こちらは「ハロヲタブログAdvent Calendar 2023」1日目の記事です。昨年は突発的に始めたのにもかかわらず、24名の参加者と共にリレー完走を達成することができました。今年はゆるくバトンを繋げていけたらいいなと思います。よろしくお願いします!
アイドルオタクと、アイドルの「終わり」は不可分だ。アイドルの終わりは、多くの場合「卒業」という儀式をもって達成される。儀式に懸けられるエネルギーは凄まじく、その場に携わるすべての人間の感情が大きく揺れ動く。私はあの場にしか存在しないエネルギーに魅せられて、ハロー!プロジェクトを愛するようになった。
アイドルの卒業といっても形は様々だが、私の知るハロプロの卒業コンサートは、アンコール後にドレスを着た卒業生がひとり登場し、ファンやメンバーに向けた手紙を読み上げ、その日限りのソロパフォーマンスを行うという流れが定番だ。そのフォーマットをどう解釈し、どんな楽曲・衣装・言葉を用いて表現するかにアイドルの多様性がある。
そんなアイドル独特の儀式において、最も個性が表れるのがソロパフォーマンスである。ソロパフォーマンスに用いる楽曲は、卒業生自身によって、ハロプロの膨大なアーカイブから選ばれる。私たちはイントロがかかった瞬間に、彼女がソロパフォーマンスに込めた意図、文脈を感じ取り、涙する。そして、たった数分間に込められた「人生」を大切に受け止めるのだ。短いながらも尊い時間である。
本記事では、そんなハロプロの卒業の歴史の中でも特に印象的だったソロパフォーマンスについて、選曲に着目して紹介していく。
尾形春水「涙が止まらない放課後」
アイドルの卒業がいかに美しく、儚く、他に代えがたい特別なものかを最初に教えてくれたのが尾形春水だった。卒業コンサートのフォーマットもさして知らないまま卒業セレモニーを観た私は、彼女の完成された美しさに驚き、選曲に込められた意味を知ってもう一度驚いた。
Aメロ頭の歌詞にある、『公園でいつも始まる午後の日曜日です』は毎週土日にいつもコンサートをしていた私にとって、『公演でいつも始まる午後の日曜日』って意味でした。みーんなの明るい未来を願って歌いました伝わったかなぁ、、私の、モーニング娘。として活動してきた日々が、声が、ダンスが、発言が、存在が。少しでも、誰かの力になっていれば良いなと思います。
「公園」を「公演」に読み替える洒落のきいた解釈。卒業セレモニーにおけるソロパフォーマンスは、選曲やステージングを通して、彼女が数年間のアイドル活動の中で何を大事にしてきたのかがはっきりと表れる瞬間であるが、尾形春水にとってのそれは、モーニング娘。として活動してきた日常だった。シーブルーのドレスに身を包み、大切なモーニング娘。としての日常を歌を通して再演し、活動を閉じる。美しい幕引きだった。
彼女はその後YouTuberとして表舞台に復帰し、Youplusのアイドル活動を経て、今度は自名義でのアイドルプロデュース活動を行っている。企画立ち上げ時のコメントを見ると、「アイドルとしての日常」に価値を置く彼女の核は卒業セレモニーと変わらないなあ...としみじみ思った。まだ見ぬ未来のアイドルが、彼女と同じように幸せな日常を歩めることを切に願う。
道重さゆみ「赤いフリージア」
尾形春水の卒業公演を通してここにしかない儀式に魅入られた私は、過去の卒業コンサートを見漁った。ハロー!プロジェクトは25年もの間歴史が続いてきただけあって、驚くほど膨大なアーカイブを持っている。2013年1月に始まったYouTubeチャンネル「ハロ!ステ」には、円盤化されていないものも含む過去のライブ映像が大量に公開されており、今日に至るまで削除されていない。頭出しのしづらさや、ここまでしておいてサブスクは始めないのかよという文句は多少あるが、それを補って余りあるほどである。卒業コンサートの記録も、一部休止期間が入った2018年下期~2019年上期を除くとマメに残されており、古くは田中れいなさんの卒業セレモニーも視聴可能だ。
そうやって辿り着いたのが、偉大なる8代目リーダー・道重さゆみさんの伝説のソロパフォーマンスだった。彼女がモーニング娘。6期としてデビューすることになった『モーニング娘。LOVEオーディション2002』で、課題曲として用意されたのがメロン記念日の「赤いフリージア」。道重はこの曲の音程を壊滅的に合わせることができず、その衝撃から「さゆーじあ」という俗称もつけられた。そんな彼女が4329日にも上る活動期間を経て、誰もが認めるスーパーアイドルの称号を手にし、ついに到達した横浜アリーナの大舞台でこう告げる。
私の人生の始まりの曲。この曲を歌って私はモーニング娘。になりました。
そうして歌われた「原点」は、彼女の成長の歴史をすべて詰め込んだステージだった。長らく彼女をひたむきに追いかけてきたオタクにとっては万感の思いだろうが、このステージの凄みは、後追いで彼女を知った人でも「文脈」を感じ取ることができる点だ。この数分間だけで彼女が培ってきた時間のすべてを窺い知ることができるという「道重さゆみ」がパッケージングされた伝説的なパフォーマンス。メンバーの新たな旅立ちを見送るたびに振り返って参照したくなるような、圧巻の数分間だった。
笠原桃奈「地球は今日も愛を育む」
尾形春水、飯窪春菜を見送った私の「ハロオタ1年生」がちょうど終わりを迎える頃、モーニング娘。以外のグループで怒涛の卒業・解散劇が続いた。カントリー・ガールズ、こぶしファクトリーという唯一無二のグループが立て続けに活動の歴史を閉じ、Juice=Juiceからはリーダー宮崎由加とエース宮本佳林が旅立ちを決め、アンジュルムは初代リーダー和田彩花の卒業を皮切りに先輩メンバーが続々と巣立っていく。いずれの卒業セレモニーも個性が際立っており、思い出を愛おしく振り返る者、「今ここ」を大切にする者、原点に立ち返る者、新機軸に挑戦する者...など様々だった。
そんな卒業シーズンから始まった新たな動きとして特筆すべき点が、「卒業ソロ曲のレコーディング音源がコンサート終演後にリリースされる」という新たな慣習である。これまで「直前にリリースされたオリジナルのソロ曲を卒業ソロ曲として歌う」という事例はあったが(高橋愛、勝田里奈、中西香菜など)、卒業後に「既存音源の再録」という形で配信されるようになったのは室田瑞希からで、まだ歴史は浅い。この慣習は「卒業ソロ曲は現場で一度きりしか聴けないからこそ意味がある」と思う私からすると蛇足に思えて、当初はあまり好意的ではなかった。
そんな厄介なこだわりを塗り替えたのが、笠原桃奈の卒業コンサート『桃源郷』である。これまで卒業を迎えるたびに抱いてきた寂寥感よりも、ただただ祝福の気持ちで満たされるという、経験したことのない特別なコンサートだった。それは、「終わり」よりも「始まり」の希望に満ちたコンサートだったからだと思う。希望いっぱいのまっキラな両眼で「どんな時代にも流されずに」と高らかに宣言した桃奈の姿はいまでも鮮烈に脳内に焼き付いている。
彼女は「アンジュルムの申し子」であるからには、卒業セレモニーで必ず何かやってのけるだろうとは予想していたが、「地球は今日も愛を育む」という選曲は想像を遥かに凌駕する答えだった。
私のことを作ってくれた場所、楽しいこと嬉しいこと悲しいこと悔しかったこと全部教えてくれた場所、愛されることの幸せと同じくらいかそれ以上に貴重な心から愛するということの幸せさを知った場所、何気ない会話や瞬間が一番大切なものだということを知った場所絶対に忘れることのない、全てをずっと覚えている、大切で大好きな、なにもかも、ああもうダメだ実はいま声を出してないていて、文字が書けない本当に伝えたいことは、大好きだという一心アンジュルムが好き出会うために全てがあるんだと、この世にいるんだと確信した夜だった
笠原桃奈が彼女の現在を表す鏡としてこの楽曲を選び取り、再解釈したことで、「地球は今日も愛を育む」は「既存曲の再録」を超え、全く別の楽曲として生まれ変わった。私はスマイレージに疎いため見当違いかもしれないが、この曲を初めて聴いた時、当時のスマイレージにこの楽曲を抱えきれなかったのではないかと思った。やがてスマイレージはアンジュルムへと変化し、「BIG LOVE」という概念が生まれ、メンバーにもオタクにも伝染していく。その愛を最も浴びた「アンジュルムの申し子」が、卒業コンサートの一番大事な場面でこの曲を選び、「出会う為にこの世に居る/全てがあるんだと確信した夜」と実感をもって歌う。この壮大さに私は圧倒された。
あの奇跡のような時間を忘れないためにも、私は今でも桃奈の歌声を再生する。あの夜は本当に存在したんだと、何度でも確かめる。それは決して懐古なんかじゃなく、あの日から続く今を確かに生きているのだと実感する時間なのだ。
稲場愛香「もしも・・・」
「もしも・・・」はメンバー人気もオタク人気も高く、人によって思い浮かべる歌い手が変わる楽曲だと思う。直近だと工藤遥さん、カントリーの文脈だと嗣永桃子さん。元を辿っていけばモベキマスの歌だし、バースデーイベントで歌われる頻度も高いため、それぞれの推しに悶絶させられた記憶が思い起こされるかもしれない。
私にとっての「もしも・・・」は、永遠に稲場愛香の曲だ。少なくとも、この日の5分間はそう思わせる凄みがあった。ピンクのドレスに身を包み、世界中から集めた「可愛い」を一身に詰め込んで、幼くていじらしい日常を歌う。その瞬間、愛香との存在しない記憶がぶわっと溢れ出す。「おやすみなさい」という、私だけに囁いてくれた魔法。それは、あのピンク一色の幸せな空間から一生帰ってこられなくなるほどの強烈な七文字だった。稲場愛香はアイドル:稲場愛香を完璧に全うし、舞台を下りていった。
稲場愛香というアイドルは、その独特な経歴とあざとい見た目、発言から、時として不当な評価を下されてきた。私は彼女が、「彼氏の周りにいたら嫌な女友達」なる異性愛規範に基づく消費ばかりされてしまうのが嫌だった。稲場愛香の魅力はそんな一面的ななものではない。人懐っこくてマスコット的なおかしみを持つ"まなかん"、ダイナミックさですべてを捩じ伏せるカリスマダンサー、可愛い後輩たちから慕われる安心と信頼のサブリーダー、段原や憧れの工藤相手に見せるオタオタしい側面、カントリーイズムを継承した模範的なアイドル、強さと優しさを兼ね備えた等身大の人間:稲場愛香...といったように、いくつもの顔を持つ多彩な人なのだ。
Juice=Juiceとして迎えた卒業公演でも、決して平坦な道ではないアイドル人生を歩む中で培ってきた多彩な表情を、余すことなく我々に見せてくれた。中でも「禁断少女」は唯一無二で、過去最高の破壊力に思わず悲鳴を上げてしまった。ああ、あの曲もこの曲も最後なのだな...としんみりしていたら、あの「もしも・・・」が訪れる。彼女が最後に選んだ顔は、幻想を現実にする、完璧なアイドルとしての顔だった。こんなの忘れられるわけがない。あの日から私は、七文字の魔法をかけてもらうために何度でも再生ボタンを押すのだった...。
...このまま終わってもいいのだが、あとひとつ。愛香が本当の最後に選んだ曲は、Juice=Juiceの愛おしい仲間たちと歌う「如雨露」だった。この事実も象徴的だと私は思う。「女の敵」なんて揶揄われ、嫉妬される彼女だが、実際は愛情深く優しい人なのだ。
竹内朱莉「行かなくちゃ」
今年卒業した竹内朱莉のソロパフォーマンスは、他にはない独特な文脈を持つ。直前にリリースされたオリジナルのソロ曲を歌う系譜としては高橋愛、勝田里奈、中西香菜に続く流れだが、明確に異なるのは「作詞・作曲者がオタク」である点だ。
2021年、「3人目のKinKi Kids」や「葛飾ラプソディーの人」でお馴染みのシンガーソングライター・堂島孝平の人生にアンジュルムが現れた。彼の挙動不審さを面白がったアンジュオタから囃し立てられた甲斐あってか、あっという間にアンジュルムから認知され、気づけば竹内朱莉の生特番にゲストとして迎えられ、しまいには今やアンジュルムのアンセムである「愛すべきべき Human Life」の楽曲提供にまで至った。
ここまでの経緯も十分ミラクルなのに、堂島孝平は「卒業ソロ曲を提供する」という恐ろしい任務を引き受けることになる。元々は「べきべき」と共に送ったアンジュルム用のデモ音源だったが、たいせいから突如竹内朱莉のソロ曲に変更となったことを伝えられ、1ヶ月で歌詞を書き上げることとなった。そのプレッシャーは相当なものだったと推察されるが、あらゆる困難を乗り越えてきた彼は、吐きそうになりながらも偉業を成し遂げる。そして誕生した「行かなくちゃ」という楽曲は、竹内朱莉の人となりを真っすぐに表した、卒業に相応しい一曲だった。出来上がった歌詞には、作詞した堂島自身も、ディレクターのたいせいも、歌い手である竹内も号泣したという。偶然の出会いからはじまったとは思えない出来すぎた話である。
楽曲を聞いたオタクからは当初、「ただでさえ涙をこらえられない竹内さんが『行かなくちゃ』を歌ったらボロッボロになってしまうのでは?」と懸念されていた。しかし、そんな心配は杞憂だった。赤と青のドレスに身を包んだスーパーアイドルは、笑顔全開で最強の歌声を横浜アリーナに轟かせ、一度も途切れることなく歌い切ったのである。彼女はそのあっけらかんとした性格と人懐っこさから「太陽のような人」と形容されることが多いが、あの日のソロパフォーマンスは太陽そのものだった。
***
そして先日、9年間もの長い間モーニング娘。を守ってきた譜久村聖が、横浜アリーナの大舞台でアイドル人生の幕を下ろした。2日間かけて計23名の愛する人たちにじっくりと見送られながら最後の使命を全うした後、彼女が選んだかけがえのない一曲は、モーニング娘。を象徴する一曲として名高い「I WISH」だった。グループの歴史をずっと見守ってきた人間賛歌を、人生の最も大事な瞬間で選ぶことは、誰よりもモーニング娘。を愛し、モーニング娘。に人生を捧げてきた彼女にしかできない芸当である。譜久村聖はモーニング娘。であり、モーニング娘。は譜久村聖だ。そう言っても過言ではないくらい、モーニング娘。の長に相応しいラストステージだったと思う。
竹内しかり譜久村しかり、2023年はベテランメンバーが相次いで卒業し、ハロプロの歴史が大きく動く印象的な年だった。つばきファクトリーからもついに卒業の選択をする者が現れ、浅倉樹々はBuono!、岸本ゆめのはBerryz工房、山岸理子はモベキマスの楽曲に思いを乗せ、旅立っていった。いずれもこれまでの卒業生には見られなかった新しい選曲で、時代の移り変わりを感じる。こうして次の世代へとバトンが引き継がれていく。
男性アイドルよりも女性アイドルの方が短命になりがちなジェンダー不均衡が気になる私としては、もっと長く現役アイドルを続けてもいいのに...と思うことはままあるが、次の夢のためにグループを卒業したいという個々の思いは尊重したいし、卒業の時が訪れたら目一杯の祝福をもって見送りたい。来年以降も忘れがたい別れが次々と訪れるだろう。ハロー!プロジェクトという夢の舞台でデビューしたアイドル全員が、自身のアイドル人生をステージで表現し尽くし、悔いなく卒業を迎えられますように。
***
【OMAKE】
最後に、ハロ!ステにアーカイブが残っているものを中心に、歴代の卒業公演、ソロパフォーマンスを紹介する。なお、グループからソロパフォーマンスで卒業したメンバーのみを紹介し、全員歌唱で卒業したケース(辻希美、加護亜依、鞘師里保など)や、ソロ活動からの卒業(真野恵里菜、嗣永桃子など)、グループそのものの解散・活動休止も対象外とする。ただ、卒業生を主役に添えて他のメンバーがコーラスで入るケースもソロ扱いするなど基準は曖昧なので、もし「この卒コンは該当する/しないのでは?」というご指摘があればお願いしたい。
なお、以下の卒業公演の映像はU-NEXTのアップフロントチャンネルにアップされる時がある。本記事更新時に見放題の対象に入っている卒業公演は工藤遥、宮本佳林のみ(課金対象には金澤朋子、笠原桃奈、佐藤優樹も)だが、時折更新されるので機を見てチェックしてほしい。
田中れいな「キラキラ冬のシャイニーG」
道重さゆみ「赤いフリージア」
福田花音「私の心」
田村芽実「自転車チリリン」
鈴木香音「Never Forget」
工藤遥「もしも・・・」
尾形春水「涙が止まらない放課後」
飯窪春菜「恋ING」
梁川奈々美「気ままな片想い」
- 収録作品(Juice=Juice&カントリー・ガールズ LIVE ~梁川奈々美 卒業スペシャル~)
宮崎由加「25歳永遠説」
和田彩花「ぁまのじゃく」
勝田里奈「とっておきのオシャレをして」
中西香菜「天使の涙」
室田瑞希「君だけじゃないさ...friends(アコースティックVer.)」
船木結「帰りたくないな。」
宮本佳林「続いていくSTORY(Symphonic Version feat. Karin)」
笠原桃奈「地球は今日も愛を育む」
金澤朋子「あなたを想う帰り道」
佐藤優樹「笑顔の君は太陽さ」
稲場愛香「もしも・・・」
森戸知沙希「みかん」
加賀楓「Give me 愛」
浅倉樹々「You're My Friend feat.KIKI」
竹内朱莉「行かなくちゃ」
- ハロ!ステ#484
- 収録作品(ANGERME CONCERT 2023 BIG LOVE 竹内朱莉 FINAL LIVE「アンジュルムより愛をこめて」)
- 楽曲配信
- MVショートVer.
- ボーカルREC
岸本ゆめの「BE」
山岸理子「かっちょ良い歌」
譜久村聖「I WISH」
新沼希空「私がオバさんになっても」
植村あかり「Brilliance of memories」
※以下はハロ!ステ配信以前の卒業公演一覧
福田明日香「Never Forget」
- 収録作品(Memory~青春の光~1999.4.18)
中澤裕子「恋の記憶」
後藤真希「赤い日記帳」「手を握って歩きたい」
保田圭「Never Forget(Rock Ver.)」
安倍なつみ「22歳の私」
- 収録作品(Hello! Project 2004 Winter~C'MON!ダンスワールド~)
飯田圭織「夢の中」
- 収録作品(Hello! Project 2005 Winter オールスターズ大乱舞~A HAPPY NEW POWER ! 飯田圭織 卒業スペシャル~)
石川梨華「初めてのハッピーバースディ!」
吉澤ひとみ「その出会いのために」
久住小春「ふるさと」
リンリン「渡良瀬橋」/ジュンジュン「ふるさと」/亀井絵里「春 ビューティフル エブリデイ」
高橋愛「自信持って 夢を持って 飛び立つから」
光井愛佳「私の魅力に 気付かない鈍感な人」/新垣里沙「Never Forget」