廃線鉄道・東北 - 風来梨のブログ

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このブログは、筆者であるワテの『オチャメ』な日本全国各地への探勝・訪問・体験記です。

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廃線鉄道  第124回  羽後交通・雄勝線

廃線鉄道  第124回  羽後交通・雄勝線

廃線鉄道  第124回  羽後交通・雄勝線 〔秋田県〕電化時代は最後まで路面電車様式のポール集電だった羽後交通・雄勝線※『乗りものニュース』より羽後交通・雄勝線(うごこうつう・おがちせん)は、秋田県湯沢市の湯沢と同県雄勝郡羽後町の梺(ふもと)を結んでいた羽後交通の電気鉄道路線である。 沿線は林業や農業など第一次産業が盛んで、周囲の山々から切り出した木材や収穫した農産物を県内外に運ぶ目的を持って、雄勝鉄...

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廃線鉄道  第117回  日中線

廃線鉄道  第117回  日中線

廃線鉄道  第117回  日中線 〔福島県〕雪解けで増水した野辺沢川を渡る日中線の客車列車※『消えゆくローカル線・東日本編』宮脇俊三・諸河久 著より日中線(にっちゅうせん)は、福島県喜多方市の喜多方から同県の耶麻郡熱塩加納村(現・喜多方市)の熱塩までを結んでいた国鉄の鉄道路線である。 1980年の日本国有鉄道経営再建促進特別措置法(いわゆる『国鉄再建法』)の施行によって第1次特定地方交通線に指定され、1984年...

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廃線鉄道  第109回  白棚線

廃線鉄道  第109回  白棚線

廃線鉄道  第109回  白棚線 〔福島県〕磐城棚倉駅に残る国鉄白棚線の残り香※『鉄道ジャーナル 1981年9月号』より白棚線(はくほうせん)は、福島県白河市の白河と同県東白川郡棚倉町の磐城棚倉を結んでいた運輸通信省の鉄道路線で、1944年12月に鉄道全線を休止して代行バスにバス転換された。 その後の1957年4月に、休止となっていた鉄道の線路敷を道路に転用して祖父岡~磐城棚倉~白河を結ぶ国鉄のバス路線となった。 現...

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廃線鉄道  第102回  花巻電鉄

廃線鉄道  第102回  花巻電鉄

廃線鉄道  第102回  花巻電鉄 〔岩手県〕花巻電鉄の名物とも云われた車幅1.6mの『ハーモニカ』電車:『馬面電車』とも言われたが馬づらよりハーモニカでしょう※『朝日新聞デジタル』より花巻電鉄(はなまきでんてつ)は、かつて岩手県花巻市の国鉄東北本線花巻駅を中心に、花巻温泉郷へ向かう鉄道線と、花巻南温泉郷へ向かう軌道線・路線バスを運営していた会社である。 同社は1971年に岩手中央バスへ統合され、1972年に鉄道...

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廃線鉄道  第93回  磐梯急行電鉄

廃線鉄道  第93回  磐梯急行電鉄

廃線鉄道  第93回  磐梯急行電鉄 〔福島県〕酸川鉄橋を通る列車※ 書籍『沼尻鉄道の思い出』より磐梯急行電鉄(ばんだいきゅうこうでんてつ)は、かつて福島県耶麻郡猪苗代町の国鉄(現 JR東日本)磐越西線の川桁と沼尻(路線延長15.6km)とを結んでいた鉄道路線およびその運営会社である。運営会社は東京証券取引所に上場していたが、1969年3月27日に全線が廃止された。 一般には沼尻鉄道(ぬまじりてつどう)と呼ばれ、路...

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No Subject * by hanagon60
この鉄道が存在した事については高校生の頃から知ってはいましたが、廃止時に記述された闇のようなものがあったとは知りませんでした。
廃線跡については仙台赴任時に訪れています。
https://hanagon60.blog.fc2.com/blog-entry-325.html

Re: No Subject * by  風来梨
hanagonさ。こんにちは。

この電鉄にまつわる黒歴史は、紀州鉄道を調べているときに知りました。
何でも、今の鶴屋グループ傘下となった紀州鉄道が、赤字必至の鉄道業を維持するのは、鉄道業という株式で評価の高い名誉職、即ちネーミングライツを見込んでの事ですね。 特にリゾートホテル業界にとっては、かなり株式で優遇となるそうですね。

近鉄が近畿日本ツーリスト、阪急や南海が阪急交通社や南海交通社、そしてJTBは日本交通公社と公社ですから。

でも、磐梯電鉄不動産を立ち上げた磐梯急行電鉄のトップは消息不明になるなど、株式に踏み込んだ闇も感じられますね。
まぁ、素人経営者や個人は、株式にはあまり首を突っ込まない方が賢明であるという事ですね。

廃線鉄道  第86回  羽後交通・横荘線

廃線鉄道  第86回  羽後交通・横荘線

廃線鉄道  第86回  羽後交通・横荘線 〔秋田県〕横手駅で発車を待つキハ3形気動車※ 横手市のウェブサイトより羽後交通・横荘線(うごこうつう・おうしょうせん)は、秋田県横手市の横手と由利郡下郷村(現・由利本荘市)の老方を結んでいた羽後交通の鉄道路線である。 1971年7月20日に全線が廃止された。横手駅の旧5番ホームは羽後交通・横荘線のホームで、低くて短いホームで車両も古くて小さいものであった為、通称『横荘...

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廃線鉄道 第77回 岩泉線 その2

廃線鉄道 第77回 岩泉線 その2

廃線鉄道  第77回  岩泉線 その2 〔岩手県〕「最後まで残った廃止ローカル線」として脚光を浴びた岩泉線岩泉線(いわいずみせん)は、かつて岩手県宮古市の茂市と同県下閉伊郡岩泉町にある岩泉を結んでいたJR東日本の鉄道路線である。第二次世界大戦中に、耐火煉瓦の原料となる耐火粘土の輸送を目的に建設された路線で、山田線の茂市から分岐していた。 国鉄時代末期に特定地方交通線の第2次廃止対象線区に選定されたが、並...

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廃線鉄道 第76回 岩泉線 その1

廃線鉄道 第76回 岩泉線 その1

廃線鉄道  第76回  岩泉線 その1 〔岩手県〕まだ春浅い不毛の峠を越えて岩泉線(いわいずみせん)は、かつて岩手県宮古市の茂市と同県下閉伊郡岩泉町にある岩泉を結んでいたJR東日本の鉄道路線である。茂市駅の手製スタンプ第二次世界大戦中に、耐火煉瓦の原料となる耐火粘土の輸送を目的に建設された路線で、山田線の茂市から分岐していた。 国鉄時代末期に特定地方交通線の第2次廃止対象線区に選定されたが、並行する道路...

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廃線鉄道 第69回 秋田中央交通

廃線鉄道 第69回 秋田中央交通

廃線鉄道  第69回  秋田中央交通 〔秋田県〕電化はされていたものの電車は保有しておらず電動貨車が客車を牽引する車両運用だった※『ローカル私鉄を訪ねた日々』より秋田中央交通線(あきたちゅうおうこうつうせん)は、かつて秋田中央交通が運営していた、秋田県南秋田郡八郎潟町の八郎潟駅と同郡五城目町の五城目駅とを結んでいた鉄道路線である。 僅か3.8kmと短い路線だった。 一時は五城目から上小阿仁村、鷹巣町(現北...

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バス事業者 * by TOM☆彡
ご無沙汰しています。

地方私鉄とバス事業者のかかわりはどこも切ってもきれません。ここは今は保存されている車両はあるんでしょうか?痕跡を求め(バス探索ともども)訪れてみたいですね。

Re: バス事業者 * by  風来梨
TOM☆彡さん、こんばんは。

路面電車系の交通事業会社は、ほとんどが自社運行の路線バスへの切り替えが鉄道の廃止理由ですね。

秋田中央交通の保存車両は、2003年頃までは五城目小学校のグラウンドの隅に静態保存されていたそうですが、風雪に晒されてボロボロになって、老朽化で撤去処分されたそうです。 今は残念ながら一両も残ってないそうです。

秋田中央交通は路線バスに特化した会社のようで、高速バスの運行はなく、路線バスオンリーのようです。 秋田市内とその周辺市町村が営業エリアのようですね。


廃線鉄道 第61回 福島交通・飯坂東線

廃線鉄道 第61回 福島交通・飯坂東線

廃線鉄道  第61回  福島交通・飯坂東線 〔福島県〕未舗装の砂利道に敷設された車幅の狭い馬面の路面電車※ 『朝日新聞デジタル』より福島交通・飯坂東線(ふくしまこうつう・いいざかとうせん)は、かつて福島県福島市及び伊達町・保原町・梁川町(いずれも現在の伊達市)などにおいて運行されていた福島交通の軌道線(路面電車)である。 本線格の福島駅前~湯野町の他に、長岡分岐点~保原の保原線、保原~梁川の梁川線、...

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No Subject * by 鳳山
伊達、柳川、桑折など南北朝から戦国期にかけての伊達氏の初期の拠点なので懐かしく感じました。路面電車、味があって良いですね。

Re: No Subject * by  風来梨
鳳山さん、こんばんは。

今は、桑折・保原・柳川・掛田の霊山町ともに伊達市に合併されて分かりやすくなってますね。

蒸気機関車の火の粉から大火を引き起こし、それをきっかけに路面電車となりました。 大火を引き起こした福島市の鎌田地区には、この大火から火事のない電車化を急ぐ事となった事から、大火の慰霊碑に「災い転じて福となす」と刻まれています。