アラフォーでグランパドドゥをすることになった管理人です。今日は苦手なピルエットについて
アンデオールピルエットが苦手
ピルエットは自分のやり方を見つける必要がある
最近マインドマップの基礎の基礎を知る機会がありましたので、試しにピルエットについてのマインドマップを作って見ました。
真ん中は理想の姿。余裕で3回転できるようになりたい。
ではここから実際にピルエットのコツについて
前提条件。シングルピルエットが完璧にできるか
個人的にはここが肝心で、これは身体条件に関わらず飛ばすことができないと思っています。当たり前でしょと思われるかもしれませんが、大人バレエでここを飛ばして無理やりダブルっぽいものを回ってる人は大変多いです。ハンガリーで学んだワガノワメソッドではシングルピルエットが出てくるのは3年生になってからです。
360度まわって立っていられるくらいの完璧なシングルピルエットができることがダブルに挑む条件ではないかなと思います。
ちなみに「ちあこちゃんねる」でイングリッシュナショナルバレエ団の加瀬栞さんがインタビューされていましたが、子供の頃にひたすらシングルをたくさん練習させられた、とおっしゃっていました。意外とシングルを完璧に回る、は難しいのです。綺麗なダブルを回るためにシングルをすっ飛ばさないのは結構大事かなと考えます。
自分の身体の条件や癖を知る
ピルエットの動きは皆さんご存知の通りで、首を残すとかも基本知識としてあると思うのですが、その上で自分の身体の条件や癖を鑑みてできる方法を模索する必要があります。 例えば私の身体の特徴と癖は、
- 足が強くて筋肉が結構ある、
- 骨盤が開いているのでパッセで開きすぎて後ろに落ちてしまっている
- 4番プリエとその後の後ろ足の蹴りがぜんぜんできていなかった
足が強いのでこの辺が正しく矯正できれば2回転程度であれば足の力でなんとか回れるのではないか?という仮説を立てました。
プレパレーションで気をつけること
4番ポジションの体重の乗せ方
これは、ほとんど前に乗せる、と指導する先生もおられます。私は前に乗せるよりも左右の足両方に同じくらい、自分の身体が真ん中にある方がやりやすいです。 前に体重を乗せているとプリエ→パッセの時にお尻が抜けて前のめりになりやすい気がするのと、後述しますが後ろ足の踏み込み、床を押す、ができなくなってしまうためです。
後ろ足の踵
4番の後ろの足をしっかりアンデオールして踵をグッと中に入れる意識をすると、がつっと床を捉えることができます。
超大事なプリエ
私の最大の欠点はおそらくここ。肝心なプレパレーションのプリエがピコっとお飾りのようなプリエになっていました。音楽がかかると焦ってしまうのですが、安定するまで音はちょっと無視してプリエをググッと意識する。前の足、後ろの足をバネのようにひっぱりあってちゃんと使えるプリエを意識します。
左手の位置
右回りする際に、プレパレーションの左手は横に開いていると思いますが、プリエでその左腕がグッと後ろに水平移動していると指摘されました。これ、いろんなInstagramを見ているとグルグル回る人で左手を後ろに引いてからガーっと回る人が結構プロでも多いので、それが正解なのかと思いましたが、左手を後ろに引くと当たり前ですがその分手をアンナバンにするときの移動距離が長くなります。左手はきちんと2番ポジション、すなわち肩より前にロックして、開くのは右手のみ、素早く両手を集める方が正しく回りやすいと感じました。 あと、パドドゥするときに左手を引くと男性にぶつかる気がする。
いざまわる
立つ!
質の良いプリエができたらあとは立つ!この時本当に心の中で「立つ!」って念じる?と立てます。これは本当。 肝心なのが、後ろの足で床を蹴る!押す!これが大変重要です。個人的には手とかよりこの後ろ足が大事だと感じます。 パッセは身体が4の方向(真横)で完成させるイメージ。
肘を張る
もう一つこれをやってものすごく変わったのが、アンナバンの両肘を張ることです。これの効果は絶大でした。肘だけ上げすぎるのは問題ですが、ちょっと上げるくらいのイメージでやっても見た目そんなに上がってる感じではないですし、上げすぎていたら先生に言われると思うのでその時修正すればいいと思います。
これもYoutubeで見たのですが、2回転するなら2、1とか、3回転なら3、2、1など、カウントダウンしていくと回転数を上げやすいです。
ポアントの場合
ポアントも基本的には同じなのですが、ポアントの方が接地面が少ないので回転はしやすいはずです。 ただ、ポアントの場合の最大の難関は、その接地面にちゃんと軸を乗せられるか、だと思います。 私もそうだったのですが、ポアントで回っているようで実はちゃんと軸が載っていない人が多い印象です。 これも最初シングルピルエットから、ちゃんとポアントに乗っかったピルエットを練習すべきだと思います。きちんと軸がポアントに乗ったピルエットと、乗っていないピルエットは明らかに違います。まず乗っかっていると速度はそれほど出なくてもずっと立っていられる。乗っていないとスピードは出るかもしれませんが360度回りきれずに落ちてきます。 前述の通り私は骨盤がバコンと開いているのでベロンと開いて後ろに乗ってしまい気味なので、ポアントの時には手を少し前気味の位置でアンナバンにすると回りやすいことに気づきました。
お家でするトレーニング
軸のお尻が抜けがちだった私に先生が勧めてくれたのがチャコットで売っている「ミングー」という青いスポンジです。
これの上でパラレルポジションでいいのでルルベとアテールを繰り返します。書くのは簡単なのですがこれが結構難しい!!
腹筋も大事なのでこれもお家やスタジオでちょこちょこやってます。
フェッテまでのロードマップ
私の最終目的地はピルエットではなくその先のフェッテに繋げることです。 10月の半ばまでにせめて16回はフェッテを安定してできないといけません。ということで、計画では、
- 4月中にバレエシューズでダブル安定
- 5月中にポアントでダブル安定
- 6月中にフェッテの練習を本格化。バレエシューズでもポアントでも、安定したダブルから安定したフェッテに入れるようにする
- 7月中に16回何とか回れるように持っていく
4月中にバレエシューズでダブルは完璧ではないですが、打率は上がってきましたのでまぁほぼ合格と言ってもいいかと。大事なのはとにかくレッスンでピルエットが出てきたら怖がらずに回ることです。やらないとできるようにはならない! フェッテについての考察も書きたいと思います。
参考Youtube
いくつか参考にしたYoutubeをご紹介します。
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