「おもちゃを使わなくなったけど、処分するのはもったいない」「そもそもおもちゃって中古で売れるの?」このように悩んでいませんか?
子ども用のおもちゃを買っても、成長とともに使わなくなってしまい、処分や譲渡を検討している人も多いでしょう。
そこでこの記事では、おもちゃを売れやすくするコツを解説します。出品の手順や梱包・発送も合わせて紹介するので、処分したいおもちゃを出品するときの参考にしてください。
中古のおもちゃは売れるのか?
おもちゃは楽天ラクマでもたくさんの種類が出品されている、よく売れるカテゴリの一つです。カードゲームやキャラクターグッズ、使用期間の短い赤ちゃん用のおもちゃなどは人気があります。
また、子どもが使うおもちゃは成長によって変わるため、使う期間が短いからこそ、安く手に入れたいというニーズがあります。そのため、フリマアプリ等で探している方も多いでしょう。
今回は、幼児向けのおもちゃに焦点を当て、いくつか例を挙げて紹介します。
・レゴクラシック
レゴクラシックは楽天市場での定価は5,300円(税込)です。楽天ラクマでの相場は2,500円~3,000円になっていますが、以下のレゴクラシックはリユース品(商品の状態:目立った傷や汚れなし)で3,500円で売却されています。定価の半額以上の値段です。
送料はかんたんラクマパックの利用で100サイズと想定すると、1,150円です。手数料(10%)350円と送料を引くと、2,000円の利益がでます。
3,500円-(350(手数料)+1,150(送料))=2,000円
未使用品は高値で取引されることもあるため、使わなかったものがあれば出品しましょう。
・ジャングルジム
ラクマでは、ジャングルジムや滑り台も需要があります。下記の商品は楽天市場での定価は24,979円(税込)ですが、リユース品(商品の状態:やや傷や汚れあり)でも11,980円で売却されています。
・ストライダー
ストライダーも人気商品のひとつです。下記の商品は、楽天市場での定価は29,700円(税込)ですが、リユース品(商品の状態:やや傷や汚れあり)が21,000円で売却されていました。
送料はかんたんラクマパックの利用で170サイズと想定すると、2,340円です。手数料(10%)2,100円と送料を引くと、16,560円の利益がでます。
21,000円-(2,100(手数料)+2,340(送料))=16,560円
おもちゃを売れやすくするコツ
おもちゃがより高く売れるポイントを紹介します。出品前にチェックしてみてください。
外箱や付属品が揃っている
外箱も含めて購入したものがすべてそろっていると、高く売れる傾向にあります。購入者が配送時の梱包状態が事前に確認できるように、説明欄や画像で詳しく内容を記載しておきましょう。
また、子どもが使用したあとのおもちゃは、不足しているパーツもあるかもしれません。パーツがないからといって、出品を諦める必要はありません。不足したパーツがあっても、その旨をしっかり記載することで出品者の誠実さが伝わり売れやすくなります。購入後のトラブルを避けるためにも、付属品やパーツの有無は明確にしておきましょう。
また、シリーズで売られている商品をセットにすると高値が付きやすいです。
傷や汚れ、動作状態を記載する
傷や汚れのない未使用品は、比較的高額で取引されることが多いです。ただし、お古である以上傷や汚れがある場合もあるでしょう。傷や汚れがある場合には、隠さずにその旨を記載してください。また、該当部分の写真を掲載することで、購入者が傷の状態を確認して購入を検討することができます。
また、出品する前には必ず動作確認をしましょう。正常に作動するかを確認することで、購入後のトラブルも避けることができます。また、「動作確認済み」と説明文に記載することで、購入者も安心して買うことができるでしょう。
梱包や発送の方法を記載する
梱包や発送の方法が決まっている場合には、本文や写真にてどのように梱包・発送されるかがわかるようにしておくと良いでしょう。
緩衝材で梱包されているなど、どのような状態で商品が届くのか購入者が把握できるため、安心して購入することができます。特に、組み立てが必要なおもちゃは、組み立てた状態なのか、分解された状態で発送するかを記載しておきましょう。
商品状態を鑑みて相場と合わせる
おもちゃを出品するときには、事前に中古販売価格を調べておきましょう。
特に古いものや廃盤になったものは、プレミアがつき高値が付く可能性もあります。そのうえで、楽天ラクマで同じ商品がいくらで売れているのか相場を調べて、金額を決めると良いでしょう。
楽天ラクマでの相場の調べ方は、以下の手順で行えます。
- 検索窓から品名で検索
- 「絞り込み」をタップ
- 「販売状況」→「売り切れ」を選択する
- 「商品状態」→出品物と同じ状態のものを選択する
※ただし、細かい検索条件の設定はアプリでのみ対応しています - 検索をタップする
- 「おすすめ順」を「新しい順」に変更する
出品の手順(各ステップで気を付けるべきポイントや便利機能の紹介)
楽天ラクマでおもちゃを出品する手順は、以下のとおりです。各手順について、便利機能とあわせて解説します。
- 使用品をきれいに掃除する
- 写真撮影をする
- 説明欄を記入する
- 金額の設定を行う
1.使用品をきれいに掃除する
きれいな状態で写真撮影するために、ホコリや汚れを落として清潔にしましょう。
ただし無理に落とそうとして塗装がはがれることもあるため、注意してください。布製のおもちゃは、洗えるものは洗濯しておくことがおすすめです。
電動のものなどは、動作確認が取れていないと売れにくくなるため、きちんと動くかもチェックします。そして電池のチェックも忘れずに行いましょう。
2.写真撮影をする
Web版ならマイページの「商品を出品する」をクリックし、スマートフォンならカメラのマークをタップしてスタートします。
スマートフォンアプリの場合、アルバムから選択してアップロードするか、アプリからそのまま撮影を行うことができます。写真は最大10枚まで登録することが可能です。
一緒に販売する付属品はすべて撮影して掲載しましょう。もし一緒に販売したくないものがあるなら、載せないように注意してください。
商品の状態や色がわかるように、明るい場所で撮影を行います。このとき、背景がごちゃごちゃしていたり、余計なものが入ったりしないようにしましょう。小さいものであれば、白い紙の上で撮影するのがおすすめです。
購入者が安心して購入できるよう、付属品・説明書・保証書なども追加で撮影しておきましょう。
3.説明文を記入する
楽天ラクマのスマートフォンアプリには、便利な「バーコード読み取り機能」があります。商品のバーコードを読み取れば、出品情報が自動で入力される機能です。
出品作業の手間は省けますが、すべてのバーコードには対応していません。
楽天ラクマのスマートフォンアプリで「バーコードを読み取る」をタップし、商品のバーコードをカメラにかざします。
「商品がみつかりませんでした」と表示されたら、読み取り機能に対応できていないため、通常出品の手順で出品してください。読み取りが完了すると、以下のように商品名・商品説明・カテゴリ・ブランドの項目に商品情報が入力されます。
説明文には、以下の内容を記載しましょう。より詳細な内容を記載することで、購入者が安心して購入を検討することができます。
- 正式な商品名・ブランド・メーカー・型番
- 商品の状態
- 中古品なら使用していた期間
- 付属品類、セットになっているもの
- 傷や汚れ、故障箇所
- 正常に動作するのか
- 発送方法が決まっていれば記載
4.金額の設定を行う
最後に販売価格を設定しましょう。前述したように、価格は相場を調べてから設定することをおすすめします。
すでに売却済みの商品から、自分が出品したい商品の状態と似たものを探して、販売価格の参考にしてください。
梱包の手順
梱包には、緩衝材(プチプチシートなど)・段ボール箱・ガムテープを用意しておきましょう。
ここからは、おもちゃの梱包の手順を、以下の商品に状態に分けて解説します。
- 電動おもちゃの場合
- 外箱がない場合
- 外箱がある場合
電動のおもちゃの場合
電動のおもちゃは電気回路があるため、水濡れ対策などを考慮してしっかり梱包する必要があります。配送中には雨で濡れることもあり、故障の原因になりかねません。
緩衝材とビニール袋でおもちゃを包み、壊れ物注意のシールを貼るのもおすすめです。
また電池で動くおもちゃは、配送途中での誤作動を防ぐため電池を抜いてから梱包します。ただし、充電池は航空輸送ができないこともあるため、同封する場合は注意しましょう。
外箱がない場合
外箱がない場合の梱包手順は、以下のとおりです。
- 細かい付属品を小さめのチャック付き袋に入れて、紛失しないようにする
- ビニール袋でしっかり覆って水濡れ対策をする
- おもちゃを緩衝材で包み、厚めの封筒や段ボール箱に入れる
段ボール箱のなかにスキマがあると、配送時になかで動いて壊れることがあります。スキマを緩衝材で埋めて、なかで動かないようにしてください。
外箱がある場合
購入時の外箱がある場合の梱包手順は以下のとおりです。
- 開封時と同じように商品を入れ、外箱にプチプチシートなどの緩衝材で包む(外箱にテープなどが付かないように注意)
- 緩衝材で包んだおもちゃをさらに段ボール箱に入れる
- スキマができないよう緩衝材を詰める
発送について
送料を抑えられれば売れたあとの利益が増えるため、発送方法の選択は重要です。梱包後のサイズを計算し、どの発送方法で送ると良いか確認しておきましょう。
【おすすめ】かんたんラクマパック
おもちゃの発送には「かんたんラクマパック(日本郵便)」または「かんたんラクマパック(ヤマト運輸)」を選ぶのがおすすめです。小型サイズ~宅配便サイズまで選択でき、どちらにも補償と追跡があるため、安心して送れます。
専用のシールや箱の購入が必要なものもありますが、コンビニから手軽に発送できます。運輸会社の宅配便を利用すると距離によって料金が変わりますが、かんたんラクマパックなら全国一律です。
<A4サイズ以下>
絵本やパズルなど、A4サイズのおもちゃを送るなら、かんたんラクマパック(日本郵便)のほうが選択肢は多いです。
<宅配便>
A4サイズ以上で宅配便を利用する場合、かんたんラクマパック(ヤマト運輸)のほうがサイズの選択肢が多くあります。
定形郵便・定形外郵便
定形郵便・定形外郵便の送料が全国一律で安くても、補償や追跡がないため高価な商品の発送にはおすすめできません。販売価格が安く重量が軽い、人形などの小さなおもちゃ向けの発送方法です。
定形外郵便はサイズの規格内・規格外によって変わります。
まとめ
おもちゃの新品未使用品は買い手がつきやすく、使用したものでもきれいにして出品すれば、楽天ラクマで売れる可能性があります。写真と説明文をしっかり記載し、金額を適正に付ければ、売れやすくなるでしょう。
売れれば家のなかが片付くうえに、お小遣いも得られます。子どもが大きくなって使わなくなったものや、もらったまま未使用のものなどがあれば、ぜひ楽天ラクマに出品してみてください。