北海道#49 空知川露頭炭層を見てきました @赤平
おはようございます。東京は昨夕から夜にかけて台風の影響で雨が降り風も強かったですが、今朝は静かです。今日も暑くなりそうですよ。
さて今朝の写真は、蝦夷御用御雇。文字通り空知川に面したところに出ている石炭層の露頭です。赤平炭鉱見学の後に立ち寄りました。看板などが掲げてあり、観光資源として見せようとしているのかなぁとも思いますが、何せ看板からその場所が結構距離があって、ん?というぐらいしか見れません。写真もzoomしています。まぁそれでも地層好きの私には十分なのですが。
この空知川露頭炭層ですけど、安政4年(1857)に、松浦武四郎(1818-1888)によって発見され、その後、明治6年(1873)に榎本武揚(1836-1908)らのよる炭層調査で赤平の炭層も再発見、翌年開拓使に招聘されたBenjamin Smith Lyman(1835-1920)によって確認されています。松浦武四郎キター!榎本武揚キター!ライマンキター!って感じです。幕末・明治期の北海道歴史をたどっていると出てくる方々です。松浦武四郎が初めて北海道(当時は蝦夷地と呼ばれていた)を訪れたのは、弘化3年(1846)のことで、その時は松前藩医・西川春庵の下で訪れ択捉島、樺太にも足を延ばしています。安政2年に訪れた時は幕府の蝦夷御用御雇で、2回目のことでした。アイヌの地名を収集していることが、今の地名保存に繋がっているとも言えます。
あ、露頭の話から、ずれてしまった。