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監修 EY税理士法人
ふるさと納税ワンストップ特例制度は、
●確定申告を行わなくても寄付金の控除が受けられる
●手続きがカンタン
な制度です。利用条件等がありますので詳しく見ていきましょう!
ふるさと納税で控除を受けるには、通常確定申告が必要ですが、条件を満たすと「ワンストップ特例制度」を利用することができます。
やり方は、寄付後にワンストップ特例の申請書を寄付先の自治体に送るだけ。
寄付先の自治体から、控除に関する情報が住所地の自治体に連絡され、翌年の住民税から控除を受けることができるようになります。
※1つの自治体に複数回寄付をしても1カウントとなります
返礼品を申しこむ際にワンストップ特例申請の利用有無を選択できますので、「利用する」を選びます。
そうすると自治体から手続きに必要な書類が送られてきます。
もし「利用しない」を選んでしまった、紛失してしまったという場合はこちらからダウンロードできます。
下記の申請書を出し、吹き出しと例を記載ください。
以下の表を参照しながら必要な書類を準備しましょう。
マイナンバーカードがあると手続きが簡単です!
「マイナンバー カード」を 持っている人 |
「通知カード※1」を 持っている人 |
どちらも無い人 | |
---|---|---|---|
個人番号確認の 書類 |
マイナンバー カードの 裏のコピー |
通知カード※1のコピー | 個人番号が 記載された 住民票の写し |
本人確認の 書類 |
マイナンバー カードの 表のコピー |
下記いずれかの
※写真が表示され、氏名、生年月日、
※写真付きの本人確認書類がない場合は |
※1 個人番号通知カードについては、記載された氏名、住所等が住民票に記載されている事項と一致しない場合は、個人番号確認書類としてご利用できません
ワンストップ特例制度の申請には期限があります。申請書と身分証明書類は寄付をした翌年の1月10日必着で寄付先の自治体に送る必要があります。郵送先は各自治体のふるさと納税に関するHPをご参照ください。
同じ自治体に複数回寄付を行った場合も、その都度書類を郵送をしてください。
記入漏れや必要書類の添付漏れ、書類不備があると申請を受け付けてもらえないこともありますので、書類が手元に届いたら速やかに返送しましょう!
一部の自治体では、オンラインでワンストップ特例申請を受け付けています。
オンラインの申請なら、申請書や添付書類などの紙の提出は一切不要で、とても便利です。
対象の自治体は、マイページの寄付履歴に「オンラインワンストップ特例申請」のアイコンが出ている自治体です。
※ オンラインワンストップ特例申請には「マイナンバーカード」が必要です。
締切を過ぎると、ワンストップ特例申請の対象とならなくなるのでご注意ください。
特に、年末ぎりぎりに寄付をした際は要注意。自治体から申請書が届くのが遅くなる場合もあるので、その際は申請書の到着を待たず、サイトから申請書をダウンロードして手続きをしましょう。
ワンストップ特例申請の手続き後に、医療費控除などで確定申告をする必要が生じた場合は、確定申告を行うことが可能です。
ただし、確定申告を行うと対象期間に行ったワンストップ特例制度への申請がすべて無効になりますので、ワンストップ特例制度の申請を行った寄付分も含めて、確定申告を行ってください。
ワンストップ特例の手続きは、寄付した数・寄付した自治体分行う必要があります。
申請書は1件の寄付につき1枚必要となります。
ワンストップ特例の申請手続きの後に住所が変わった場合は、「寄付金税額控除に係る申告特例申請事項変更届出書」をダウンロードし、寄付先の自治体へ、寄付を行った年の翌年1月10日(必着)までにご郵送ください。
総務省_様式
基本的には、ワンストップ特例と確定申告のいずれを行っても控除される金額は変わりません。
ただし、控除上限額を超えて寄付してしまった場合には、確定申告の方が控除額が多くなります。
また、確定申告(所得税)の場合は、ふるさと納税の控除を行った後に住宅ローン減税が計算されます。
所得税において控除しきれなかった住宅ローン控除可能額がある場合には、住民税において住宅ローン控除が適用されますが、
その金額には限度額があるため、結果的に住宅ローン控除の控除額が目減りする可能性もありますので、ワンストップ特例の活用がおすすめです。
二重線を引いて、近くに正しい記述を行ってください。
ワンストップ特例制度の申請を行った後でも確定申告を行うことが可能です。
ただし、確定申告を行うと対象期間に行ったワンストップ特例制度への申請がすべて無効になりますので、ワンストップ特例制度の申請を行った寄付分も含めて、確定申告を行ってください。
ふるさと納税を行った翌年の1月10日(必着)に間に合わなかった場合や申請書類に不備があった場合、ワンストップ特例制度の申請を忘れた場合は、寄付先の自治体にて受理されませんので、その場合は確定申告を行ってください。
確定申告を行うことで、税金の控除を受けることが可能です。
※本ページは、作成日時点(2024年3月)において施行されている法令に基づき、ふるさと納税制度の一般的な内容について記載されたものです。
最新の情報や、お客さまそれぞれの個別具体的な内容については、税理士等の専門家にご相談ください。