2021年12月 | page 1 | Virgo鳥物帖

Virgo鳥物帖

virgo917

私の下手な写真を楽しんでいただけた方。拙い文章に時間をくださり目を通してくださった方。そして当ブログの主役、彩をくれたすべての鳥さんに。感謝。2021年度、ありがとうございました。月並みではありますが、皆様のご健勝をお祈りするとともに、どうかよいお年をお迎えくださいますよう。皆様にご多幸あるよう、故郷神代で撮っていた青い鳥イソヒヨドリさんを再掲。皆様の元へ、幸せが歩いてきますように、イソヒヨさんが...

NIKEのシューズに履き替え、黒いダウンを引っ掛け、夜明け直後の水路、池沿いをメモ帳片手に歩き回る。底冷えする、と言う感覚を久しく忘れていました。息が白いよママン・・・・・九州と比べて本土は寒い。単純に気候がそうであるのか、自然が少なく立ち並ぶコンクリートの建造物群が寒々しさの演出に一役買っているのか。私は常々書いている「珍しいものではなく、その気になって探せば何処でも会えます」と言う自分の言葉を証明...

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KENJI

雨降りの退屈な朝。雨で他出して鳥さんと会いにいけぬと分かっていても、平素の習慣は抜けず、惰眠を許してくれない。元々、一度目が覚めると二度寝が出来ない質なので、無聊の慰めに烏の北斗七星(宮沢賢治)を読む。烏の北斗七星を読むのはもう何度目か。いや、何十回目か・・・・それともあるいは百を超えたろうか。言い過ぎました。多分7~8回目かな?ま、何度も読んでいる故にしっかり読みつつも、同時に他の事を考える余裕...

水辺でカイツブリちゃんやオオバンちゃんを観察していた砌。近場の藪の中をカサコソ、数羽の小鳥さんが飛び回っている。音はすれども姿は見えず。ふむ、根競べといこう。ゆったり構えて待つこと数分。中々出てこないな、オオバンちゃんの観察に戻ろうかな?(数分で!?笑)などと思っていると。藪の中から、水辺の棒(枝)へと飛び出してきた。まさに藪から棒に!というやつだ。露出があってない。明るすぎた。とはいえ、君は。ウ...

昔の人は思ったそうです。まるで神子(みこ)の衣装のようだ・・・・(恍惚)そして思わず声を掛ける。「ミコ~!」そうすると、その鳥がこたえて曰く、「あいさー!」そう。本日の皆様のお相手は、ミコアイサさんが務めます。「へ~、そんな理由でミコアイサなんだー!」などと得心されたお客様にはお詫びを申し上げなければいけません。嘘です。え?ブログ冒頭からいきなり嘘を吐くな!もう帰る!と・・・・?いや、いやいや、ち...

本日もようこそのおいでで。あいも変わらず拙い写真に味気ない文章でのお出迎えとなりますがごゆるりとお過ごしください。さて、今日もとある御仁に皆様へのおもてなしをお願いした次第ですが・・・・よもやとは思いますが、もし、もしも、貴方が外国からのお客人なら・・・・・それも欧米諸国からのお越しなら・・・・悪いことは申しません。ここまで読んだなら、どうぞ今日のところはお引き取り願いたく・・・・いえいえ、私が外...

ブログってのは例えるなら電子の海の中にそれぞれの書き手さんが思いのままに建てる家みたいなもんで。そうすると当然家主は書き手であるブログ主、当ブログで言えば当たり前だけれども私と言う事になります。その私の家を訪ねてくださっているのが、今、この文章をお読みになっている方々と言う事になりますね。なんせ電子の海、インターネットの中は現世とは違ってしょば代が無料と来てるんで、色んな人が色んな意思、趣味趣向、...

松の木のてっぺんからHave a merry Christmasアオサギさんががっつり寝てました。寒さ対策でほわっほわのお腹の羽毛にしまい込んだあんよが見えてますね。入り口近くの背の高い松の木からしばし歩くと、大きな池の畔に管理人さんのいる建物。建物の屋根には鵜ちゃんが佇んでいます。デコレーションがうんちってのは少々あれですが、鳥さんのすることなのでサンタさんも許してくれるでしょう。そこから進んで、小さなたまりを観察。...

ルリビタキ(♀)ちゃんが飛び去って暫く。これまたかわいい子が飛んできました。YOUは何しに水場へ?お水を飲みに?それとも水浴びかな?ほんとにヒタキ系統の女の子は美人さん揃いですね。ルリビタキにキビタキ、ノビタキにジョウビタキにコサメビタキも。雄は須らく美しく、雌は例外なく美人で可愛い。お腹の色合い、小脇に白い羽。ジョウビタキレディーさんだね?ジョウビタキさんの女の子と、ルリビタキさんの女の子はとても良...

寒い冬。朝早くから鳥さんと会いに行く。そんな時の朝飯は何を食いますか?ってお話。なんだって?何も食べない?それはよろしくないですねぇ。うちの叔父(91歳)なんかも、「歳とって食が細くなったけん、朝は喰わん」なんてことを言いますが、そんなことだと日曜日、笑点付けたままTVの前で気絶して日テレの視聴率上げる老人になりますよ。じゃあ朝からがっつりトンカツ喰う!それはそれでいただけない。特に鳥さんと会うため...

早朝5:40に起床。空はまだ暗い。二階のベランダで寒さに震えながら一服する。寒いならよしておけばいいのに、と思うだろうが愛煙家ってのはそういうものだ。とりわけ起きれば”吸う”のだ。日々の何かの区切りに”吸う”。そこから自室へ戻り明るくなるまで本を読む。歴史ものの小説を読み進める。気付けば7:10になっていたので1階へ降り、メダカちゃんの居る応接室のシャッターを上げる。そこからメダカちゃんの睡蓮鉢の水面...

おしゃれは時として痛みを伴うそうですよ。女性のヒールなんかがそうですかね?ピアスとかそういう類のこと?痛い思いをしてまで洒落に洒落まくったことがないのでいまいちピンと来ませんが。真冬の寒い中、短いスカートはいたりするのも痛みの1つなのかな。またこいつ冒頭から訳のわからん事言い出したよ・・・・と、思っているでしょうが。じゃん!な・・・・夏羽!?この寒い中、一羽だけ夏羽色のカイツブリちゃんが・・・・と...

混群。違う種類の生き物が共にコミュニティーを形成している様の事ですが、当ブログでも何度かご紹介しましたように四十雀さん、エナガさん、メジロさん、ヤマガラちゃん、コゲラちゃんあたりはよく混群を形成しています。無論、上述した5種が必ず一緒に居るというわけではなく、その内何種かが群れています。例えば故郷長崎、一等地の傍では、エナガちゃん、四十雀さん、メジロさん、コゲラちゃん、ヤマガラちゃんのまさに5種が...

餅から手足が生えているかのような、どうにも愛らしい生き物。丸い、小さい(日本ではキクイタダキさんに次いで小さい)、ふわふわ。可愛い要素を適当に詰め込んだら、当たり前のように可愛くなった生き物。それがエナガちゃん!平均体重、約7gのこの生き物。なんと、留鳥。留鳥ですよ奥さん!一年中居てくれます!!残念ながら家族として迎え入れる(飼う)事は出来ません。出来ませんが・・・・・ちょっと探せばそこかしこに居...

鳥さんを撮るのに得手不得手なんてものが存在するのか。得手不得手というよりは、相性と換言してもよいでしょう。これ、下手するとオカルトみたいな話になってしまうんですけど。勿論、シーンに依る難易度や被写体に依っての難しさとかはあると思うんです。飛び出しを撮るのが難しいとか、餌をつかむ瞬間が中々・・・とか。動きが素早いから、小さいから、中々藪から出ない子だから、色合いが、等々。ただ、今回私の言うところの得...

のんびり散策を続ける。九州の時の独り歩きとは今日は少し違う。相棒と一緒なのだ。集中して鳥さんを探索、観察、撮影するには、やや足枷となるが、その分、私の人生自体の足取りを軽く豊かなものにしてくれる相棒、燈士郎戌敏、弱冠生後6か月の鳥探索犬である。彼と共に歩む散歩道は独りの時よりも身も心も軽い。家で待っているメダカちゃん同様、かけがえのないファミリーだ。唐突に歩みを止めて一点を見つめる燈士郎。犬はたま...

野鳥 0

大阪にも

地球上を探すと自分とそっくりな人が2人は居るとか居ないとか。ドッペルゲンガー?他人の空似?なんて話はよく聞くものの、私は未だ自分と同じ顔した人と会ったことがございません。いえ、別に私の顔が二人といないほど変わった顔をしてるって訳じゃぁないと思うんですがね。ま、仮に本当に自分そっくりな人が居るとしても日本に居るとは限りませんしね。タンザニアの奥地とかに居たとしたらお手上げです。私もその人も互いの存在...

数日遡って先週某日。目録情報を頼りに大泉緑地なる場所へ宝(鳥さん)探しへ遠出しようと考えておりました。好天に恵まれて、やれこれは幸先がよいと、メダカちゃん達への給餌を済ませ、道具を整え、いざ出陣。ところが、玄関を出てすぐに大いに出鼻をくじかれ計画は早速頓挫。道路を挟んで向こう側の道端に仏様がおわす・・・・・・いえいえ、決しておかしな薬をやって、他人様に見えないものが見えているわけじゃあございません...

カモ 0

物の価値

疑いようがない。誰もが知る厳然とした事実。松茸は高級食材であり、椎茸は庶民も楽しめる安価な食材である。良き松茸を食べよう、なんて思ったなら、椎茸150本分食べるの我慢して金を貯めたって買えるかどうか心許ない。それくらいに一級品の松茸は高価で希少。なんせキノコの王様だって言うんだから、それくらいの値は覚悟してもらおうかって寸法です。欧米じゃトリュフをキノコの王様だって言うそうな。日本人(の大半)から...

寝る前にベランダで一服していると、三日月がなんともうつくしい。九州と違って空は夜でも明るく、星は殆ど見えない。星が見えないという感覚を久しく忘れていた。手慰みに三日月を撮ってみる。ふーむ。クレーターまできれいに映る!なんて売り文句のカメラだったが、クレーターが映ることに左程意義を感じない。感じぬどころか、クレーターは映らない方がいいんではないか?とすら思える。やはり月なんてもんは撮るよりも見て楽し...

普段見ない場所に何故か理由もなく目をやる時ってのがあります。そうすると、大抵の場合は何も無い。だから記憶にも残らない。でも、偶に、ごく偶に、”何かある”時もある。そうすると、人ってのは単純なもんで・・・・「なんか気配を感じて、見てみたら・・・・居たのよ!!!」なーんて事を言い出すんですよ。”何かあった”時の1000倍以上は”何もない”、んですけどね。稀有な事象ほど記憶に残りますからね。勘違いしちゃうんで...

おお、空におかしなものが見える・・・最近目が・・・ひどい近眼に加えて、老眼も進んでわけのわからないものが見えるように・・・空を見続けているとお迎えが来てしまいそうなので水辺に目線を戻す。体は四十代だけど気持ちだけは九十代!趣味は壁とお話しすることです。セグロさんが水面を見つめている。ここもセグロさんにキセキレイさん、ハクさん、3種のセキレイちゃんがちょこちょこしてくれています。アオアシシギさんも居...

野鳥 0

遠方より

愛知県の友人から、鳥の写真が。ここ一か月くらいで鳥さんの観察を始めた子で、Fz85を片手に愛知の鳥さんを見せてくれます。私がFz85で必死で撮ってた時より遥かに上手い・・・これは・・・オオバンちゃんとヨシガモさんかな?そしてこれは、四十雀さん。すぐ近くまで来てくれたとのこと。いいなぁ・・・愛知のとある場所にもうじきキレンジャクさんやヒレンジャクさんが来るようでそれも楽しみです。そして長崎。私の撮影施設...

土手を見ると、土鳩さんが寝ている・・・・すぐそばを犬連れの人が歩いてもお構いなし。やはり人馴れしていますね。再び池に目を移すと・・・鴨ちゃん達も寝ている。家を11時過ぎに出て、到着したのは正午前。冷たい風が強く肌寒いが、天気は晴天で日差しは降り注いでいるといった具合。なるほど、彼らの昼寝にはちょうど良いか。仲間が眠る中、何を思ってか一羽泳ぎ回るヒドリガモさんあり。うむ!他者が休んでいるときに働けば...

早速鳥類目録を頼りに比較的近く(家から歩いて40分程)にあった池へ。さすが30年の観察の集大成という看板に偽りなし!居ました居ました。かわいいのが!何時、何処で、何度見てもかわいい!私の推し鳥!カイツブリちゃん。なかなか広い池で遠目にもあれこれと見える。・・・・!その後ろ姿!後頭部は・・・!?き・・・金〇正恩・・・・?あんましおかしなこと書くと、どこかのおかしな国にアレされそうなので一部伏せましたけ...

引っ越したは良いが、さしあたって近場をいくら歩いても川も無ければ山も無い。長崎の田舎とはまるで違う。かくなる上は致し方なし。ネットでの情報収集に切り替え、あれこれと電子の海を泳ぐ。欲しがりません勝つまでは?ノンノンノン!欲しがりますよ!勝つために!情報社会を生き抜いて鳥さんと出会う!それこそが勝利と見た!そんな中で一つの有益そうな記事へと辿り着いた。以下に抜粋すると・・・・野鳥観察 30年の集大成...

先日紹介した拙宅の小さな2畳ほどのベランダですが。かくの如く、簡素な椅子と机を並べて、センサーライトをつけただけの喫煙スペース。自然がねぇ!鳥がいねぇ!と、騒いでいた私の前に救世主のスズメさんが顔を見せてくれたのは昨日かいた通り。今日もスズメさんはいるだろうかと、ベランダからの風景を眺めていたのですが・・・四十雀さん・・・!貴方もおわしましたか!!これはまたありがたい!私の窮乏していた鳥成分をがっ...

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I'm Here!

さて、無事引っ越し完了したものの、まさに右も左もわからぬ土地。コンビニ行くのに歩いて片道45分かかった我が故郷とは違い、少し歩けばそれなりの商業地域へ出る。不自由がない。関東とはまた違うが、これぞ都会。されど鳥が居ない。山もなければ海もない、川もなければ森もない。見渡す限りの家、家、家、家・・・・・・・住宅街にも程がある(笑) ガッデム!私はこれからどうしたらいいんだ・・・さて、本当に参ったなぁ・...

雑記 0

大阪へ

と、そんなわけで、名残惜しむこと甚だしく、九州の事を書いてまいりましたがついに大阪へ。先日書いた通り、車での移動です。メダカと犬とカメラをつんで。急げば10時間程の行程ですが、メダカちゃんや燈士郎の事を考えて休憩を多くとりつつ。途中、山口県のサービスエリアにて。サービスエリア後方の森でジョウビタキさんがおられました。車での長距離移動。SAのありがたさが染みますねぇ。砂漠でオアシスですよまさに。大したこ...

暫しお別れとなる長崎。木々や電線に顔なじみの子らが居る。川辺を歩くと水面の鳥さんにばかり目が行くが、なんの、木々や家屋、電線にもたくさんの子が。とりあえずは暫く見納めとなる故郷の河川を後にして、一路大阪へ。今回、故あって九州から大阪へ、陸路で移動する所存!その理由というのがこれ。メダカちゃん達。彼らを無事大阪へ連れて行かねばならぬ。種類はいろいろだが、全て九州生まれ、九州育ちのともがらだ。件の撮影...

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