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北海道東部、釧路市の中心部から車で40分ほどの場所にある白糠町(しらぬかちょう)。
雄大な太平洋と森林に囲まれた、自然の魅力に満ちあふれたまちです。
人口約7,000人と、決して大きなまちではありませんが、ふるさと納税の寄附金額では毎年全国屈指の実績を誇ります。
美味しいものが盛りだくさんの特産品や、納税者を対象に実施しているイベントなどで、「白糠ファン」を続々と獲得中です。
この記事では、そんな白糠町のふるさと納税について詳しく解説。
特産品や寄附の使い道など、人気の秘訣に迫りました。
白糠町ってどんなところ?
有名スポットが多い北海道の中では、あまり聞きなじみのない「白糠町」という名前。
波が岩磯地帯を越えてしぶきを上げる光景から、アイヌ語の「シラリカ(岩磯のほとり)」に由来して名付けられたものです。
ここでは、そんな白糠町の魅力を4つのポイントからご紹介します。
太平洋と森に囲まれ、自然の魅力がいっぱい
南側を太平洋の大海原に面し、総面積の約83%を広大な森林に覆われている白糠町。
太平洋沿岸には、約10kmにわたって伸びる美しい砂浜「恋問(こいとい)海岸」や、高台から海岸線を望む「岬の森東山公園」などの絶景スポットがあります。
釧路市との境にそびえる「阿寒富士」は、雄大な山容や美しい紅葉で登山客にも大人気です。
伝統芸能やお祭りも!彩り豊かな文化
100年以上の歴史を持つ郷土芸能「白糠駒踊り」や、海中みこしが名物の「白糠厳島神社例大祭」、花火大会、スポーツイベントなど、まちには行事が盛りだくさんです。
「アイヌ三大祭」などの伝承儀式や、文化活動施設「ウレシパチセ」などでは、アイヌの伝統文化を身近に体感することができます。
子育て世代・移住者にやさしい支援制度が充実
「子育て応援日本一の町」を目指す白糠町では、18歳までの医療費や保育料、給食費がすべて無料。
子どもの成長に伴って出産祝い金や入学支援金も支給されるなど、子育て世代への手厚いサポートが展開されています。
土地の無償提供や固定資産税の減額など、移住者に対するバックアップ制度にも事欠きません。
海と山の恵みが目白押し「食と食材のまち」
白糠町は、太平洋沖の暖流と寒流が交わる絶好の漁場。
町内の白糠漁港などで水揚げされる多彩な海の幸は、全国各地から引き合いがあります。
また、品質の高い肉類や乳製品、山菜などの山の幸は、全国の一流レストランで使われていることでも有名。
プロが思わず唸る絶品食材にあふれていることから、「食と食材のまち」とも呼ばれています。
白糠町のおすすめ特産品10選
海を見ても山も見ても、美味しいものがいっぱいの白糠町。
ここでは、白糠町の特産品の中から、おすすめの10品を厳選してご紹介します。
いくら
白糠ブランドを代表する逸品といえば、宝石のように美しい大粒のいくら。
選び抜かれた素材を人の手で丁寧に加工するので、鮮度も品質も最上級といわれています。
ほどよいプチプチ感と口の中に広がる旨味は、一度食べるとほかのいくらが食べられなくなるほどの美味しさです。
鮭・サーモン
鮭とサーモンも、白糠の食を語るうえでは外せない食材です。
白糠漁港に水揚げされる秋鮭や時鮭はまったく臭みがなく、ふっくらとした美味しさは天然ものならでは。
白糠で加工された鮭とばや、脂ののったアトランティックサーモンも大人気です。
鹿肉・羊肉(ラム肉)
白糠は、北海道内でも有数のえぞ鹿の生息地。
狩猟から加工まで一貫して管理されたえぞ鹿肉には、肉本来の旨味がぎゅっと詰まっています。
また、冷涼な気候が羊の飼育にも適していて、良質な羊肉の生産も盛ん。
どちらのお肉も美味しさだけでなく、高たんぱく・低脂肪でヘルシーなことでも注目されています。
チーズ
酪農も盛んな白糠では、新鮮かつ質の高い生乳から作られるチーズも代表的な特産品。
なかには、数々のコンテストで賞を受賞した実力派のチーズもあります。
素材を最大限に活かした、自然で奥深い味わいがたまらない逸品です。
しそ・しそ焼酎
全国区の人気を誇るしそ焼酎「鍛高譚(たんたかたん)」の原料に使われているのは、白糠産のしそ。
鍛高譚は町民のアイデアから生まれたヒット商品で、パッケージにも白糠に伝わる民話のイラストが描かれています。
梅酒やラムネなど、同じく白糠産のしそを使った姉妹商品も見逃せません。
たこ(柳だこ)
築地市場でも高い支持を集めている柳だこは、言わずと知れた白糠の名物魚種。
よく締まった弾力のある身と濃厚な旨味が自慢で、刺身はもちろん、煮だこや酢だこ、燻製などもおすすめです。
つぶ貝(灯台つぶ)
アワビをやわらかく、ほんのり甘くしたような味わいが特徴の灯台つぶも、白糠の代表的な特産品です。
「灯台つぶ」の名前は、殻のてっぺんがとがっていて灯台に似ていることから。
加熱してもやわらかく、肝も美味しいので、いろいろな料理に活躍します。
ししゃも
一般に「ししゃも」として流通している魚は、実はししゃもに似た輸入魚であることがほとんどです。
本来ししゃもは、北海道太平洋沿岸の一部の川にだけ遡上する特別な魚。
ししゃもが遡上する川を2つも擁する白糠は、「本物のししゃも」が獲れるまちとしても有名です。
毛がに
北海道を代表する食材・毛がには、身はもちろんのこと、ぎっしり詰まった芳醇なかに味噌が醍醐味。
白糠産の毛がには特に大型のものが多いことで知られていて、食べ応えも抜群です。
数の子
厳選された完熟卵を使って製造される白糠の数の子は、パリッとした歯切れのよさが魅力。
絶妙な味付けにも定評があり、大手百貨店も贈答用として取り扱う高級品です。
白糠町のふるさと納税寄附金の使い道
ふるさと納税を通じた白糠町への寄附は、8通りの選択肢の中から納税者自身が使い道を指定することができます。
子育て・教育・福祉に関する事業のほか、まちの玄関口であるJR白糠駅の駅舎と駅周辺の整備事業や、ヤナギの樹をバイオマス資源として活用するための調査研究事業など、白糠ならではのユニークな取り組みも。
「ぜひこの事業に」という想いを、ふるさと納税でカタチにしてみましょう。
寄附への感謝をこめて…参加型イベントやキャンペーンも
白糠町のふるさと納税では、納税者に感謝を伝える独自のイベントやキャンペーンが展開されています。
現在のところ2021年以降の開催に関する情報はありませんが、こういった取り組みは、納税者が白糠町をより深く知るきっかけを与えてくれそうです。
「かもめ~る」でプレゼント当選のチャンス
毎年、白糠町から納税者一人ひとりに届くのが、暑中見舞いはがき「かもめ~る」です。
寄附の使い道を納税者にお知らせする内容ですが、白糠町は、はがき下部のくじ番号を使って独自に抽選を実施。
当選者にはまちの特産品などをプレゼントしています。
「白糠町ふるさと納税感謝祭」に納税者をご招待
2019年と2020年には、抽選で選ばれた納税者が「白糠町ふるさと納税感謝祭」に招待されました。
両年とも都内の名店が担当したお料理は、食材の80%以上に白糠産を使用した「白糠食材フルコース」。
生産者との交流やクイズ、スペシャルゲストの登場などで会場は大いに盛り上がりました。
白糠町の返礼品が届かないときの問い合わせ先
ふるさと納税の申込み完了後、予定されていた時期になっても返礼品が届かない場合は、白糠町の担当部署に直接問い合わせましょう。
問い合わせる前に、次の項目について確認しておくとスムーズです。
- 申込時の住所・電話番号などに不備がないか?
- 決済がきちんと完了しているか?
- 返礼品を辞退するタイプの寄附に申し込んでいないか?
北海道白糠町の問い合わせ先
問い合わせ窓口 | 白糠町ふるさと納税サポート室 |
電話番号 | 050-5358-4174(平日9:00~18:00) |
メール | support@furusato-shiranuka.jp (@を半角に置き換えてください) |
まとめ
白糠町のふるさと納税は、美食満載の特産品はもちろん、さまざまな取り組みを通してまちと納税者が双方向につながることができるのが魅力。
これまで白糠町を知らなかったという方も、この機会に寄附を検討してみてはいかがでしょうか?