「望遠レンズが欲しいけれど選び方が分からない」
「初心者向けの望遠レンズを知りたい」
風景やポートレート撮影から運動会・スポーツ大会の撮影まで、一眼レフを使った撮影で重宝される望遠レンズ。
望遠レンズ特有の効果によって、標準レンズにはない、味のある写真を撮ることができるようになるため、購入を検討している方も多いでしょう。
本記事では、望遠レンズのおすすめ商品や、初心者の方でも失敗しない選び方などをご紹介。望遠レンズ選びに迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
望遠レンズとは
望遠レンズとは、遠くの被写体を大きく撮影できるカメラレンズこと。メーカーによって定義は異なりますが、一般的に80mm以上の焦点距離を持つレンズを総称して望遠レンズと呼びます。
望遠レンズの大きな特徴は、「引き寄せ効果」「圧縮効果」「ボケ効果」の3つの効果を持つ点。望遠レンズがあれば撮影したいものだけを切り取ることができ、被写体を引き立てたシンプルでキレイな写真を撮影できます。
効果 | 特徴 |
---|---|
引き寄せ効果 | 標準レンズの焦点距離は、一般的に50mm前後。望遠レンズは80mm以上の焦点距離になるため、より遠くの被写体を大きく撮影できます。 |
圧縮効果 | 望遠レンズであれば遠くのものでも大きく切り取ることができ、被写体の近くで撮影したような写真が撮れます。 |
ボケ効果 | 望遠レンズはピントが合っている部分以外がボケて見えるため、被写体が浮き上がったような写真に。被写体を主役として、より際立たせることができます。 |
望遠レンズの種類と焦点距離ごとに撮影できる写真
望遠レンズは焦点距離によってさらに3つの種類に分類されます。定義はメーカーによって異なりますが、一般的な分類と焦点距離の目安は以下のとおり。
- 中望遠レンズ:80mm~100mm
- 望遠レンズ:100mm~300mm
- 超望遠レンズ:300mm以上
どのレンズを使うかによって写真の雰囲気が変わり、適するシーンも違います。以下、望遠レンズの種類の特徴や向いている撮影シーンなどをご紹介。
ポートレート撮影におすすめ「中望遠レンズ」
中望遠レンズは、標準レンズと望遠レンズの中間の画角で撮影ができるレンズ。標準レンズより焦点距離が長く、望遠レンズに比べて被写体にピントを合わる距離が短いため、ボケの表現の幅が広くなっています。
中望遠レンズを使えば、ボケ効果や圧縮効果を活かしながら撮影ができるので、写りの歪みが少なく、自然な距離感や美しいボケが表現可能。主にポートレート撮影に向いているほか、風景やスナップの撮影にも使いやすいです。
被写体を目立たせるなら「望遠レンズ」
80mm以上の焦点距離を持つレンズを総称して望遠レンズと呼びますが、通常、望遠レンズという場合は、100mm~300mmのタイプのレンズをさすことが多いです。
望遠レンズ特有のボケを生かして、被写体をくっきりと浮かび上がらせることができ、圧縮効果も感じられるため、離れた動きのある被写体を撮るときに最適。子どもの運動会やスポーツ大会、野生動物の撮影などに向いています。
高い拡大率・圧縮効果を必要とするなら「超望遠レンズ」
望遠レンズの中でも、300mm以上の焦点距離があるレンズは超望遠レンズと呼ばれます。
超望遠レンズは、遠距離からでも被写体をクローズアップできる点が大きな特徴。また、高い圧縮効果があり、風景やポートレートの撮影でも、被写体同士が密着したような印象を与えられるため、表現の幅を広げることができます。
警戒心の強い動物の撮影や被写体自体が小さい撮影など、高い拡大率を必要とするシーンに最適。
望遠レンズを選ぶ際に確認したいこと
望遠レンズは種類が豊富にあり、機能性や明るさなどさまざまな点に違いがあるほか、カメラによって対応するレンズも異なります。
そのため、望遠レンズを選ぶときはポイントを押さえることが大切。以下、望遠レンズを選ぶときに確認しておきたい点を紹介します。
レンズの構造(ズームレンズ・単焦点レンズ)
レンズは大きくズームレンズと単焦点レンズに分類できます。
ズームレンズは焦点距離を変えられ、広い角度の景色を撮影したり、アップで撮影したりすることが可能。高倍率ズームが可能なレンズであれば、広角から望遠まで幅広い範囲をカバーできるため使いやすく、カメラ初心者におすすめです。
一方、単焦点レンズは、ズーム機能のないレンズこと。シンプルな構造のため、コンパクトで画質が良い点が特徴です。
ただし、ズームレンズとは違い画角を変えることができないため、画角を変えるときは撮影者自ら移動して調整が必要。そのため、扱いがやや難しく、上手に撮影するためには練習が必要です。
手ブレ補正機能の有無
望遠レンズは、遠くの被写体でも近くで撮影したような写真を撮れる点が大きな特徴です。ただし、実際の被写体との距離は離れているため、手元が少しズレるだけで、大きなブレにつながることも。
そのため、カメラを手に持って撮影するのであれば、望遠レンズに手ぶれ補正機能がついていることを確認しましょう。
なお、カメラ自体に手ぶれ補正機能が内蔵されているモデルも。また、三脚を使って撮影する場合は、望遠レンズに手ぶれ補正機能がなくても問題ありません。
明るさ(F値)
望遠レンズを選ぶときは、カメラに取り込む光の量を数値化した「F値」も確認することが大切。F値は、F2、F2.8・・・のように、「F○」で表示されており、数値が小さいほど明るく、ボケが大きくなります。
例えば、暗い場所での撮影や、被写体を浮き上がらせるためにボケを大きくしたい場合は、F値の小さいレンズが最適。
また、風景を撮影するのであればF8~F16程度が目安とされています。
このように、撮影するシチュエーションを考えて、最適なF値のレンズを選ぶことをおすすめ。
メーカーごとの特徴や回転方向
望遠レンズは、カメラ本体のメーカーだけでなく、レンズを専門に扱うメーカーも発売しています。
望遠レンズを選ぶときは、メーカーごとの望遠レンズの特徴を理解して、撮影目的やカメラに合ったレンズを選ぶことも大切。下記に望遠レンズの人気メーカーと特徴をまとめたので、参考にしてください。
メーカー | 特徴 |
---|---|
Nikon(ニコン) | • 高品質でありながら手の届きやすい価格帯のレンズもある • レンズ開発の歴史が長く品質に定評があり、描写性能に優れている |
Canon(キヤノン) | • 初心者向けから上級者向けまでラインナップが幅広い • 描写性能・操作性・耐環境性などを兼ね備えたプロ向けのLレンズもある |
SONY(ソニー) | • 人気のミラーレス一眼カメラ・一眼レフカメラ「αシリーズ」に対応するレンズが豊富 • 光学設計にこだわったハイエンドのレンズがある |
OLYMPUS(オリンパス) | • 医療分野で培った技術を活かしたコンパクトかつ軽量のレンズが人気 • スタンダード、プレミアム、プロの異なる特徴を持つ3つのシリーズがあり、好みで選びやすい |
SIGMA(シグマ) | • 純正レンズ並の性能を持ちながら手の届きやすい価格帯が多くコスパに優れている • 商品が豊富で、珍しいスペックのレンズも選べる |
TAMRON(タムロン) | • コンパクトかつ軽量のレンズが多い • 高倍率ズームレンズのラインナップが豊富 |
富士フイルム(フジフイルム) | • 携帯性に優れた望遠レンズが豊富 • 低価格のものから高級なものまで幅広い価格帯がある |
また、メーカーによって、ピント調整のために使う「ズームリング」の回転方向は異なります。例えば、上記で紹介したメーカーの場合は以下のとおり。
- 時計回り:Nikon・SONY・富士フイルム・TAMRON
- 反時計回り:Canon・OLYMPUS・SIGMA
ズームリングの回転は主にズーム倍率の調節で使われ、素早い操作が求められる撮影では、レンズの操作ミスによりシャッターチャンスを逃すことも。
特に、望遠レンズを買い替える場合や、異なるメーカーの望遠レンズを数台使用する場合は、逆回転にならないよう注意しましょう。
カメラマウントの規格
カメラとレンズの取りつけ部分のことを「マウント」と呼びますが、マウントには規格があります。異なるマウント規格のカメラとは互換性がないため、取りつけができません(※)。
例えば、Nikonの場合、一眼レフカメラ用のマウントは「Fマウント」、ミラーレスカメラ用のマウントは「Zマウント」のみ対応。
基本的に、望遠レンズのマウントはメーカーごとに決まっているため、TAMRONやSIGMAなどサードパーティー以外のレンズは、カメラと同じメーカーを選ぶことになります。
(※)マウントアダプターを使用すれば、規格が違っても装着できる場合があります。
マイクロフォーサーズマウントならメーカーの垣根を越えて対応
レンズマウントはメーカーによって決まっており、同じメーカーでも商品によって異なりますが、メーカーの垣根を越えて使えるマイクロフォーサーズマウントが登場しました。
マイクロフォーサーズとは、Panasonic(パナソニック)とOLYMPUSが開発したレンズ交換式デジタルカメラの共通規格のひとつ。
マイクロフォーサーズマウントのレンズであれば、PanasonicとOLYMPUSの両方のカメラ(マイクロフォーサーズ)で取りつけることができるため、異なるメーカーでも純正のレンズを使うことができます。
高額で買えないなら中古の望遠レンズもあり!
新品の望遠レンズは一般的に数万円ほどの価格で、高性能の望遠レンズになると10万円を超えることも。そのため、望遠レンズの購入を躊躇したり、あきらめたりしている方もいるかもしれません。
そのような方は、中古の望遠レンズの購入も検討することがおすすめ。望遠レンズは基本的に高額ですが、中古販売で購入すれば費用を抑えることができます。
中古の望遠レンズは、主に中古カメラショップ、リサイクルショップ、カメラ専門店、フリマアプリで購入が可能。ぜひ検討してみましょう。
中古品を買うメリット
中古品を買う主なメリットには、以下が挙げられます。
- 新品より価格が安い
- 美品・新品同様の商品をお得に購入できる場合がある
- 製造終了した商品や珍しい商品に出会える
中古品の最大のメリットは、なんといっても価格が安いこと。新品では価格的に購入が難しい高性能の望遠レンズでも、手が届く可能性があります。
また、製造終了をした商品やレアな旧製品など、中古市場ならではの商品を購入できる可能性も。そのほか、なくしてしまった付属品のみを探して購入することもできます。
中古品を買う際にチェックしたいポイント
特に、費用を抑えたい方には中古品がおすすめですが、中古品を購入する際は、以下のポイントをチェックしましょう。
- 傷や汚れなどレンズの状態
- 付属品の有無
- 新品との価格差
中古品には美品・新品同様の商品もありますが、なかには汚れや傷、レンズ内にカビが生えているなど状態が良くない商品もあるため、レンズの状態は確認が必要です。
また、望遠レンズの状態は良くても、箱やレンズフードなど付属品が一部不足していることも。望遠レンズ本体だけでなく、付属品の有無も確認しましょう。
なお、人気の望遠レンズは中古でも値段が落ちにくいため、新品との価格差がそこまでない場合も。そのため、価格の差や商品の状態などきちんと確認してから、新品を買うか中古を買うかを検討しましょう。
中古品とはいえ望遠レンズは高価なものになるので、購入するのであれば信頼できる場所で購入することをおすすめします。
「楽天ラクマ」なら費用を抑えて望遠レンズを購入できる可能性がある
フリマアプリの「楽天ラクマ」では、インターネット上でフリーマーケットのように個人間で売買ができます。望遠レンズの出品数も豊富で、新品や未使用品が見つかることも。
NikonやCanonなど、人気メーカーのモデルも多く出品されているため(2024年2月現在)、価格を抑えて人気メーカーの純正望遠レンズを購入しやすいです。
また、絞り込み機能を活用すれば新品・未使用で絞り込み検索ができ、状態の良い望遠レンズが見つけやすくなるのも魅力。さらに、出品者のこれまでの取引に関する評価も確認できるため、評価の良い出品者であれば取引の安心度も高くなります。
商品の購入は楽天ポイントを使えるため、楽天ユーザーならよりお得に!望遠レンズの購入を考えている方は、一度「楽天ラクマ」の活用もご検討ください。
おすすめの望遠レンズ15選
望遠レンズは、焦点距離によって向いている撮影シーンが異なるため、利用する目的を考えてレンズを選ぶことが大切。以下、中望遠レンズ、望遠レンズ、超望遠レンズ別におすすめの商品を紹介します。
おすすめの中望遠レンズ
標準レンズと望遠レンズの中間にあたる中望遠レンズは、自然な距離感や美しいボケを表現できるため、ポートレートや風景、スナップの撮影などに最適。以下、おすすめの中望遠レンズを2商品紹介します。
Nikon 1 NIKKOR VR 10-100mm f/4-5.6
1 NIKKOR VR 10-100mm f/4-5.6は、Nikonが手掛けるレンズ交換式アドバンストカメラ「ニコン1シリーズ」のカメラに適合する、高倍率ズームレンズです。手ブレ補正技術が内蔵されているため、より安定した写真撮影が可能。
コンパクトかつ軽量なため、移動して撮影するときもかさばりや重さを感じることがなく、日常でカメラを持ち歩く方にとってはとても魅力があります。
風景撮影はもちろん、ポートレートや動きのあるスポーツ撮影まで幅広く対応。多様性と利便性を求める方におすすめのレンズです。
富士フイルム XF90mmF2 R LM WR
XF90mmF2 R LM WRは、レンズ駆動部にリニアモーターが4つ搭載された「クアッド・リニアモーター」により、高いAF性能(ピントを自動で合わせる機能)を持った単焦点レンズです。最短0.14秒の高速AF駆動のため、バイクのような速く動く被写体の撮影も追うことが可能。
また、最短撮影距離は60cmと短く、中望遠レンズでありながら、被写体に寄って撮影することもできます。焦点距離は90mmと、ポートレート撮影やスポーツ撮影にも最適。幅広い撮影に対応した中望遠レンズです。
おすすめの望遠レンズ
100mm~300mmの焦点距離である望遠レンズは、望遠レンズの特徴「引き寄せ効果」「圧縮効果」「ボケ効果」をしっかりと感じることができます。
被写体を主役とした写真を撮れるため、運動会やスポーツ大会で子どもの活躍を写真に収めたい方や、野生動物の撮影をする方におすすめ。以下、おすすめの望遠レンズを11商品紹介します。
Nikon AF-P NIKKOR 70-300mm f/4.5-5.6E ED VR
AF-P NIKKOR 70-300mm f/4.5-5.6E ED VRは、70mm~300mmまでの焦点距離をカバーできる望遠レンズ。質量約680gの軽量設計で、携帯性にも優れています。
高速でありながらとても静かなピント合わせが可能となる「ステッピングモーター」を搭載。スムーズにピントを合わせられるため、動画の撮影にも向いています。
また、手ブレ補正機能が搭載されているため、動きの激しい被写体を撮影する場合も安定感が抜群。スポーツシーンなども思いどおりの構図で撮影できるでしょう。
Nikon AF-S DX VR Zoom-Nikkor 55-200mm f/4-5.6G IF-ED
AF-S DX VR Zoom-Nikkor 55-200mm f/4-5.6G IF-EDは、焦点距離55mm~200mmまでの画角範囲をカバーする、コンパクトな望遠レンズ。小型かつ質量約335gの軽量設計のため、日頃からカメラを携帯して撮影する方にピッタリです。
手ブレ補正機能も搭載されているため、シャッターチャンスに集中して、快適に撮影が可能。高倍率でも手ブレによる画像のブレや色のにじみが小さく、動きのある被写体でも高画質でキレイな写真を撮ることができます。
Canon EF-S55-250mm F4-5.6 IS
EF-S55-250mm F4-5.6 ISは、シャッター速度換算で約4段分までの手ブレ補正効果を持つ、「IMAGE STABILIZER」を搭載した望遠レンズ。通常撮影と流し撮りをレンズが自動で判別して、適切な手ブレ補正を行うため、シャッターチャンスを逃すことなく思いどおりの撮影ができます。
また、色のズレが少ない「UD レンズ」が採用されており、諸収差(色収差・歪曲収差・コマ収差・像面湾曲など)を補正して、ズーム時も高画質を実現。コンパクトかつ軽量の望遠レンズなので、持ち運びも苦になりません。
Canon EF100-300mm F4.5-5.6 USM
EF100-300mm F4.5-5.6 USMは、3倍望遠ズームで、幅広い撮影シーンに活用できる望遠レンズです。コンパクトながら優れた描写性能を発揮できる点が魅力。
扱いやすい幅広なズームリングが装備されており、ピントを手動で微調整できる「フルタイム マニュアルフォーカス」対応のため、操作性にも優れています。
1990年に発売された商品ではありますが、静粛かつ高速なAF性能を備えるなど、機能性も十分。現代でも運動会や鉄道撮影など、さまざまなシーンで活躍します。「発売された年代は問わず、使いやすくて手頃な価格の望遠レンズが欲しい」という方におすすめ。
SONY E 55-210mm F4.5-6.3 OSS
E 55-210mm F4.5-6.3 OSSは、焦点距離55mm~210mmまでの撮影領域をカバーする望遠レンズ。諸収差(色収差・歪曲収差・コマ収差・像面湾曲など)を抑えやすいレンズ構造で、どの画角でも快適に撮影できます。
また、光学式手ブレ補正機能が内蔵されているため、光量や周辺環境に左右されず、望遠撮影時もブレのないキレイな写真を撮影可能。静かで滑らかなAF(自動でピントを合わせる機能)により、動きのある被写体でもシャッターチャンスを逃さずに撮影できます。
SONY FE 70-200mm F2.8 GM OSS
FE 70-200mm F2.8 GM OSSは、焦点距離70mm~200mmまでの撮影領域をカバーする望遠レンズ。美しいボケ味を損なうことなく、高い解像性能を実現する「超高度非球面XAレンズ」が採用され、被写体を主役にしたキレイな写真を撮ることができます。
また、高性能の手ブレ補正機能が搭載されており、望遠200mm側を使用した撮影でも、ブレが生じることなく、理想の仕上がりに。遠くの被写体を引き寄せ、迫力ある望遠撮影を楽しみたい方におすすめです。
Panasonic LUMIX G VARIO 100-300mm / F4.0-5.6 II / POWER O.I.S.
LUMIX G VARIO 100-300mm / F4.0-5.6 II / POWER O.I.S.は、最大焦点距離300mmの超望遠撮影も可能な望遠レンズ。離れた被写体をグッと引き寄せ、鮮明な写真を撮ることができます。
また、ボディ・レンズ両方の手ブレ補正を最適に制御する「Dual I.S. 2」に対応し、遠距離の撮影はもちろん、動画撮影時の性能も向上。手ブレを検知して補正する「POWER O.I.S.」も搭載されており、大きくゆっくりとした手ブレも検知して補正してくれます。
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 Rは、焦点距離40mm~150mmをカバーする望遠レンズ。
重量190gの小型軽量が特徴で、コンパクトかつスタイリッシュな見た目でありながら、望遠レンズらしい、美しく自然なボケ味を出すことができます。
選び方の見出しで紹介した「マイクロフォーサーズマウント」のため、Panasonicのカメラ(マイクロフォーサーズ)にも装着可能。いつもカメラを持ち歩いて撮影をしたい方にピッタリの望遠レンズです。
SIGMA 18-200mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM
18-200mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSMは、焦点距離18mm~200mmと、幅の広い撮影領域をカバーする望遠レンズ。ズーム比7倍以上のズームレンズとしては最小クラスとなり、一般的な標準ズームレンズとほぼ同等な大きさを実現しています。
手ブレ補正機能も搭載されており、高倍率ズームでの撮影時もブレの少ない鮮明な写真が撮影可能。コンパクトでありながら、高機能・高品質を兼ね備えた商品です。
SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM
APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSMは、手ブレ補正機能を搭載した望遠レンズ。70mm~200mmまでの焦点距離をカバーし、幅広い撮影シーンに対応しています。
軸上色収差(像の色のにじみ)を極限まで補正できる、FLDガラス2枚と特殊低分散SLDガラス3枚を採用。撮影時も色のにじみがなく、被写体をキレイに撮影できます。
また、望遠撮影時に安心感をもたらす手ブレ補正機能も搭載。風景やポートレートからスポーツなど、さまざまなシーンを楽しみながら切り取ることができる商品です。
富士フイルム フジノンレンズ XC50-230mmF4.5-6.7 OIS II
フジノンレンズ XC50-230mmF4.5-6.7 OIS IIは、焦点距離50mm~230mmの範囲をカバーする望遠レンズです。
収差を補正できる「非球面レンズ」と、色にじみを補正できる「EDレンズ」を含むオールガラス製レンズを採用しており、光学式手ブレ補正機能も搭載。距離が離れた被写体でもクリアな画像を撮影できます。
小型軽量タイプのため、普段からこの撮影領域を用いる方はもちろん、子どもの運動会やスポーツ大会など、イベント時のみ利用する方にもおすすめです。
おすすめの超望遠レンズ
望遠レンズよりさらに高倍率での撮影ができる超望遠レンズは、小さな生き物をキレイに撮影したい方や、警戒心の強い動物を遠くから撮影したい方におすすめ。以下、おすすめの超望遠レンズを2商品紹介します。
TAMRON Model A035 100-400mm F/4.5-6.3 Di VC USD
Model A035 100-400mm F/4.5-6.3 Di VC USDは、望遠に求められる高画質・AF精度・機動力を凝縮した超望遠レンズです。
3枚のLDレンズを配置し、望遠側で発生しやすい色収差を抑制。さらに、光が白っぽく写るフレア現象や、反射した光が写り込むゴースト現象を低減させる「eBANDコーティングが」採用されており、鮮明で抜けの良い画質が実現できます。
TAMRON 望遠ズーム/SP AF200-500mmF/5-6.3 Di LD [IF]
望遠ズーム/SP AF200-500mmF/5-6.3 Di LD [IF]は、焦点距離500mmをカバーするレンズの中でも、比較的コンパクトな超望遠レンズ。最短撮影距離は2.5mと、超望遠レンズでありながら、近くの小さな被写体への描写も逃さずに撮影ができます。
また、LDレンズ(色収差を補正できるレンズ)2枚を採用することにより、望遠レンズで発生しやすい軸上色収差を低減。ズーム全域にわたって高画質かつクリアで抜けの良い発色を実現できます。
まとめ
望遠レンズは、焦点距離が80mm以上で、遠くの被写体を撮影できるレンズのこと。望遠レンズを使えば、引き寄せ効果、圧縮効果、ボケ効果が生まれるため、撮影の幅を広げることができます。
望遠レンズには中望遠レンズ、望遠レンズ、超望遠レンズの3種類があり、どのレンズを使うかによって写真の雰囲気も変わってくるため、特徴を理解して撮影用途に応じたレンズを選ぶことが大切。
なお、望遠レンズは基本的に高額ですが、予算に応じて中古品を検討する選択肢もあります。
「楽天ラクマ」では望遠レンズの出品数が多く、検索時は商品の絞り込みもできるため、希望の商品を見つけやすいところがポイント。望遠レンズの購入を考えている方は、「楽天ラクマ」の活用もご検討ください。