【絶滅したトキが飛び交うまちへ】トキの絵本を子どもたちに無償配布し、親子の絆、トキと住民の絆を育みたい!|JALのマイルがたまるクラウドファンディングサイト
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【絶滅したトキが飛び交うまちへ】トキの絵本を子どもたちに無償配布し、親子の絆、トキと住民の絆を育みたい!

出雲市
【絶滅したトキが飛び交うまちへ】トキの絵本を子どもたちに無償配布し、親子の絆、トキと住民の絆を育みたい!
寄附総額
306,000
目標金額1,500,000
寄附人数
26
残り日数
55

達成率
0%

トキってどんな鳥?

日本の空から消えたトキ

 みなさんは、トキという鳥を知っていますか。
「ニッポニアニッポン」という学名を冠した日本を代表する鳥です。
トキは昔、日本中の里山で見ることができました。トキ色は淡い桃色と言われ、羽軸からのグラデーションの美しさが大きな特色であり、大空を飛び交う光景は見る者の心を魅了したことでしょう。出雲地方では、大正期まで宍道湖に飛来していたという記録があり、江戸、明治期には、おそらく普通に見ることができたと思われます。
 しかしながら、美しい羽根や食用を目的とした狩猟、近代化に伴うトキの生息環境の激変により、生息数は激減しました。
絶滅が危惧される中、トキは昭和27年(1952)に特別天然記念物に指定、昭和35年(1960)に国際保護鳥に選定され、保護活動が行われましたが、昭和56年(1981)に佐渡に生息していた最後の5羽を保護のため捕獲し、日本の空からトキの姿は消えてしましました。

写真提供(TOP画像含む):環境省

なぜ出雲市がトキの放鳥・野生復帰に取り組むのか

トキも人も育つまちへ

 生物多様性の損失や生態系の崩壊といったグローバルリスクは、気候変動に次ぐ深刻な危機と言われていますが、日常生活においてなかなか感じることはできません。私たちの生活は、多くの部分が自然によって支えられており、人と自然が共生する社会を構築するためには、生物多様性の維持や地球環境の保全を積極的に推進していく必要があります。そうした中で、出雲市は縁あってトキの野生復帰に長年関わってきました。多様な生き物が生息する環境にやさしいまちであればトキも生息することができ、それは人にとっても住みやすい、暮らしやすい環境となり、出雲市はそんなまちを目指しています。合言葉は「トキも人も育つまちへ」。
 豊かな自然環境を次世代に引き継いでいくためには、長い目で見た取組も必要であり、幼少期からトキに接する機会を増し、愛着形成につなげていくことが大切と考えました。そこで、トキのオリジナル絵本を作成し、乳幼児健診の際に全員に無償で提供するとともに、保育所、幼稚園、診療所、子育て支援施設等に絵本を設置したいと考えます。この絵本をきっかけに、トキについて、環境について、自分のまちについて話をしていただくとともに、親子のきずなも育んでいただいきたいです。

トキの絵本からはじまる環境保全

 トキの生息には、えさ場となる田んぼやねぐらとなる里山が必要で、そのためには住民の理解と協力が不可欠です。
そこで、トキの野生復帰に向けた普及啓発・機運醸成を図り、このクラウドファンディングを通じて、トキのオリジナル絵本作成とトキ一般公開施設などの展示物リニューアルに取り組みます!
 ご寄付いただいた皆様にも、トキのオリジナル絵本をお届けします。どうか、トキによるまちづくりを応援していただきますようよろしくお願いします。
寄付金の使い道
・トキの絵本作成:900,000円
・展示物、シンポジウム、生息環境整備:600,000円

※目標金額を超えた場合でも、目標金額に達しなかった場合でも、上記の費用として大切に活用させていただきます。

今回整備するトキ一般公開施設は、令和元年度(2019)からは一般公開を開始し、関西以西で唯一トキが見れる場所となりました。年中公開していますが、特に12月から2月にかけてはトキ色のトキを間近で見ることができる人気スポットとなっています。また、近似種を飼っているゲージの横にトキ学習コーナーがあります。トキのライブ映像を見ることのできるモニターやトキのはく製、本物そっくりの偽卵などが展示されており、今回のプロジェクトを通じて更なる内容拡充を図っていきます。

トキの野生復帰に向けた取り組みについて

 平成23年(2011)からトキの分散飼育を開始し、これまで58羽のトキを佐渡へ送り、出雲生まれの多くのトキが放鳥されてきました。
 トキは非常に憶病でデリケートな鳥です。特に繁殖期は気を使っており、神経を使いながらの飼育は疲れますが、幼鳥が誕生したトキのうれしさは格別です。
佐渡へ出発する時は若干さみしい気持ちもありますが、佐渡島の大空で羽ばたいている姿を想像すると充実感とさらに頑張っていこうという気持ちになります。
 出雲市でトキが放鳥され、出雲の空をトキが飛び交う日が来ることは、もはや現実になりつつあります。その日に向け、毎日しっかりと飼育と繁殖に取り組んでいきます。

出雲市がトキの放鳥候補地になりました!

応援下さった皆様へのお礼の品

今回のJGCFプロジェクトでは、応援して下さる全国の皆様にお届け出来ることを楽しみにしていますので、
ぜひ返礼品を選んでいただけるとうれしいです。