笹本恭平さん ✕ 2021ベストコスメ!
大人気アイカラーでつくる
洗練アイメイク
21/12/16 6min read
アイメイクに注目が集まった今年。中でも多色アイカラーパレットは、「私も買った!」という人が大勢いるはず。今回は、大人気ヘア&メイクアップアーティストの笹本恭平さんに、そんなベストセラーアイテムを使って”今っぽさも洗練も叶える”アイメイクを提案してもらいました。
CONTENTS
ベスコス・アイカラーパレットで
目もと印象をアップデート
2021年の楽天ベストコスメのアイメイク(アイシャドウ)部門では、1〜3位をアイカラーパレットが独占しました。Rakuten LUXURY BEAUTYブランドからは、ルナソルの「アイカラーレーション 07」が2位にランクイン! (*2021年楽天ベストコスメ)
そこで、2種類のアイカラーレーションを例に、それぞれシンプルなレーヤードでもハっとするような魅力的な目もとになるパレットの使いこなし方をご紹介。他のポイントメイクとのバランスは? 華やかさも抜け感も感じる旬フェイスはどうつくる? そんな笹本さんならではのアイデアとコツを教えていただきました。
MAKE 1
テッパンのブラウン系パレットで
目もと印象を鮮やかにアップデート
まず紹介するのは、ベストコスメ受賞色の 「07 (ダージリンキャメル)」を使ったメイク。「捨て色がなく、発色が鮮やかでも透明感が感じられ、混ぜる、重ねるもテクいらず。パールがとてもきれい。締め色になるダークブラウンは眉にも使えます」と笹本さんも高評価。同系色を重ねたきれいなグラデーションと奥行き感、パールで輝きを添えて、自然だけれど印象の強い映えるまなざしに。
①のオレンジがかったゴールドをブラシでアイホール全体にしっかりめに塗ります。明るさと繊細なパールの輝きを生かして。
②と③の色をチップで混ぜて二重幅に塗ります。中央から塗り始め、左右にチップを動かします。
③の明るいブラウンを細チップでとり下まぶたに入れます。赤みのある色が肌になじみ、目もとに上品な血色感をプラス。
まつげの隙間を埋めるようににブラウンのペンシルアイライナーでインラインを入れます。存在感を高めながらも柔らかな印象に。
パールがきらめくナチュラルで深みのある仕上がりに!
POINT 2
この目もとを生かすのは抜け感!
ヘルシーなチークとツヤめくリップで軽やかに
「あえてマスカラは使わず、眉はパウダーパレットから肌と自眉になじみのよい色を2色混ぜて、ふんわり色を乗せる程度に仕上げました」と笹本さん。「アイメイクとのバランスを考えながら、肌はみずみずしく素肌感のあるツヤ肌に、他のポイントメイクは軽やかに。それでいて華やかさも洗練も感じさせる。ナチュラルなだけではない抜け感がある、そんなメイクです」
チークは光沢感のあるシアーなオレンジをチョイス。内側から外側にむかってブラシを動かし広めになじませます。ヘルシーな輝きと立体感を仕込みます。
リップはシックなブラウン系をセレクト。直塗りですが山をとることできちんと感を出すのがコツ。みずみずしいツヤ感が、表情をイキイキと見せます。
王道ブラウンなのにニュアンスたっぷりなメイクの仕上がりはこちら!
ワントーンメイクで、立体感も華やぎも感じさせる魅せフェイスがスピーディーに完成!「アイメイクとのバランスを考えながら、ベースメイクはみずみずしい素肌感のあるツヤ肌に、他のポイントメイクは軽やかに。それでいて華やかさも洗練も感じさせる。ナチュラルなだけではない抜け感がある、そんなメイクです」ぜひ真似してみて!
このメイクに使用したその他のアイテム
MAKE 2
透明感と明るい色を目もとにまとう
エレガントシアーメイク
もうひとつのアイメイクは、今年1月発売の「アイカラーレーション」の人気色「12 ブリージーハーブ」をチョイス。くすみ系パステルカラーにマットなブラウンの組み合わせです。主役はトレンド色でもあるピンクとラベンダー。コントラスト色のアイスブルーを組み合わせて、甘さを抑えた涼やかな目もとをつくることができます」と笹本さん。色彩感を楽しむ大人っぽいフェミニンメイクを提案していただきました。
POINT 1
繊細な輝きのくすみパステルで、
上品セクシーな目もとに
ブラシでまぶた全体に①のピンクを、②のラベンダーを、目尻側が自然に薄くなるように、目頭側からアイホールに重ねます。
チャコールブラウンのアイライナーで、まつげとまつげの間を埋めるようにラインを入れていきます。
③のブラウンをチップでアイライナーから重ねてまぶたのきわにぼかします。明るい色やくすみ系カラーは、仕上げに締め色をオンすることで、ぼんやり眠い目もとならずに、きれいな色をより引き立てることができます。
④のアイスブルーを下まぶたの目頭側から入れていきます。甘さを抑えて涼やかなアクセントに。
最後にツヤ感のある黒のマスカラを、上下にたっぷり塗ります。アイラインと同じく、目もとを引き締めよりくっきりと見せます。
色の重なりと陰影が美しいまなざしに!
POINT 2
眉やリップ、チークはふんわり軽く。
アイメイクとコントラストをつけて
アイブロウマスカラで、明るく線を強調しない柔らかな立体眉に。最初に毛を起こすように根元から塗ってから毛流れを整えるようにするとしっかり色とツヤ感が乗ります。
赤味のある鮮やかなオレンジのチークカラーを頬の中央から外に向かって薄くぼかします。ぬくもりを感じさせるふんわりした肌感まで演出します。
リップは落ち着いた赤みブラウンで大人っぽく。一度直塗りしたら、指を使ってポンポンとなじませてラフに仕上げるのがポイント。
女っぽく凛としてイキイキしたメイクの仕上がりはこちら!
旬カラーのピンク、ラベンダーをふだんに上手に使いこなすには?と尋ねたら「ベースは最初のメイクと同じ、ナチュラルなツヤ肌がベストだと思う」と笹本さん。そして「今シーズンから来年にかけて注目しているのはチーク。マスクでチーク塗らない、という人もいるかもですが、血色感や生命力を感じさせるメイクが今とても魅力的に思えます。このメイクにも、アイメイクのピンクとコーディネートしたシアーなピンクのチークカラーがはずせないポイントです」
このメイクに使用したその他のアイテム
おわりに
2021年を振り返って笹本恭平さんは「アイカラーは発色のよいきれいな色が多く登場。基本のブラウン系でもパールが効いていたり、ワンパレットの中でも計算された色の組み合わせや質感も豊かなアイテムが多かった印象です」と言います。
「そんなアイカラーパレットは、ひとつ持っていると本当に活躍します。ワンパターンではなく、お洋服やヘアによっていろいろな組み合わせを自分らしく試してみて欲しいですね」
まだまだマスクが手離せなくても、アイメイクで顔印象も気分も晴れやかになれるから、パレット人気は続きそう。色だけでなく透明感や輝きを操って、さりげないようでいて表情豊かな魅せ顔をつくり出す笹本流メイク。ぜひ参考にしてみてください。
笹本恭平さんプロフィール
女性誌、美容誌や広告撮影などで幅広く活躍。モデルやタレントからも慕われ指名の多い実力派のヘア&メイクアップアーティスト。今の時代に合ったおしゃれで新しい“コンサバメイク”を提案し働く女性からの支持も高い。著作の『コンサバメイク革命』(講談社)が好評発売中。ilumini所属。
https://www.instagram.com/kyoheisasamoto/
http://www.ilumini.jp/artist/kyohei_sasamoto.shtml
今回のモデルは松木育未さんです。
https://lightmodels.net/models/ikumi-matsuki/