塘路湖キャンプ場の満天の星空の中、ぐっすり眠って早朝起床。
早く釣りに行こうという子供の合図で、みんなでテントをたたみ、浜中町へ向かった。
厚岸町の道の駅にちょい寄り。
朝ごはんには、昨日標茶町で買ったパンとフクハラで買った乳製品。
道東。乳製品には事欠かない。
初めての浜中町に入り、目的の港には8:00ころ到着。
港内には数名の釣り人。
ルアー、フライそれぞれ距離をとっている。
それより何より、港内の水面がすごい。
至る所でどっぱんどっぱん何かが跳ねている。
ヤバい。
すぐにルアーの準備をして港に向かう。
タックルは湖のカヌー釣りで使用するトラウトロッド7ft ルアーウエイトは7~15gの柔らかい細竿。ラインはナイロン1.5号。
スプーンも手頃なのは16gくらいのしかないので、とりあえずそれで釣ってみよう。
魚が跳ねたところにルアーを投入、誘い方もよく分からんが、ストップ&ゴーなど色々試す。
お父さんはサポートにまわる。
妻はいつものブラーイソメで、底を探る。
いた。
コマイだ。
干して持って帰るか?んー、長旅なのでリリース。
子供は果敢にライズを追い求め、港内を走り回る。
ようやく、ライズが多く、釣りやすい場所を見つけ、そこに構えることに。
お父さんがフライのマーカーを取りに車に行って戻ってきた時、
「かかった!かかった!」
子供の竿が大きくしなっている。
慌ててタモを取りに走る。
タモを組み立てている間も、子供と魚のやり取りはつづき、ドラグがジリジリと音をたてる。
バレませんように。
ようやくネットイン。
やった!
なんだ?
アメマスではない。
サクラマス?
なんかわからんけどデカいっ。
48cm!立派!
自分でルアーを投げて、自分で一人で釣り上げた。
おめでとう。
車のクーラーに入れてきます。
と、数分離れて戻って来ると、またも竿がぐんにゃり。
妻がタモを構える。
でもさっきと違い、なかなか寄ってこないようだ。
なかなかのファイター。
ドラグがジーーーーッと出ては戻しを繰り返す。
今度もバレないでっ。
無事ネットイン。
うわぁカラフトマスだ。見事なセッパリ。
61cm!お見事!
さっき釣れたのはカラフトマスのメスだね。
子供は興奮気味に
「この細竿で、ドラグがジーーーーッとずっと出て、走る走る、一人で最初から最後まで釣った魚では最大だ、しかもセッパリ、鼻曲がりのオス、カッコイイ最高!やったー!」
おめでとう。
最高という言葉を聞けてお父さんもお母さんも最高です。
しかし、居るんだね。カラフトマス。
昼まで粘ってみたけど、その後は釣れなかった。
でも満足の釣果。
お腹も空いたし、根室へ向かおう。
車に戻って片付けをしていると、朝から居たフライマンも車に戻ってきた。
「こんちわー」と挨拶すると
「昨日、白糠に居ましたよね」
えぇー?あぁー!斜路に居たアメマス釣りのガタイのいいお兄さん。
いやぁ偶然ですね。
別海町の家に帰る途中でアメマス釣って遊んでいるとの事。
「昨日も初めて白糠来て、釣れてたでしょ、アメマス。今日も釣ってたよね、いやぁ釣る家族だなって。ぼく、いっぱい釣ってすごいね」
いやぁそれほどでも。
うれしい。
別海町にお住いとのことで、明日行こうと思っていた、西別川はどうなのか聞いてみると、真夏は良くないとのこと。
地元の情報が聞けてよかったな。
「またどこかで会うかもね」
なんて言ってお別れ。
港を出てすぐに、外国のような風景に出会う。馬の群れが沼の水を飲んでいた。
道東はすごいね。
途中の道の駅スワン44根室により、トイレ。
しかし、釣れたのは良いが長旅なので持って歩けない。
そうだ、じじばばの家に送ろう。
魚屋さんに寄って、花咲ガニとシマエビをセットにして一緒に送って貰うことに。
㈲魚信
〒087-0051 北海道根室市緑町3丁目27
0153-23-3817
https://maps.app.goo.gl/Y8UV3gHytSsYuGUD9
よし、これで大丈夫。
内臓だけ取ってもらうことを電話で伝えて、捌くのは、帰ってから子供が自分でやることに。
いつもメロンを送ってくれる親戚にも花咲ガニとシマエビを送ることが出来、我が家の夕飯用にも一杯購入した。
いゃあさすがにお腹すいた。
スーパーで何か買って食べよう。
マルシェ・デ・キッチン
〒087-0028 北海道根室市大正町1丁目32−1
0153-23-2131
https://maps.app.goo.gl/VPvqPRFSWwVHj74LA
根室のスーパーといえばここだ。
何を食べたいかと聞かれると90%の確率で「寿司」と答える子供はやはり
こりゃお祝いせねばね。
お父さんはスタミナライス
んー、なんだろう、中華丼だね。
今度は本場の店で食べてみたい。
(妻はお好み焼きを買ったが、不発だった)
車を東へ向かわせる。
最東端へ。
途中の歯舞漁港に寄ってみると、釣りをしているおじさんが。
チカを釣っていた。
しかもデカい。12~15cmはある。
隣に入らせてもらい、サビキを垂らすけど釣れない。
見かねたおじさんが、撒き餌をして仕掛けまで貸してくれた。
「夏休みの思い出に1匹でも釣っていきな」
なんてありがたい。
こりゃ思わぬ収穫、刺身が食べられるぞ。
ありがとうおじさん、10匹くらい釣らせてもらって、仕掛けをお返しし、お礼をして防波堤の方へ向かった。
ロックフィッシュは居るかな。
すると。
カジカ、ガヤ、コマイが釣れた。
ガヤは型が良く25cmくらいがアベレージサイズ。
よし、日が暮れる前に行くぞ。
早々に釣りを切り上げ、納沙布岬に向かった。
本日は晴天、先週の出張では霧で真っ白だったが
鐘があれば鳴らします。
しかし、いい天気。北方領土の勉強にもなりましたね。
よし、地理の勉強はおしまい。
今日は別海町のキャンプ場に泊まる予定。
受付は17時迄なのでギリギリだ。
別海町ふれあいキャンプ場
〒086-0216 北海道野付郡別海町別海141−4
0153-75-0982
https://maps.app.goo.gl/XhZ74vYKMydmMmAU7
ちょうど5分前に到着、受付をする。
二泊する予定、このキャンプ場の選択がちょっと···
(5)へつづく