お腹の手術のこと : クレッセント日記
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クレッセント日記

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フラワーアレンジメントの講師をしています。日常の色々を綴ります。

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お腹の手術のこと

(どうでも良いことでしょうが)1月の末のお腹の手術を受けた経緯を書いていませんでした。
実際に会った人たちには説明したのですが。
がんセンターでお腹の手術を受けたとなると癌の手術みたいなので、誤解のないように書きます。

実は胃カメラの検査の際の事故で、十二指腸に穴が開いてしまっての緊急手術だったのです。

私は膵のう胞持ちなので、通常の人より膵臓がんになりやすく、1年1度EUSという先端に超音波の装置がついた内視鏡で検査を受けています。

普通の胃カメラよりも先端が少し硬いため、穿孔を起こす危険性は高くなるそうです。
と言っても、偶発症数は0.025パーセント程度。
しかも単なる検査で、それも小さな傷程度でなく穿孔、しかも内側から処理できず手術をしなければいけないほどの例は滅多にないようです。

それなのに、そんな目に遭ってしまいました。
2016年から毎年受けていた検査でしたが。


毎回こういった検査や造影剤を使ったCTやMRI検査を受ける際には必ずサインさせられます。

麻酔の事故や穿孔の危険や感染症などの可能性もあるけど、わかってますよね?
それでも検査受けますよね?
ただこの検査受けなければ診断が不十分になるかもしれませんけど?

という同意書にです。

これにサインしなければ検査が受けられないので、100パーセント近くの人がサインすると思います。

この同意書に絶大の力があるというわけでもないらしいのですが、今回の手術、入院の費用は全部、私の負担になりました。
こういうと、普通の人は「信じられない、損害賠償ものなのに」と一様に反応します。

それで、病院長になった私の血液内科の主治医に「これって病院側に負担していただくというわけにはいけないんでしょうか」と聞いてみました。

すると、けんもほろろ。
「それはあり得ません。もしご不満ならどうぞ気がすむまで訴えるなり、騒ぎ立てるなりしてください」。
と優しい表現ながらそんなようなことを言いました。

ああ、この先生はかわいい(!)自分の患者や、検査を行った若い医師(6年目らしいですが)を守る気は毛頭無いんだな、とちょっと悲しくなりました。
まあ、病院長になる人ってそういうことなんですね。

今回のEUSの検査も最後までできなくて、今後もこの検査はできなくなりました。
癌がありそうだから、という検査でもなく、ほんとに単なる検査でこんなことになるなんて馬鹿みたいでした。

ということで、踏んだり蹴ったりの私でした。


手術から2ヶ月近く経ちますが、まだ本調子とは言い難く、多めに食べると胃がもたれます。
体重が元に戻りません。
乙女(!)ゴコロとしては嬉しいような。
でも、もし悪性リンパ腫が再発したり膵臓がんになったりしたら、また抗がん剤で痩せてしまうことを考えるとあまり痩せてもいられません。

一度がんになってしまうと、そういうことを常に考えてしまいます。



ところで、私って、こういうあまり当たらないものに当たりやすいところがあるようです。

昔、教育実習が母校でできない二人に見事に当たったし。
54人中2人だけが新設校へ行く羽目になるくじにあたったのでした。
高倍率の受験に(まぐれで?)受かったこともあるし105.png
素敵な配偶者にも当たったし105.png105.png
かわいい子供にも当たったし105.png105.png105.png

宝くじにも当たるかな。
買ったことないけど。






by fa-crescent | 2023-03-25 10:59 | 病気関係

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