『路線の思い出』 第506回 只見線・田子倉駅跡 秋景色 〔福島県〕駅寝した朝に撮った田子倉駅《路線データ》 営業区間と営業キロ 輸送密度 / 営業係数(’15) 会津若松~小出 135.2km 304 / 258 運行本数(’22) 会津若松~会津川口 6往復 会津若松~会津坂下 1往復 ...
仰る通り、只見線が浅草岳登山客の要に供していたのは1980年代前半までですね。 1971年の関越自動車道の開通を皮切りに、2時間半で登れるネズモチ平からの登山道整備や只見線列車の減便や夜行列車の運行廃止で、私が本格的に登山を始めた1990年代には、恐らく只見線利用で浅草岳に登る登山者はほほ0だったかと。
少なくなった田子倉からの登山者も、皆マイカーでやってきていました。 谷川岳の土合と同じく、1990年代に著名な山への鉄道利用はほぼ消滅してましたね。
私は自身が登山をし始めた1990年代中頃の状況しか知りませんが、この時の田子倉からの浅草岳登山での鉄道利用は皆無でしたね。 皆車でした。
逆に冬は只見からの朝の列車からはいつも3〜4名のワカサギ釣りの釣り趣味者や、中には大型クーラーバッグを担いだ漁師もいたようです。 冬の旬としてのワカサギやヤマメなどを料亭などに卸す為、2人がかりで漁をするべく下車した方も見かけました。
それがはじめて田子倉に降りた時の、JR転換間もない1990年の初頭の光景でしたね。
田子倉駅からの浅草岳登山は一定数いたと思いますよ。以前はムーンライト越後(小出停車します)、もっと以前は夜行鈍行長岡行きもありましたし。
小出で一番列車に乗れば7時過ぎにはここに到着できるので、定期列車としての急行奥只見もあったし、最終列車までには余裕でピストンできたはずです。
夜行土合駅からの谷川岳登山者がまだいた頃の話です。
2013年に訪れた田子倉廃駅はこちらです。
https://hanagon60.blog.fc2.com/blog-entry-1264.html