どうもこんにちは。
ちょっと今さらながらなのですが、CX-3/2024年最新モデルVivid Monotoneを見てきました。
と言っても、いつもお世話になっている関西マツダ千里店での半年点検の合間で、さらに当時販売前だったCX-80の展示車を眺め尽くした後でしたので、ほんの少しだけ。
Vivid Monotoneについての詳しい情報は以下の記事をご覧下さいね。
Vivid Monotone エクステリア所感
さて、実質的にSuper Edgyの後継として登場したVivid Monotoneのイチ押しカラーはこの宣材写真でもわかるとおり、プラチナクォーツメタリックです。実に都会の風景によく馴染む上品な色で、ブラックキャビンとも相性は抜群ですね。
しかし今回見せていただいたのはソウルレッド!
いやー、やっぱり通常型(15S Touring・XD Touring)ではぱっと見の高級感という点ではさすがにかないませんw。でも正直なところ、Super Edgyを見ているので新鮮さはそれほど感じませんけど、これはまあ仕方のないところ。
大きなところではSuper Edgyからホイールが変わっていますね。高級感では互角ながら少しねじれを取り入れた、より疾走感を感じさせるデザインになっています。
Vivid Monotone インテリア所感
さて、中を見てみましょう。
乗った感じの印象は通常型とほぼ変わりません。まあデザインの「形」は変わっていないのは当然として、色彩的にもMonotoneと言うだけあってシックにまとめていますので、正直なところ通常のCX-3に慣れていれば特に鮮烈な印象はありませんね。このあたり、現存するもうひとつの特別仕様車「Urban Dresser」の方が「特別仕様車!!」というイメージを持てるかもしれませんねw
でももちろん手抜き感はありません。ダッシュボード下部のインパネデコレーションパネル(上の写真でマツコネの下の茶色の部分)の素材もステキですし、ドアアームレストもフロント・リア共に皮革製です。
また、全体がモノトーンだけにエアコンルーバーとデコレーションパネルのステッチのカッパー(銅)色が良いアクセントになっていますね。
シートも合成皮革がつかわれており、さらに背もたれや座面の一部にはスエード調の高級人工皮革であるレガーヌを用いた造りになっています。派手さはありませんが、高品質さを感じることができます。
上の写真で言うと、シートのサイドや座面・背もたれのテカってるところが人工皮革、矢印デザインがあしらわれている部分がレガーヌですね。一見するとテカってる部分の方がいかにも「革!」という感じですが、レガーヌ部分もスエード調なので光沢をあえて抑えた高級感を感じさせてくれます。
ただ、気になったのはスエード調の部分はちゃんとお手入れしないと見栄えが悪くなってきそうな気がしますねぇ。もちろんこれは本来のスエードをイメージしてのことですので、このレガーヌ素材が劣化でどうなるのか正確なことは知りません。
元々シートのお手入れってあんまりしていない人も多いんじゃないでしょうか?(もちろん以前のワタシはその筆頭です)
閑話休題 ー ワタシの布製シートお手入れは?
よく考えてみれば、特に運転席は年がら年中座って、もたれて、夏場は汗もかいてるし、インテリアでは一番汚れたり劣化しやすいところなのかもしれませんね。前に乗っていた15年もののヴィッツも普段は気にしていませんでしたが、手放す際に改めてじっくり眺めてみると色が相当劣化していました。
ですから今はキチンと定期的にシートもお掃除していますよ!
もっともワタシの15S Touringは布シートなので、クリーナーも布シート用のこれ!
噴射して、付属のブラシで伸ばしながらブラッシング、さいごにクロスなどで拭いてやるだけです。この商品はフロアマットにも使えますので一石二鳥です。使ってみた感想としては、シートに関してはそもそもそんなに汚れていない納車一年以内の時点から使っているのであまりわかりませんが、フロアマットの方は普段外に出してはたいているだけよりも断然綺麗になった気がします。
どちらにしても、汚れが固着する前から定期的に使っていればいつまでも綺麗なシートでゴキゲンドライブできそうですね!
新世代マツコネは?
横長デザイン
とまあ、ざっと外装・内装を眺めたところで、一番気になっていた……というより今回の商品改良の目玉である新世代型マツダコネクトをチェック!!
従来のものより画面が大きくなっている分、今までの取り付け位置に納まらず、上にニョキッと生えているような感じですね。これは商品改良の発表当時からわかっていたことでしたが、実際に見ると思ったより不自然さはありません。元を知っているとちょっと気になりますが、ぶっちゃけ「慣れ」の問題だと思います。
↓ 従来のマツコネ
まあ、個人的にはこの旧型のフィット感の方が好きですけどね。
新世代マツコネナビは?
地図は画面が広くなった上に解像度が上がっているので、単純に見やすくなりましたね。
根本的な地図のデザインは同じ感じですが、上の画像で見ると、新世代マツコネの方が広域を表示しているにもかかわらず、細かいとおりも見やすくなっています。そのような地図の見やすさの点では格段に良くなったと言えるでしょう。
ただし、(デフォルトで)地図上に表示される情報量などはそれほど変わりませんし、他社製のナビやナビ単体で売っている最新モデル、またCarPlayで使えるGoogleマップやAppleのマップなどと比べても画像的に特に綺麗というわけではありません。それでもセンターコンソールと合わせたナビゲーションとしての使い勝手の良さはピカイチですから画像が綺麗になったことはやはり嬉しいですね。
コネクティッドサービスは?
もちろん「新世代」ですから、画面が大きくなっただけではありません。各社が力を入れているコネクティッドサービスにも対応ですよ! 詳しくは公式サイトのこちらをご覧下さい。
エマージェンシーコールを筆頭に、スマホアプリと連携してのリモート操作やクルマの状況確認、ナビへの目的地送信など多岐にわたるサービスが提供されています。(一部有料、もしくは無料期間終了後有料)
個人的にはほぼどうでもいいので、特にそのために買い換えたいとは思いませんが、各社が力を入れているところですので、時代に遅れていないということは良いことだと思いますw
唯一ナビへの目的地送信機能は便利だなと思いますが、それもNaviConアプリを使うことでGoogleマップからマツコネに目的地を送信できるのでやっぱり別になくてもいい。むしろ、Googleマップの保存地点などを有効活用できるのでそれで十分です……。
バックカメラは?
これは賞賛!!
やっとバックでの車庫入れ時にもまともに使えるようになりました!!w
ワタシのCX-3に搭載されているバックカメラは上部からの映像(上の写真での左側)はそれなりに使えますが、右側のバックモニターは、バックするときに人がいないかどうかの確認にはなんとか使えますが、駐車位置の確認のためにはほぼ使い物になりません。無理に使ってもかえってななめになってしまうので、自分の感覚で駐車する方がよっぽどキレイに駐めることが出来ます。まあ、元々バック駐車が苦手でなければそもそも使う必要はないですし、CX-3くらいのサイズのクルマなら別になくても良い機能だとは思いますが。
でも今回、それでも「使ってみたい」と思っちゃうくらい鮮明な画像になりました!w
CX-3は結構女性ドライバーも多いですから、以外と大きな改良点なのかもしれませんね。
実は大きな改良点がもうひとつ
そうなんですよ。
ほとんどアナウンスもされていなかった、大きな改良点を見つけちゃったのですよ!!
それはコレ↓
……わかるかな?
仕方ないなぁ。じゃあ、ワタシの15S Touringの写真と比べてみてください。
そうです。
シフトレバーの奥のスペースが深くなってるでしょ?
実はこれは改良前のCX-3に乗っている人ならわかる大きな改良点なのです。
なぜなら……スマホが置ける!!!
改良前のこのスペースはせいぜいガラケーが置けるかな? という程度のスペースだったのが、しっかり奥行きができてスマホがキッチリ置けます。ワタシのiPhone14Proも無理なく置くことができました。なぜこれがそんなに大事なアップデートなのか?
今までの記事でも取り上げたことがあるのですが、CX-3はやはり収納は少なめです。ワタシの場合、自分のスマホはシート横にポケット型の収納を追加して対応していますので、自分のスマホの置き場には困っていません。でも助手席に人を乗せたとき、その人のスマホを置いておく場所がないんですよね。ドリンクを置いていなければドリンクホルダー部分に入れることもできますが、それを除くとホントに置き場所がないw
ですからこの場所がもっと奥行きがあったら……とずっと思っていたのが、なんと今回大改良! 既にCX-3に乗っている人にしかわからない訴求ポイントですからあまり宣伝上では触れられていませんでしたが、乗っているワタシが保証します。これは大きな改良です。
さあ、みんな買うんだ。
まとめ
今回は、解説というより、実際に見てみての所感だけです。(詳細は冒頭に載せた別記事をどうぞ)
実際に見てみると、今までのCX-3をよく知っている身にはインパクトは弱めです。新世代マツコネが載っただけで商品改良としてはスバラシイことですが、特別仕様車としてはSuper Edgy発表当時のようなパンチはないですかね。
それにしてもすでに熟成され尽くしているものの、2015年のクルマだし仕方ないねと思っていたシステム面がコネクティッドサービス対応の新世代マツコネへ、そしてデザイン面でもスマホが置けるスペースが爆誕。ようやくCX-3もガラケー時代からスマホ時代への移行が完了したようです。
さすがにもう……大きく改良するところが見当たりません。
ええ、商品改良レベルでは……ね。
マツダもラージ群がCX-80でひと段落。次は登場から年数が経過しているCX-5、MAZDA2、そしてCX-3のフルモデルチェンジ! それしかないでしょう!
まあ商売的に考えると、CX-5とMAZDA2のあとになっちゃうかな? そもそもモデルチェンジがないんじゃないかという声もありますが、東南アジアやオーストラリアでも好調で、日本でも地味~にずっとコンスタントに売れているCX-3を、そしてこだわりすぎて少々偏り気味というある意味とてもMAZDAらしいこのCX-3を絶やすのはもったいない!
次にこんな商品改良やモデルチェンジの記事を書ける日は来るのでしょうか?
ええ、きっと来ます。
それではまた。