【シン結婚と毒親】映画『ターミネーター:ニュー・フエイト』11月公開だけど、ちと無理スジのシュワちゃん。そして、優ちゃんの無理。
《オババ》私の姑、人類最強のディズニーオタク。
《叔母・勝江(仮名)》オババの妹、ヒステリー性障害を患う。優ちゃんの母親、娘を過保護に育て離したくない毒親。太郎くんとの結婚に大反対中。
《優ちゃん》叔母のひとり娘、39歳。婚活アプリで知り合った太郎と熱愛、過保護母に結婚の邪魔をされ、太郎と駆け落ち。
《太郎》35歳。高校時代に親を亡くし、一人で農家を切り盛する勤労青年。
ヤッホホーーーィ!
帰ってきた、帰ってきましたぞ!
オババシリーズ、途中でおっぽり出しての8日間。
ただいまでございまする。
アーノルド・シュワルツネッガーが新作『ターミネーター』で帰ってくる、そんな勢いで帰ってまいりました。
ダダンダンダダン
で、
まずは映画のこと。
シリーズのはじまり1984年公開『ターミネーター』
当初は低予算のB級作品扱いでしたね。
「こんな映画は観客受けしない」って、ハリウッドのお偉い方が言ったとか言わなかったとか。それって、スターウォーズ第1作でも聞いたような。
それがね、いつのまにか大人気になって久しく、シリーズ化して35年、
『ターミネーター:ニュー・フェイト』として、11月8日公開予定だそうで。
まずは、めでたい!
で、シュワちゃんも帰ってくるんだけど、長いから、シリーズだから。
すっかり年齢的にね、おじいさん。72歳であって、
でもって、ターミネーターって機械じゃない。
年とるの、結構な確率で奇妙じゃない?
人が年齢を重ねて老化することが自然なら、35年過ぎても外見的には、そのままが機械の自然であって、ま、多少はサビついても仕方ないつうか。
設定的にね、メタルかなんかだから、サビくらいはね。
でも、シュワちゃん。シリーズ1と同じT―800なわけよ。
未来から来た機械なわけで、老化しないはずなのが、
予告編では、すっかり白髪で、お顔シワシワ、お腹廻りがタプタプで。
その辺のとこ、どうするって? どう整合性つけるかって、
ま、疑問なわけであります。
シリーズものを同じ俳優がする、それも機械だから、いろいろと難しい問題はわかる。
大人の対応で見て見ぬフリってほど、アメリッシュ、できた人間じゃない。
シュワちゃん、でも、そういったこと全てを振り払って、機械での出演決定してしまった。老人になったT-800に理由をつけたらしい。
人間界に隠れるためちゅう安易な答えだったら、私、暴れっから。
うん・・・、今は何も言うまい。
ハリウッド映画の手腕に期待したい! (過去に、やらかしてくれたこと考えると、不安、多少はあるけど)
未来の救世主を産む女性を守るために、時間旅行してきたカイル。
はじめて見たとき、このカイルにやられました。
やつは健気だった、心が持ってかれちまった。
平凡でどこにでもいそうな女性サラを徹底的に愛し抜いて死んだ。
最初はレストランのウェイトレスで、キャーキャー言うだけの彼女に殺意が湧いたが、カイル亡き後、一人で戦うまでに成長。
この後半部分は第1作、最高の見せ場でした。
誰にでも白馬の王子さまが現れるって、DNAレベルで普通の女性がもつ願望を隠し味として入れ込んだ。
低予算だったから、サラ役のリンダ・ハミルトンもほぼ新人で決して人目を奪う美女ではなかったが、そこが脚本の勝利!
ところで、サラ、最新作では、むっちゃカッコいいおばさん戦士です。
年齢重ねて、若いときより、いい女!
なんか、これ聞いた話です。
スターウォーズのレイア姫、キャリー・フィッシャーを彷彿させてる。
ところで、こうしたシリーズ化、以前より多くない?
シリーズでしか観客呼べないって、ハリウッドの劣化?
ふと思いつくだけでも2匹目のドジョウも3匹目のドジョウも捕まえるってないきおいで、帰ってくる映画ばかりで。
スタ―ウォーズシリーズも
エイリアンシリーズも
ミッションインポッシブルシリーズも
ワイルドスピードシリーズも
アベンジャーズシリーズも
日本だって負けてねえ、ゴリラシリーズってな具合に
みんな帰ってくる。
で、ちょこっと、日本の片隅のブログ界で、この際だから
アメリッシュシリーズも帰ってきたわけであります。
ダダンダンダダン!
I'll be back!
8日間、ご無沙汰でした、皆さま!
さて、ご存知方はご存知の、まったく知らない方は知らない。
これまで通りの平常運転。
自由すぎて適当マックス、『アメリッシュガーデン改』
このシリーズ、紆余曲折を経て、今回から優ちゃんと太郎くんの話であって。
ご存知ない方のために、
そして、ご存知の方には夏休みの復習として書きますと、
優ちゃんってのは、
まあ、泣く子も黙る私の姑、オババの妹が、見事になにもできなく育てあげた過保護娘です。母親失格のそんな叔母、もしかしなくても毒親だった?
なあんて、きっとこれまでの読者の方は思ってる。
もし、確信してなきゃ、私の書き方がムッチャ下手だったわけで・・・
改めて強調しておくと、私の義理叔母、自覚のない毒親なんであります。
我が子に優しいんです。子どもが自立しようとする前に、なにもかも親が全てやって自立を阻んで39年。
食事時に、39歳の娘のステーキ切ってあげている。
お味噌汁、ふーふー冷ましてあげてる。
キモ!ってそこ言わない。
そういう母親なんだからね。
孔子いわく
『15にして学に志す。30にして立つ。40にして惑わず。50にして天命を知る』
で、10年遅れで、優ちゃんが、なんと39歳にして立ったんであります。
アラフォーで惑っちまったんであります。
さて、太郎くんから電話があって、優ちゃんが救急で病院に搬送されたって、8日前に書いて、ほっぽり出して、夏休み取ってた私。申し訳ない。
じゃあ、続き行くよ。
ダダンダンダダン
私とオババ、私の運転で病院に走りました。
私の運転! で、笑い転げるあなた、大好きだけど、今日は書かないぞ。
PONY (id:pony3)さん、ご依頼でも今日はやめとく。本題に入るのが2日後になりそうで、
運転だけで、今日の回、終わっちまって、suusue(https://suusue.com/)さんに先に進まないって笑われる。
だから、救急病院に到着したところからね。
到着したのは午後3時頃。
受付で案内を請うと、優ちゃん、緊急入院していました。
救急病棟がいっぱいで、今は一般病棟に移動したと、テキパキした事務員に言われ、オババとともに向かったさきは、個室で、扉は開いていて・・・
そこ覗くと、
太郎くんがイスでうなだれ、優ちゃんはベッドで眠ってました。
顔を見た瞬間・・・
優ちゃん、日焼けで色黒になり、かなりやつれているって。
思わずオババと顔を見合わせました。
「太郎くん」
はっとした表情で太郎くんが立ち上がり、それから深く深く頭を下げました。
「なにがあったんです」
オババが聞きました。
「あの、畑で、すみません。僕が悪いんです・・・、優ちゃん、畑で、こっちを見たと思ったら、顔が真っ白になっていて、それから、よだれ流して倒れて、意識を失ったんです。俺、おれ・・・」
「医者はなんと?」
「血液とか尿とか検査中で、結果はまだで、あとでCTスキャンとか必要かもしれないと」
「そう」
「すみません、俺が悪いです。すみません」
「勝江のほうには連絡は?」
「しました」
「電話か」
「あの、いえ、メールを」
オババも私の顔も曇りました。
少しして、看護師が入ってきました。
「優子さんのご主人」
「はあ」
「受付に電話が入っているんですが」
「僕に? 誰ですか」
「それが、聞き取りにくくて」
その言葉に重ねるようにオババが聞きました。
「相当、取り乱した、年配の女性の声ですか」
「そうです」
「なんと言うてますか?」
「それが、名前を、優ちゃん、優ちゃんと、それから、なんか、殺すとか、聞きまちがいとは思いますが」
叔母だ、間違いないから。
「太郎くん、私がでよう」
「あの」
「任せておきなさい」
「すみません」
「アメリッシュ!」
「は!」
「第2次臨界体制じゃ」
だ、第2次? ちなみに第1次は何ですか?
to be continued
『ターミネーター:ニュー・フェイト』
11月8日公開予定だそうで、シリーズ最高人気の『ターミネーター2』の正当な続編だそうです。
ということは、2以降に制作されたシリーズとは別もの扱い。
制作はターミネーター生みの親ジェームズ・キャメロン。
低予算で制作した作品があたり、その後、ターミネーター2も監督しました。
アーノルド・シュワルツネッガーをスターにした作品として有名で、オーストリア出身で母国語がドイツ語だった彼は、英語が苦手。
無言の殺人機械役ターミネーターは、ぴったりな役柄でした。
こういうのハマり役っちゅの?
それにしても、第1作の制作費640万円。低予算映画が、なぜ、あれほどヒットしたのでしょうか?
単純な理由です。脚本が最高だった。
未来からやってきた戦士カイルはシュワちゃんより良かった。
で、疑問なんです。
なぜ、シュワちゃんが、あの映画で有名になって、カイル役マイケル・ビーンはそれほどじゃないのかって。あとで、『エイリアン2』とか『アビス』とか出演しましたけど、シュワちゃんの出世からは見劣りするんであります。
『ターミネーター:ニューフェイト』では、サラ・コーナー役として再びリンダ・ハミルトンが登場します。シーズン2では、息子を守って孤独に死闘を繰り広げた母親です。
若いときより、カッコいいです。
新作では、人間VSターミネーターに、さらに強化人間なるものが新しく登場します。
未来のカギを握るダニという人物を守っているようです。
これは予想ですが、本作では、過去作品でサラが息子を守ったように、ダニをターミネーターから守るってのが、基本内容でしょう。
戦士サラ、爺様シュワちゃん、強化人間VSターミネーターという布陣。
予告画像をみるに、期待できそうな、アクション満載の内容のようです。
ところで、第1作『ターミネーター』が人気を呼んだのは、アクションではなく、そこに母の愛と、男のせつない愛が織りなす、ドラマがあったからです。
新作に、あの胸の痛くなるようなドラマがあれば、成功間違いなしなんですが・・・。
期待してる私がいます。