【妊娠と結婚と毒親7】映画『劇場版おっさんずラブLOVE or DEAD』公開!待ってました!で、高齢出産の優ちゃんとは毒親談義で女子会中。 - アメリッシュガーデン改

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姑オババと私の物語をブログでつづり、ちいさなガーデンに・・・、な〜〜んて頑張ってます

【妊娠と結婚と毒親7】映画『劇場版おっさんずラブLOVE or DEAD』公開!待ってました!で、高齢出産の優ちゃんとは毒親談義で女子会中。

《オババ》私の姑、人類最強のディズニーオタク。妹の夫とは同級生

《叔母・勝江(仮名)》オババの妹、ヒステリー性障害を患う。優ちゃんの母親、娘を過保護に育てる毒親。結婚に反対していたが妊娠でコロっと変わる。

《優ちゃん》叔母のひとり娘、39歳。婚活アプリで知り合った太郎と熱愛、過保護母に結婚の邪魔をされ、太郎と駆け落ち。妊娠が発覚。

《太郎》35歳。高校時代に親を亡くし、一人で農家を切り盛する勤労青年。

 

  ✴︎    ✴︎    ✴︎ 

 

『劇場版おっさんずラブ』と『ポーの一族

 

きました、きましたよ、『おっさんずラブ

ついに劇場版、公開になりました!

 

でね、昔はね。

 

男同士の愛って、2次元でみるには美しいけど、リアルは少しなって、思ってた。

もうね、もとは『ポーの一族』だからね。美しい少年たちの愛が王道だから。

 

萩尾望都さまのエドガーとアラン。

バンパネラ・・・ポーの一族では吸血鬼のことを、こう呼びます。

 

このしびれる愛。

すみません、知らないかた。萩尾望都ファンなんで。

 

もう、なんだかんだいって、筋金入りの腐女子です、私。

 

この7月、『ポーの一族 ユニコーン』新刊でました。

大ファンなのに、まだ買ってません!

すべてはブログのせいです。

実生活にプラスされたブログ、他のことする余裕、全くありません!

 

で、バンパネラの年を取らない少年のままの愛って、これこそ、2次元の美であって、決しておじさんには醸し出せない究極の美。

 

火のなかに飛び込んだアランの姿が消えてからの40年。

最新刊で、その後のエドガーが描かれてます。孤独はさらに深まって・・・

でも、今日のブログは、おっさんずラブ

 

リアルおっちゃん同士の愛って。

 

だめだから。

ぜったいムリ!

 

だって、その、あの、現実に、おじさんがって、それ、ちょっと、あの、限界突破です。だから・・・

 

はっきり言って、ムリ! 

はっきり言わなくても、ムリ!

 

でもってね、テレビドラマ、うっかり見ちゃったんです。

それで、やられちゃったんです。

おっさんずラブに!

 

黒澤部長、乙女です!

むちゃくちゃ、乙女です。

やまとなでしこです。

 

ひねくれ、こじれのバンパネラエドガーなんて乙女じゃないし。

 

と、簡単に寝返っちまった。

ま、私、もし隠れキリシタンで踏み絵なんてことになったら、速攻で踏んじゃう方だから。

 

お前は、信念ってもんがないのかって、そこ、ツッコんだ?

 

 ないです!

 

さて、恋する乙女度でいったら、黒澤部長55歳にして、乙女度120%全開のぶっちぎり!!

 

愛する部下春タンのために、完璧な手作り弁当作って、そして、春タンがおいしいって思うかどうか、思春期の少女みたいにドキドキしてる。

 

そのお姿。おじさん、かわいい!! 純粋で無垢で、むっちゃかわいい!

 

同じように、39歳の優ちゃんも、かわいい!

おっちゃんくらい、かわいい!!

毒母に対する思いに、私、なんだか胸キュンしてた。(これ、前回のお話)

 

そいでもって、あたりが真っ暗になるまで、叔母たちは帰ってこなくて、

 

その時間まで、家の仕事をおっぽらかして、私、優ちゃんとしんみりしていた。

 

ところで、義理イトコと、こんなに話をしたのはじめてで。

まるで女子会のノリになって、叔母の過保護ぶり、すでにギャグの域まで到達して、女子会『小学校編』まで話題がすすんでいた。

 

「だってね、ママ。小学校のとき、先生に教室から出て行ってくださいって言われて、それで廊下に立ってて、最後は校庭の窓から教室をのぞいてたの」

 

優ちゃんは微笑みを浮かべながら話してます。

 

「校庭?、校庭って、学校の校庭」

「はい」

「そっから、のぞいていた」

「はい」

家政婦は見た! みたく」

「はい」

 

悪いと思いましたが、私、そのお姿を想像して、ぷって吹き出しちゃって。

優ちゃんも笑った。もう笑うしかないでしょ。

 

「みんなが、ひそひそって、優ちゃんのママ、すご〜〜いって声、聞こえて。私、恥ずかしかったけど、でも、私がダメだから、ママは悪くないって思っていた」

「いや、ママ、悪い!」

「はい」

 

 続けて、優ちゃん中学校編まで突入。

 

「中学校のときなんてね。ある子が私の筆箱を隠したこと知って、それで、ママ、学校に来て先生に監督不行届き?とかなんとか、すごい声で職員室で怒鳴ってて」

「それは、友達と大丈夫だった?」

「私、あまり友達できないから。ママの友達チェックがすごくて」

 

聞けば聞くほどの超過保護ぷり!

私にとっては義理叔母だけど、いったい何が彼女をそうさせた。

 

オババが言っていました。

 

叔母がまだ幼い頃に、弟が事故で亡くなり、母親が精神的に病んで、それからしばらく子どもの世話ができなくなって、オババが面倒をみて、それで叔母は母なしで育ったようなものだから不安定なんだと、そんなこと言ってた。

 

それは確か叔母が2歳半で、オババは7歳くらいの頃とか言ってたような?

年齢の記憶、聞いたけど定かじゃない。たぶん、そんな頃の話。

だから、叔母は妹だけど自分の子どもみたいなものでもあったらしい。

 

それで、オババの過保護ぷりが大学まできたころ。

 

太郎くんが土の匂いをさせながら戻ってきました。

 

窓の外も暗くなっており、自宅でシャワーを浴びてきたんでしょう。土の匂いに混じって石鹸の香りが、病室の消毒液の匂いを消すくらいしてて。

 

一生懸命、身体の汗や汚れを落としてきたんだ太郎って。

ちと、微笑ましいちゅうか。

 

アメリッシュさん、ずっといてくれたんですか」

「いえ、私も楽しくて」

 

なんてなこと、話していたとき、叔母とオババも戻ってきました。

 

ふたりの表情、なんか明るくない、てか、まだ怒ってるとか。

どうも盛大な姉妹喧嘩したみたいで。

一緒にいなくてよかったです。

 

「こんばんは」

 

太郎くん、そんなふたりに嬉しそうに挨拶しました。

 

「おかえりさない」って叔母、微妙な顔でムリして微笑んだ。

「いつもありがとうございます。優ちゃんのために」

「あら、そうですか」

 

おや、皮肉ぽい。

オババ、だいぶ攻め込んだな。

 

「これから、僕がいますから、皆さんお夕食は」

「太郎くんこそ、お夕食はどうしたの」ってオババ。

「大丈夫です。来る前に家で食べてきましたから。優ちゃんは」

 

私たちの会話中に病院食が届けられました。

優ちゃん、すっかり完食。

 

「もう食べたの」

「そうか、よかった。それで、今日、お昼休みにこちらの役所に行く必要があって。自分の戸籍、記念にもらってきたよ。ほら、優ちゃん、僕たち、ついに戸籍上でも結婚したんだ」

 

戸籍?

 

オババと私、思わず目があった。

 

戸籍をとったと、記念に?

 

私、病室のドアに近づいていた。なぜか、オババも後ずさりしてて・・・。

 

「お義母さん」って、太郎くん。

 

まったく屈託がないてか。

男ぽいってか。

忖度なしってか。

 

なんも考えずに、普通の声で叔母にむかって、次の一言、投げかけた。

 

「離婚されてたんですね」

 

ぎょええええええええ〜〜〜〜〜!

 

オババと私、ダッシュで病室から飛び出した。

もう、香港!

香港で、おっさんたちが大騒ぎの、その勢いで飛び出した!

 

to be continued

 

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劇場版おっさんずラブ 混迷を深める愛の行くえは香港から

映画『劇場版おっさんずラブLOVE or DEAD』

出演:田中圭吉田鋼太郎林遣都ほか

 

テレビドラマ放映時には、ツィッター界でトレンド1位獲得!

 

モテないぽんこつサラリーマン春田、エリート後輩の牧、理想の上司黒澤。

 

なぜか、この3人が三角関係の恋愛ドラマ。

笑えます!

必死に恋愛するおっさんに胸がキュンキュンします。

 

しかし、なぜなんでしょうね?

 

決して美しくはないのに、ふつうの恋愛よりも感動する理由は。

 

そこに思春期に置き忘れた無垢な感情があるからでしょうか?

春タンに恋する部長、まったく打算がないのです。

 

振られたら恥ずかしいとか。

あるいは身長とか年収とか、その他もろもろ、結婚を視野に入れると、女性も男性も純粋でいられない。無垢であっては生きてはいけない。

 

そう、いつ、私たちは純粋な恋を見限ったのでしょうか?

 

部長も牧も、心の命ずるままに、ひたすら純愛をハルたんにぶつけていきます。

無償の愛です。素直な感情のままです。

そこが可愛いくも、いじらしくもあって、だから超人気です。

 

さて、映画では、テレビドラマの三角関係、黒澤部長、春田創一、牧凌太のおっさん三角関係に、狸穴迅役の沢村一樹、山田正義役の志尊淳が加わって、さらに混迷を深めた、愛の行方。

 

内容は劇場で!!

 

ドラマファンのための『おっさんずラブ』フェス的な映画です。

笑えます。泣けます。感動します。

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