オシの強いおばさまの声といえば小宮和枝さん!
40代以降の怖めのおばさんの吹き替えが多い小宮和枝さん。
有能弁護士に女王に工作員、科学者、部下に発破をかけるボスなど、睨まれたら怖そうな女が勢ぞろい。
※紹介しているのは私が今まで観たドラマ限定です。カッコ内は吹き替えです。
- 1 オシの強いおばさまの声といえば小宮和枝さん!
- 2 働く女のメンター、グッド・ファイトのダイアン・ロックハート
- 3 手当たり次第に分析、ビッグバンセオリー・レナードの母ビバリー
- 4 息子夫婦の不仲に悩む女王!ザ・クラウンS5のエリザベス2世
- 5 他にもこんなキャラクター吹き替えてます
- 5.0.1 刑事ジョン・ルーサーのバーバ
- 5.0.2 マクガイバーのマティ・ウェバー
- 5.0.3 HAWAII FIVE-0のドリス・マクギャレット
- 5.0.4 ブラインドスポットのベサニー・メイフェア
- 5.0.5 ハリーズ・ロー 裏通り法律事務所のハリー・コーン
- 5.0.6 S.W.A.T.のシャリース・ハレルソン
- 5.0.7 24 -TWENTY FOUR- のシェリー・パーマー
- 5.0.8 iゾンビのレネゲード(ママ・レオーネ)
- 5.0.9 蒼ざめた馬の占い師
- 5.0.10 ミディアムのアリソンの母
- 5.0.11 ローマのアティア
- 5.0.12 デスパレートな妻たちのマーサ・フーバー
- 5.0.13 スコーピオンの養護施設の先生
働く女のメンター、グッド・ファイトのダイアン・ロックハート
(↑ダイアン・ロックハート。thegoodfightfanpageより)
小宮和枝さんは『グッド・ワイフ』のスピンオフ『グッド・ファイト』で主役の弁護士ダイアン・ロックハートの吹き替えを担当。
『グッド・ワイフ』でもダイアン・ロックハートを演じていましたが、そのときとは少し状況が変わっています。
リタイアし南仏に家を買おうとしていた矢先、詐欺で財産を失ったダイアン・ロックハートは古巣の法律事務所を放りだされ途方にくれるところから『グッド・ファイト』がスタート。
『グッド・ワイフ』時代にもいろいろなトラブルに直面してきましたが、『グッド・ファイト』ではさすが主役、いきなり大問題に直面する彼女。
ダイアンが名付け親になった新人弁護士マイアも一緒に別の事務所に移ります。
『グッド・ワイフ』では自分で立ち上げた法律事務所ロックハート&ガードナーで経営者&弁護士として活躍したダイアン。
新たな法律事務所レディック&ボーズマンでは白人枠の歓迎されないパートナー弁護士でスタート。(なぜ白人枠かはドラマでぜひ確認を)
でもそんな立場に甘んじる彼女ではなく、黒人弁護士ルッカ曰く「情熱と理想とずるさを持ったいい弁護士」のダイアンは、破産状態でありながら高額な出資金の用意も彼女らしい取引で乗り切るタフさを見せます。
ダイアンも被害者の一人になった詐欺事件の犯人の娘である新人弁護士マイアの有能さを買い、一緒にレディック&ボーズマンに連れていく男前な彼女。
ただただ自分のキャリアを築くことだけに力を注いでいるわけではなく、ちゃんと後輩のことも気に掛けることができる彼女。
『グッド・ワイフ』のときもアリシアのメンター的な存在でしたが、『グッド・ファイト』でもいいメンターぶりです。
ダイアンの好きなところはこういう男前のところですが、彼女のファッションも大好き。
いつも高そうなスーツやワンピースにハイヒール、大ぶりのアクセサリーがすごく目立つけど品が良くてセンスがいいものばかり。
たまにオフの時の服装も見られるのですが、細くて長い足にぴったりしたパンツとバレエシューズなど意外とカジュアルな服装もまた似合ってて。
いつも「今日は何着てる?」とそこも楽しみでした。
小宮さんの吹き替えで印象的なのが笑い声。
「グフフフフ…」と笑いを噛み殺した後「ハッハッハッハッハッハッ」と豪快に大笑い。
この大笑いが好きなのは私だけでなく、『グッド・ファイト』にでてくるフィリックス・ステイプルズ(川中子雅人)もこれがお気に入りでスマホの着信音にしてしまいます。
というわけで、オルタナ右翼で口から生まれてきたような面倒な奴・ステイプルズは私と同じダイアン推しなので、お気に入りのキャラの一人です。
ちなみに『グッド・ワイフ』も面白いですが、ダイアンをメインで楽しみたい方はぜひ『グッド・ファイト』をどうぞ!
(↑thegoodfightfanpageより)
(↑『グッド・ファイト』はアマゾンプライム会員ならS3まで追加料金なしで視聴できます(30日間無料体験もあり)(2021.11.27現在))
手当たり次第に分析、ビッグバンセオリー・レナードの母ビバリー
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(↑レナードと母ビバリー。bigbangtheory_cbsより)
『ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則』では主人公レナードの母ビバリー・ホフスタッターの声を担当。
演じているのは『グッドワイフ』のダイアンと同じクリスティーン・バランスキー。
『ビッグバン★セオリー』のビバリーも『グッド・ワイフ』のダイアン同様の超手強い相手!
クリスティーン・バランスキーの見た目や雰囲気でこういう役をキャスティングするんでしょうかねぇ?
どっちも「クリスティーン・バランスキー」以外の女優さんが思い浮かばないほどハマリ役だと思いますが。
まず『ビッグバン★セオリー』の主人公はモテないオタク男子4人。
アメリカにもこの手の男子がいて、万国共通ってのがなんか嬉しい。
小宮さんが吹き替えるビバリーは、この主人公オタク男子の一人レナードの母親。
私思うに、このオタクチームの中でレナードが一番まとも!
この4人の中でなら唯一付き合えそうな男レナードのお母さんなんで割とまともかと思ってました…。
でもね強烈!ど強烈で頭が良すぎて一般常識にとらわれない姿が超面白い、でもめんど臭そう…。
ビバリーは神経科学者で精神科医でもあるのですが、とにかく分析しまくる女性。
レナードを訪ねてやってきたマンションの「エレベーター故障中」みたいな貼り紙を分析し、たまたまそこで会ったレナードの元カノ兼お向かいさんのペニーをマンションの4階に上がっていくまでにカウンセリングし、彼女の心の内をぶちまけさせ号泣させる超やり手のカウンセラー。
でもペニーのトラウマの解決には興味がなくて学問的に興味を持って分析する神経科学者の顔。
息子のレナードは物理学者で相当IQも高く一人前の大人のはずなのに、この母を前にするとまだまだ半人前の子ども。
レナードが入れてくれた烏龍茶に対して細かいチェック項目を順にあげ、結局入れ直させるというこだわりの強さ。
このビバリーの吹き替えの小宮さんの声は、基本『グッド・ワイフ』のダイアンと似たような「頭のいい切れ者女」の落ち着いたトーン。
でもビバリーはそれをもっとロボット的進化をとげたような感じ。
分析しまくる彼女の声は抑揚があまりなく、冷静かつ少々威圧的な声で自分の子どもレナードはもちろん、オタク仲間の母親と暮らすハワードと女性と会話ができないラージも分析しまくり。(二人をメッタ斬りで観てて楽しい!)
楽しいはずのランチがなんとも気まずい雰囲気になってもビバリーはおかまいなし。
とにかくなんでも理詰め理詰め理詰め。
小宮さんの機械的に推し進める吹き替えの素敵なこと!
やり手弁護士『グッド・ファイト』のダイアンがなんだかかわいく思えてくる。
でもかなり意外な顔を見せるときがハワードのルームメイトのシェルドンといるとき。
目に見えない絆で結ばれているような、ソウルメイトのような「一緒にいると落ち着く」この二人。
ふたりでジャーニー全盛期のアップテンポな曲『お気に召すまま』をカラオケで熱唱!しかも振りつき!!
ちなみに小宮さん、『お気に召すまま』歌ってます、貴重です!
ちなみに私がオタクチーム4人の中で一番の強者だと思うシェルドンの母親の吹き替えは宮寺智子さん!
あの武蔵野音楽大学卒のお声で子守唄も歌うの、こちらも吹き替えファン必聴。
(↑ビバリーとレナードの奥さんペニーと。bigbangtheoryより)
レナード/千々和竜策
シェルドン/安達貴英
ペニー/新谷良子
ハワード/小森創介
ラージ/興津和幸
息子夫婦の不仲に悩む女王!ザ・クラウンS5のエリザベス2世
(↑左からダイアナ、女王、チャールズ。thecrownnetflixより)
実在のイギリス女王エリザベス2世をモデルに史実に基づき描いたドラマ『ザ・クラウン』。(ネットフリックスで配信中。12023.02.25現在)
小宮さんはシーズン5から登場するイメルダ・スタウントン演じるエリザベス女王を担当。
1990年台が舞台なので女王は60代半ば。
統治も40年近くになり、皇太子に王座を譲ってはという世論もでている時期。
そんな意見には耳も貸さず女王としての務めをはたし続ける彼女。
目下の悩みは息子チャールズ皇太子(てらそままさき)とダイアナ妃(北西純子)の不仲。
シーズン5はこの夫婦の亀裂が決定的となり離婚まで進むかなりスキャンダラスなシーズンに。
第一印象の小宮エリザベス女王は「かわいい!」。
シーズン3、4では山像かおりさんが担当していた働き盛りの40〜50代。
女王の貫禄が半端なく、どこか狡猾さえ感じるほど。
それが60代、小宮さんの声になるとだいぶ丸くなった雰囲気で優しいおばあちゃん風。
『グッド・ファイト』のダイアン・ロックハートと全然違う!
でも、侮るな。
優しいおばあちゃんの仮面をかぶった一国の女王はどこまで行っても女王。
チャールズ皇太子との不仲で王室で孤立するダイアナ妃の助けをバッサリ切り捨てる女王&姑のエリザベス。
こんな描き方だとみんなダイアナに同情するよな…。
小宮さんの優しい口調に騙されるな!終生女王として神に仕えると誓ったその決意は母の立場なぞ二の次。
並の人間には理解も共感もできない、それこそが小宮エリザベス女王だ!
※シーズン6もあるようですが配信はまだ未定。
(↑thecrownnetflixより)
他にもこんなキャラクター吹き替えてます
私が今まで観たドラマ限定です。
刑事ジョン・ルーサーのバーバ
『刑事ジョン・ルーサー』ではマフィアの女ボス・バーバの吹き替えで登場します。
このバーバ、主人公ルーサーがAVの撮影現場から連れ出したジェニーを返せとやってくるボス。
しかもジェニーをただ取り返すだけではなく、ルーサーにとって不利な証拠をおさえて、証人保護されているある男の証言を変えさせろと無理をふっかけてくる面倒なお方。
結局ルーサーは無事証言を変えさせるのですが、また新たな火種の予感が…。
ドスの効いた小宮さんの声をお楽しみください。
マクガイバーのマティ・ウェバー
(↑一番手前がマティ・ウェバー。macgyvercbsより)
『MACGYVER/マクガイバー』は主人公アンガス・マクガイバーが銃にたよらず科学の知識と機転をきかせた発想でピンチを切り抜け任務を遂行するアクションドラマ。
小宮さんはそのマクガイバーの上司マティの吹き替えをしています。
秘密組織のエージェントをまとめる女性上司らしく、部下のマクガイバーやジャックなど一筋縄ではいかない猛者たちをうまくコントロールしています。
この吹き替えの特徴は、小宮さんの声が高い。
『グッド・ワイフ』『ビッグバン★セオリー』『刑事ジョン・ルーサー』どの吹き替えよりも高いのです、なので最初聞いたとき「これ小宮さん?」と一瞬考えました。
どっしり構えた上司というより、男どものケツを叩いて発破をかける姉御タイプですね。
HAWAII FIVE-0のドリス・マクギャレット
(↑ドリス&スティーヴのマクギャレット親子。hawaiifive0cbsより)
『HAWAII FIVE-0』はハワイを舞台にしたアクションドラマ。
ドリス・マクギャレットは主人公スティーヴ・マクギャレットの母。
死んだと思われていた母ドリスは実は生きていて元CIAの工作員。(どんな母よ)
息子スティーヴと一緒に暮らし始めるもそこは元CIAの工作員、何やら息子に隠れて作戦を遂行するなど一筋縄ではいかない超手強いお母さんなのです。
ドリスのように行方不明の母はなぜかスパイか犯罪者率が高いんじゃないかと思ったのでこんな投稿も↓
犯罪ドラマの行方知れずのお母さんは大抵スパイか犯罪者?あれ?こういうお母さん観たことある、っていうのないですか?海外ドラマの犯罪もので、行方知れずのお母さんは大抵スパイか犯罪者じゃない?というどうでもいい仮説を検証してみたいと思いま[…]
ブラインドスポットのベサニー・メイフェア
(↑ネタバレすいません、倒れているのがベサニー・メイフェア。nbcblindspotより)
『ブラインドスポット』は謎の女ジェーン・ドウの全身に入ったタトゥーから犯罪を暴いていくFBIの活躍と、記憶をなくしたジェーンの正体とそこに隠された本当の目的を探るというドラマ。
小宮さんはシーズン1に登場するFBI次長代理ベサニー・メイフェアを担当。
保護した謎の女ジェーン・ドウのタトゥーにはメイフェアに関するものも。
最初はFBIの裏切り者?とも思わせるようなメイフェアですが、シーズン1ラストでは彼女の正義を貫いた姿勢が、残された証拠からわかります。
その証拠を開くためのパスワードが彼女からの最後のメッセージで、これまたとっても悲しかった…。
ハリーズ・ロー 裏通り法律事務所のハリー・コーン
(↑座っているのがハリー。two_x_4より)
『ハリーズ・ロー 裏通り法律事務所』は大手の法律事務所を解雇され、ドラマタイトルそのままの裏通りに事務所を構えた弁護士ハリー・コーンの奮闘を描いたドラマ。
主人公ハリーを演じるのは『ミザリー』で狂ったファンを演じたキャシー・ベイツ。
裏通りらしく大手の事務所時代とはまったく違う弁護依頼に全力でぶつかるハリー。
『グッド・ワイフ』のダイアンとはまったく違う、庶民派肝っ玉弁護士の吹き替えもいいですよ。
S.W.A.T.のシャリース・ハレルソン
(↑ホンドーと母シャリース。swatcbsより)
ロス市警の特殊武装戦術部隊SWATを舞台にした警察アクションドラマ『S.W.A.T.』。
小宮さんが担当するのは主人公のホンドー(ダニエル・ハレルソン、咲野俊介)の母シャリース・ハレルソン。
ヤンチャな少年時代のホンドーを見守り、立派に育て上げた肝っ玉母さん。
シーズン2では息子ホンドーの頼みで、服役中のギャングの息子ダリルの後見人になることを決意。
いくら息子の頼みとはいえ、少年院帰りで扱いの難しい少年を引き取って育てるなんてなかなかできないこと。
それを迷いもなく引き受けるシャリースにシビれました。
ロス市警を舞台にしたドラマは他にもこんなものが↓
バラエティ豊かなロス市警LAPDものドラマ以前「ロス市警 LAPDが舞台の海外ドラマで打順を組んでみた!」でロス市警が舞台の海外ドラマを打順で紹介。切り口を打順から主人公の職種別に変更して再投稿。ロス市警とはカリフォルニ[…]
24 -TWENTY FOUR- のシェリー・パーマー
(↑シェリーとデイビッド。24.tv.showより)
CTU捜査官ジャック・バウアーがテロと戦う人気ドラマ『24 -TWENTY FOUR-』。
小宮さんはシーズン1と2で登場するシェリー・パーマーを担当。(私は1のみ視聴)
テロが悪ですが、シェリーもシーズン1に華を添える内部から破壊させる悪の一人。
シーズン1のストーリーのメインとなるのは、大統領候補で上院議員デイビッド・パーマーの暗殺を阻止すること。
シェリーはそのデイビッドの妻で、彼を支える立派な妻かと思ったら…。
「全ては夫のため、家族のため」と思いながらも実は自分のためで、全て裏目裏目にでてしまう超野心家のシェリー。
テロに引っ掻き回されるのは仕方がないにしても、シェリーにも引っ掻き回されるジャック・バウアーとデイビッド・パーマー、お疲れさまです…。
iゾンビのレネゲード(ママ・レオーネ)
(↑左から2番目がレネゲード。dawnn_lewisより)
ある日ゾンビになってしまったリヴが、亡くなった人の脳を食べるとその人の性格が記憶が憑依し、その能力を生かして殺人事件を解決していくドラマ『iゾンビ』。
小宮さんはシーズン4から登場する地下組織を運営するレネゲード通称ママ・レオーネを担当。
彼女はゾンビと人間が共存するため隔離されたシアトルで、秘密裏に人の行き来を仲介するブローカー通称コヨーテをしている。
お金目的ではなく、事情があってシアトルからでたい人、来たい人を助けるために活動しているゾンビ。
主人公のリヴがシアトルから脱出させたい少年を頼んだのがこのレネゲード。
だんだんと親しくなっていくリヴとレネゲード。
でもその活動がバレ、ブレイン(桐本拓哉)に捕まり公開斬首刑に。
その跡を継いだのがリヴ。
リヴが二代目レネゲードになってからストーリーがだんだんシリアスな印象に。
吹き替えが小宮さんなんで重要なキャラだろうなとは思ってましたが、最後がかなりショッキング。
でもいかにも小宮さんが吹き替えそうな強くて知的でブレない女性はやっぱりカッコよかった!
蒼ざめた馬の占い師
(↑後ろのダークな3人組の真ん中が小宮さん担当。officialagathachristieより)
アガサ・クリスティー原作をイギリスBBCがドラマ化した『蒼ざめた馬』。
小宮さんが担当するのは、主人公の古美術商のマークの死んだ妻のメモ書きに残された村マッチ・ディーピングにある占いの館「蒼ざめた馬」の占い師。
この『蒼ざめた馬』、どうやら原作とはかなり違うようで主人公マークの設定や性格などかなりアレンジされているよう。
私は原作は読んでいませんが、最近観たこのイギリスBBC制作アガサ・クリスティーものの中ではちょっと異色な感じ。
単なる推理ものとは毛色の違うミステリアスな設定や登場人物。
もしかして本当は魔女の占い師が犯人?いやアガサ・クリスティーに限ってそんな飛び道具は使わないだろうなどとあれこれ考えてみたり。
そんな魔女のような占い師を小宮さんが演じると…
占い師はリーダー格の目力強め女性を小宮さんが担当、あと背の高い黒人女性と見た目一番魔女っぽい老女の3人組。
途中までいかにも怪しいこの3人が事件に深く関わっているだろうと思っていたら、実は彼女たちも犯人に利用された被害者みたいなもん。
私はそれなりに楽しめたのですが、原作を読んだ人は賛否両論分かれると思います。
ミディアムのアリソンの母
夢を通じて死者からのメッセージを受け取る霊能力者アリソン・デュボアが主人公のドラマ『ミディアム 霊能者アリソン・デュボア』。
小宮さんはシーズン3の15話に登場するアリソンの母を担当。
アリソンの祖母は彼女同様に力があるようで、たまに登場するものの、母はなかなかでてこなかった。
不思議な夢を見る10代のアリソンに未来のことなど話すのはやめるように言う、そして事件に巻き込まれてショックを受けるアリソンに睡眠薬を渡す母。
それはもしかしたら彼女自身もアリソン同様の力を持っていて、薬やお酒の力を借りてなんとか生きているんじゃないかと想像してしまった。
(ゴースト ~天国からのささやきのメリンダも母との関係が同じような感じだった)
ローマのアティア
『ROME[ローマ]』、制作はアメリカのHBOとイギリスのBBC、なるほど納得。
スケールの大きさと刺激的なシーンはいかにもHBO制作という感じ。
小宮さんが吹き替えるアティアはカエサルの姪でカエサルの右腕アントニウスの愛人。
野心家で娘のオクタヴィアを政治のために離婚させてまでポンペイウス(軍人&政治家)に嫁がせようとする毒親ぶり。
ちなみに叔父のカエサルの愛人セルウィリアとは超犬猿の仲です。
デスパレートな妻たちのマーサ・フーバー
『デスパレートな妻たち』では主人公たちが住むウィステリア通りに住むマーサ・フーバーの吹き替えを担当。
このマーサ、詮索好きのおばさん。
こういうおばさんがいるとドラマが盛り上がりますよね〜、実生活では絶対関わりたくないけど。
イーディ宅が火事になったときは彼女を泊めてあげたりいいところもあり。
このイーディ宅の火事の原因は主人公の一人スーザンのせい。
その証拠を見つけてしまうのも詮索好きのマーサおばさん、だからドラマが面白くなるんですがね。
スコーピオンの養護施設の先生
(↑左端上から3つ目、幻覚の中で子どもに戻るハッピー。scorpioncbsfansより)
天才オタク集団「スコーピオン」が国土安全保障省の依頼を受け、さまざまな危機から救うドラマ『SCORPION/スコーピオン』。
小宮さんはシーズン3の第17話「あの時、あの瞬間」に養護施設の先生の吹き替えで登場。
スコオーピオンのメンバーの一人でメカの天才ハッピーは、任務で赴いたグリーンランドの世界種子貯蔵庫で誤って幻覚を見る菌を吸入。
その幻覚に現れたのがこの養護施設の先生。
他のメンバーも同様に幻覚に悩まされるのですが、それぞれ自分の怖いと思うことがでてくるようで、ハッピーはどの里親にも受け入れてもらえないことに恐怖を抱いているよう。
厳しく冷たい雰囲気のこの先生の吹き替えは、小宮さんのお得意とするキャラではないでしょうか。
一部ですが、小宮和枝さんが声を演じたキャラクターを紹介しました。
だいたいひとクセある女性が多い!でもそこが小宮さんらしくて好きなところ。
気になるキャラは随時追加していく予定です。
また、ドラマ名はわかるけど声優がわからない、そんなときは「ドラマ別吹き替え声優インデックス」へどうぞ!
※当ブログで今まで紹介したドラマと声優限定です。
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