鹿児島;サムライチャンプルー~奄美島唄、朝崎郁恵
先日のエントリー「サムライチャンプルー」からこの朝崎郁恵さんに話が飛ぶのは突拍子もないような感じですが、実は作品で使われていています。昭和10年(1935年)生まれの朝崎郁恵Asazaki, Ikueさんの声は、直接私の頭に音情報を書き込んでいる!と思うぐらい刺激的です。私の歴代?iPodには彼女の「おぼくり」が入っています。
「十九の春」のメロディの原型は日露戦争頃の「ラッパ節」だそうで、そう考えるともう100年になるメロディです。話は与論島に飛びます。与論島から明治の中頃(30年頃)に福岡の三池炭鉱の石炭積出港の長崎島原の口之津や、大牟田へ移住した与論の人が、ラッパ節の節回しに与論への想いを歌った与論ラッパ節を歌い、そして「与論小唄」が生まれたそうです。この歌が八重山や沖縄に伝わり、それぞれの想いをのせて唄が様々に変化して、歌い継がれてきた。そのひとつが朝崎さんの歌う「十九の春」です。
「十九の春」
私があなたにほれたのは ちょうど十九の春でした
いまさら離縁と言うならば もとの十九にしておくれ
もとの十九にするならば 庭の枯れ木を見てごらん
枯れ木に花が咲いたなら 十九にするのもやすけれど
朝崎郁恵さんの公式Web
http://www.asazakiikue.com/