1962年の米国株式市場。
損失 約28% 回復期間 1年
「参考」1961年からのS&P500チャート
あまり知られていませんが、
1929年以来、最大の1日あたりの損失が最大となったのは1962年のことです。
米国株式市場は当初の「フラッシュクラッシュ」に下落した後、
1962年の米国株式市場は、ずるずると6カ月間に渡り下げ続けました。
しかし、最も学ぶべき点は、
大恐慌以降、最大の1日当たりの反騰(上昇)があったのもこの年でした。
1960年代の米国株式市場。
損失 約28% 回復期間 1年
「参考」1961年からのS&P500チャート
あまり知られていませんが、
1929年以来、最大の1日あたりの損失が最大となったのは1962年のことです。
米国株式市場は当初の「フラッシュクラッシュ」に下落した後、
1962年の米国株式市場は、ずるずると6カ月間に渡り下げ続けました。
しかし、最も学ぶべき点は、
大恐慌以降、最大の1日当たりの反騰(上昇)があったのもこの年でした。
1960年代の米国株式市場。
1962年以降、米国株式は、
途中何度か下落はあったものの、
1960年代を通じて上昇を続けました。
ちなみに、ウォーレン・バフェットの全盛期(最もパフォーマンスが良かった)のもこの時期です。
1962年の下落で、
株式投資を完全にやめてしまった投資家等は
この「黄金時代」をまるまる逃すことになりました。
米国株式市場の底力を信じる。
1987年、ブラックマンデーの後、市場はすぐに安定し始め、
わずか数日で15%を取り戻しました。
ITバブルの後、9.11によって景気後退は更に加速し、2002年まで続きましたが、
2003年には、米国株式市場は20%以上上昇しました。
リーマンショックの時、S&P500は直前の最高値から50%以上下落しました。
しかし、その後5年間で損失を全て取り戻しました。
【国際分散投資派】スウェンセンの名言
「S&P500のみのポートフォリオだけではダメだ」という名言で、当ブログではお馴染み。
イエール大学のデイビッド・スウェンセンでさえ
(国際分散投資を重視、基本的には米国株式への資産配分は30%にとどめるべきだという考え)
最も重要なのは、米国経済の回復力を決して過小評価しないこと。
政治家がいくら失敗しても米国経済は隠れた強靭さを持つため、
米国株は必ず含むべきです。
とし、米国株を長期的に「バイ&ホールド」する事を勧めています。
まとめ
急激な株価の下落、ボラティリティが高い相場、直近の経験などによって、不安を感じている投資家の方もいらっしゃるかと思います。
特に、今はまだわからないことの方が多い状況です。
もう数週間~数カ月して、情報が出揃い、実際に利上げの最終地点がどの程度となり、
経済や企業、景気にどのくらい影響があったかわかるまでは安心はできないと思います。
しかしながら、労働市場の堅調さ。現在も懸命に経済活動を続けている米国企業や米国の消費者、
そして状況を何とか打破しようとしている各国政府や各機関の努力。
私は、これら人々の努力、営みが、長期的にはよい未来に繋がると信じ投資を続けていきたいと思います。
一つだけ確かな事あります。
市場は市場がなくなるまで、未来永劫上下に動き続けるということです。
今回のインフレや利上げ、景気後退を乗り切っても、
またいずれボラティリティの高まるときもあるでしょう。
そういう意味で、近年投資を始めた方は、
資産形成の初期において、下落や弱気相場を経験できているという事は
資産形成的にも、自分のリスク許容度を測るうえでも、ものすごく幸運な事だ思います。
まだまだ序盤戦
長い投資人生において、今年の騒動もまだまだ序盤戦。
最近投資を始めた方にとってはゲームのチュートリアルのようなもの。
ここからしっかりと学び、
自分にとってベストな資産配分を探したり、
自分の投資哲学を作り上げる手掛かりとする事が大切だと思います。
ここが株式市場(米国企業)の終わり。
というわけでもありませんし、
人生も資産形成もまだまだ続いていきます。
目先の事に捉われず、長期的な視点で投資を継続することが大切です。
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