常陸大宮市(ひたちおおみやし)は、茨城県北西部に位置し、アユや鮭が遡上する2つの清流「久慈川(くじがわ)」「那珂川(なかがわ)」がまちを挟むように流れています。美しい星空が有名で、海外メディアから、日本の美しい星空の一例として取り上げられたこともあるそうです。
そんな常陸大宮市は、「未来を担う人づくり支援」「自然環境保全支援」「地場産業支援」「芸術文化・スポーツ振興支援」「その他」の5つの使途に寄附金を充てています。今回はその中から「未来を担う人づくり支援」という使い道について紹介!
本稿では、マイナビふるさと納税担当者が注目する寄附金の使い道について紹介していきます。
今回は、「未来を担う人づくり支援」という常陸大宮市のふるさと納税寄附金の使い道について詳しく調べてみました!
茨城県常陸大宮市のふるさと納税寄附金の使い道「未来を担う人づくり支援」について
・対象使途:未来を担う人づくり支援
・対象事業:ショッピングセンターピサーロ子ども広場整備事業(令和4・5年度)
・その事業に費やした総費用:約1億1500万円
・総費用のうち寄附金活用額:3200万円
「未来を担う人づくり支援」へのふるさと納税の寄附金充当額は、令和4・5年度で約3500万円。少子化・人口減少対策として「子育てしやすいまちの実現」を目指し、ソフト面・ハード面ともに、教育環境整備や子育て支援・児童福祉の充実を図る事業に、寄附金が活用されています。
そのうち、今回取り上げる「ショッピングセンターピサーロ子ども広場整備事業」には、寄附金3200万円が活用されました。
常陸大宮市は川や山などの自然に恵まれた環境にあり、屋外での遊び場には困らないそうですが、子育て世代の市民から「雨の日でも安心して子どもが遊べる場所が欲しい」との要望があり、市内のショッピングセンターに屋内で子どもが遊べる広場を整備することになったとのこと。
なお、「未来を担う人づくり支援」では、子ども広場の整備のほか、小中学生の学習アプリ利用や校外学習事業などに寄附金を活用しています。
「未来を担う人づくり支援」の実績・効果
整備された屋内こどもの遊び場「わくわくピサーロの森」は、子育て環境の充実と、子育てしやすいまちづくりの実現を目的とした施設です。
子どもが元気いっぱいに全身で遊べる「アクティブエリア」や、保護者同士のコミュニケーションが取れる「集いのエリア」、3歳未満を対象とした「ベビーエリア」、絵本や知育玩具などで遊べる「絵本・知育エリア」などのエリアで分けられており、天候にかかわらず安心して遊べます。
愛称である「わくわくピサーロの森」は、全国から応募された652件の案から、同市内小学生の案が採用されたのだとか!
令和5年11月4日のオープン以降、たくさんの親子連れで賑わい、また保護者同士が交流をする姿も見られるとのことです。
施設管理者からの声
実際に施設を利用された方から、「天候を気にせず遊ばせる施設ができて良かった」「いろいろな素材に触れることができ、楽しめた」「今後も雨の日に遊ばせたい」といった声をいただいています。
また、子どもたちの元気な声が響くことで、ショッピングセンター全体に新たな賑わいが生まれることを期待する声も上がっています。
自治体からのメッセージ
常陸大宮市は茨城県北西部に位置し、久慈川と那珂川の2つの一級河川が流れ、面積の約6割を森林が占める自然豊かな地域です。
当市では「不妊治療費の助成」事業にも力を入れており、子どもが欲しい方をサポートし、出産後も安心して子育てができるまちを目指しています。これらの子どもを育む環境整備に対する、ふるさと納税を通した皆さまの暖かいご支援を大変ありがたく感じております。そして、ご寄附をきっかけに当市を知っていただき、ぜひ常陸大宮市へ足を運んでいただけると嬉しいです。豊かな自然と美味しい食べ物がお待ちしております。今後とも常陸大宮市へのご支援をよろしくお願いいたします。
今回は茨城県常陸大宮市のふるさと納税寄附金の使い道「未来を担う人づくり支援」を紹介しました。ショッピングセンターの中にある「わくわくピサーロの森」は、ショッピングの合間に遊べたり、雨の日や寒い日でも天候を気にせずに遊べたりするので、子どもはもちろん、パパやママにもうれしい事業でした。同じ子育て世代の保護者同士が気軽に交流できる場としても、貴重な施設ですよね! 取り組みに興味をもった方は一度チェックしてみてください。
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