ブログは9割が1年続かないという現実。なぜ、ブログのモチベが下がるのか?
ブログをやめる大きな理由
目 次
「ブログの9割は続かない」これはGoogleで検索すると、最初に出てくる数字です。
プロクラシスト様が2017年にした分析では下記のような結果を書かれています。
3ヶ月続くブログは70%
1年間続くブログは30%
2年間続くブログは10%
これ、3ヶ月に1回、アップしている方を入れての甘い判定だそうで、とすれば、1年で1割しか残らないという話。あながち嘘とは思えません。実際、私が昨年4月にブログをはじめ、楽しく交流したブロガーの方々、かなり消えています。そんな寂しい現実があります。
ブログをはじめて1年2ヶ月。
実際、少し疲れてきました。
その理由を自分なり考えてみたのです。
スマニュー砲などによる驚異のアクセス数の結果
ブログをはじめた2ヶ月から3ヶ月後、しばらくするとスマニュー砲にあたり、瞬く間にアクセス数は万単位になったことがあります。
びっくりしました。
いろんな場所に取り上げられ、半年で総アクセス数30万を軽く超えました。
はてなブログでは最初の半年くらい、上手くいけば、はてなの新着に取り上げられ、人気コーナーにアップされ、その後、グーグル砲、スマニュー砲という流れに乗ることができます。
この新人ラックに乗れば、半年足らずに巨大なアクセス数を得ることができます。
ですが、1年を超えるとめっきりアクセス数が減るというのも多くのブロガーの方や、また、知っている方も書いらっしゃいます。
今から思えば、私はついていたんだと思います。
収益化することができることも知らなかった私は、このアクセス数にはびっくりして、アドレナリンが上がりました。一瞬で200まで伸びていくアクセス数をグーグルアナリスティックでみていると、ビックリを通りこした面白さがあるのです。
それを何度も経験すると、そのうちに慣れてきます。
ちょうど、そういう時期に「はてなの新着コーナー」に掲載されることがめっきり減ります。
最初は楽しくはじめたブロガーの方が1年もすぎる頃には1割に減る理由に、こうしたアクセス数の問題があると思います。
アクセス数以外のさらに大きな理由として、収益があります。
それぞれの方がブログを始めるキッカケはあるのでしょうが、はじめる目的意識が明確なケース、その場合はブログで稼ごうと思った方が多いようです。
現実問題として、実生活の不安定さから副業を考えるなど、理由はそれぞれでしょう。
収益重視の方が辞める原因の多くに思ったほど稼げないという理由があります。
副業のためにブログを始めた方は厳しい現実にモチベーションが下がります。おそらく、1年も持たない、3ヶ月以内にブログをやめる方の一番の理由じゃないかと思っています。
ブログで稼ぐを目的にはじめた方のケース
アドセンス広告では稼げないという現実
『東洋経済』(2019年)の記事によると、1ヶ月に1万アクセスがあるブログは全体の5パーセントくらいしかないそうです。
副業としてブログで稼ぐ最強の武器はアクセス数の多寡であり、アドセンス広告で収入を得るに必要です。
上記の記事によれば、
『コンテンツマッチ広告を使った一般的なブログの場合、1PV当たり0.2~0.5円程度の収入』で『1カ月当たり10万PVあれば、2万~5万円が稼げる計算になります』だそうです。
(*コンテンツマッチの広告とは、記事が広告にマッチしているという意味。私のように無料ブログの場合は広告を選べませんので難しいですが、PROで契約している場合、広告もブログデザインもブロガーの思いのままです)
アドセンスで稼ぐには、とにもかくにも、ある程度のアクセス数が必要です。
そして、ブログをつづけた結果、アドセンス広告では、もう一つの点が大事じゃないかと思った笑える盲点があるのです。
記事がある程度、つまらないこと!
不思議な書き方ですが、記事内容がつまらなく、しかし、アクセス数が多い場合、記事を読まず広告をクリックする率が高いそうです。
なるほど、それ、わかります。
タイトルの書き方が上手く記事をクリックしたけど内容がつまらない。で、途中で読まずに広告をクリックする。そもそもタイトル内容には興味があったから、貼られた広告に興味を持たれるわけです。
アドセンス広告料を得るには最高のパターンです。
だから、私のアドセンス広告、クリック数は少ないのか。よほど記事が面白いんだな。
負け惜しみです・・・(*´-`)。
負け惜しみついでに付け加えますと、稼ぐためにはじめた訳ではないので、私がブログを書くためのモチベーションには関係がないのですが。
1ヶ月10万アクセスという数字
さて、1ヶ月あたり10万のアクセス数という奇跡のような数字。
この数字をブログで叩き出すためには、努力だけでは足りない気がします。ブログに人生かけて頑張らねばできない数字かもしれません。
私の最高のアクセス数は月8万でした。10万にはまだ届きません。それも昨年の1回だけですが、いわゆるビギナーに優しいはてなさんの温情で稼いだ数字です。
当時、ブログにかける時間は1日3時間以上。料理や掃除をしながら内容を考えている時間を考えれば、もっと多い時間をかけています。まさに、北野トマレさんがコメントに書いてくださったように「時間泥棒」です。
記事とは関係ないのですが、北野トマレさんのブログ、とっても面白いですよ。人気ブログです、以前、ある1つの記事だけで10万近くのアクセス数を稼いだこと、驚きとともに書かれています。すごいです!
月10万PVを稼ぐために費やす時間は副業として考えるには、割に合わない時間だと思います。副業とするには時間がかかりすぎます。
もともと著名人なら、名前だけで簡単に稼げるアクセス数でしょうが、無名の私のようなブロガーには大変です。
そこまでしての利益がですよ。ここ強調したいのですが、
月2万から5万円。
年収にして24万から60万。
ただし、この金額ですと確定申告が必要になり、手取りとしては、さらに減りましょう。
年収ベースで多くても60万円以下。
日本で生活保護を受ける場合、月15万円。年収で180万円。
多くのブロガーいるなかで、月1万アクセスを稼ぐ方でさえ5パーセントしかいない中、コンスタントに月10万アクセス。私にとっては非常識すぎて笑えます。
この結果を考えれば稼ごうと思ってブログをはじめ、心が折れるのに1年はかからないのは、容易に想像できます。
実際、10万アクセスって全ブロガーの0.1パーセントくらい?そりゃ、ほとんど無理ゲーでしょう。で、その結果が最高でも60万円。
私の場合を考えると、月1万アクセス以上はあり、昨年までの平均アクセス5万くらい、もう忘れました。それで、アドセンス収入って、笑える金額です。無料ブログの限界もあるようですが、アドセンスで月1万円稼ぐなんてできたことはありません。
多くのブログを読んだ結果、PROで運営したほうが広告を貼る自由度があり、収入は増えるようです。しかし、時にPROにされている方よりも、それでも私のほうが金額的に多いケースも多々読みました。
たとえ月2万円の収入があったとしても、努力からみれば割に合わなさすぎる金額です。でも、月2万円いただければ、とっても嬉しいですが。収入が目的ではないから、こう言えると思います。
さて、これはあくまでもアドセンスに関するものです。
では、アフィリエイトはどうでしょうか?
アフィリエイトで稼ぐ場合の現実
アフィリエイトとはブログに商品広告を貼り、それを不特定多数の誰かがクリックして購入していただき収入を得るという方法です。つまり成果収入型の広告です。アドセンスのようにクリックしただけで収入になるものではありません。
ただ、1回の報酬はアドセンスの場合より単価は高いです。
このアフィリエイトで稼ぐことも難易度が高い。
アドセンスとは逆に、記事に魅力が必要になるのです。つまらない記事では誰も商品を買ってくれません。いわゆる購買意欲をかきたてる記事です。
これで収入を得るには、いっぱしの広告代理店になる必要があります。
まず、ターゲットを決め、その相手に訴求する宣伝を打つ。
考えて見れば、企業側には得です。なんの広告料も支払わずに宣伝してもらい、そして、待っているだけでその商品が売れる。
売れたときに数パーセントのマージンを支払うだけでいい。
ある意味、企業もブロガーもウィンウィンの関係、よくできてます。
ただしです。
不特定多数に買わせることができる文章を書く、これが難しいのです。
そして、まず、ブログのアクセス数が多くなければ話にならないのです。
アクセス数を稼ぐためにブログを書くのに、広告しかないとなれば、必然的にアクセスは減ります。
だから戦略がいります。ターゲットを決め、商品を宣伝し、買ってもらう。
例えばですが、戦略例としては・・・
ターゲット:婚活女性。
訴求対象:25歳から30歳までの婚活女子。
(年代が違うと同じ服では難しいので対象年齢を絞るしかありません)
商品:男ウケするワンピース。
タイトル:『イケメンが選んだ!婚活が成功する奇跡のワンピース』
婚活情報をおもしろく書き、その上にこのワンピースなら、きっと男性がわんさかよってくるなんて記事を書きます。
大変な努力です。これをずっと続ける努力。文と商の才能があり、なおかつ続ける努力です。甘くはありません。
個人事業主としての覚悟と勢いがないと難しいと思います。
私がブログを始めたころ、とても勢いのあるブログがありました。アクセス数も多かったと思います。しかし、3ヶ月後には消えていました。
さて、実際、アフィリエイトをやってみられた葉ログさんが、興味深い記事を書かれていました。
最新ニュース:ネット広告規模は来年には3倍規模
暗くなるばかりの記事を書いてしまいましたが、最後に嬉しい情報を一つ。
調査会社デジタルインファクトの記事によると、今後のネット広告による取引市場規模は、2021年には387億円になるとありました。
この流れに乗ることができる方には、ドリームカムトルーの世界が開くこともあるやもしれません。
また、先日、副業として月3万円稼ぐ方法として、カケハシさんがわかりやすい記事を掲載されていました。
月間3万円をコンスタントに収益化していらっしゃるとは、素晴らしいです。
方法は、googleアドセンスやアフィリエイトの合わせ技のようです。
交流目的のブロガーがモチベーションを落とす訳
少なくとも1年以上続けることのできたブロガーの方のほとんどは、収益など考えない、こちら側のブロガーのような気がします。
自分の書きたいことを書き、日記風、あるいは、雑記を書いて運営する。あるいは、お料理ブログとか、自分の趣味に特化した内容。
今は、猫ちゃんとキャンプと英語関連ブログに勢いがあるように思えます。
私はブログを読むのが好きで、かなり多くのブログを読んでいます。もともと活字が好きで、昔の仕事の関係上読むことに慣れていることもあります。
本好きの私がブログを始めた理由も交流目的でした。
笑いを誘う記事を書いて、読んでいただく方に喜んでいただきたいと思って始めたのです。
思わぬ反響があって、とても楽しかったです。
でも、最近はモチベーション下がっています。
では、なぜ、交流目的ではじめ、多くのとても素敵な方と知り合うこともでき、本来の目的が達成しても、ブログが続かないのでしょうか。
ランキング:交流目的のブログで、モチベが下がる理由
(リサーチバンク会社の2008年、2013年の調査結果による)
1位「更新が面倒になった」
2位「他のことで忙しくなった」
3位「書くネタがなくなった」
その他に「書くことの時間的な負担が大きい」もありました。
ブログをやめる理由の一番は「更新が面倒になった」なのです。
何年か続けて調査がありましたが、結果は同じような結論になっておりました。50パーセント以上のブロガーが「面倒になった、飽きた」などを理由にブログをやめています。
ブログでよく言われることですが、毎日更新するとアクセス数が増える。これは正しくもあり正しくもなく、曖昧なところがあります。
たとえ、毎日更新しても、ブロガー同士の交流もなく、有名人でもなければアクセス数は一桁台になるのも事実です。
更新するのが面倒になったとき、励ましてくれる方がいれば続けることができますが、それがないと辛いものがあります。
おそらく、半年くらいでブログをやめる方、そういうケースが多かったように思えます。
特に1年くらい運営されている私と同期の方々、モチベがダダ下がりと書かれている方のコメントやブログを読みました。
自分のことを棚に置いて書くと、寂しい限りです。
初心者に優しい「はてなブログ」
はじめてブログをするのに最適なのは「はてなブログ」だとよく聞きます。確かに、初心者にとっては優しいサイトです。
交流するのにも「スターマーク」「ブックマークコメント」「コメント欄」とあり、はじめての方は積極的に利用されたほうがいいと思います。
それによって、同じ趣味仲間と話すこともでき、自宅周辺や会社の知り合いだけでなく、日本全国から世界へと交流は広がります。
交流目的でブログを運営するはてなの方々、優しい方がとても多いです。時に、人気が出ると変な人が紛れ込みますが、そういう時は、スパッと斬切り、「また変なものを切ってしまった」で忘れましょう。
そうそう、昨日、ショーンさんが、そのことでブログに書かれていました。かっこいいです。
最後に
前々回。ブログモチベーションがダダ下がりの私に、いろいろ応援の言葉をいただき、本当に本当に嬉しかったです。
暖かい言葉をありがとうございました。
優ちゃんの出産も次に書く予定ですが、少しだけ充電して、また書きます。遅くなってごめんなさい。
これまでのブログ
今は大きくは二つの柱でブログを書いてます。
1 義理イトコの優ちゃんの爆笑、奇想天外な出産を書いてます。お読みいただければ嬉しいです。
2 NHK大河ドラマ『麒麟がくる』に関連して、桶狭間の戦いにおける織田信長の動きをブログに書いてます。
では、アメ、これからも、がんばります!