ツバメの話 (4) 2003
2013.04.21(10:17)
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2回目の産卵 (3)からのつづき
6月8日2回目の産卵がありました。 1回目と同じコードの上の巣で した。
夕方2羽の子供が帰ってきました。車庫に入った子供をオスツバは外に追い出しましたがまた入ってきます。オスツバはさらに追い出し、1羽が飛んで行きました。残った1羽をオスツバがつついていましたが、子供は堪えて車庫に残りました。
翌日の朝、その子供はすでにいませんでした。
その日以来、子供が返って来ることはありませんでした。オスツバも夜帰らなくなりました。もしかして、今年も子供と一緒に塒にいるのかも知れません。
6月12日5個目の産卵がありましたが、その間もオスツバは夜帰ってきません。
19日の夜は台風の影響で強風でした。やはりオスツバは帰ってきませんでしたが、翌朝帰ってきました。
一時来なかったカラスがまた来るようになりました。
22日朝、外でツバメの鳴き声がして外に出ると、カラスが車庫に来ていました。ツバメはカラスを追い払いましたが、巣を覗くと卵が3個しかありません。カラスに卵2個やられました。
それ以来、オスツバは日中ほとんど車庫にいるようになりました。でも、夜になるといなくなります。
25日朝、外に出ると、メスツバがカラスを追いかけて行くのを見ました。そのすぐ後にも1羽のカラスが車庫から飛び出していきました。
家人が何かを咥えていたのを見ました。しまったと思いました。
巣を覗くと生まれたばかりのヒナが2羽しかいません。
3羽のヒナがいたはずです。孵化してすぐのことでした。
これはカラスの知恵なのか。1羽に気を取らせてもう1羽が巣を襲ったのでしょう。
これで、2個の卵と1羽のヒナがカラスの犠牲になりました。
巣の周りにビニール紐を下げてカラス除けにしました。親ツバメはしばらく警戒しましたがしばらくすると慣れたようでした。
その後、子供が2羽だけだからか、餌やりがのんびりしているように見えました。
7月15日2回目の子育てで初めて、オスツバが車庫に泊まりました。予想では明日が巣立ち日です。オスツバも分かっていて夜泊まったのかもしれません。
翌日の午後2羽の子供が巣立ちしました。夜オスツバは帰ってきませんでした。
その翌日から、夜子供を車庫に入れてからメスツバも車庫から出て行きました。
朝5時過ぎには子供はもういません。自分で出ていくのか、親が連れて行くのか分かりません。
日中は親子一緒にいて子供に餌をやっているのは間違いありません。
時々親子一緒に車庫に帰ってきて子供を残して飛んで行きます。
子供だけで返って来る日もありました。
メスツバも一緒に泊まる日もありましたし、オスツバも1回だけ泊まった日がありました。
今年の2回目の子供は夜になると、ほとんど2羽だけで車庫で寝ていました。
8月2日を最後に子供も帰らなくなりました。
親に付いて行って塒デビューしたのかも知れません。
今朝の新聞記事に、佐渡の放鳥トキがオス親でけで子育て奮闘しているのが載っていました。
我が家のツバメもメス親だけで子育てした年がありました。
この話載せてみようと思います。