることも。
開封してしまったビールについては、空気に触れている分どんどん酸化が進んでいきます。
コップに注いで置いておいたビールが美味しくなくなるのは、光にさらされるとビールは酸味が増して腐敗臭を放つようになるからです。
酸化臭や腐敗臭など、普段とは違う臭いを感じたら、口にせず処分するようにしましょう。
ふるさと納税ビールランキング TOP5
ここからは、マイナビふるさと納税のビールランキングベスト5を紹介していきます!
1位:キリン一番搾り生ビール<北海道千歳工場産>350ml(24本)
マイナビふるさと納税の「お酒・アルコール」ランキングで1位に輝いたのは、北海道千歳工場産のキリン一番搾り生ビール!
雑味の無い澄み切った味わいが特徴的な一番搾りは、こだわりの製法で作られ多くのビールファンを虜にし続けています。
特に、北海道千歳の豊かな自然に囲まれた工場で作られる一番搾りは、ふるさと納税においても非常に人気の高い逸品です。
2位:アサヒ 究極の辛口スーパードライ 350ml×24本
2位はアサヒの定番人気辛口ビール「スーパードライ」。
辛口でキレのある味わい、さらりとした口当たりとシャープなのどごしが特徴的で、国内はもちろん海外でも絶大な人気を誇っています。
2022年には発売以来36年目にして初のフルリニューアルが行われ、キレのよさなど辛口のコンセプトはそのままに飲みごたえを向上。
ぜひこの機会に新しくなったスーパードライをお試しください。
3位:境町オリジナル 富士見百景にごり ビール 72本
3位には茨城県境町オリジナルのクラフトビール「富士見百景にごり ビール」がランクインしています。
ビールを作る際、醸造家が出来を確かめるときにしか味わえなかった、酵母をろ過していない美味しいピルスナー。
ビール本来の麦芽と酵母の旨みにこだわった、茨城県境町オリジナルのビール返礼品となっています。
こちらは常温保存が可能なクラフトビールですので、本数が多くても安心して保存しておけますね。
4位:クラフトビール よなよなエール 24本
4位はクラフトビールの王道の味わいを追求した「よなよなエール」。
日本の大手メーカーが作るラガービールとは異なり、アメリカやヨーロッパを中心に支持されているエールビールにこだわり抜いて作られているクラフトビールです。
「毎晩エールビールが飲まれるような日本にしたい」という思いから名付けられた「よなよなエール」。
その個性豊かな味わいはクラフトビールの中でも特に人気が高く、全国のビールファンに愛される逸品となっています。
5位:サッポロクラシック350ml×24本
5位は、サッポロの北海道工場だけで作られる限定ビール「サッポロクラシック」です。
北海道恵庭市にあるサッポロビール北海道工場から、北海道への感謝のビールとして誕生したサッポロクラシック。
通常は北海道限定で販売されていますが、工場のある北海道恵庭市のふるさと納税でも取り扱いがされており、大人気の返礼品となっています。
深い味わいと爽快な飲みやすさを両立させた北海道限定の美味しいビールを、ぜひこの機会にお楽しみください。
まとめ
缶ビールの賞味期限について解説してきました。
日本の大手ビールメーカーの缶ビール賞味期限は9か月~12か月。
中には賞味期限が1週間ほどのクラフトビールもありますので、購入の際には注意が必要です。
また、一度開封してしまったビールについては賞味期限は適用されませんので、飲み残した場合は1~2日以内に出来るだけ早く飲みきりましょう。
賞味期限はあくまで品質が保証される期間ですので、期限が切れてすぐに飲めなくなるというものではありません。
未開封で正しく保管していれば、賞味期限が切れてから3ヶ月ほどは美味しく飲めます。
とはいえ、ビールは新鮮なものほど美味しいので、期限内でも早めに飲みきるのがおすすめですよ!
ふるさと納税の缶ビール返礼品については、「製造より〇か月以内のビールをお届け」「賞味期限〇ヶ月以上あるものをお送りいたします」など記載されているものもあります。
美味しくビールを飲むためにも、返礼品を選ぶ参考にしてみてくださいね!