理系脳と音楽脳 : フランクフルトのロッテンマイヤーより
人気ブログランキング | 話題のタグを見る


ドイツと日本、往復しながら考えた。さて、どっち向かって歩いて行こうか。


by Rottenmeier-ffm

S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

理系脳と音楽脳

「養老孟司の旅する脳」  読了。

軽いエッセイ集なのですが面白かった。
印象に残ったことをメモ書き。
理系脳と音楽脳_c0180339_11111719.jpg

”実は理系の脳と音楽系の脳とは重なる部分が大きい。”

”たとえば数学の才能と作曲の才能は、脳から見れば同じジャンルに属する。”

”脳にとっては、耳から入ってくる情報(音楽や言葉)を処理するのと、論理性は同じものである。論理というのは順を追いながら理解していくもので、時間の中をある順序で進行する。”

”音楽を鑑賞するのでも、5分の曲を聴くには、やはり5分という時間が必要だ。目から入る情報との違いを考えるとわかりやすい。壁いっぱいの大きな絵を見る場合、橋の方から順々に見ていって理解するわけではない。ぱっと見て、その一瞬にある印象を得る。このように資格は同時並行処理で、時間性を持っていない。ある意味で論理ではない。”

”論理は耳に由来する。だから目が不自由な人の中にも数学者はたくさんいるし、音楽家も多い。音楽は実は論理的なのである。”

長々と本文を引用してしまった。法律に触れないと良いけど。汗)

実は3年ほど前、理系と文系、音楽系と絵画系、聴覚系と視覚系 について思うことを書いたことがありました。(ご参考まで、リンク)

つまり 理系-音楽-聴覚 というキーワードはつながる!

大きな声では言えませんが、自身の音楽の才能の欠如と算数が苦手だったことのいいわけから思いついたことなんですが・・・

養老先生のお言葉によって、私の思いつきが正しかったと立証された訳ですな。
(といっても別に新しい発見でも何でもないんですが。)

・・・なんだかちょっとうれしかったので。

人気ブログランキングへ


by Rottenmeier-ffm | 2013-08-20 11:16 | 日本生活 | Comments(2)
Commented by etica at 2013-08-25 22:39 x
こんにちは。以前よりブログ拝見させて頂いておりますが、初めてコメントさせて頂きます。
前にラジオで、ヤロン・ヘルマンという若いピアニストの話を聞きまして。
彼はとある先生に出会って音楽に導かれたのですが、その際に一般的な教え方ではなく、数学を利用した教授法で学んだそうで、結果僅か2年で権威ある賞を受賞。数学と作曲は似ていると語り、作曲は主に飛行機の機内でPCでする・・・との話に、そんなこともあるんだ~と印象に残っていたのですが、今回のブログでようやく、そういうこと?!と腑に落ちました。ありがとうございます。
ヤロン君はピアノをやる前は優秀なバスケ選手だったそうなんですけど、音楽得意な人って運動も得意なイメージがあります。「理系-音楽-聴覚」には運動能力も加わるような・・・「理系-音楽-聴覚-運動能力」?
人間の身体能力が論理性や芸術センスにも繋がるってのは・・・運動も音楽もダメな私には、ちと厳しい話ですが・・・(^^;)

ご自宅に戻られる頃にはドイツは寒い季節に向かう頃でしょうが、どうぞ御身体御自愛ください。
Commented by Rottenmeier-ffm at 2013-09-02 13:11
eticaさんコメントありがとうございます。ご返事が送れてすみません。
そういえば画家で運動神経の良い人がいた、という話は聞いたことがありません。スポーツもリズム感は大切と言いますしね。なるほど、理数系とはほど遠い私がいろいろと鈍くさいのも宜なるかな、と思ったりしてます。もうすぐ自宅に戻ります。まだ暖房を入れるほどではないと思っているのですが。ではまた!

お気に入りブログ

ベルリン中央駅
コック家の生活 in フ...
石のコトバ
海の向こうに憧れて
ママりん時々ヴュルツブルク

外部リンクブログ

ブログジャンル

海外生活
絵日記・イラスト

カテゴリ

ビジネス私見
EUビジネス事情
メッセリポート
ドイツ生活
日本生活
ヘタリア的エピソード
デザイン
旅情報
家庭用品・雑貨
アニメ・マンガ考察
趣味・手習い

最新の記事

4月27日誕生日。動物園に行..
at 2023-04-29 16:55
五感について考察
at 2023-04-19 03:08
史上最大のフェルメール展に行..
at 2023-04-15 20:07
史上最大のフェルメール展に行..
at 2023-04-15 06:51
誕生日 2
at 2022-04-28 04:32

ライフログ


グーグル・アマゾン化する社会 (光文社新書) [PR]


クラウド化する世界 [PR]


Angels & Demons (Robert Langdon) [PR]


ヘタリア 2―Axis Powers (2) (BIRZ EXTRA) (BIRZ EXTRA) [PR]


バッテリー (角川文庫) [PR]


ローマから日本が見える (集英社文庫) [PR]


言葉を育てる―米原万里対談集 (ちくま文庫) [PR]


ジーン・バトラーのアイリッシュ・ダンス・エクササイズ [DVD] [PR]

記事ランキング

検索

最新のトラックバック

以前の記事

2023年 04月
2022年 04月
2022年 03月
2022年 02月
2021年 12月
2021年 11月
2021年 10月
2021年 09月
2021年 08月
2021年 06月
2021年 05月
2021年 04月
2021年 03月
2021年 02月
2021年 01月
2020年 12月
2020年 11月
2020年 10月
2020年 09月
2020年 08月
2020年 07月
2020年 06月
2020年 05月
2020年 04月
2020年 03月
2019年 08月
2018年 11月
2018年 10月
2018年 09月
2018年 08月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月

ブログパーツ

タグ

(2)

その他のジャンル

ファン

画像一覧