microSDカード買いました。
 撮影:α6000(画像クリックで高解像度版表示)
SanDisk『SDSQXCD-256G-GN6MA』
SanDiskのmicroSDXCカードです。 UHS-I Class 3 の256GB。 公称速度はリードが200MB/sで、ライトが140 MB/s。 アプリケーションパフォーマンスクラスはA2。
こちらも最近のSanDisk上位帯の例に漏れず、UHI-Iの規格値(104MB/s)を超えたスピード。 そして例によって、パッケージの裏にいつもどおりの注意書きがあります。
Up to 200MB/s read speeds, engineered with proprietary technology to reach speeds beyond UHS-I 104MB/s, requires compatible devices capable of reaching such speeds. Up to 140MB/s write speeds. Based on internal testing; performance may be lower depending upon host device interface, usage conditions and other factors.
そこで、カードリーダーには『SDDR-B531』を使用します。
 撮影:α6000(画像クリックで高解像度版表示)
非常にコンパクトなのに、規格値超えのできるニクい奴です。 ただ3年以上前に購入した製品であるというのは、世代的なものがちょっと気になるところではありますが(後述)。
さて前置きはこれくらいにして、ベンチマークです。 使用ソフトは、いつもどおり『CrystalDiskMark 8.0.4』。
【CDM8.0.4】SDSQXCD-256G via SDDR-B531
 [Read] |
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SEQ 1MiB (Q=8, T=1) | 178.265 MB/s | 170.0 IOPS | SEQ 1MiB (Q=1, T=1) | 174.900 MB/s | 166.8 IOPS | RND 4KiB (Q=32, T=1) | 7.556 MB/s | 1844.7 IOPS | RND 4KiB (Q=1, T=1) | 7.310 MB/s | 1784.7 IOPS | [Write] |
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SEQ 1MiB (Q=8, T=1) | 137.150 MB/s | 130.8 IOPS | SEQ 1MiB (Q=1, T=1) | 139.463 MB/s | 133.0 IOPS | RND 4KiB (Q=32, T=1) | 2.914 MB/s | 711.4 IOPS | RND 4KiB (Q=1, T=1) | 2.690 MB/s | 656.7 IOPS | まず、シーケンシャルリード。 公称値200MB/sに届かず、180MB/s程度と頭打ちになっています。
これは、おそらくカードリーダーが170MB/sまでという仕様だからだと思われます。 個人的には、170MB/sという数字はこのリーダーが出た当時の最高速度だったので、もっと頑張れると思っていたのですが……見積もりが甘かったようです。
一方で、シーケンシャルライトは公称値の140MB/s近く出ています。 前モデルなら90MB/sしか出ないはずなので、最新モデルにした甲斐があったというものです。
ここから考えて、然るべきリーダーを用いれば、シーケンシャルリードもちゃんと速度は出るものと推定されます。 ただ、これ、価格がその……。
そして気になるのは、やはりランダムアクセス。 リード7.5MB/sでライト3MB/sというのは、microSDとしては結構早い部類ではあるのですが……。
A2の規定値(ランダムリード4,000IOPS,ライト2,000IOPS,シーケンシャルライト10MB/s)と比べると、どう考えても遅いと思います。 これだと、A2ではなくA1(ランダムリード1,500IOPS,ライト500IOPS,シーケンシャルライト10MB/s)みたいなものではないかと思う次第。
もしかしたら、これは測定系の問題(カードはアプリケーションパフォーマンスクラスに対応しているが、それ以外が対応していない)かもしれません。 キューイングが効いてないことはこのベンチでもわかるので、多分その考えは間違っていないと思います。
でも、だとしたら、どうやったら真価を計測できる(証明できる)んでしょうね、これ?
これまで、僕が自分の手でいくつものカードをベンチマークを測定してきた限り、概ねずっとこの傾向(シーケンシャルは公称値と同じかより速く、ランダムは遅い)です。 それで実使用に問題が出たことはないので、これはもうこういうものとして受け容れるしかないのかもしれません(少し釈然としませんが)。
ちなみに、このmicroSDカードはスマホ(AQUOS sense5G)で使用します。

タブレット(MediaPad M5 8.4)と違って写真編集などをしないので、そんなに容量を食うこともないのですが、なんやかんやでちょとずつ埋まっていくものですね。 世の中的にはスマホのカードスロットはなくす方向に動いていると思われるので、もしかしたら、これが(スマホ用に買うのは)最後のカードになるかもしれません。 
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