久保雄司さんが
「トム フォード ビューティ」でつくる
2つのスプリングルック
22/04/18 6min read
ヘア&メイクアップアーティスト・美容師として活躍する久保雄司さんが、
トム フォード ビューティの人気アイテムを使って、色と組み合わせで魅せる新鮮な春のメイクを提案します。
ワンパターンになりがちなメイクをこの春はアップデート!
CONTENTS
その人らしい自然な魅力を引き出すヘア&メイクで高い支持を集める久保雄司さん。 それは従来のセオリーやテクニックにとらわれない軽やかな視点から生まれます。「今は“自分の好き”を大切にする時代。 服のコーディネートと同じように、まず“好き”“これ使いたい”と思うコスメや色を選んで、そこから組み合わせを考えていけば、誰かと同じ、ワンパターンのメイクにもならないはず。 もっと自由に楽しんでいいと思います」(久保さん)
色の組み合わせで魅せる久保雄司さんのメイク流儀
まず、久保さんがメイクの主役として手に取ったのは「トム フォード ビューティ」のアイカラーパレット。そこからスピーディーに合わせるリップやチークカラーをセレクトしていきます。
「どれをとっても色のニュアンスが上品でスタイリッシュ、発色も抜群です。それでいて色浮きすることがなく肌になじみ、混ぜても重ねても色が濁らずキレイに仕上がります。
見ただけでも、もちろん使ってもテンション上げてくれますね」そう話す久保さんが、「今の気分や季節にぴったりくる」色で魅せる、2つのルックを披露してくれました。
ベースメイクは透明感を引き出しながら自然な質感に
まずポイントメイクが映える肌をつくります。ベースメイクは2つのメイクに共通です。
「素肌の質感を隠してしまわないこと。そしてツヤと透明感を仕込むことがポイント。使ったプライマーとファンデーションは、その目的にもぴったりです」(久保さん)
(左)トム フォード イルミネイティング プライマー (右)シェイド アンド イルミネイト ソフト ラディアンス ファンデーション SPF 50(1.3) /ともにトム フォード ビューティ
HOW TO MAKE UP
プライマーは両頬を中心に塗り全体にも薄くのばします。頬にツヤと明るさを仕込むことで透明感を引き出すことができます。 ファンデーションは顔の中心から塗り、フェイスラインは薄く。スポンジを使って肌に丁寧にフィットさせて。
仕上がりはサテンのようなツヤ感をひそませたセミマット肌
ツヤとうるおいを与えて自然な顔立ちを引き立たせるリキッドファデーション
LOOK 1
スモーキーアイ×鮮やかリップのフレッシュモードメイク
「大人っぽくシックだけれど強くなりすぎないアイメイク。ビビッドなリップでも可愛らしすぎない。 だけど無難なメイクではない新鮮な存在感がある、そんなバランス感覚を大事につくりました」と久保さん。
このメイクのメインアイテムは、グレイッシュなブラウン系カラーをコーディネートしたアイカラーと、鮮やかなオレンジのリップ。 色を重ねてスモーキーに仕上げたモード感のある目もとに、みずみずしいツヤ感の春色リップの組み合わせが新鮮!
(左から)
アイ シャドウ コントゥール ブラシ
アイ カラー クォード(3A)
ブロー スカルプター(02)
リップ カラー(15)
シェイド アンド イルミネイト ブラッシュ(03)
チークブラシ/すべて トム フォード ビューティ
HOW TO MAKE UP
<アイ>色を重ねて奥行き感とヌーディーなツヤ感を仕込む
Aをまぶた全体に、BとCの2色をブレンドして二重幅よりやや広めに重ねぼかします。光を繰るパールのようなツヤと立体感も生まれます。Dの色を目のキワに補足入れ締め色に。
<リップ>輪郭にそって自然に塗る
リップは直塗りし、指で軽く輪郭部分をなじませます。ふっくらと春らしい軽やかなニュアンスに仕上げます。
<チーク>シェイド&ハイライトカラーをミックス使い
EとFの2色をチークブラシで混ぜてから、頬骨の位置で外から内側にむかってぼかします。日本人の肌にもなじみやすい色みで、自然な血色感と立体感を演出。
洗練を感じさせながらフレッシュな印象の仕上がり!
眉はアイカラーと同系のグレイッシュブラウンでナチュラルに。「このメイクではアイラインは引かず、アイカラーのグラデーションで柔らかに仕上げています」
使用アイテム
その人の魅力を自在に表現する絶妙な色と質感のコーディネート
豊富なカラーバリエーションの中でも、ヌードディップは使いやすいナチュラルカラーを集めた4色アイパレット。 ナチュラルに肌になじみながら奥行きのある色と濡れたようなツヤを与え、洗練のまなざしに。
シルクのようになめらかで立体的なシェードの組み合わせ
セミマットカラーとハイライトカラーがセットに。それぞれが引き立て合って光を反射し、美しいツヤ感をもたらす6色のラインナップ。
極上の塗り心地で、唇をふっくら形よく整え美発色が続く
ハッとするようなビビッドなオレンジ。それでいて軽やかな質感の上品リップを叶えます。
細い線も太い線も自在に描けるアイブロウペンシル
斜めにカットされた芯で、細部まで軽いタッチで自然な眉を描けます。ブラウンのバリエーションの4色のラインナップ。
目の際や目尻まで繊細に仕上げるアイシャドウブラシ
ソフトでなめらかな使い心地。色のブレンドやぼかしも美しく
LOOK 2
ソフトな囲み目と赤リップで大人仕様のピンクメイク
キュートでフェミニンというイメージのあるピンクですが、久保さんが提案するのは、大人のシックなピンクメイク! 選んだのは、赤を潜ませたゴールド・ブラウン&系のアイカラーパレット。
(左から)
アイ カラー クォード(4A)
アイ シャドウ ブレンド ブラシ
スキン イルミネイティング パウダー デュオ
シェイド アンド イルミネイト ブラッシュ(04)
リップ カラー(80)
リップブラシ/すべて トム フォード ビューティ
「このパレットの明るいベージュとコーラルを使って、しっとりとピンクがにじみ出るような目もとをつくりました。 リップはドラマティックな赤ですが、軽くシアーに塗ってみたら、アイメイクとの相性もぴったり。難しいテクニックは不要、年齢に関係なくぜひトライしてみてください」
Aをまぶた全体に塗ります。二重幅にBの色を入れて境目をブラシでなじませます。
Bを下まぶたにも細く入れます。目尻部分でつなげてさりげない囲み目に。
<チーク>チークにパウダーを重ねた絶妙な色みと質感に
Cを3,とDを7くらいの割合でブラシにとってブレンドし、頬の高い位置にぼかします。さらにEをさっと重ねます。 チークカラーを溶かし込むように肌になじませて上質なツヤをプラス。
<リップ>色の美しさを感じさせながらも、軽やかな抜け感を意識
ブラシを使って輪郭を取り、薄く全体に塗り広げてシアーに仕上げます。
シンプルでいて奥行きのある表情を感じるピンクメイクが完成!
「このメイク、実はピンク色のアイテムといえばチークだけ。それもゴールドブラウンのフェイスパウダーでおさえています。 ブレンドや組み合わせで”ピンクを感じさせる顔“を表現しているんです」と久保さん。それが新鮮な大人のピンクの理由!
使用アイテム
美しい発色、上品なツヤ感、なめらかなフィット感、どれも秀逸
ブレンドしてもグラデーションに仕上げても美しく仕上がるカラーコーディネートの人気色、ハネムーン。 目もとにほんのり色っぽさを添えてくれます。
シルクのようになめらかな2カラーのパウダーチーク
セミマットとハイライトの2色で、顔立ちまで美しく。ブレンドしてもきれい。
ラグジュアリーな輝きで肌に自然な立体感が生まれる
明るい太陽の輝きとほのかなキャンドルの灯りをイメージした、ハイライトと陰影をつくるシェードの組み合わせ。
すべるようになめらかな塗り心地、ひと塗りで美しく発色
多彩なシェードの中でも、エレガントで印象的な赤。重ねるほどにツヤと深みが増して思いどおりのリップに。
毛量がありアイカラーのブレンドやまぶた全体にぼかすのに便利
輪郭を整えてなめらかに均一に仕上がる
おわりに
「今回紹介したメイクは、テクニックが難しいわけではなくてむしろシンプルな引き算メイクです。
ルールに縛られず、好きという直感を大切に、組み合わせや塗り方も柔軟に楽しむための参考にしてもらえれば嬉しい」と久保さんは話してくれました。
「そこから新しさやその人らしさが生まれるし、メイクの腕も磨かれていくと思います」
久保さんもファンだというトムフォードビューティのアイテム。
あなた自身の好きを見つけたら、そのパワーと魅力を味方につけて自分らしくメイクを楽しみましょう。
*記事中で紹介した数量限定品については完売している可能性があります。
久保雄司さんプロフィール
東京・表参道のヘアサロン「SIX」オーナー。サロンワークと並行して、様々なメディアでヘア&メイクアップアーティストとしても活動する。
またオンラインサロンやVoicy、イベントなどを通し、常に新しい世界を発信し続けている。
http://six-salon.com/
https://www.instagram.com/six_kuboyuji/?hl=ja
今回のモデルは山田愛奈さんです。
https://www.ainayamada.com/
https://www.instagram.com/aina_yama/