2016-04-01から1ヶ月間の記事一覧 - いつか電池がきれるまで

いつか電池がきれるまで

”To write a diary is to die a little.”

2016-04-01から1ヶ月間の記事一覧

『ガイコツ書店員 本田さん』と、僕が偏愛する「書店員さん本」の世界

ガイコツ書店員 本田さん (1) (ジーンピクシブシリーズ)作者: 本田出版社/メーカー: KADOKAWA/メディアファクトリー発売日: 2016/03/26メディア: コミックこの商品を含むブログ (1件) を見る (MFC ジーンピクシブシリーズ)" title="ガイコツ書店員 本田さん …

「昭和の時代には存在しなかったもの」を思い出してみた。

fujipon.hatenablog.com 去年が戦後70年、ということは、太平洋戦争が終わったのが昭和20年ですから、大正時代生まれの人は、みんな90歳以上ということになりますね。 病院勤めだと、高齢の人と接する機会はかなり多いのだけれども、それでも、診断書などに…

千羽鶴バッシングと「大人用の紙オムツが全然足りません」

togetter.com 「ネット慣れ」してしまった僕は、なんだか、こういうまとめにも、うんざりしてしまうのです。 この「善意がこもっているのだから、千羽鶴を要らないなんておかしい」という人たちは「ありがた迷惑」だなあ、と確かに思うんですよ。 でも、こん…

「あの」新井貴浩さんが2000本安打を達成した夜に

www.nikkansports.com 新井貴浩選手、2000本安打達成、おめでとうございます! そして、新井さんがカープのユニフォームを着て、この記録を達成してくれたことに、心から感謝します。 ……というか、僕は新井さんが2014年のオフに阪神からの自由契約を選択した…

僕がブログを書くいちばんの理由って、きっと「これ面白いから、一緒にやろうよ!」なのです。

今週のお題「私がブログを書く理由」 こういう話は、けっこう何度もしているような気がするので、もう飽きた、という人はごめん。 僕は子どもの頃、死ぬのが怖かったのです。 真っ暗な世界に、ただ自分の感情だけが閉じ込められているような状態を想像すると…

『ワンピース』も歌舞伎もよく知らない中年のオッサンが、『ワンピース歌舞伎』を観てきた話

www.onepiece-kabuki.com 博多座で『ワンピース歌舞伎』を観てきました。 けっこうチケット代も高いし(A席18000円)、僕は歌舞伎も観たことがなく、『ワンピース』もそんなに熱心な読者じゃないというか、たまに子どもと一緒にアニメを観るくらいなのですが…

2016年4月20日、日本プロ野球界に生まれた「二つの記録」の話

2016年4月20日。 日本のプロ野球に、ふたつの記録が生まれました(そのうちのひとつは「生まれた」というか「厳密には『生まれなかった』のですが)。 ひとつめはこれ。 www.nikkansports.com この柳田選手の開幕からの連続試合四球記録、僕が住んでいる北部…

「人の気持ちがわかる」と自信を持って言い切る人は、こわい。

ブログなんてものを書かずにはいられない僕という人間は、北条かやさんと、五十歩百歩だよなあ、なんてことを考えてしまう。 しかも、彼女の場合は収入につながっているのだが、僕の場合は、ほとんどお金にもならない。 ある意味、よりいっそう病んでいる、…

「保育園ができるのを迷惑だと思う」6%の近くで日常をおくるということ

mainichi.jp ほら、86%の人が「保育園は迷惑ではない」とアンケートに答えているよ。 「迷惑だ」って言っている人は、たったの6%! ……とは言ってもね、というのが僕の率直な印象です。 では、86%という多数派に、6%の少数派は従わなければならないのか?…

「皿1枚洗えば、きっと状況はよくなる」

『貧困女子のリアル』(沢木文著・小学館新書)のなかで、こんなエピソードが紹介されていました。 今まで、貧困状態にある女性の事例ばかり紹介してきたが、借金があっても、シングルマザーでも、貧困を脱した女性は少なからずいる。かつて取材した女性の中…

「飲み会に参加すると、いつもうまく話せずに後悔してしまう」という人へ

anond.hatelabo.jp 僕も飲み会苦手なので、共感しながら読みました。 この時期って、歓迎会もあるし、新しい場所で、飲み会に誘われる機会も多いですよね。 今は、僕が社会人になった20年前よりも「飲み会に来ない人」への反発は目立たなくなっているとは思…

『ノルウェイの森』をはじめて読んだとき、僕は高校生だった。

特別お題「青春の一冊」 with P+D MAGAZINE その本がものすごく売れている、ということは男子校の寮で生活していても、耳に入ってきていた。 学校の図書館で手に取ったのは、流行ものにとりあえず目を通しておこうか、というくらいの気持ちでしかなかったの…

ベニー松山さんの『隣り合わせの灰と青春』がKindle化された。

fujipon.hatenablog.com ちょっと前にこれを書いたとき、そういえば、と思い出したのです。 「ウィザードリィ小説」といえば、ベニー松山さんの『隣り合わせの灰と青春』だよなあ、って。 『ファミコン必勝本』に連載されていたんですよね、この作品。 あれ…

2016年「本屋大賞」は、宮下奈都さんの『羊と鋼の森』

mantan-web.jp 2016年本屋大賞は宮下奈都さんの『羊と鋼の森』が受賞しました。 2位が『君の膵臓をたべたい』、3位『世界の果てのこどもたち』。 個人的には、納得の結果でした。 「人気」では『君の膵臓をたべたい』かな?と思っていたのですが、地味で静謐…

2016年「ひとり本屋大賞」発表

※これは僕が個人的に行っている企画で、「本屋大賞」を運営されている方々とは、何の関係もありません。念のため。 本屋大賞 「2016年本屋大賞」は、明日、4月12日の夜に発表されます。 というわけで、今年も人の迷惑かえりみず、やってきました電線軍団! …

世の中には、どんな状況でも、「自分の感情」が優先してしまう人がいる。

http://www.taiyaki-oyako.com/entry/2016/04/09/105750www.taiyaki-oyako.com 良い話だと思う。 なんのかんの言っても、お通夜や葬儀の場では、家族って、「顔を見せてくれた人」のことが、けっこう印象に残るし、会社のしがらみにとらわれずに参列してくれ…

「『ドラゴンボール』は、フリーザ編で終われていれば、みっつめも描けたんじゃないかな……」

blog.fujitv.co.jp CSのフジテレビONEで月に1回放送されている『漫道コバヤシ』という番組がありまして。 日頃はあまり表に出ない漫画家さんたちや編集者が、大の漫画好きのケンドーコバヤシさんと「漫画」について熱く語り合う、好きな人にはたまらない内容…

1980年代の『ゲーム・ミュージック・ラバーズ・オンリー』

www.tv-asahi.co.jp このあいだの日曜日、2016年4月3日の『題名のない音楽会』は、『ファイナルファンタジーの音楽会』でした。 観客席の高校生くらいの女の子が、ニコニコしながら手を叩いているのを観て、「ああ、ゲームミュージックって、ここまで『みん…

「日本死ね」の人の年収と「ソーシャル・ジャスティス・ウォリアー」の憂鬱

togetter.com この人の年収云々より、働きたいのに、子どもを預けられなくて働けないという状況が存在するほうが問題だと思うのだけど、結局「見えやすいものを叩く」ほうに行ってしまうのだな、と思いながら、これを読んでいたのです。 そもそも、あの書き…

僕も「新社会人に、いまオススメしたい本」を5冊挙げてみます。

hase0831.hatenablog.jp この「新社会人にオススメしたい本」、僕もやろうと思っていたのに!でも、この完成度のものを先に出されてしまうと、「後出し」するのは恥ずかしい…… そもそも、紹介しようと思っていた本が2冊かぶってるし! まあ、こういうのは二…

逆裁ファンによる、「アニメ『逆転裁判』」第1話の感想

www.ytv.co.jp (第1話の放送終了後から1週間、無料で「見逃し配信」が行われています) 2001年にゲームボーイアドバンスで第1作『逆転裁判』が発売されてから、もう15年にもなるんですね。僕にとっては、『逆転検事』シリーズから、『VS レイトン教授』まで…

6歳のレクシーちゃんの悲劇と「例外をつくること」の難しさ

http://www.americaforce.com/archives/57079977.htmlwww.americaforce.com このニュース、金曜日の『とくダネ』で見たのですが(正確には、録画してあったのを観たのですが)、この女の子、6歳のレクシーちゃんは実の父母からは愛情を受けられず、笑うこと…

「なんでリスクをとらないんだ!」って煽ってくる人こそ、真の「リスクをとらない人」なんですよ。

delete-all.hatenablog.com 僕もこの「リスクをとらない人の文章は云々」というのを読んで、「ああ、そうだよなあ。僕が書いているものとか、良く言えば「両論並記」悪く言えば「どっちつかず」みたいなもので、僕なりに炎上リスクを回避しようとするあまり…

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