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愛媛県の最南端に位置し、 100メートルを超える断崖が続く高茂岬(こうもみさき)。
辺りには亜熱帯植物が一面に茂っており、豊かな緑に囲まれています。
豊後水道に突出するこの岬、晴れた日には遠く九州が一望できることも。
秋には野路菊が咲き誇り、青い海の色に爽やかな白い花の色がいっそう鮮やか。
また、この岬は、全国でも有数の鷹の渡りの拠点となっており、毎年秋には澄みきった青空を滑空する鷹の姿を見ることができます。
そんな高茂岬の絶景、それは九州山地に日が沈む夕刻の景色です。
切り立った断崖眼下に広がる、オレンジ色に光輝いた大海を望めば、思わず声を失うほどの感動が、
まるで磯に打ち寄せる激しい荒波のようにこみあげてくるはずです。
入江に面した急斜面には民家が山の中腹まで続き、それぞれの民家は、
台風や季節風から家や暮らしを守るため、軒に達するほどの石垣が整然と積み上げられています。
その景観から石垣の里として知られ、
独特の家並みを形成するこの集落は 「日本の美しいむら農林水産大臣賞」や
「未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選」にも選ばれています。
また平成19年(2007年)には、財団法人 古都保存財団の「美しい日本の歴史的風土100選」にも選ばれ、
日本を代表する石垣文化の一大景観地となっています。