太宰府天満宮宝物殿「障碍の茶室Ⅵ」01

2019年10月5日(土)~11月4日(月休)の期間、福岡県太宰府市宰府の太宰府天満宮宝物殿 企画展示室にて、宝物殿企画展「障碍の茶室Ⅵ-開かれた場所/開かれた茶室」が開催されます。

[INTRODUCTION]

「障碍の茶室Ⅵ-開かれた場所/開かれた茶室」
和田千秋+中村海坂+坂崎隆一

文化の神様として親しまれる太宰府天満宮は、古くから万人に開かれた所謂アートセンター的な役割を担ってきました。

いつも時代の最先端の文化を受容し、ここを拠点として発信されてきた歴史があり、太宰府は多くの文化人を惹きつけてきました。

初代福岡藩主黒田長政の父、黒田如水も天神さまを慕い、天満宮境内の草庵で茶道、連歌に耽ったと伝わっています。

本展はそのような太宰府天満宮で、すべての人を平等に迎え入れてもてなすという、茶道の精神を前提に、美術家の和田千秋と坂崎隆一、茶人の中村海坂の3名により展開されてきた「障碍の茶室」を開催することで、様々な境界を飛び越えた開かれた茶室を提案するものです。

境内全体を茶室の庭と考え、宝物殿では当宮収蔵品の中から和田が選定した作品を鑑賞し、特設茶室への車椅子での往来の中で、境内の自然豊かな景色も楽しんでいただけることでしょう。

さらに、週末開催の茶会で使用する什器や道具は、昨年開催の「障碍の茶室サポータープログラム」での検証を経て、再設計されます。

太宰府天満宮宝物殿「障碍の茶室Ⅵ」02

「障碍の茶室Ⅵ-開かれた場所/開かれた茶室」
展覧会会期:2019年10月5日(土)~11月4日(月休)※10/14、11/4を除く月曜休館
開館時間:9時~16時30分(入館は16時まで)
会場:太宰府天満宮宝物殿 企画展示室
〒818-0117 福岡県太宰府市宰府4-7-1 電話092-922-8225(代表9時~16時)
観覧料:一般400(300)円 高大生200(100)円 小中生100(50)円
※( )内は30名以上の団体料金、障害者手帳提示により付添者1名まで半額料金

昼の茶会開催日:10/5(土)、6(日)、12(土)、13(日)、14(月祝)、19(土)、20(日)、26(土)、27(日)、11/2(土)、3(日)、4(月休)
10時受付開始~15時最終受付、参加費500円(薄茶、菓子、宝物殿拝観料含む)、申込不要
※お菓子の数には限りがあります
会場:旧東屋(茶店)特設会場

夜のかがり火茶会開催日:10/19(土)、26(土)18時~、19時~ 各席10名ずつ
参加費1500円(濃茶、菓子他)、要申込(kenkyusyo@dazaifutenmangu.or.jp宛、①氏名、②電話番号、③19日か26日、④18時か19時を明記の上、お申込みください。定員に達し次第、受付終了)
※夜のかがり火茶会の時間、宝物殿は開館していません
会場:旧東屋(茶店)特設会場

特別トーク 川浪千鶴(インディペンデント・キュレーター)×和田千秋(美術家)
日時:10月6日(日)14時~15時
会場:宝物殿地下講座室
※申込、参加費不要、会場に直接お越しください

主催:太宰府天満宮
助成:福岡県障がい者芸術文化活動推進費補助金
菓子提供:石村萬盛堂
協力:太宰府市社会福祉協議会、株式会社きさく工房

このエントリーをはてなブックマークに追加