SaaS最新情報メディア

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SaaS・ソフトウェア営業、インサイドセールスが成績を上げるためのオススメ書籍・本

営業おすすめ本

様々な新規事業が立ち上がるIT業界の中でも特に、SaaS(Software as a Service)・ソフトウェア業界が話題にあがってきます。

そのSaaS・ソフトウェア業界の成長を押し上げているのが、営業・インサイドセールス組織と言っても過言ではないです。

そこで本記事では、SaaS・ソフトウェア営業、そしてインサイドセールスの成績向上に直結する、厳選された書籍をいくつかご紹介します。

これらの書籍は、著者自身の豊富な経験や最新の研究に基づいて書かれており、実践的なテクニックから、顧客心理、営業戦略の立て方まで、幅広いテーマを網羅しています。単に知識を詰め込むだけでなく、日々の業務にすぐに活かせるような、具体的なノウハウが満載です。

SaaS・ソフトウェア業界の全体感を掴む

THE MODEL(MarkeZine BOOKS) マーケティングインサイドセールス・営業・カスタマーサクセスの共業プロセス

SaaS営業おすすめ本

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「顧客の購買プロセスの半分以上は営業に会う前に終わっている」という現実を踏まえ、企業のマーケティング、営業活動は大きな転換期を迎えています。本書は、そんな時代に必要な、マーケティングインサイドセールス、営業、カスタマーサクセスの4つの部門が連携し、顧客との関係を深め、成長を加速させるための「共業プロセス」を体系的に解説しています。

著者である福田氏は、セールスフォース・ドットコムなど、数々のグローバル企業で成功を収めてきた経験から、実践的なノウハウを惜しみなく公開。SFA、MAの活用方法から、部門間の連携、組織全体の変革まで、幅広いテーマを網羅しています。

本書から得られること

  • 各部門の役割と連携の重要性
  • 顧客中心のビジネスモデル構築
  • SFA、MAなどのツールを最大限に活用する方法
  • 組織全体の変革を成功させるためのヒント

SaaS・ソフトウェア企業で働く方だけでなく、ビジネスモデルの変革に関心のある方にとっても、必読の一冊です。本書を参考に、あなたの組織の成長に貢献しましょう。

SaaSの科学 SaaSビジネスにおけるデータ分析

SaaSの科学

SaaSの科学 SaaSビジネスにおけるデータ分析

  • 本・書籍タイトル:SaaSの科学 SaaSビジネスにおけるデータ分析
  • 著者:ぽこしー
  • 出版社:-
  • 出版日:2023/1/8

SaaSの科学」は、SaaSビジネスにおけるデータ分析の重要性を説き、具体的な分析手法や活用方法を解説した一冊です。単にデータを収集するだけでなく、それらのデータをどのように解釈し、ビジネスに活かしていくのか、そのプロセスを体系的に学ぶことができます。

本書では、SaaSビジネス特有の指標や、顧客行動の分析方法、そしてデータに基づいた意思決定の重要性など、SaaS営業・インサイドセールスが知っておくべき知識が満載です。特に、データ分析が苦手な方でも、わかりやすい言葉と図を用いて丁寧に説明されているため、安心して学ぶことができます。

本書から得られること

  • SaaSビジネスにおけるデータ分析の重要性
  • 顧客行動の分析方法
  • 営業活動の効率化のためのデータ活用
  • 新規顧客獲得のための戦略策定

SaaS営業の成績向上を目指している方はもちろん、データ分析に興味がある方にもおすすめです。本書を参考に、データに基づいた意思決定を行い、SaaSビジネスを成功に導きましょう。

サブスクリプション――「顧客の成功」が収益を生む新時代のビジネスモデル

サブスクリプション

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  • 本・書籍タイトル:サブスクリプション――「顧客の成功」が収益を生む新時代のビジネスモデル
  • 著者:ティエン・ツォ、ゲイブ・ワイザート
  • 出版社:ダイヤモンド社
  • 出版日:2018/10/24

SaaSを中心としたサブスクリプションビジネスが注目される中、本書は、その成功の鍵を「顧客の成功」に置きます。SaaSやソフトウェア製品を扱う営業担当者にとって、顧客の課題解決に真摯に向き合い、長期的な関係を築くことの重要性を改めて認識させてくれます。

著者は、豊富な事例とデータに基づき、サブスクリプションビジネスの成功モデルを解説。顧客との共創、カスタマーサクセスの重要性、そして、企業文化がどのようにビジネスモデルを支えるかなど、実践的な知見が満載です。

本書から得られること

  • 顧客中心の営業戦略の立て方
  • サブスクリプションモデルの成功事例と失敗事例
  • 顧客との長期的な関係構築の秘訣
  • 組織全体の変革を促すための考え方

SaaS・ソフトウェアの営業成績向上を目指す方はもちろん、ビジネスモデルの変革に関心のある方にもおすすめです。本書を参考に、顧客との関係を深め、持続的な成長を実現しましょう。

実践的かつ即効性のある営業・インサイドセールスのノウハウを学ぶ

インサイドセールス 訪問に頼らず、売上を伸ばす営業組織の強化ガイド

インサイドセールス

https://is.gd/5Yr30B

  • 本・書籍タイトル:インサイドセールス 訪問に頼らず、売上を伸ばす営業組織の強化ガイド
  • 著者:茂野 明彦
  • 出版社:翔泳社
  • 出版日:2020/12/9

コロナ禍以降、ますます重要性が増しているインサイドセールス。本書は、セールスフォースやビズリーチインサイドセールス部門を立ち上げた著者が、その豊富な経験に基づいて、インサイドセールスの考え方から具体的な実践方法までを体系的に解説しています。

本書から得られること

  • インサイドセールスの重要性を理解し、自社のビジネスに活かすことができるようになります。
  • 非対面で効率的に顧客と関係を構築する方法を習得できます。
  • インサイドセールスチームの目標設定や評価方法を学ぶことができます。
  • 変化の激しいビジネス環境に対応できる、柔軟な営業組織を築くためのヒントが得られます。

Sales is 科学的に成果をコントロールする営業術

SaaS営業

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  • 本・書籍タイトル:Sales is 科学的に成果をコントロールする営業術
  • 著者:今井 晶也
  • 出版社:扶桑社
  • 出版日:2021/8/27

勘や経験に頼らず、科学的根拠に基づいた営業手法を学べます。本書は、長年の実績と豊富なデータを基に、営業の成果を最大化する具体的な方法論を提示します。

著者である今井氏は、数多くの企業の営業支援を行ってきた実績を持ち、その経験から得られたノウハウを惜しみなく公開。「成果をコントロールする」ための7つのプロセスを詳細に解説し、営業活動における様々な課題を解決するためのヒントを与えてくれます。

本書から得られること

  • 科学的な営業手法:勘ではなく、データに基づいた戦略的な営業
  • 成果を最大化する7つのプロセス:具体的な行動指針
  • 顧客との関係構築:信頼関係を築き、成約率を高める方法
  • チーム全体の底上げ:組織全体の営業力を向上させる

本書は、営業の基礎から応用まで、幅広い層の読者に役立つ内容となっています。特に、営業成績アップを目指している方や、科学的な根拠に基づいた営業手法を学びたい方におすすめです。

営業の科学 セールスにはびこるムダな努力・根拠なき指導を一掃する

SaaS営業

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  • 本・書籍タイトル:営業の科学 セールスにはびこるムダな努力・根拠なき指導を一掃する
  • 著者:高橋 浩一
  • 出版社:かんき出版
  • 出版日:2024/4/11

「なぜ、頑張っているのに成果が出ないのか?」という悩みを持つ営業担当者の方必見です。本書は、4万人以上の営業を指導してきた経験を持つ著者が、営業における「急所」を科学的に解き明かした一冊。

営業1万人、お客様1万人という膨大なデータに基づき、お客様の本音を捉え、効果的な営業手法を体系化しています。従来の「根拠のない指導」に頼るのではなく、データとロジックに基づいた「科学的な営業」の重要性を説き、具体的なノウハウを多数紹介。

本書から得られること

  • 顧客の本音を理解し、ニーズを的確に捉える方法
  • 効果的なコミュニケーションスキル
  • 売れる営業トークの作り方
  • オブジェクションへの対応策
  • チーム全体の営業力向上

SaaS・ソフトウェア営業に限らず、あらゆる営業職に携わる方におすすめです。本書で学んだ知識とスキルを活かして、あなたの営業成績を劇的に向上させましょう。

SaaS・ソフトウェア営業、インサイドセールスの現状と課題

SaaS・ソフトウェア業界の競争が激化する中、営業担当者には高いスキルと知識が求められています。特に、インサイドセールスは、顧客との最初の接点として、成否を大きく左右する重要な役割を担っています。

  • 競合の増加
    • 数多くの競合製品が登場し、顧客の選択肢が増えている。
  • 顧客のニーズの高まり
    • 顧客はより高度な機能やカスタマイズを求めるようになっている。
  • 購買決定者の多様化
    • 複数の関係者が意思決定に関わるケースが増加している。
  • リモートワークの普及
    • 対面での営業機会が減少している。
  • デジタル化の加速
    • 営業ツールやプラットフォームの活用が不可欠になっている。

なぜ、SaaS・ソフトウェア営業の基礎を学ぶ必要があるのか?

SaaS・ソフトウェア営業は、単に製品を売るだけでなく、顧客の課題解決を支援するコンサルタントとしての側面も求められます。基礎知識をしっかり身につけることで、顧客のニーズを正確に把握し、最適なソリューションを提案できるようになります。また、競合製品との差別化を図り、自社の製品の魅力を効果的に伝えることも可能になります。基礎知識は、顧客との信頼関係構築や長期的な契約獲得にもつながる、まさに営業の土台と言えるでしょう。

実践的な営業スキルを書籍・本から磨く方法

営業の世界は日々変化し、最新の知識やスキルが求められます。しかし、多忙な日々の中で、セミナーや研修に参加する時間がないという方も多いのではないでしょうか。そんな方におすすめなのが、書籍による学びです。

書籍は、体系的に整理された情報を、自分のペースでじっくりと学べるという大きなメリットがあります。また、成功事例や失敗事例を豊富に紹介している書籍も多く、実践的なスキルを身につけるためのヒントが満載です。

最新のSaaS・ソフトウェア営業、インサイドセールスのトレンド

SaaS・ソフトウェア業界は日進月歩で変化しており、営業手法も例外ではありません。従来の営業スタイルにとらわれず、最新のトレンドを意識した営業活動が求められています。

SaaS・ソフトウェア営業、特にインサイドセールスにおいて今注目されているトレンドを解説します。

  • AIの活用
    • チャットボットによる顧客対応の自動化、AIによる顧客データ分析、そしてAIを活用したパーソナライズされた提案など、AIは営業の効率化と精度向上に大きく貢献しています。
  • データドリブンな営業
    • 顧客データに基づいたターゲティング、効果測定、そしてPDCAサイクルの確立が不可欠です。マーケティングオートメーションツールやCRMを活用し、データに基づいた意思決定を行うことが重要です。
  • カスタマーサクセスの重要性
    • 一度契約を獲得したら終わりではなく、顧客との長期的な関係構築が重要です。カスタマーサクセスチームとの連携を強化し、顧客満足度向上に努めることが求められます。

SaaS KPIおすすめ本『SaaSの科学』レビュー評価

SaaS(Software as a Service)は近年注目されている業界で、国内のSaaS市場規模は1.1兆円(2022年)、世界のSaaS市場規模は1,400億ドル(約20兆円)を超えていると言われています。そして、今後の成長率は年間で約19%ずつ成長すると予想されています。

注目されているSaaSビジネスですが、SaaSビジネスの特徴として、ユーザーが継続的に購入・課金するサブスクリプションモデルを前提としたビジネスモデルが挙げられます。

そのため、SaaSビジネス特有のKPIがさまざま提唱されており、それらのSaaS KPIをマネジメントしながら事業運営していくことが求められています。SaaS KPIは経営者だけでなく、マーケティング・営業・カスタマーサクセス・PM(プロダクトマネージャー)・データアナリストなど、SaaSビジネスに関わるすべての人が理解して、それぞれの業務で使いこなしていく必要のある指標です。

SaaS KPI

SaaSのKPIは、ビジネスの成果や効果を評価するための重要な指標です。SaaS業界では、さまざまなKPIが使われています。SaaS KPIの代表例として以下のような指標があります。

MRR(Monthly Recurring Revenue:月間経常収益)

SaaSの収益を測る指標であり、毎月の定期収益の合計です。MRRの成長はビジネスの拡大を示す重要な要素です。

LTV(Life Time Value:顧客生涯価値)

顧客がビジネスにもたらす見込まれる収益の合計です。LTVは顧客の長期的な価値を評価し、マーケティングや顧客獲得戦略に影響を与えます。

CAC(Customer Acquisition Cost:顧客獲得コスト)

新規顧客を獲得するためにかかる費用です。CACを低く抑えることは、効率的なマーケティングや成長戦略の重要な要素です。

アクティブユーザー数

定期的にサービスを利用しているアクティブなユーザーの数です。アクティブユーザー数の増加は、顧客エンゲージメントやサービスの価値を示す重要な指標です。

これらのSaaS KPIは、ビジネスの状態や成長を把握する上で重要です。ただし、ターゲットとする顧客規模セグメントなどによってKPI水準は異なる場合があります。適切なKPIを選定し、定期的にモニタリングすることで、ビジネスの成功を追求することができます。

SaaS KPIを理解するためのおすすめ本『SaaSの科学 SaaSビジネスにおけるデータ分析』

  • 本・書籍タイトル:SaaSの科学 SaaSビジネスにおけるデータ分析
  • 著者:ぽこしー
  • 出版社:-
  • 出版日:2023/1/8

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SaaSの科学 SaaSビジネスにおけるデータ分析: Kindle版 | ぽこしー | 経営科学 | Kindleストア | Amazon

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楽天Kobo電子書籍ストア: SaaSの科学 SaaSビジネスにおけるデータ分析 - [電子書籍版] - ぽこしー - 1230006044008

 

SaaSの科学」著者のぽこしー氏は、SaaSデータアナリストを名乗っており、「分析でビジネスに納得感のある選択肢を提案する」をモットーに市場や企業のデータ分析を行っている方です。

機械学習などの専門的なデータ分析手法を使ったり、SaaS企業をさまざまな切り口から分析されています。国内上場SaaS企業のメトリクスダッシュボードも運営されています。

また、TwitternoteでもSaaSに関する情報を発信され、フィナテキストホールディングとのYoutubeスタートアップ企業10Xラジオへの出演もされています。企業での登壇なども行っているそうです。

SaaSの科学』レビュー・感想

SaaSデータアナリストを名乗る著者ぽこしー氏が自身の経験も踏まえて、SaaSビジネスの特徴、歴史、優位性からデータ活用・分析まで幅広くカバーしたSaaS入門書です。

また、経営、マーケティング、セールス、カスタマーサクセス、プロダクト開発といったSaaS事業会社におけるデータ分析のプロセスや手法も解説されているため、SaaSビジネスに関わるすべての人におすすめの一冊です。

パート1 SaaSの概要

パート1はSaaSビジネスの定義から始まり、SaaSの特徴がユーザー視点とSaaSベンダー視点でまとめられています。実際にSaaSが利用されている分野・領域の具体例を豊富に挙げられています。

そして、サブスクリプションモデルの特徴やそれを採用することのメリットなどが整理されています。

また、SaaSビジネスがどのようにデータを活用し、差別化をはかり、次の新しいビジネスをいかに創出していくのか、データを中心に語られているため、新規事業を立ち上げようとしている読者の参考になると思います。

後半には、SaaSがどのように生まれて、どのような背景で広がってきたのか、SaaSの歴史が時系列で書かれていたり、SaaS市場がいかに成長しているのか、実データをもとにまとめられています。

パート2 SaaSビジネスにおける経営メトリクス

パート2はSaaSビジネスの健全性を測る数多くのKPI(経営メトリクス)の定義・計算式が網羅的にまとめられ、それぞれのKPIのビジネス上の意味合いが解説されています。

そして、それぞれのSaaS KPIについて目標水準(ベンチマーク)がまとめられているため、SaaSに関わる経営層やマネジメント層は目を通しておくと良いと思います。

SaaS KPIがお互いどのようにつながりを持つのか、KPIツリーとともに、それぞれのKPIの数字を動かした時に他のKPIがどんな挙動をするのかも丁寧に書かれているため、読者もイメージしやすいと思います。

SaaS会社の新入社員やSaaSビジネスに興味を持った入門者は、パート1、2を読むだけでも解像度が上がるはずです。

パート3 SaaS企業分析の研究事例

パート3は著者ぽこしー氏が実際に行ったSaaS企業分析の研究事例が多数収録されています。具体的には、以下のようなものが挙げられますが、興味のある部分だけ読んでも良いと思います。

  • freeeとマネーフォワードのSaaSメトリクス比較分析
    • 2社のメトリクスの違いや、なぜその違いが生まれているかの要因分析がまとまっています。
  • SaaS企業のバリュエーション方法のシフトおよびメトリクスとの関係性
    • SaaS企業の企業価値が変化してきていることや、市場がどのような指標を気にしているのか相関分析をしています。
  • 海外・国内SaaS企業のファイナンス分析および類似クラスタリング
    • 海外と国内SaaS企業の規模の違いの比較や、財務指標をもとにして似たSaaS企業を海外国内問わず分類しています。
  • 売上成長率とコストとの関係性およびT2D3実現のためのコストシミュレーション
    • 売上成長とコストとの相関分析から、急成長SaaSを目指すために必要なコストをシミュレーションしています。
  • ARR100億円のその先へ!海外SaaS企業のARR1000億円までの成長軌跡の調査
    • 海外のSaaS企業がARR100億円を超えてから1000億円到達までに、どのくらいの水準で成長しているのか、豊富な企業データから分析しています。
  • SaaSベンダー企業化へのシフトは簡単なのか?
    • Adobeサイボウズ、弁護士ドットコムの事例から、どのようにSaaS企業に変化したのか紐解いています。

パート4 SaaSビジネスを加速するデータ分析

SaaSビジネスにおいて、実際の現場でどのようなデータ分析が必要なのか、著者の経験を交えて体系的にまとめられています。

データ分析をする時の注意点などが専門家以外でも分かりやすく丁寧に解説されています。

また、マーケティング・セールス、カスタマーサクセス、アップセル・クロスセル、プロダクト開発など、職種・分野別にどのようなデータ分析が力を発揮するのか、データ分析の具体例が載っているので、データアナリストに限定せず、SaaSビジネスの実務に関わっているセールス・マーケター、カスタマーサクセス、PMなど幅広い読者の役に立つと思います。

パート5 SaaSビジネスへの外部データ活用の可能性と研究事例

パート5は、著者ぽこしー氏が行った外部データを活用した分析事例がまとめられています。

ネットワーク分析やSaaSのユーザーレビュー・口コミデータの分析を行っていますが、やや専門的な内容も含まれているため、興味のある読者だけ読めば良いと思います。

 

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SaaSの科学 SaaSビジネスにおけるデータ分析: Kindle版 | ぽこしー | 経営科学 | Kindleストア | Amazon

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SaaSビジネス・業界調査&情報収集向けおすすめサイト・メディア

日本国内のSaaS(Software as a Service)市場規模は、2022年時点で1.1兆円(2022年)と言われており、近年IT業界でも注目を集めています。また、世界的なSaaSの市場規模は、現在1,400億ドルを超えています。

注目を集めているSaaS業界ですが、SaaS企業・スタートアップ、VC(ベンチャーキャピタル)などから、SaaSビジネスに関する情報が日々発信されています。

今回は、SaaSビジネスや業界について調べたり、情報を収集したい方向けに役立つおすすめのサイト・メディア・ブログをご紹介します。

SaaSメトリクスダッシュボード(上場SaaS企業データ)

lookerstudio.google.com

上場SaaS企業データ・メトリクスがダッシュボード形式で無料で見れるので、SaaS企業の競合調査などにも使えます。

One Capital Cloud Index

one-capital-cloud-index.webflow.io

SaaSサブスクリプションに特化したVCであるOne Capitalが運営するサイトで、独自の基準で選んだ上場SaaS企業のインデックスが更新されています。SaaS市場のマーケットトレンドを把握することができます。

SaaS業界レポート(スマートキャンプ)

lp.boxil.jp

SaaS比較サイト「ボクシルSaaS」を運営するスマートキャンプ社が毎年発行するレポートです。SaaS業界の動向を幅広く知ることができます。

Japan SaaS Quarterly Report(One Capital)

リンク先

Japan SaaS Quarterly Reportとは、VC One CapitalがSaaS市場における四半期のトレンドをまとめた調査レポートです。SaaS市場に関する予測、上場企業のマーケット動向、スタートアップの資金調達動向などがまとめられています。

SaaS Annual Report

ubv.vc

SaaS Annual Reportとは、UB Venturesが発行する、日本およびアジアにおける2022年のSaaS市場の概況やトレンドをまとめたレポートです。SaaS企業のARR、マルチプル、IPO、未上場資金調達、M&A、ARR獲得効率など、様々な観点のデータと分析が整理されています。SaaS企業データだけでなく、豊富な考察も特徴です。

Masayuki Minato | 湊 雅之(note)

note.com

SaaSに特化したVCであるALL STAR SAAS FUNDの湊氏によるブログ。海外SaaSに関する情報が非常に豊富です。SaaSに関して示唆に富む見解も載っているため、SaaSの本質を学びたい人に向いています。

DNX Ventures(note)

note.com

日米市場を中心にB2Bスタートアップへの投資を行っているベンチャーキャピタルファンドであるDNX Venturesのブログ。SaaS起業家・経営者などのインタビュー記事もあるので、経営視点でSaaSを理解したい人に向いています。

ぽこしー📊企業データアナリスト(note)

note.com

SaaSデータアナリストで、書籍「SaaSの科学」の著者であるぽこしー氏によるブログ。SaaS企業やプロダクトについて、さまざまな視点でデータ分析結果をまとめているので、SaaS企業でデータ活用したい人に向いています。

One Capital(オウンドメディア)

onecapital.jp

SaaSメトリクスなどをはじめ、豊富なデータとそれに裏付けられた考察が載っているので、メトリクスについて調べたい時に非常に便利です。

SaaSスタートアップ版のカオスマップや市場のマーケットトレンドも定期的に更新されています。

ALL STAR SAAS FUND(オウンドメディア)

blog.allstarsaas.com

前田ヒロ氏や湊氏をはじめ、非常に豊富な知見や考察が記事としてまとめられています。SaaSマーケットトレンドはもちろん、SaaS事業を運営していく上でのヒントや経営者インタビューなども網羅的に掲載されているので、SaaS関係者やSaaS業界を調査したい人は、こまめにチェックしておきたいメディアです。

特にSaaSスタートアップ・ベンチャー企業向けの情報が多いです。

SaaSビジネス・業界の動向

SaaS業界は、近年急速に発展しています。SaaSは、クラウドコンピューティング技術を利用して、ソフトウェアをインターネット経由で提供するビジネスモデルです。

最近のSaaS業界の動向は、企業がクラウドサービスに切り替えることで、コスト削減や生産性向上を目指す傾向が強まっています。また、ビッグデータ人工知能などのテクノロジーの発展により、SaaS業界はますます成長が期待されています。

さらに、企業のデジタルトランスフォーメーションが進むにつれ、SaaS業界はますます重要な役割を果たすことが予想されます。SaaS業界の動向を把握することは、ビジネスにとって重要な情報収集活動の1つとなっています。

SaaSビジネスへ参入するメリット・デメリット

SaaSビジネスへの参入は、IT企業にとって魅力的です。SaaSビジネスは、顧客のニーズに基づいて開発され、顧客にとって使いやすいプログラムを提供します。また、サブスクリプションモデルにより、長期的な収益を見込めます。

しかし、SaaSビジネスに参入するには、高度な技術力や資金が必要です。また、競合が激しいため、市場のニーズを把握し、効果的なマーケティング戦略を策定する必要があります。ビジネスに参入する前に、市場調査を行い、十分なリサーチを行うことが大切です。SaaSビジネスに参入することは、リスクがあるが、成功すれば高い利益を得ることができます。

SaaSが活用される分野

SaaSは、多くの分野で活用されており、ビジネスの効率化に役立っています。

具体的には、販売管理や生産管理、経理や人事管理、マーケティングなど多岐にわたります。また、最近では医療や飲食業界、不動産などでもSaaSが利用されるようになっています。SaaSを活用することで、ビジネスプロセスの自動化やデータ分析の効率化、コミュニケーションの改善などが期待できます。

しかしながら、業務内容によっては、導入や運用に一定の費用がかかることもあるため、適切な導入タイミングを見極める必要があります。SaaSは多様な業種・業態に対応するため、自社の業務に合わせたサービスを選択することが重要です。

2024年おすすめSaaS書籍・本|営業・マーケティング・カスタマーサクセス・PM

IT業界の中でSaaS(Software as a Service)業界が注目を集めています。

SaaS企業に転職・就職を考えている人、SaaS企業に入社した人、SaaSについてもっと勉強したい、理解を深めたい人におすすめの書籍・本を紹介します。

営業(セールス)・マーケター、カスタマーサクセス、PM(プロダクトマネージャー)だけでなく、事業責任者や経営企画の方にも大変参考になる書籍・本ばかりです。

発行日が新しい順に載せていますので、興味のある本から数冊ピックアップして読むと良いでしょう。

SaaSの科学 SaaSビジネスにおけるデータ分析

SaaSの科学 SaaSビジネスにおけるデータ分析

  • 本・書籍タイトル:SaaSの科学 SaaSビジネスにおけるデータ分析
  • 著者:ぽこしー
  • 出版社:-
  • 出版日:2023/1/8

この本はSaaSビジネスのデータ分析の入門書であり、経営、マーケティング、セールス、カスタマーサクセス、プロダクト開発についてカバーしています。SaaSメトリクスに焦点を当て、データ分析のプロセスと手法を解説し、実際の分析事例を示しています。

さらに、セールス、マーケティング、カスタマーサクセス、プロダクト開発の組織で使えるデータ分析を体系的に紹介しています。SaaSビジネスの外部データ活用の可能性にも言及しています。SaaSビジネスのデータに関わり、事業やプロダクトの法則やインサイトを得たい人に向けた書籍です。

増補改訂版 カスタマーサクセス実行戦略

Amazon.co.jp: 増補改訂版 カスタマーサクセス実行戦略 eBook : 山田 ひさのり: Kindleストア

  • 本・書籍タイトル:増補改訂版 カスタマーサクセス実行戦略
  • 著者:山田 ひさのり
  • 出版社:翔泳社
  • 出版日:2021/11/25

Sansanがカスタマーサクセスのフレームワークとメソッドをまとめた『カスタマーサクセス実行戦略』は、CS組織の作り方や人材育成について詳しく解説しています。現在CSに関わる方には、評価軸や拡張の方法についても紹介されています。

本書では、海外で生まれたフレームワークや原則を日本企業の現場に導入するための実行メソッドが紹介されています。ブリヂストンWOWOWなどの事例とともに、世界最先端のカスタマーサクセスプラクティス、顧客ライフサイクル、カスタマーサクセスにおけるExpansionなどについても解説しています。最後に、カスタマーサクセスを支える様々な組織の事例と対談も収録されています。

PLG プロダクト・レッド・グロース「セールスがプロダクトを売る時代」から「プロダクトでプロダクトを売る時代」へ

PLG プロダクト・レッド・グロース「セールスがプロダクトを売る時代」から「プロダクトでプロダクトを売る時代」へ | ウェス・ブッシュ, UB Ventures, 八木映子 | 産業研究 | Kindleストア | Amazon

  • 本・書籍タイトル:PLG プロダクト・レッド・グロース「セールスがプロダクトを売る時代」から「プロダクトでプロダクトを売る時代」へ
  • 著者:ウェス・ブッシュ、UB Ventures
  • 出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 出版日:2021/10/22

「プロダクト・レッド・グロース(PLG:製品主導型成長戦略)」は、製品を早くエンドユーザーに届け、プロダクトの価値をできるだけ早く感じてもらうことで、プロダクトでプロダクトを売る状態を目指す成長戦略。Zoom、Slack、Dropboxなど急成長企業が採用し、現在米国のソフトウェア・スタートアップ業界では「2020年はPLG時代」とも言われています。

本書は、PLGのメリット・デメリット、自社プロダクトへの適性判断から実践方法までを、様々なフレームワークを駆使して紹介しており、プロダクトを作っているマネージャーや経営者、投資家、SaaSに興味があるビジネスパーソンにおすすめです。プロダクト主導の新時代を生きる羅針盤になります。

ALL for SaaS SaaS立ち上げのすべて

ALL for SaaS SaaS立ち上げのすべて

  • 本・書籍タイトル:ALL for SaaS SaaS立ち上げのすべて
  • 著者:宮田 善孝
  • 出版社:翔泳社
  • 出版日:2021/8/6

SaaSの立ち上げに携わる人向けの必読書」として、freeeのプロダクトマネージャがSaaSの立ち上げ方を解説した本です。SaaSの本質を前提に、4つのフェーズ(事前準備、開発、ゴー・トゥ・マーケット戦略、リリース)に分けて、検討内容や注意点を詳しく説明されています。

プロダクトマネージャ視点で整理しつつ、ビジネスサイドが進めるべき戦略についても網羅。著者が実際に立ち上げた軌跡を元に、明日から使えるノウハウが満載です。対象読者はプロダクトサイドの担当者や責任者、ビジネスサイド、経営者など。

プロダクトマネジメントのすべて 事業戦略・IT開発・UXデザイン・マーケティングからチーム・組織運営まで

プロダクトマネジメントのすべて 事業戦略・IT開発・UXデザイン・マーケティングからチーム・組織運営まで

この書籍は、GoogleMicrosoftSmartNewsなどの有名企業で働いたプロダクトマネージャーたちが執筆した、プロダクトマネジメントの決定版です。

本書は、ビジネスにおいてプロダクトの成功が重要であることを強調し、新規事業開発から既存事業の改善まで、あらゆるプロダクトマネージャーにとって必読書です。プロダクトマネジメントに必要な知識、スキル、方法論、マインドセットを網羅し、事業戦略、IT開発、UXデザイン、マーケティング、カスタマーサクセス、セキュリティ、知的財産、組織運営などをカバーしています。

インサイドセールス 訪問に頼らず、売上を伸ばす営業組織の強化ガイド

https://is.gd/5Yr30B

  • 本・書籍タイトル:インサイドセールス 訪問に頼らず、売上を伸ばす営業組織の強化ガイド
  • 著者:茂野 明彦
  • 出版社:翔泳社
  • 出版日:2020/12/9

「セールスフォースとビズリーチインサイドセールス部門を成長させた立役者が教えるノウハウの全て」という本書は、インサイドセールスを理解し、実践するための具体的な方法論を提供しています。

基礎知識から立ち上げ、運用、チームマネジメント、他部門との連携までを解説し、非対面で効率的に成果を出す方法を学べます。本書を読むことで、インサイドセールスの正しい指標やマネジメント方法を知りたい方、また、インサイドセールスを立ち上げる経営者やチームリーダー、転職を考えている方にお勧めの一冊です。

事例で学ぶ BtoBマーケティングの戦略と実践

https://is.gd/LUf5BT

BtoB業界では、テレアポや展示会からインバウンドマーケティングへの大転換が起きており、Webマーケティングに挑戦するBtoB企業が増加しています。しかし、BtoB分野には独自の特徴があり、ノウハウがないためにうまく行かないケースも多い状況です。

本書は、BtoBマーケティングの分野で高い人気を誇る才流の栗原代表が、実際の企業例を参考にしたケーススタディを主体に、オンラインでリードを集め商談、受注につなげる技術の実用ノウハウを網羅的に解説しています。戦略設計のポイントからコンテンツマーケティングの始め方まで、実践的な内容が盛り込まれています。

カスタマーサクセスとは何か――日本企業にこそ必要な「これからの顧客との付き合い方」

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  • 本・書籍タイトル:カスタマーサクセスとは何か――日本企業にこそ必要な「これからの顧客との付き合い方」
  • 著者:弘子ラザヴィ
  • 出版社:英治出版
  • 出版日:2019/7/3

この書籍は、デジタル時代におけるビジネスの最重要課題である「カスタマーサクセス」について、日本企業がどう変わらなければならないかを明らかにしています。カスタマーサクセスは日本企業にとって必須の概念であり、価値の源泉が「体験」に変化し、プロダクトの更新や最適化が求められる現代ビジネスにおいて、リテンションモデルのシフトが喫緊の課題となっています。

本書では、日本企業に向けたカスタマーサクセスの必然性と本質、成功要因、実践指針をわかりやすく語り、多様な企業の事例を挙げながら、日本企業が競争優位性を維持するために必要な考え方と背景潮流を説明しています。また、付録として「キャリアとしてのカスタマーサクセス」が収録されており、実務担当者やカスタマーサクセスの仕事に就きたい人にも役立つ内容となっています。

THE MODEL(MarkeZine BOOKS) マーケティングインサイドセールス・営業・カスタマーサクセスの共業プロセス

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SaaSセールス・マーケティングの有名書籍です。企業のマーケティングと営業活動は、スマートフォンの普及によって変革を迫られています。

本書は、SaaSビジネスの急成長に立ち合った著者が、科学的アプローチと再現性を重視して新しいレベニューモデルを提案しています。マーケティングインサイドセールス、営業、カスタマーサクセスの4つの部門による共業を紹介し、営業支援ツールの運用方法や商談ステージの移行判定基準などを具体的に解説しています。

本書は、市場攻略や顧客関係の深め方について実践的な「プレイブック」としても役立ちます。

サブスクリプション――「顧客の成功」が収益を生む新時代のビジネスモデル

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  • 本・書籍タイトル:サブスクリプション――「顧客の成功」が収益を生む新時代のビジネスモデル
  • 著者:ティエン・ツォ、ゲイブ・ワイザート
  • 出版社:ダイヤモンド社
  • 出版日:2018/10/24

Zuoraの創業者兼CEOが語る「サブスクリプション・ビジネスの全貌と導入ガイド」です。ビジネスの変化に直面する企業は、消費者視点での「所有」から「利用」への移行に注目し、サブスクリプション型のビジネスモデルを導入しています。このモデルにより、顧客との長期的なリレーションシップを構築し、成長を加速させています。

本書では、各業界の最先端事例を紹介し、従来のプロダクト販売モデルからの移行についても機能別に解説しています。

カスタマーサクセス――サブスクリプション時代に求められる「顧客の成功」10の原則

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  • 本・書籍タイトル:カスタマーサクセス――サブスクリプション時代に求められる「顧客の成功」10の原則
  • 著者:ニック・メータ、ダン・スタインマン、リンカーン・マーフィー
  • 出版社:英治出版
  • 出版日:2018/6/6

顧客との長期的な関係構築が求められるサブスクリプション時代において、重要なのが「カスタマーサクセス」です。カスタマーサクセスとは、顧客に対してデータを駆使し積極的に支援する哲学と方法論であり、SaaS企業の発想ですが、非IT企業や従来型企業にも広がっています。

本書は、カスタマーサクセスの哲学と10の原則、実践方法、必要性、そして取り組みを明確に説明したものであり、新規顧客の獲得よりも既存顧客の保持が重要であるサブスクリプション時代において、ビジネス界の一大潮流となるカスタマーサクセスのバイブルです。

SaaS業界・ビジネスが注目されている理由

SaaS(Software as a Service)業界・ビジネスが注目されている理由は、ビジネスのデジタル化の急速な進展とともに、コスト削減と柔軟性の両方を実現できる点にあります。

SaaSビジネスは、従来のソフトウェアのライセンス費用やアップグレードコストを排除し、クラウド上でサービスを提供することにより、低コストかつスケーラブルなビジネスモデルを実現します。また、SaaSビジネスは、クライアントのニーズに応じて柔軟にサービスを提供できるため、顧客満足度も高くなる傾向があります。

これらの理由から、SaaS業界・ビジネスは今後も注目され続けることが予想されます。

日本SaaS業界における転職市場の状況

日本のSaaS業界は急速に成長しています。この成長に伴い、SaaS企業の求人ニーズも高まっています。また、転職市場においても、SaaS企業への転職希望者が増加傾向にあります。

このような状況下で、転職市場においてどのようなポイントに注意すればよいのでしょうか?まず、SaaS企業に求められる人材像について理解することが大切です。SaaS企業は、技術的なスキルだけでなく、ビジネスやマーケティングの知識も求めています。また、SaaS企業はグローバル市場を視野に入れており、英語力や国際経験を持った人材も求められます。これらの要素を踏まえた上で、転職市場において自分がどのようなポジションでSaaS企業に貢献できるかを考えることが大切です。

SaaS営業(セールス)・マーケターに求められるスキル・知識・経験

SaaS業界は急速に成長しており、その一翼を担うセールスやマーケティング担当者には、特定のスキルや知識が求められます。

まずは、SaaS製品やサービスに関する深い知識が必要です。これは、製品やサービスを適切に顧客に紹介し、購入につなげるために不可欠なものです。また、セールスやマーケティングにおいては、顧客の課題を把握し、それに対する最適な解決策を提供することが求められます。

その他にも、ビジネスに関する知識や顧客対応能力、交渉力、プレゼンテーションスキルなども必要です。特に、SaaS業界では顧客の購入プロセスが長期化する傾向があるため、コミュニケーション能力が高く、顧客との信頼関係を構築できることが大切です。

また、SaaS業界は常に変化し続けているため、新しいテクノロジーやビジネスモデルに対する理解力や興味も必要です。これらのスキルや知識を持つことで、セールスやマーケティング担当者は顧客のニーズに合わせた最適な提案を行い、業界で競争力を持ったビジネスを展開することができます。

SaaSカスタマーサクセスに求められるスキル・知識・経験

SaaS業界において、カスタマーサクセスの重要性が高まっています。カスタマーサクセスとは、顧客がサービスを利用して成功するための支援を行うことです。

カスタマーサクセスに求められるスキル・知識・経験は多岐にわたりますが、顧客のニーズを把握し、顧客とのコミュニケーションを円滑に行うことが重要です。また、SaaSサービスに関する技術的な知識も必要です。例えば、顧客が問題を報告した場合に適切な対応を行うためには、SaaSサービスに関する技術的な理解が不可欠です。

顧客の成功に尽力し、顧客満足度を向上させることが、カスタマーサクセスの最終目標です。

SaaS PM・PdM(プロダクトマネージャー)に求められるスキル・知識・経験

SaaS企業のPM・PdM(プロダクトマネージャー)には、プロダクトの企画・設計・開発・リリース・改善に関する責任があります。このため、PMには幅広いスキル・知識・経験が求められます。例えば、マーケティング、デザイン、エンジニアリング、ビジネス、プロジェクトマネジメントの知識が必要です。また、優れたコミュニケーション能力、リーダーシップ能力、戦略的思考力も求められます。

プロダクトマネージャーには、プロダクトのビジョンを明確にし、ステークホルダーと協力して、プロダクトの目標を達成するために必要な計画を策定することが求められます。これらのスキルと知識を持ったプロダクトマネージャーは、SaaS業界で成功するための重要な役割を果たすことができます。

SaaS経営企画・事業企画に求められるスキル・知識・経験

SaaS企業の経営企画・事業企画には、ビジネスの戦略的な方向性を決定し、事業を成長・拡大させるための重要な役割が求められます。

まず、戦略的な判断力やビジネスセンスが必要です。ビジネスのトレンドを常に把握し、市場動向を読み取る力が求められます。また、データを分析し、予測能力に優れることが重要です。

次に、コミュニケーション能力も必要不可欠です。経営層とのコミュニケーションを円滑に行い、事業方針を共有し、実行するためには、高いコミュニケーション能力が求められます。

また、プロジェクトマネジメントのスキルも必要です。プロジェクト全体を把握し、リスクを管理し、計画を立てて実行する能力が求められます。

以上のとおり、経営企画・事業企画には、多くの知識が求められ、ビジネスに関する知識や、財務会計に関する知識、マーケティングに関する知識なども必要です。