お弁当・パンやお菓子作りの材料にも!「さつまいもの甘露煮」レシピ
栗と並ぶ秋の味覚、さつまいも。
栗のようにむく手間がないので、気軽に加工できます。
焼き芋にするには小さかったり細かったりするものでも無駄なく使え、甘味が少ないものでもおいしく、やわらかく。
お茶受けや、お菓子作りの材料としてもどうぞ。
砂糖は好みでたっぷり使っても、控えめに加えても。
切り方や大きさ、品種によっても煮詰め時間や甘さの感じ方は変わってくるのでお好みで。
みりん・酒・しょうゆを加えれば食事や弁当の箸休めにもなります。
「さつまいもの甘露煮」レシピ
材料
さつまいも…好みの量
水…さつまいもが浸かる程度
砂糖(好みの種類のもの)…水の30~100%
作り方
1. さつまいもは皮をきれいに洗い、皮ごと1.5cm程度の厚さに輪切りにする。切ったものからすぐに水にさらして20分程度アクを抜くか、水が透明になるまで流水にさらしておく。
2. さつまいもの水気を切って厚手の鍋に入れ、さつまいもが浸かる程度かやや少なめの水と、砂糖を加える。
※砂糖の体積でかさが増えるので、水はやや少なめでちょうどよい
3. 中火にかけ、沸騰したら焦げないよう中弱火にし、たまにゆすりながらさつまいもにつやが出てシロップにとろみがつくまで15~20分程度煮詰め、シロップをさつまいもにからめる。
※箸で混ぜると崩れやすいので、たまに鍋をゆすり、返すときは木べらでそっと扱う
※砂糖が多いほど、とろみがつきやすい
ワンポイントアドバイス
・煮るときの糖度が高いほど、保存性は高まります。保存する際は、清潔な容器にさつまいもをシロップごと入れ、さつまいもがシロップから出ないようにして保存してください
・調味料以外の材料がさつまいもだけならばさつまいものみを保存袋に入れ空気を抜いて冷凍可能です
・食事用にさつまいも以外の食材を使ったもの、フルーツを使ったものなどは、密閉容器に入れて冷蔵保存し、数日中のうち食べ切ってください
・甘さや風味を増したいときは、はちみつや水あめを使用してください
・黄色く仕上げたいときは、くちなしの実や食用色素(黄)を使用してください
・相性のよいフルーツやスパイスは、レーズン・りんご・レモン・オレンジ・シナモン・クローブです
・食事用に、控えめな砂糖(水の10~30%程度)だけで煮たり、そこに好みでみりん(砂糖の半分程度)を加えて照りを出したり、しょうゆや酒(砂糖の半分程度かそれ以下)も加えて塩味をつけてもおいしい箸休めになります
・量は目安なので、味を見ながらお好みで
砂糖だけで甘く煮るさつまいもの甘露煮は、そのまま食べるのはもちろん、甘みが少ないさつまいもをおいしく食べたいときや、パンやお菓子作り用として便利。できあがったものをさいの目に切って蒸しパンにトッピングしたり、パン生地に混ぜ込んだり、バター系ケーキの具にするのもおすすめです。
煮崩れても、皮をむいてつぶしたものを栗きんとんの材料にしたり、シロップや生クリームを少量ずつ加えながらペーストにしてパイやタルトのフィリングにしても◎。また裏ごしすればモンブランのクリームに。
洋酒を加えて大人味に、りんごやレーズンを加えてフルーティーに、またシナモンなどのスパイスとも好相性。フルーツと煮たものは、バニラアイスやクリームを添えてデザートにするのもおすすめです。